2025/10/25 北東北初冬山行・鳥海山
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2025/10/25 鳥海山・七高山
この週末は、天気的には土曜日日本海側の一本勝負。
あちこちで熊出没や熊被害のニュースがあり、里山低山はちと怖すぎる、というわけで目指すはある程度高い山。
ちょうど水曜に初冠雪した鳥海山なら紅葉も冠雪の景色も楽しめそう、来週は冬型が強くなりそうだし、登山口に通じる道もそろそろ冬期通行止めだし、行くならこの週末がラストチャンスかも。
紅葉と冠雪と青空の三段紅葉を楽しむなら秋田県側の祓川から登るのがベストでしょう、というわけで、祓川からの鳥海山(七高山)に行先決定。
早朝、祓川へと向かう道から見上げる冠雪の鳥海山。
・・・思ったより真っ白だな。
登山口へと続く道は、見事なブナ林の中の道。
標高700mより上はブナの紅葉がとっても鮮やかで、秋も終盤だなぁ、と思いつつ。
祓川の駐車場に到着すると、昇り始めた朝日に照らされた鳥海山の景色が出迎えてくれました。
登山口の紅葉は真っ赤っか、そして山頂付近は真っ白、とコントラストが素晴らしい。
これは、期待通りの景色じゃないですか!
そんな鮮やかな紅葉の中、駐車場から祓川ヒュッテまでの道をてくてく歩いていくと
開けた竜ヶ原湿原に到着。
霜が降りて真っ白になった湿原、色とりどりの紅葉斜面、その上に聳える冠雪の鳥海山、そして一面の青空!
この三段紅葉が見たかった!!
ちょっともう最高じゃないですか~(^^
朝の厳しい冷え込みで、湿原には氷が張ってます。
もう山は冬だな。
しばし景色に見とれちゃいましたが、いざ出発。
湿原に延びる木道を辿ります。
この木道にも霜がびっしり降りていて真っ白。
近づくほどに迫力を増してくる紅葉斜面。
北東斜面なので、朝イチの日射しが射し込むこの時間が一番鮮やかに輝いてるんだよね。
木道を歩きながらも、何度も立ち止まってこの景色を目に焼き付けます。
そんな紅葉の葉っぱにも、霜がびっしり。
ガラス細工みたい(^^
湿原を過ぎて少し登ったところから振り返ると、紅葉の木立に囲まれて箱庭みたいな竜ヶ原湿原が一望。
やっぱり湿原の眺めるなら秋だなぁ。
湿原から少し登って、6合目の賽の河原までは、タッチラ坂と言われる道を登ります。
タッチラというのはダケカンバのことを言うそうで、たしかに道沿いには幹が曲がりくねったダケカンバがあちこちに。
そしてこの道、かなり紅葉がいい感じ♪
頭上には色とりどりの梢が広がります。
秋は華やかでいいねぇ。
ナナカマドもカエデもダケカンバも、色鮮やかな紅葉が素晴らしい。
そして足元には、霜のおりた落ち葉がいっぱい。
この色合い、秋のタペストリーといった感じでシックでとってもステキ。
秋は、彩り鮮やかでもあり、渋みを秘めた華やかさもあり。
そんな彩りに包まれて、石段が続くタッチラ坂を登ります。
石段の段差が結構大きくて、一段一段よいしょ、と言いつつ(笑)
でもこの鮮やかな紅葉のトンネルの道なので、心はウキウキ(^^
木立の隙間から、登ってきた斜面を振り返るとこんな感じ。
秋はいいなぁ、どこを見ても色鮮やかだもんね♪
紅葉の梢越しに見上げる冠雪の鳥海山。
今日はどこまで行けるかなぁ、あんまり雪が多かったり風が強かったりしたら、山頂までは行かずに下山して温泉&グルメだ!(というかそっちも楽しみ)と割と気楽に歩いていくと
6合目の賽の河原に到着。
あれれ、もうこの辺から雪が積もってるようで。
雪が出てくるのは8合目の七ツ釜より上くらいかな、と思ってたので、予想よりもちょっと早い。
・・・うーむ、これは早々に撤退か?!
岩ごろの斜面を登っていくと、7合目の御田に到着。
木道には結構しっかり雪が積もっていて、滑りそうで怖い。
右手の湿原は、もうすっかり草紅葉終盤。
点在する池塘は、朝イチにつきまだ凍っているようで。
そしてここから8合目の七ツ釜までの岩ごろ急坂が、凍っている箇所多数でおっかなびっくり。
雪が降ったのは数日前だけど、その間溶けて凍って、を繰り返したようで。
谷間の道なので、朝イチはまだ日が当たらず凍ってるところが多く、足の置き場所に気を配りながら登ります。
ここでこんな凍ってるんだったら上は大変だよなぁ、七ツ釜まで行ったら帰るか、と撤退する気満々でとりあえず登って
8合目、七ツ釜避難小屋の康ケルンに到着。
ここで帰る気満々で軽アイゼン装着したものの、いつも強風の鳥海山なのに全然風ないし、谷間の道から開けた斜面に出て日射しタップリだし。
・・・こんな時期にこんなに穏やかな鳥海山も珍しいよねぇ、もうちょっと行けるとこまで行っちゃう?というわけで。
明るく開けた斜面の灌木の中の道を登ります。
谷間の道から開けた斜面に出てきたからか、足元が凍っている箇所はなく、柔らかな新雪が気持ちよい道。
七ツ釜の下とは全然違って超快適だしとっても歩きやすい!
振り返れば、登山口の祓川に向けて広がる紅葉の斜面♪
ここから先は雪のモノトーンの世界につき、眼下のこの彩りが嬉しい(^^
康新道分岐を過ぎて氷ノ薬師へと続く道へ入ると、なんとここからはまきchin隊が先頭に。
まきchin隊の先に何組か歩いていたはずだけど、みんな康新道へ行ったようで。
康新道分岐から氷ノ薬師まで続く、開けた斜面の大雪路には、降りたての雪がタップリ。
アイゼンなくても全然歩けちゃう感じ。
そして目の前には冠雪の大斜面、この迫力がすごい!
いやはや、さすが鳥海山だな。
振り返れば、眼下には紅葉の斜面が広がります。
下界は秋、山は冬。この景色のコントラストがおもしろいなぁ。
氷の薬師手前の谷間に到着。
七ツ釜の手前の斜面みたいに凍っていたら嫌だな、と思ってたけど、ここも足元凍っているところはなく、さくさく新雪歩き。
道幅狭い所もあるけど、それほど危険なところもなく9合目の氷の薬師に到着。
ここまで、足元凍って危なかったら帰ろう、強風で荒れてたら帰ろう、と思いながら登ってきたけど、ここまで来ても全然帰ろうと思わせる要素なく。
ならば、まだ先まで行きますか!
氷の薬師からはさすがに、登山道を囲む木々も凍り付いていて冬山の雰囲気満点。
灌木の枝がすっかり氷に覆われてて、氷のキャンドルみたい!
灌木の中、段々斜度も増してきて、そして雪もだんだんと増えてきて。
これどこまで行けるかな、と思いつつ、ここまで来たら山頂まで行きたいな、という思いもありつつ。
(いやいや、でも危なそうだったら帰るぞ、と自らに言い聞かせつつ)
灌木の中の道を過ぎて森林限界まで来ると、目の前にはこの景色!
この開けっぷり、そしてこの一面の雪!!
テンション上がりますわぁ~
眼下を眺めるとこんな感じ。
いやー、これはやっぱり滑りたくなる斜面ですねぇ。
鳥海山の春山スキーには久しく来ていないけど、久しぶりに滑りたくなっちゃいました。
そんな斜面を登っていくと、いよいよ最後の急坂、舎利坂入口に到着。
ここまで来てもそれほど風は強くないし、足元の雪もフカフカで凍っているところはないし。
・・・ここで下山する口実がないじゃないか(笑)!
風がないとは言いつつさすがに山頂直下、時折強い風が吹きつけるので、アウター着込んで山頂へ向けて登ります。
先行の踏み跡もないので道わかるかな、とちょっと不安だったけど、そこまで積もってないので結構道は明瞭。
ま、新雪の道を先頭で歩くってのも、ちょっとテンション上がりますな。
無雪期はザレてて登りづらい斜面なんだけど、このくらい雪が積もってる方が歩きやすいかも、なんて。
調子よく登ってたら、30~40cmほど吹き溜まっているところもあり、スパッツつけるべきだった!と後悔するも後の祭り(^^;
所々でズボズボハマりながら登ります。
いやー、それでもやっぱり舎利坂は急坂だから大変。
立ち止まって息を整えつつ、この日一番の急坂をキックステップで登っていくと
七高山の稜線に出てきました!
稜線はさすがに風が強い所もあり、慎重に登り上げて
七高山の山頂に到着です。
ここまで来る気はなかったんだけど、天気の穏やかさと雪の良さ、天気の良さでうっかり来ちゃいました(笑)
久しぶりの七高山です。
天気と山の神様に感謝ですな。
外輪山の七高山の向こうには、鳥海山最高峰の新山。
岩のドームが迫力満点、新山山頂に居る人も見えてました。
七高山から行者岳、伏拝岳と続く外輪山の稜線も一望。
稜線上を歩いている(走っている)人も結構いてびっくり、鉾立からの人も多いんだな。
登ってきた北東斜面を見下ろすとこんな感じ。
登山口付近の紅葉の斜面と、新雪の斜面のミックスがこの時期ならでは。
・・・そしてこの斜面を見てたら、滑りたいなぁという思いがむくむくと。
来シーズン、タイミング合ったら久しぶりに滑りに来たいなぁ。
七高山北峰の奥には、男鹿半島の山々も見えてました。
思った以上に遠くの展望もあり、とっても気持ちよい山頂。
新山方面から吹き上げる風はさすがにかなり強かったけど、岩陰に入ればほぼ風もなく、穏やかにゆっくり景色を眺めることができました。
山頂、来てよかった!
さて、では山頂で20分ほども過ごしたら下山開始。
帰りは康新道で下ろうか?とも思ってたけど、康新道で登ってこられた方と山頂でお話したら結構厳しそうだったので、おとなしく来た道をそのまま下ります。
自分らの登りのトレースを辿って下るので楽ちん♪
下りつつも、大斜面の景色と下界から湧き上がる雲に目を奪われます。
大自然だなぁ。。。
斜面を下る背後の太陽には、日暈がかかってます。
明日は再び荒天だもんね。
舎利坂の急坂は緊張の連続だったけど、そこを過ぎれば灌木の中の道になり、斜度も緩やかになってほっと一息。
登ってくる方々と一言交わしつつ下ります。
下るのは早いんだよね。
舎利坂の急斜面を過ぎれば強風も収まって、とっても穏やかな道。
山頂直下の急斜面の荒々しさが名残惜しくもあり、ホッとした気持ちも大きくもあり。
氷ノ薬師を過ぎて大雪路まで下って来れば、朝よりも雪はだいぶ少なくなっていてちょっとびっくり。
こうやって降っては融けて、を繰り返して冬になっていくんだな。
さくさく下って七ツ釜避難小屋を過ぎれば、雪と紅葉の道。
朝は七ツ釜より下の道が凍ってて怖かったけど、昼過ぎになればほぼ融けてて怖い所もなし。
御田、賽の河原と過ぎてどんどん下って行くと、最後のタッチラ坂へ。
やっぱりここの紅葉のトンネルは最高だな。
山頂を後にするのとほぼ同じくして雲が広がってきたけど、それでもここの紅葉のトンネルはほんと鮮やか。
眼下に紅葉の湿原や林を眺めながら下ります。
いやはや、これはもう至福でしょう。
タッチラ坂の紅葉のトンネル&紅葉の階段。
朝日に照らされた行きも良かったけど、曇り空の下の帰りもこれまた色鮮やかでヨシ(^^
そして竜ヶ原湿原展望スポットからは、この景色。
心なしか、朝よりも鮮やかな気がする。
景色に見とれつつ後ろ髪ひかれつつ、紅葉の道を下って竜ヶ原湿原に下って終了です。
七ツ釜くらいまでで引き返すつもり満々だったんだけど、穏やかな天気のおかげで山頂まで行ってしまって、そして景色も大満喫で、紅葉も雪気色も存分に楽しんじゃいました。
見たかった三段紅葉も楽しめたし、人少な目で静かな山歩きも楽しめたし、もうほんと大満足です。
この時期の鳥海山は久しぶりだったけど、やっぱり素晴らしかった!
祓川まで下ってきたら、山頂方面は雲の向こうで見れなかったけど、少し下ったら紅葉の斜面の向こうにこの景色を眺めることができました。
紅葉と冠雪の鳥海山、素晴らしい景色をありがとう!
下山後は、近くのフォレスタ鳥海の日帰り入浴へ(600円→JAF割で500円)。
源泉かけ流しの美人の湯にのんびり浸かって、これまた大満足でありました。
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コメント
さすがはまきchin...里山低山がだめなら高い山とは....。
里山派の私は、夏は暑すぎるし、秋に入って丹沢近辺(大山ロープウェイ)さえクマ出没というニュースに今年は心折れました。
今年もたくさんのぼってますね。美しい写真ありがとう!私もいきたくなりました~。
投稿: M | 2025年12月30日 (火) 16時03分
Mさん>
ほんと今年は夏は暑すぎて、秋は熊が怖くて、なかなか里山歩けなかったですよね。。
11月から12月にかけて、茨城の里山を歩いたけど、歩きやすいし神奈川からも意外と行きやすいし、熊目撃情報も少ないしで、お勧めです!
山の写真、楽しんでいただけて嬉しい(*^^*)
来年も、里山歩き楽しみましょう♪
投稿: まきchin | 2025年12月31日 (水) 17時16分