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2025年10月 1日 (水)

2025/9/27-28 紅葉の立山縦走(1日目)

紅葉真っ盛りな立山へ。

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鮮やかなチングルマの紅葉の向こうに、雄々しく聳える剱岳♪

===立山(室堂~剱沢)===
2025/9/27(土):室堂(8:30)~別山乗越(10:55-11:15)~剱沢キャンプ地(11:55)
歩行距離:6.0km
累積登高:590m
累積下降:490m
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2025/9/27 立山縦走(室堂~剱沢)
2025/9/28 立山縦走(剱沢~別山~雄山~室堂) ←クリックで詳細レポ表示

ここ最近の週末は、ずーっとパッとしない天気続き。
それが一転、この週末の北アルプスは土日とも好天予報。
北アルプスの稜線はちょうど紅葉も始まってるかも、そして剱沢キャンプ地はこの週末でクローズ、おまけに雄山山頂の雄山神社峰本社でお祓いしていただけるのもこの週末まで、とあっては立山に行かずばなるまい!
今シーズンはまだアルプス行けてないしね。

入山は、今回も富山側の立山駅から。
駅前の無料駐車場(200台程度駐車可)は、前夜1時過ぎに到着した時点では8割程度の入り、それでも朝4時時点では既に満車。
朝6時頃には駅周辺の他の駐車場もほぼ満車になってました。
さすが立山。

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行先決めたのは前日にて、事前発売のWeb切符など当然買えるわけもなく。
朝6:40の発売時間に向けて4時頃に当日券販売の行列に並びます(5組目くらいだった)。
切符発売時間になる頃には、見たことないくらいの長蛇の列!

ケーブルカー始発7時の切符は逃したけど、次発の臨時便7:10をゲット。
美女平で高原バスに乗り継いで室堂着です。

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室堂ターミナルの外に出ると、いきなり真っ赤に紅葉したチングルマが広がる草原がお出迎え。
もうこんなに紅葉しているのか! ほぼ紅葉最盛期じゃん。
紅葉始まってたらいいな~、くらいにしか思ってなかったので、びっくり。

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しかも頭上には雲一つない青空が広がってるし。
これはもしかしてひょっとして、最高なんじゃないの?!

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左手にも一面の紅葉が広がります♪
チングルマ紅葉の深みのある赤は、草紅葉の草原に馴染んでなんとも味わい深い色合い。
そして草原の奥に聳える奥大日岳も秋色です。

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石畳の道を歩いていくと、みくりが池に到着。
青く輝く穏やかな湖面に映る逆さ立山がカッコいい(^^

先日、このみくりが池を泳ぐ熊がいた、と話題になってたけど、確かにこの池を熊が泳いでいるのを見たらめちゃくちゃびっくりするだろうな。
そういえば室堂ターミナルでも、熊がいるかもしれないので茂みの横ではなるべく立ち止まらないようにしてください、と指導員の方が言ってたなぁ。

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みくりが池を過ぎると、いよいよ近づいてくる雷鳥沢の斜面を眺めながら、引き続き石畳の道を辿ります。
いやほんと、雷鳥沢の斜面もいい感じに色づいてますねぇ。

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地獄谷は、この日はガス少な目な感じ。
風もほとんどなく、硫黄臭が登山道まで漂ってくることもなし。穏やかですな。

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道沿いの灌木も紅葉してます♪
ハイマツの緑と灌木の紅葉が混ざり合って、なんとも華やかな道。

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目の前には、富士ノ折立、大汝山、雄山と連なる立山の峰々が聳えます!
これぞ立山、これぞ北アルプス。

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雷鳥荘の手前で、道はいったん50mほど階段で急降下。
尾根上の道なので視界がばーんと開けて、目の前に3000m級の稜線や紅葉の大斜面が広がって、この景色がもう天下一品。

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こんな感じ。
夏には一面緑の斜面が、こんなに色とりどりに色づくんだなぁ。
写真で見るとちょっと茶色がかってるけど、実際は赤や黄色やオレンジ色が混ざり合ってなんとも色鮮やかで息をのむくらい。

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雷鳥荘の手前の斜面は、地獄谷から流れてくる火山性ガスにやられて灌木は軒並み枯れちゃってて、なんだかここだけ異世界のよう。
それでもこの日は風が弱くて硫黄の臭いもなく、心穏やかに階段を登って雷鳥荘へ。

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雷鳥荘の前を過ぎると、雷鳥沢キャンプ地に向けて標高差100mを下ります。
目の前に雷鳥沢の大斜面を眺めながら下る、これまたなんとも贅沢な道。
(雷鳥沢から登り返すときは、ここが試練の坂道となるわけですが)

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下る道沿いの斜面にもチングルマの紅葉が広がります♪
一面に花咲く時期もいいけど、色鮮やかな秋もよいねぇ。

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紅葉の斜面の向こうには、ロッジ立山連峰。
まるで廃墟のような外観だけど、しっかり営業中。

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割と斜度のある階段を下り、道が緩やかになってくれば雷鳥沢キャンプ地はすぐそこ。
色とりどりに紅葉している雷鳥沢の斜面も近づいてきて、ワクワク気分が高まります!

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キャンプ地の奥には真砂岳。

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その隣には立山の峰々。
こんな景色に囲まれたら、そりゃワクワクしないではいられないでしょう♪

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逸る心を抑えつつ、雷鳥沢キャンプ地を抜けて、称名川にかかる橋を渡っていよいよ雷鳥沢の大斜面へ。

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斜面への取りつき部には、真っ赤に色づいたナナカマド(^^
今年も夏が暑すぎて、もう枯れちゃってるナナカマドも多いと聞いてたけど、さすが立山のナナカマドはフレッシュなまま残ってたんだな。
キレイに鮮やかに紅葉してます。

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ナナカマドとハイマツに囲まれた道を過ぎると、鮮やかな黄色に色づいたウラジロタデの原っぱの中を登ります。
ウラジロタデもこれだけ密集してるとなかなか壮観、黄金色の斜面がまぶしい~

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黄金色のウラジロタデの草原をしばし歩くと、別山乗越へと続く尾根上へ。
ここがまた紅葉の灌木祭り、鮮やかな黄色に色づいたミネカエデがキラッキラに輝いてます。

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ナナカマドも真っ赤っか。
もう、何なんでしょうこの道、色と光の洪水じゃないですか!

標高差500mほどを一気に登り上げるこの道、1年ぶりのテン泊装備も相まってしんどい道ではあるけど、こんな紅葉に囲まれて気分が高揚しているせいか、それほどキツさも感じず。
さすがに9月末ということで、ちょっぴりひんやりした秋の空気、というのも効いてるかな。

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右手には、真砂岳から続く大走りの大斜面、その奥には立山の山並み。

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一ノ越と浄土山。
朝イチの立山駅があれだけ混んでた割には、ここまでの登山道が結構空いていたのは、一ノ越や雄山の日帰り登山の人が多かったからなのかな。
あちらは結構賑わってるっぽい。

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周囲の山並みを眺めながら、ザレた尾根上をぐい~っと登ります。
立ち止まって息を整えつつ、紅葉に癒されつつ。
あぁ、晴れた秋の日の山歩きは爽やかで色鮮やかでよいなぁ。

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そんな道を標高差150mほど登り上げていくと、斜面を大きく九十九折りに登る道へ。
ここがまた景色が開けて気持ち良い道なんだよな。

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斜面には一面チングルマが広がってます。
花の時期には白い花でいっぱい、そしてこの時期は色鮮やかな紅葉でいっぱい!
チングルマはほんと、初夏から秋までずーっと目を楽しませてくれて、いい仕事してますねぇ。

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室堂からこの斜面を眺めていた時にも、このチングルマの赤が遠目にもはっきり見えていて。
これは楽しみだなぁ、と思っていたのだけど、もう思った以上の素晴らしさ。

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振り返れば、真っ赤な斜面の向こうに奥大日岳。

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見上げても真っ赤っか♪
青と緑と赤の取り合わせがなんとも鮮やか。

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登り上げていくほどに、周囲の山々の稜線がどんどん近づいてくるのもまた楽し。
斜面への日射しの当たり方も変わってきて、朝とはまた違った雰囲気なのも面白い。

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下界は雲多めだけど、ここ立山はスッキリ晴れていて遠くの山並みも良く見える。
雲海の奥には白山、そして国見岳の向こうには薬師岳も見えてきた。

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トラバース道を過ぎると、斜度を増した岩がちな道を一気に200m登り上げます。
ここが最後の踏ん張りどころ、慌てず急がず一歩一歩登って行って

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剣御前小屋の建つ別山乗越に到着!
乗越からは、剱岳と後立山の山並みがどかーんと一望!!
雲もかからずスッキリクッキリ聳えるお姿に、感動がじわじわこみ上げます(^^

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登ってきた方面を振り返ると、浄土山、国見岳の奥には薬師岳と笠ヶ岳。
さすがにちょっと雲が湧いてきたかな。

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奥大日岳もどっしりと。
存在感あるお姿を、何度も眺めて励まされながらここまで登ってきたのでした。
ステキなお姿を拝ませてくれてありがとう!

小屋の前でザックおろして、景色眺めながら大休止。
剱御前へ向かう人、別山へと登っていく人、そして剱沢から登って来て雷鳥沢へと下る人、いろんな方向からいろんな人がやってくるのを眺めながら一息ついたら、剱沢へ向けて出発です。

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さぁ、最後の一歩き。
別山の北斜面をトラバースで下りながら、剱沢キャンプ地へ向かいます。

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目の前にどかーんと聳える剱岳へ向けて歩くという、なんとも贅沢な道。
右奥の後立山も、今日はクッキリ見えてますねぇ。

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見上げる別山の北斜面も一面の紅葉♪
チングルマやハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウなどなど。

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何度も足をとめてこんな景色に見入っちゃう。
登ってくる人達も口々に、今日は景色最高ですね!ヤバイっすね!!と。
いやもうほんとその通り、ここを歩いてる人みんな、心の中で「最高!!!」と叫んでるに違いない。

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せっかくなので景色を眺めながらのんびり歩いて、別山へと登る道を右に分けて進んでいくと、いよいよ剱沢キャンプ地に到着です。

剱沢キャンプ地の営業はこの週末までということで、水場が管理小屋の前だけに制限されてたり、バイオトイレが閉鎖されてて汲み取りトイレだけだったりしたけど、かなり空いてて快適。
早速テントを設営したら、ビールを仕入れがてら剱沢小屋へお散歩です。

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途中、いつも寄り道する剱岳展望スポットへ。
ここもまたナナカマドがいい感じ♪

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お目当ては、この小さな池。
昨年の夏に来たときはほぼ干上がってたけど、この日は青々と水を湛えてました。

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風もほぼなく穏やかということもあり、鏡のような湖面に映る逆さ剱岳もこのとおり♪
岸辺の紅葉も鮮やか、真っ青な空も美しい。
荒々しい岩稜の剱岳も、こうやって静かな湖面に映してみると、また違った雰囲気になりますな。

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池のほとりから、剱御前を見上げます。
剱御前からの剱岳も最高なんだけど、やっぱりこの水鏡の剱岳は最高だなぁ。

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この景色眺めて、何時間でもここにいられちゃうんじゃないかしらん。
しかもこの日は全然人もいなくてとっても静かで。
最高の景色を眺めることができて、めちゃくちゃ癒されました。

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ナナカマド越しに見上げる剱沢。
すっかり秋色です。

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そんな景色をのんびり満喫したら、テントに戻って、剱沢小屋で仕入れたビールで乾杯。
剱岳の景色がオカズ、というこの贅沢さ。

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時折雲が流れて来てはいたけど、この日は日が沈むまでずーっと晴れていて、雄々しいお姿を眺めることができました。
空いてるし、空気澄んでて山並みクッキリだし、雲が湧くこともないし。
秋の北アルプス、最高です!

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コメント

この週末の剱・立山方面は直前に天気予報が大きく変わりましたね‼️
私も思わず土・日で黒部ダムから池平小屋に行きましたが、木曜日の夜で扇沢から始発のWeb切符が買え、金曜日の夜10時で無料駐車場に空きが僅かにあり、池平小屋も前日にキャンセルが出たので運良く泊まれました😅
お天気がとても良かったこともありますが、剱・立山方面の紅葉は例年よりも綺麗だったように思えます🍁😍🤩

投稿: 青空 | 2025年10月 6日 (月) 10時15分

青空さん>
お久しぶりです。
池平小屋まで行かれてたのですね、なんとうらやましい!
この週末は本当に素晴らしいお天気でしたよね。
今年も暑い夏だったので、紅葉はどうかな?と思っていたのですが、とっても鮮やかでよかったです。

投稿: まきchin | 2025年10月 6日 (月) 23時43分

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