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2025年6月11日 (水)

2025/6/6 南蔵王・不忘山

今年も来ました、ハクサンイチゲの季節。

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不忘山の稜線は、ハクサンイチゲが花盛り♪

===不忘山(ふぼうさん)===
2025/6/6(金):白石スキー場(6:35)~▲不忘山(9:15-9:20)~アイハギの峰(10:00-10:10)~▲不忘山(10:50)~白石スキー場(12:45)
歩行距離:10.2km
累積登高:1,010m
累積下降:1,010m
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2025/6/6 不忘山
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GWからこっち、パッとしない天気の週末が続いて山歩きにはほとんど出かけられず。
そろそろ歩きたいなぁ、と思っていたら、この週末は久しぶりに好天予報。
ハクサンイチゲが咲き始めたとの報もあり、このチャンスを逃すまじ、と金曜日にお休み取って三連休にして蔵王に行ってきました。

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この日は南蔵王。
白石スキー場から不忘山に登って、花いっぱいの稜線を歩きます。
週末はめちゃくちゃ混みそうなので、平日のこの日に歩こう、というわけだったのだけど、それでもさすが花の時期の南蔵王、朝6時でも既に車は10台以上停まってました。
#駐車場はかなり広くて500台くらい駐車可。トイレは登山口の先のパトロール詰め所内にあり。

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まずはゲレンデ内を歩きます。
朝イチなのでまだ日射しも強くはなく、涼しい風に吹かれつつ。

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振り返ると、蔵王展望の山、青麻山が見えました。
山の斜面一面がキラキラ輝いているのはメガソーラーですな。
山があんなことになってしまってるなんて、ちょっとビックリだし残念な感じ(再生可能エネルギーを否定しているわけではない)。

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ゲレンデ内の踏み跡を辿り、道が林の中に入るとすぐに白石女子高山小屋跡に到着。
ここから本格的な登山道が始まります。

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ミズナラやブナの新緑の林の中をゆる~りのんびり。
ハルゼミやカエルの鳴き声がとっても賑やか(^^
夏が近づきつつあるなぁ。

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緑一色の林の中、所々で咲いているヤマツツジの花が鮮やか♪
蕾も多く、これからもりもり咲きそう。

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ササバギンラン、マイヅルソウ、チゴユリ、コイワカガミ
足元には小さな花々も咲いてます。
いいねぇ、花の季節。

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涼やかな林の中の緩やかな道を歩いていくと、頭上が開けた広場に出てきました。
前方の木立の向こうには不忘山へと続く斜面が聳えてます。

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広場を過ぎると、斜度を増してきた登山道へ。
道は所々洗掘されていて、それを避けるように踏み跡が付いているところもあり。
土が露出しているところは滑りやすく、注意しながら歩きます。

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林の中にはこんなツアー標識も。
山スキーのツアーコースでもあるのね。
この年季が入っている感じがよいですな。

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登山道は、丸太の階段が整備されていたり、木の根や岩が階段のようになっていたり。
徐々に斜度を増していく道を黙々と登ります。

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途中、弘法清水の標識が立つ広場を過ぎると、急斜面をまっすぐ登る道へ。
木立もだんだんと背丈が低くなってきて、所々で下界の展望も開けて明るくて、なかなか気持ちよい。

弘法清水の前後は道がぬかるんでいるところもあり、ちょうど水が沁み出している一帯に弘法清水の名がつけられたのかなぁ、なんて思いつつ。

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そんなことを考えながら登っていたら、水溜石なる大きな岩が登場。水つながりか?!
ほんとに水が溜まってるのか、帰りに見てみよう。
(と思ってたら、帰りは気づかず通り過ぎてしまった。。。)

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汗をかきかき登り上げる道沿いには、タムシバやオオカメノキの白い花が咲いてます。
純白の白い花びらが涼やかですな。

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ショウジョウバカマやシラネアオイもちらほらと。
この淡い色合いに癒される♪

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弘法清水から200mほどもぐい~っと急坂を登り上げていくと、ようやく斜度が緩やかになって一息。
根元が大きく湾曲したダケカンバが道に横たわっていて、それを跨ぎつつ歩きます。
こんなに曲がっちゃうなんて、冬は雪がすごいんだろうなぁ。。。

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森林限界を過ぎ、灌木の中のザレ&ガレ斜面に出てくれば稜線まではあと少し。
頭上にカエル岩や不忘の碑を仰ぎ見つつ、最後の一登りです。

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そしてガレ道に出てきてほどなく登場、ハクサンイチゲ♪
ちらほら咲き始めたな、と思いながら登っていたら次々に群落が登場、これはテンション上がりますね~(^^

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ハクサンイチゲに混じってユキワリコザクラも咲いてます。
淡いピンク色の小さな花にウキウキ。

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そんな花々に足を停めつつ登っていくと、不忘山山頂直下のカエル岩に到着。
どの角度から見たらカエルなんだ?と最初は思っちゃったけど、無事見えました、巨大カエル君。

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この不忘山、戦時中の東京大空襲の日に米軍のB29爆撃機が墜落した地でもあり。
カエル岩の少し上には、追悼の不忘の碑がありました。

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そんな歴史も想いつつ。
やはり目を惹かれるのはハクサンイチゲ。
清浄な白に心洗われますね。。。

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さて、ここからは開けた稜線上の道。
道沿いに咲くハクサンイチゲを楽しみつつ、花いっぱいの稜線歩きの始まりです!

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ハクサンイチゲの向こうに聳えるのは、屏風岳の南斜面。
残雪模様がカッコいい、そしてそれを縁どるハクサンイチゲもステキ♪

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もりもり咲いてるハクサンイチゲ。
天に向かって力強く伸びている様が何とも逞しく、そして花は可憐で美しく。
野山の花々は、強くて美しいのよね。

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ユキワリコザクラやミヤマキンバイもあちこちに群落を作って咲いていて、なんとも華やか。
心躍らせつつ稜線上の道を歩いていくと

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不忘山山頂に到着です。
岩がちの山頂は開けて展望良好。

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西側には吾妻連峰がずら~り。
蔵王からだとこんなに近いんだな。

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飯豊連峰も見えてます!
こちらはさすがにまだ残雪タップリ、稜線上にはハクサンイチゲが咲き始めてるかしら。

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北側には屏風岳の南斜面。
不忘山から眺める屏風岳はほんと迫力あり絵になりますねぇ。

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山頂の少し先には、蔵王大権現の小さな祠がありました。
蔵王権現は水の神様としても敬われているとのことで、我らも手を合わせてお詣り。

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さぁ、ではもうちょい先まで行きますかね。
ガッツリ歩こうと思えば、屏風岳や水引入道をぐるりと周回して白石スキー場に下る道もあるけど、今回のまきchin隊は花目当てにつき、不忘山の先のアイハギの峰(南屏風岳の手前)までののんびり往復プラン。
不忘山からアイハギの峰までは、狭い岩がちな稜線の道を40mほど下って70mほど登ります。

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道沿いには所々にミネザクラが咲いてます。
もうそろそろ終盤かな。

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というわけで、メインはやっぱりハクサンイチゲ。
道沿いのあちこちに群落作って咲いているのでなかなか壮観。
ほんと贅沢な道です。

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ちょうど咲き始めたばかりなのかな、花はやや小さめだけど、それもまたわちゃわちゃ咲いてる感があって可愛らしい。

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丸っこい花もあれば

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花びらがシュッととんがっている花もあり。
同じハクサンイチゲでも、ちょっとずつ表情が違うんだな。

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ユキワリコザクラは、淡いピンク色の花が主流だけど

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所々に濃いピンク色の花もあり。
いやー、個性タップリで面白い。

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稜線上は、南西側から吹き上げてくる風が強くて寒いけど、その斜面には一面にハクサンイチゲやミヤマキンバイが咲いてます!
風に揺れながらも健気に咲く花々に、生命力感じますねぇ。

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平日9時台ということでまだそれほど人は多くないので、それをいいことにのんびり花を楽しみながら歩きます。
稜線上を行ったり来たりしつつ、立ち止まってゆっくり花を眺めつつ。
贅沢だなぁ。

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道沿いに、こんな感じで満開の花々が続いてます。
不忘山からアイハギの峰の間のハクサンイチゲは、ほんとすごい。

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足元に咲いているだけじゃなくて、少しトラバースのようになっているところでは斜面の上から下まで花が咲いていて、それを見上げるようにして歩くのがまた面白いんだな。
なかなかこんなアングルから花を眺めるってこともないんじゃないかな。

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見上げて良し、アップでまじまじと眺めるもよし、少し引いて群落を眺めるもよし。
どれだけ眺めても飽きることはないですな。

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そんな花畑な道をじっくり時間をかけて歩いていくと、コル部を過ぎてアイハギの峰への登り返しへ。
これまでの岩がちな道とは違ってちょっとザレ気味、所々ロープのかかる道をぐい~っと70mほど登り上げて

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アイハギの峰に到着。
ちょっと開けた広場になっていて休憩適地。

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ピークから南屏風岳へと続く稜線を眺めます。
南屏風岳は目と鼻の先だけど、今回は花が主目的なので稜線歩きはここまでとして、ここから引き返します。
なんて贅沢な山歩き♪

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来た道を引き返すということは、再び花の道を歩くということで。
これはまた足が止まりまくりな予感(^^

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コル部まで下ると、またも花々が迎えてくれました♪
行きよりも少し日が高くなって、日射しに照らされてキラキラ輝く花々がステキ。
ミヤマキンバイもリンドウもユキワリコザクラも、心なしかちょっと色鮮やかに見えるような。

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ハクサンイチゲも、純白の花びらが更に真っ白に輝いて。
白いブーケのようなかたまりが道沿いのあちこちに咲いてます。

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まだつぼみのハクサンイチゲもたくさんあり、これからもっともりもり咲きそう。
よいですねぇ。

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帰りもタップリ時間をかけて歩いちゃいました。
同じ道でも、日の高さや歩く方向の違いで雰囲気変わって見えてくるのが楽しくて、やっぱり足が止まっちゃうのよね。

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残雪の斜面とハクサンイチゲを満喫です!
花盛りの稜線を、ゆっくりのんびり歩けて大満足。

不忘山の山頂まで戻ってきたら、白石スキー場からの人や刈田峠からの人で結構な賑わいっぷり。
さっくり山頂は通過して下山です。

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とは言いつつも、まだまだ咲いてるハクサンイチゲに後ろ髪引かれる。。。
不忘の碑の少し先まで続く花畑に、またも何度も足を止めつつ。

そんな感じでのんびり下っていたら、登ってこられた方からブログやってません?とお声かけいただきました。
なんと、ブログ上で何度かやりとりしていたGRIさんご夫妻、まさか平日の蔵王でお会いするとは!
全然初めてお会いする感じがしなくてびっくり、またどこか東北の山でお会いしましょう(^^

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お花畑エリアを過ぎたら、あとはひたすら下るのみ。
眼下に開ける下界の景色を眺めつつ下って

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木立の中に入れば、ぬかるみに気を付けつつ、ハルゼミやカエルの大合唱に包まれつつスキー場まで下山。
林の中はひんやり涼しくて快適、最後のスキー場のゲレンで歩きは暑いかと思いきや、ここもまた吹き抜ける風が爽やかで気持ちよく最後まで下ることができました。

駐車場まで下ってきたら平日なのに車がいっぱい、さすがこの時期人気の不忘山。
土日はすごいことになってるんだろうな~。
ハクサンイチゲは咲き始めな感じだったけど、それでももりもり咲いてて存分に楽しむことができました。
久しぶりの南蔵王、やっぱりこの時期は良いですねぇ。
そして久しぶりにしっかり歩いたけど、意外とさっくり歩けたので良かった。

下山後はまずは腹ごしらえ、ということで、白石の"芝その軒"であんかけ焼きそばと酢豚に舌鼓(詳細は速報)
その後は白石城観光してから"ゆっぽ・白石やすらぎの湯"へ(650円⇒JAF割で550円)。
この日は道の駅七ヶ宿で車中泊です。

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