2025/2/24 森吉山BC

この日もガスな森吉山。

樹氷パウダーラン♪

===森吉山===
2025/2/24（月）：阿仁ゴンドラ山頂駅（9:20）～石森（9:40）～▲森吉山（10:30-12:15）～石森（12:50）～阿仁ゴンドラ山頂駅（13:00）
歩行・滑走距離：6.7km
累積登高：550m
累積下降：550m
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2025/2/24 森吉山BC

前日に引き続き、この日の森吉山もガス多め。
行こうかどうしようか直前まで迷ってたけど、行かずに後悔するより行って後悔したほうがマシだな、とやっぱりこの日も森吉山へ。
大のお気に入りの森吉山だもの、ガスガスで景色が楽しめなくても、歩いて滑るだけでもよいのだ！

この日の阿仁スキー場は、前日に比べてスノーシューの登山者が多い。
ゴンドラ山麓駅は青空広がってたけど、山頂駅方面を見上げると、前日よりも雲が低いような。

振り返ると、雪が積もったクリスマスツリーのような針葉樹と、霧氷に覆われたブナが日射しに照らされて、白と青の世界が広がってます。
そう、下界は青空広がってるんだけどなぁ。

山頂駅に到着すると、やっぱりこの日もガス。。。風はちょっと弱めかな。
ま、想定通りだし、ブナ林間は前日のシュプールが埋まり切ってなさそうだし、予定通り山頂を目指します。
ゲレンデトップから石森へと続く尾根には前日のトレースがしっかり残ってるので、まずはそれを辿ってスタート。

石森まで来ると、先行していた数組はみんな森吉神社方面へ。
ここでなんとまきchin隊、トップに！
そしてここから先はトレースなし（前日のトレースが雪に埋もれちゃってる）、竹竿に沿って進みます。
よっしゃ来たぜ先頭ラッセル、雪は所々深いけど軽いので、そんなに大変ではない。

ずっとガスガスの中かなぁ、と思っていたら、避難小屋目指して登っているところで雲の切れ間から青空が！
日射しもさぁっと射し込んできて、一気にテンションぶち上がり。

湧き上がる雲と青空と、日射しに照らされた真っ白でなめらかな斜面と樹氷たち。
一瞬の晴れ間とドラマチックな景色に、思わず歓声が♪

日射しに照らされる樹氷たち。
日が当たるとムキムキっぷりがよくわかる！

そんな景色を楽しみつつ歩いていくと、避難小屋に到着です。
2階建ての大きな小屋は、屋根の上が辛うじて雪の上に出ている程度ですっかり雪に埋まってました。
昨日の森吉神社のところの小屋もそうだったけど、こっちの避難小屋も出入りするには、2階の窓を掘り起こさないと難しそう。

避難小屋を過ぎて少し下り気味に移動したら、いよいよ山頂へ向けて150mほど登り上げる斜面に取りつきます。
ここまでずっと立っていたピンクテープ付の竹竿はここで終了、あとは山頂目指してまっすぐ登るだけだけど、ガスで視界も悪いので、気を引き締めて登ります。

斜面には樹氷の群れがあちこちに。
氷でゴリゴリの樹氷は、例年になく大きくもりもり成長していて迫力満点。

時折射し込む日射しに照らされる樹氷を眺めつつ、新雪踏み踏み登ります。
幻想的～（＾＾

こんなになっても、アオモリトドマツの木々は氷の中で息づいているんだなぁ。
花の時期、紅葉の時期の景色を思い浮かべながら真っ白な樹氷を眺めていると、ガンバレ～、と木々にエールを送りたくなっちゃう。

樹氷を眺めながら登っていくと、ちょうど稚児平のあたりで、一瞬ガスが晴れて山頂標識が前方に！
よし、あれを目指してまっすぐ登っていくぞ。

山頂部、アップ。
大きな樹氷に覆われた山頂標識が見えたけど、またすぐガスの中へ。
でも一瞬だけでも山頂が見えて、目指す方向がはっきりしたので良かった。

山頂が近くなると、目印となる大きな樹氷があまりないので、方向間違えないように慎重に登ります。
視界良ければ全然問題ないんだけどねぇ。
時々ガスで真っ白になっちゃうので、油断大敵。
先頭歩いてるので変なトレース付けられないしなぁ、なんてちょっと責任感じつつ。

そして斜度が緩くなってシュカブラが出始めると山頂はすぐそこ。
さすがに山頂直下はちょっとガリガリ、そんな斜面をえいっと登って

森吉山山頂、到着！
巨大な樹氷に覆われた山頂標識が迎えてくれました。
（写真だと真っ白で、巨大っぷりがあまりよくわからない・・・）
無雪期も含めれば21回目の山頂です。

やれやれと一息ついていたら、ブログ見てますよ～、と後続の方に声かけていただきました。
最近はゲレンデスキーばっかりのへなちょこブログですみません、という感じでしたが、声かけていただけて、ちょこっとお話もさせていただいて、ほんと嬉しかったです！

山頂に到着した時点ではガスガスで、このまま来た道を戻ろうかと思っていたのだけど。
なんだか諦めきれずに（＆じっとしてたら寒いので）、シール付けたまま20分ほど、偵察がてら山頂付近をうろちょろ歩き回っていたら

お？！
雲が一瞬晴れて青空が！！

山を包むように湧き上がっている雲が、少し薄くなっているような。
・・・この一瞬の隙を突いて滑るしかないんじゃないの？！と急いでシールはがして滑走準備して。

再び雲が湧き上がる前に、斜面へとドロップ！
上部は少し締まり気味の雪だったけど、少し下れば膝丈くらいにタップリ積もったパウダーが（＾＾

思った以上にタップリ積もっててちょっとびっくり。
しかも、雪、軽い♪

浮遊感はんぱないぞ。
ごろ太君、快調に飛ばします。

ガス薄めとはいえ、一面真っ白なのでちょっと酔いそうなまきchin。
それでもこんなに雪がいい状態なのはあまりないので、がんばって滑ります。

いやーほんと、どこまででも滑れちゃう。
静かで広くてパウダータップリで、至福の斜面です♪

下って行くと、ヒバクラ岳が見えてきました。
ヒバクラ山頂付近より上の標高に雲がかかっちゃってるんだな。

さぁ、もうちょい下まで滑りますよ～。
パウダー斜面をゆる～りのんびり。

樹氷を眺めつつ、樹氷パウダーラン♪

タップリ150mほど滑り降りて大満足。
深くて軽くて最高の雪でした（＾＾
一瞬でも晴れてくれてありがとう！！

さて、では滑った分だけ登り返し。
自分たちのシュプールを使って登ります。
滑ってるときはそんなに雪が深い感じはしなかったんだけど、登るとかなり板が埋まってラッセル状態。
これが結構大変でした。。。

山頂まで戻ってきたらかなり濃いガス。滑り出したときがほんと一瞬のチャンスだったようで。
早々にシールをはがして下山開始です。

晴れてれば樹氷ツリーランがいろいろ楽しめるんだけど、ガスが濃すぎて滑るどころの話ではなく、安全第一で登りのトレースに沿って下ります。
自分たちが先頭ラッセルで切り開いた道が、たくさんの人に踏まれてしっかりした道になってて、なんだかちょっと嬉しかったりして（＾＾

一面真っ白で雪酔いしそうになりながらも、所々で樹氷も楽しみつつ。

ゲレンデトップまで戻ってきて、ホッと一息。
前日と同じく、ゴンドラで下山です。

この日もガス多めで景色は楽しめなかったけど、迫力満点の樹氷やタップリ積もったパウダーなど、厳冬期の森吉山を楽しむことができました。
まきchin隊的には、先頭ラッセルで山頂まで行けたのも、道を切り開いている感があって楽しかったな。
一瞬の晴れ間を突いて滑ったパウダー斜面も最高でした♪

大好きな森吉山、今回もありがとう（＾＾
また天気が落ち着いてザラメになった頃に行きたいな。

本日の北斗君。
今日も大あくびして眠そうな感じでした（笑）

下山後は、クゥインス森吉の日帰り入浴へ（500円⇒ゴンドラ往復券提示で450円）。
濃いお湯にのんびり浸かって温まったら、大館の"錦大館本店"でラーメンに舌鼓（詳細は速報）。
日付が変わる前にどうにか帰宅、でありました。

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