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2025年7月 3日 (木)

2025/6/28 北東北お花見山行 北八甲田・大岳

花の季節が始まった北東北。

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ワタスゲ揺れる毛無岱の湿原の向こうに、南八甲田の山並みを眺めます。

===八甲田大岳(はっこうだおおだけ)===
2025/6/28(土):酸ヶ湯(6:55)~仙人岱(8:25-8:30)~▲大岳(9:25-9:50)~大岳避難小屋(10:05-10:10)~毛無岱~酸ヶ湯(12:10)
歩行距離:9.8km
累積登高:700m
累積下降:700m
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2025/6/28 八甲田・大岳
2025/6/29 秋田駒ヶ岳

梅雨時なのに、この週末はなかなかの好天予報。
ならばやはり花の山を歩きたいよねぇ、というわけで、えいっと遠征して八甲田へ。
ここは例年ならば7月海の日連休付近がいい感じなので、まだちょっと早いかな?とは思いつつ。

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酸ヶ湯温泉の上の広い駐車場を起点に、大岳環状ルートを反時計回りに歩きます。
前日は雨だったということもあり、朝イチの大岳には雲が纏わりついていて。
その雲が晴れてきた頃合いを見計らって出発です。
出発時点では7時近かったけど、前日雨ということもあってか、朝イチの駐車場は意外と車少な目。
#下山してきたらほぼ満車

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昨年のこの時期は、熊被害があって秋まで登山道通行止めになっていた八甲田。
登山口に立てられた「熊注意」の看板がものものしい。

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歩き始めは、所々に丸太で整備された階段がある緩やかな道を歩きます。
前日雨だったからか、足元が結構ぬかるんでてどろんこ祭り(^^;

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そんな道沿いには、マイヅルソウがもさもさ咲いてます。
先週歩いた鳥海山もそうだったけど、マイヅルソウの花も葉っぱも大きくて存在感ありまくり。
しかもかなりの密集っぷり。

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登山口から15分ほど歩いていくと、火山ガス噴出地帯に出てきました。
木が立ち枯れていて、いかにもヤバい雰囲気。
八甲田の山中には、こんな感じで火山ガスが出ているところがあちこちにあるようで。
死亡事故も発生しているので要注意、そそくさと通過です。

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火山ガス噴出地を過ぎると、石がごろごろと積み重なった道へ。
所々で道が沢のようになっていたり、石が滑りやすかったりとなかなか油断ならない。

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斜面をトラバース気味に緩やかに登り上げる道を歩いていくと、木立の隙間からちらりと南八甲田の山並みがお目見え。
あちらも雲が晴れてきた!こりゃお天気回復傾向ですな。

そしてちょうどこの付近で、山菜採りの人?のクマよけサイレンの音が道沿いの薮のあちこちから聞こえてきました。
・・・いや、実際に山菜採りで入っている人なのか、それともクマよけサイレンをあちこちに設置しているだけなのかはわからないけど。
それでもまきchin隊が歩いているときに、登山道沿いの薮にがさがさ分け入っていった人がいたので、やっぱり山菜採りの人なのかな。

いやー、やっぱりいるんですねぇ。
私らだったら、薮の中なんて怖くて入れないけどな、なんて思いながら歩いていくと

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地獄湯ノ沢に出てきました。
沢の入口はこれまた火山ガス噴出地帯、斜面のあちこちが硫黄色に染まっていて、硫黄の香りもかなり濃い。
立ち止まらずに通過すべし、という注意書きもあり、仰せに従って沢沿いの岩ごろの道をそそくさと登ります。

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登りつつも振り返れば、南八甲田の逆川岳や櫛ヶ峯、駒ヶ峯がずら~り。
いい景色だ!

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火山ガス噴出地帯には草木は生えていないけど、硫黄地帯に生えるというイオウゴケがあちこちに。
この赤い子器(胞子が入っている)が唇のように見えるので、モンローリップという別名もあるらしい。

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10分弱ほど登るとガス地帯は終了、灌木に囲まれた沢沿いの岩ごろ道をぐい~っと登ります。
雪融け水なのか、沢の水量が結構多くてびっくり。
沢を横切るところが2か所ほどあったけど、まぁ問題なく渡ることができました。

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振り返ると、遠くには岩木山。
あちらも今日はいい天気ですな。

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ウラジロヨウラク、マルバシモツケ
道沿いに咲く花々を眺めつつ登り上げていくと、だんだんと道が緩やかになってきて。
仙人岱は近いぞ、と歩いていくと

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仙人岱の手前には残雪が!
そうか、こういうところに雪が残ってるんだな。
これが沢水じゃぶじゃぶの源か。

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残雪をざくざく踏んで進んでいくと、湿原の中に延びる木道へ。
仙人岱は近いぞ。

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木道沿いには、チングルマやコイワカガミが咲いてます♪
湿原から流れ出すせせらぎがキラキラ輝いて、小さな花々も日射しを浴びて輝いて。

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いやー、可愛らしいな。
木道とチングルマの取り合わせが、いかにも湿原な感じでいいなぁ。

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左手に聳える大岳を見上げながら、のんびりと木道を歩いていくと

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開けた仙人岱に到着。
まだ朝早いのでほとんど人もいなくて、とっても静かな仙人岱です。
・・・というか、人がいなすぎてちょっと拍子抜けしちゃったくらい。
やっぱり花のピークの時期には少し早めだからかなぁ。

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それでも湿原には、あちこちにチングルマの群落が広がってます♪
ちょうど今が満開まっさかり。

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もりもり咲いてます(^^

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群落を作ってもりもり咲くもよし、木道沿いにちんまり可愛らしく咲くもよし。
静かな仙人岱で、花を眺めて癒されました!

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さて、では先へと進みます。
正面に小岳を眺めながら木道を進んでいくと

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あらら、道が沢になっている!
泥んこになった靴が多少はキレイになるかな、とじゃぶじゃぶ歩きます。

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大岳への登りに取りつく手前は、7月中旬には一面の花畑になっているところだけど、この日はまだ残雪タップリ。
ここで少しは花が見れるかな、と思ってたんだけど、やっぱり早かったか~(^^;

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緩やかな斜面なので、アイゼンなどは不要でざくざく歩きます。
少し早めの時期だとこんな感じで雪が残ってるんだなぁ、とこれはこれで面白い。

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大岳へ向けて登る道に入ると残雪は終了、笹原の中の道を登ります。
ここの笹原、なんだかちょっと雰囲気が違うな、とよく見てみると

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なんと笹の花がびっしり咲いてました!
少し紫がかった笹の花は初めて見たかも。
笹の花が咲くのは60年に一度とも120年に一度とも言われてて、花が咲いた後は枯れちゃうらしい。
ここら一帯の笹も枯れちゃうのかしらん。

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珍しい笹の花に目を奪われちゃいますが、足元にもいろいろ咲いてます。
ショウジョウバカマにイワナシ、その他にもベニバナイチゴやツマトリソウなどなど。
お馴染みの春の花々ですな。

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笹原の中を登っていくと、ほどなくアオモリトドマツの林の中へ。
アオモリトドマツ林の中を5分ほど登れば、木立も低くなってきて、硫黄岳や南八甲田の山並みが見えてきて。

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森林限界を過ぎれば、あとは開けた草原の中の岩ごろの道を登ります。
風もそれほど強くなく、爽やかで気持ちよい♪

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足元にはヨツバシオガマがいっぱい咲いてます(^^
濃い鮮やかな花の色が目に沁みる~

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ヨツバシオガマの花畑の向こうには、小岳と高田大岳。

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岩ごろの道をのぼりながらも振り返れば、足元には仙人岱や硫黄岳、その奥には南八甲田の山並みが連なります♪
山スキーだとあの辺を歩いて滑るんだなぁ、と思いながら眺めるのもまた楽し。

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そんな景色を眺めながら、九十九折りの道を登り上げていくと、鏡沼に到着。
ここには雪が残ってるかな、と思ってたんだけど雪は全くなし。
沼にはカエルの卵が浮いてたり、ゲコゲコ鳴いてるカエルがいたり(姿は見えなかったけど)。

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ヤマオダマキ、ミヤマオダマキ
沼を過ぎると、花の種類も増えてきたような。
特にミヤマオダマキがあちこちに咲いていて、この涼やかな色合いに癒される♪

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そして山頂へと登り上げる道もいよいよ終盤。
少し緩やかになった斜面をまっすぐに、大きな岩がごろごろ積み重なる道を登ります。

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左手には南八甲田の逆川岳、その手前には酸ヶ湯や八甲田ホテルなどの建物も見えてますねぇ。
その更に奥には岩木山♪

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右手には、大岳の火口の向こうに聳える高田大岳と雛岳。
雛岳って、こうしてみると小さくて可愛らしい。
そりゃ、雛だもんね。

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山頂手前には、八甲田山大山祇命の小さな祠がありました。
こんなところに祠ってあったっけ、なんて思いながら手を合わせてお詣りして。

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そして一登りで八甲田大岳山頂に到着。
2年ぶりの山頂です。

いつも強風の山頂ですが、この日は比較的穏やか。
ならば、とザックを置いて一息つきつつ、ぐるりと景色を眺めます。

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まずはお隣の井戸岳に赤倉岳。
その手前には、ハクサンチドリやミヤマオダマキ、ミヤマキンポウゲの花畑が広がってます。

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そして再び、小岳と高田大岳、雛岳。
みんな三角錐のキレイな形をしていて面白い。

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南八甲田もこのとおり。
左奥には十和田の山々、正面奥にはうっすらと岩手山も。
八甲田連峰の真ん中に位置する八甲田大岳からは、八甲田やその周辺の山並みがぐるり大展望で楽しい!

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遠くには岩木山。
やっぱり青森に来たらこの山を拝まないと!

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ロープウェイのかかる田茂萢岳の向こうには、青森市街と陸奥湾が広がります。
今日は意外と街並みもクッキリ見えてました。
雨の後だから、もっと霞んでるかと思ってたのだけど。

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ぐるりと山並みを眺めながらも、山盛りに咲いてるミヤマオダマキを眺めてしっとりした色合いに癒されて。
山頂はまだ人も少なくて、静かにのんびり過ごすことができました。

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さて、では下山開始。
大岳避難小屋へ向けて、正面に井戸岳や赤倉岳を眺めながら岩ごろの道を下ります。

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鳥のさえずりが響き渡ってるな、と思っていたら、近くの杭に止まってひたすら囀っているビンズイが。
あんなに小さな鳥なのに、声はすこぶる響くんだなぁ、としばしビンズイの美声に聞き惚れます。
・・・よし、ビンズイ君、君の鳴き声はもう覚えたぞ。

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下る道の途中には、2か所ほど残雪あり。
割と緩んでざくざくなので、そのまま下って問題ナシ。

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で、大岳避難小屋にさっくり到着です。
いつも避難小屋の前は結構賑わっているのだけど、この日は全然人がいない。。。
少し早めだからなのか?それともやっぱり花のピークの時期には少し早いからなのかな。
ま、静かなのはまきchin隊の望むところにて。

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小屋でトイレを借りたら、毛無岱へ向けて下山です。
井戸岳や赤倉岳に寄り道するという案もなくはないけど、寄り道せずにさっくり歩いて下山するほうに軍配。

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イソツツジ、ナナカマド
道沿いの灌木もいろいろ花をつけてますねぇ。

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毛無岱へと下る道は、ほぼずっと灌木の中の展望がない道。
時折登ってくる人達とすれ違いつつ、景色も変わらない道を黙々と下ります。
ここが一番退屈なのよねぇ。。。

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道がだんだんと平坦になってくると、途中に湿原が登場。
ミズバショウが咲いていて、ちょっとテンション盛り返したりして。

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そんな道を歩くこと30分ほど、いきなり視界が開けて上毛無岱に出てきました。
湿原の草原が白く輝いているな、と思ったら、ワタスゲがいっぱい♪

2025062862 2025062863
イワイチョウやチングルマも咲いてますが。

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湿原をふんわり白く染めて、ゆらゆらと風に揺れるワタスゲがこの日のメイン。
まだ白い穂が出始めたばかりなのか、一つ一つの綿毛が小さくて、ちょっとしょぼしょぼした感じではあるけど、それでもこれだけ密集しているとなかなか壮観。

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そんな湿原の中に延びる木道を辿って、のんびり歩きます。

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どうよ、この開けっぷり。
湿原を吹き渡る風は涼しく、そして人もあまりいなくてとっても静かで。
視界も開けて気分最高、高層湿原にはほんと癒されますねぇ。

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背後には井戸岳や赤倉岳。
お隣には大岳も聳えているのだけど、なんせ山が大きすぎてカメラの視野に入りきらない(^^;

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上毛無岱の休憩所の近くには、青く輝く池塘がありました。
その向こうに連なるのは南八甲田、今日は朝からずーっとキレイに見えててくれて嬉しいな。

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振り返って仰ぎ見る八甲田大岳。
やっぱりこの山は存在感あるな。

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木道沿いには、チングルマの花穂がいっぱい風に揺れてます。
毛無岱にはチングルマ咲いてるかな、と思ってたのだけど、ここはもうとっくに咲き終わっちゃってるのね。

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上毛無岱を通過して下る階段からは、下毛無岱が一望!
紅葉の時は一面錦秋のこの景色、この時期は緑一色で青い池塘が点在していて、これはこれで初夏の爽やかな雰囲気。

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下毛無岱は、池塘が割と木道近くに点在しているのが特徴かな。
その分、割と水気が多くて、木道が浸水しているところも何か所かありましたが。

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池塘にはミツガシワが咲いてました。
ミツガシワの花を見るのも久しぶり。
よーく見ると、花びらの縁取りがすごく繊細な切れ込みになっていて、自然の造形ってすごい!と感動しちゃったりして。
ほんのり紅をさしたように花びらが染まってるのもいいなぁ。

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そしてここもやっぱりワタスゲがいっぱい。
ふわふわの白い綿毛があちこちでゆらゆら風に揺れてます。

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そんな湿原をのんびりゆる~り。
この湿原も、7月、8月とまたいろんな顔を見せてくれるんだろうな。

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振り返って眺める八甲田大岳と井戸岳、赤倉岳。
北八甲田は、ぐるり周回で歩けて効率いいし、いろんな花も楽しめるし、広大な湿原歩きも楽しめるし。
ほんといろいろ楽しめていい山です。

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何度も立ち止まって山を眺めつつ、ワタスゲ揺れる湿原を眺めつつ。
今回も、湿原歩きを満喫です♪

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下毛無岱を過ぎれば、あとはブナ林の中をゆる~り下るのみ。
ここのブナがまたいいんだな。

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見上げんばかりのブナ大木があちこちに。
湿原に癒された後はブナに癒される、という癒しのセラピーロード(^^

下りの道は所々で小さな沢を渡るのだけど、沢にかけられた木橋が軒並み新しくなってました(しかも土台が鉄骨になっていて、割としっかりした造りになっていた)。
昨年熊被害で通行止めになっていた時に、整備したのかしら?なんて思いながら下って

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酸ヶ湯温泉の脇に出てきて終了、です。

この日も高温予報だったけど、山の中は涼しくて気持ちよかったな。
花いっぱいの時期には少し早かったけど、仙人岱のチングルマや山頂付近のミヤマオダマキ、毛無岱のワタスゲなど、この時期ならではの花もいろいろ楽しめました。
残雪歩きもできて、面白かったなぁ。
いつも歩いている時期から少しずらすだけでも、また違った表情を見せてくれるんだな、と思った今回の山行でありました。

下山後は、黒石に下って"禅味そば処 ひさお庵"の蕎麦に舌鼓(詳細は速報)。
大鰐温泉の大鰐町地域交流センター鰐comeの日帰り入浴(550円→JAF割で500円)で熱めのお湯にのんびり浸かったら、そのまま南下。
翌日に備えて秋田駒ヶ岳の八合目で車中泊です。

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