2025/9/21 黒川鶏冠山
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2025/9/21 黒川鶏冠山
飛び石連休のこの週末、月曜日にお休み取れずに普通の週末だったまきchin隊。
土曜日は全国的に雨模様だったので、天気回復する日曜日に近場の山を歩こう、と山梨・塩山の黒川鶏冠山へ。
塩山から大菩薩ラインに入り、大菩薩峠登山口の雲峰荘を過ぎて更に走っていくと、柳沢峠に到着。
峠には茶屋があり、その裏に大きな駐車場とトイレがありました。
明け方まで雨が降っていて、大菩薩ラインを上がってくる途中もガスガスで雨がぱらついていたのだけど、ここまで来たらガスも薄くなって青空もちらり。
これは天気回復だね、といそいそと準備して出発です。
道路から階段を上がっていくと、穏やかな広葉樹林が広がる中の緩やかな道へ。
この柳沢峠の一帯は、東京水源の森の"ブナのみち"として東京都水道局が整備しているそうで、道もバッチリ整備されてます。
こんな看板もあちこちに。
いろんな道があるので、帰りはまた別の道を下ってこよう、なんて話しつつ。
途中には鹿除けの柵もあり。
網とポールが組み合わされてカーテン状になっていて、ちょっと他では見たことない感じのゲートを通って先へと進みます。
斜面をトラバースするように付けられた道はとっても緩やかで幅広で、めちゃくちゃ歩きやすい。
そして周囲の木々はブナやミズナラ、カエデなど広葉樹がいっぱい、こりゃ秋の紅葉シーズンは素晴らしいだろうな。
こんな苔に覆われた大木も!
瑞々しい森なんだなぁ。さすが水源の森。
そろそろほんのり色づき始めた木々もある?!なんて梢を見上げつつ。
今日は樹林帯の中の山歩きだから、雲多めだったりガスったりしてても、かえって涼しくて幻想的でよいですな。
緩やかな登り勾配の道をのんびり歩いていくと、一面の苔ゾーンが登場。
斜面の上から下まで、深い緑の苔で覆われていて圧巻。
この苔の緑、神秘的ですらありますねぇ。
岩も木々も木橋も苔で覆われていて。
心なしか、空気も清浄な気がする。
木漏れ日にキラキラ輝く苔♪
フッサフサで、でも触れるとしっとり水気を含んでいてひんやり。
ひんやりした苔ゾーンあり、木漏れ日がキラキラ輝くブナ樹林あり。
キレイで歩きやすい道だなぁ、とのんびり歩いていくと
六本木峠に到着。
ここで、大菩薩嶺近くの丸川峠へと続く道が分岐してました。
六本木峠を過ぎると、道はモミやカラマツ、ヒノキなどの針葉樹林帯の中を下ります。
植栽など管理されてるんだろうな、東京都水道局水源林事務所の管理票があちこちに。
ずーっと樹林帯の中の道だけど、途中木立の隙間から大菩薩嶺がちらり。
こんな近くに大菩薩を眺めるのは久しぶり!
針葉樹の中の道を下って行くと、砂利道の林道を横切って再び木立の中へ。
林の管理用の道かな。
そしてここから横手山峠までは、広葉樹の中、幅広で緩やかに整備された道を辿ります。
マウンテンバイクだかオフロードバイクだかの轍もあり、たしかにこの道なら二輪車も走れるなぁ、なんて。
いやはや、今日はほんとずーっと歩きやすくてハイキング状態(^^
そんな道をのんびりと10分ほど歩いていくと、黒川金山跡の分岐に出てきました。
黒川鶏冠山の東斜面にある黒川金山は、かつては武田信玄の軍資金として使われていた甲州金の主産地だったとか。
さすが、この付近の山は武田の名残があちこちにあるんだな。
分岐のすぐ先には、山頂へと続く道の分岐がありました。ここが横手山峠。
今回は、山頂を経由してぐるりと反時計回りに周回して、またここに戻ってくる予定。
横手山峠を過ぎると、ようやく登山道っぽくなった道を登ります。
ここまでほぼずっとハイキング道だったもんなぁ。。。
でも登山道っぽくなったといっても、まだまだとってもキレイで歩きやすい道。
木漏れ日も気持ちよく、涼しい空気の中を20分ほど登っていくと
見晴台の分岐に出てきました。
ここはもちろん寄り道していくでしょう、ということで。
ここまでずーっと斜面トラバースだった道だけど、ここでようやく尾根上へ。
穏やかな尾根上の道を5分ほど歩いて
小さな岩場の見晴台に出てきました!
北側が開けていて、奥秩父源流の山並みが一望・・・と言いたいところだけど、山々には雲が纏わりついてました。
恐らく見えているのは、国師岳や笠取山、唐松尾山あたりだな。
奥秩父の山並みの反対側には、木立の向こうに大菩薩嶺。
やっぱり展望開けるとよいですね♪
この見晴台、景色眺めてのんびり過ごすのもよさそう。
見晴台の下には、鶏冠山の標識もありました。
・・・が、どっちかというとこちらは黒川山かな。。。
と言いつつ、見晴台手前の小ピークに黒川山の三角点があったようなのだけど、スルーしちゃったまきchin隊(笑)
展望台を後にして少し下ると、鶏冠神社への道が分岐。
もちろんそっちにも行きますよ~。
分岐の先には、これより先岩場になります、との注意書き。
どれどれ、どんなもんかな、と進んて行くと
お?
なんだかこれまでとは打って変わって、木の根や岩がごつごつと露出した狭い尾根道に。
で、この岩場をよじ登った小ピークには特になにもなし。
鶏冠神社はどこだ?と少し迷ってたら、岩場の先に続く狭い道を発見。
ここもまた木の根や岩がごつごつ出てて、しかも前日の雨で木の根が湿ってて滑りやすくて。
足元注意で狭い道を辿っていくと
岩場の上に建つ鶏冠神社の奥宮が登場!
黒川鶏冠山の標識もここにありました。
※ちなみに、ここよりも先ほどの見晴台のほうが標高は高い
南側には大菩薩嶺が一望。
歩いたのはもう25年近くも前かな、まだ電車とバスを乗り継いであちこち歩いていた時だったなぁ。
そして鶏冠神社の奥宮にご挨拶。
穏やかな山の奥にこんな岩場があり、その上に神社が鎮座してるってのもなかなか面白い。
どんな謂れがあるのかな、と思いつつ、景色をタップリ眺めて一息です。
さて、では下山しますかね。
帰りは稜線の北側の道を歩いてぐるり周回して横手山峠へと戻ります。
この道、北側の落合集落から登ってくる道なのだけど、行きの道とは打って変わって道幅狭いし木の根や岩が滑るし、やや荒れ気味だし。
ちょっと歩きづらくて、この違いにびっくり。
ずーっと足元注意で黙々と下っちゃいました。
150mほど下って落合集落へ下る道の分岐を過ぎると、再び穏やかで歩きやすい道に。
うーん、不思議。
そして横手山峠からは、歩いてきた道をそのまま戻ります。
あー、なんて穏やかで歩きやすくて気持ちよい道(^^
水源の森の"ブナのみち"の展望台から、再び奥秩父方面を眺めます。
標識によると、木賊山から破風山、雁坂嶺、笠取山、唐松尾山、飛龍山と連なっているそう。
富士川、荒川、多摩川の源流域の山々が一望ですな♪
そしてブナやミズナラの広葉樹の林の中をのんびり歩いて、柳沢峠に下って終了。
ほぼずーっと穏やかな道でとっても歩きやすくて、それでも結構距離はあるので歩きごたえあり。
樹林帯の中の道なので、雲多めのこんな日にはちょうどいい感じ。
山頂近くの見晴台からは奥秩父の山並みが一望で、それもまた良かった!
しかもこの日は途中すれ違ったのは単独の方3名のみ、とっても静かな山歩きでした。
芽吹き始めの新緑の時期もよいだろうし、紅葉や晩秋の時期もよさそう。
登山口の駐車場が広くてトイレ完備なのもポイント高いな。
またのんびり穏やかに歩きたいときに来たい。
下山後は、登山口の柳沢峠茶屋で肉蕎麦と肉うどんに舌鼓。
茶屋の前からは富士山も拝んで、大満足でありました。
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コメント
大変ご無沙汰しております。ブログを拝見して、先日紅葉?の黒川鶏冠山に行ってまいりました。微妙な黄色の絨毯といった感じでしたよ。紅葉の赤を期待していたのでちょっと肩透かしでしたが、山頂からの大菩薩嶺越しの富士山は良かったです。では。
投稿: S | 2025年10月30日 (木) 10時00分
Sさん>
こちらこそご無沙汰してます!
黒川鶏冠山の紅葉は黄色多めなんですね~、でも紅葉だと道が明るくて気持ちよさそうです。
私らが行ったときは富士山見えなかったので、ウラヤマです(^^
投稿: まきchin | 2025年10月30日 (木) 22時49分