2025/2/10 稲庭岳BC

岩手県北の稲庭岳へ。

ブナ林間の新雪をタップリいだたきました♪

===稲庭岳===
2025/2/10（月）：除雪最終地点（8:00）～駒形神社（9:35）～▲稲庭岳（10:20-12:00）～駒形神社（12:25）～除雪最終地点（13:00）
歩行・滑走距離：9.2km
累積登高：750m
累積下降：750m
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【速報】2025/2/8-11 岩手ゲレンデスキー＆山スキー ←クリックで詳細レポ表示

日曜日と建国記念日（火）に挟まれた平日にお休みいただいて、4連休の週末は岩手へ。
日本海側は災害級の大雪、そして今年はどこもかしこも雪降りすぎということでゲレンデスキー中心のつもりだったけど、平日のこの日は岩手県北の稲庭岳での山スキーに行ってみました。
まぁ稲庭岳なら雪崩そうなところもないしな。

除雪最終地点のお豆腐屋さんの前には、先行車なし。
お豆腐屋さんは週1回のみの営業になったようだけど、あまり迷惑かけたくないので、先行車がなくてちょっと安心。
（駐車スペースがほとんどないので。。）

さくっと準備したら、前方に顔を出している稲庭岳山頂目指して出発です。
前日も前々日も入山者がいなかったのか、トレースがないので新雪踏み踏み歩きます。

杉林の中の林道を1kmほど歩いていくと、右手に開けた牧場斜面が出てきました。
さすがに今年は雪が多いので灌木はほぼ埋まってるけど、開けた斜面は風に叩かれてクラスト気味。
やっぱりここはいつもながら、帰りの滑りは苦労しそうですな（＾＾；

でも登りはそれほど苦でもなく。
吹き溜まった雪を踏みつつ緩やかな牧場斜面を登り、ブナやダケカンバの木立を抜けて。

写真だと一見穏やかだけど、かなり風が強くて、舞い上がった雪で時折視界が真っ白になったり風に煽られたり。
いやー、今日は（も）風強いな。

振り返れば、階上岳や折爪岳、平庭岳などの三陸の山並みが背後に連なります。
ここからの景色もなかなか気持ち良いのよね。

風に煽られつつ歩いていくと、巨大アンテナの立つ牧場地へ。
アンテナの向こうには稲庭岳♪

稲庭岳、アップ。
これから向かいますよ～（＾＾

巨大アンテナを過ぎると、ブナやミズナラ、ダケカンバの混生林の中へ。
ちょうど夏道沿いの木立が開けていて、それを辿って歩きます。
明るく穏やかな林の中、新雪踏み踏み歩くのがとっても楽しい♪
動物の足跡もいろいろ付いてて、これは何の足跡かな、とか思いながら歩くのもこれまた楽しくて。

朝からかなりの強風で、昼前には雲が広がる予報だけど、この時点ではまだ青空。
このまま青空が広がっていてくれたらいいんだけどなぁ。

緩やかな木立の中を歩いていくと、小ピークにある石の祠に到着です。
今年は雪が多いから祠は埋まっちゃってるかな、と思ったけど、辛うじて屋根部分のみ出てました。
ちょこっと周りの雪を掻いて、手を合わせてから先へと進みます。

石の祠から少し下ると、稲庭駒形神社に到着。
いつもながら、こんな山の中にこんなに立派な石像や鳥居、社殿があるってのがすごいなぁ、と。
厳粛な気持ちになりますね。

石像のお馬さんにご挨拶してから、赤い鳥居をくぐって拝殿へ。
お詣りしてから、山頂へ向けて出発です。

さぁ、ここから山頂までは250mほど登ります。
神社を過ぎてしばらくは、緩やかな斜面をのんびりゆる～り。

あたりは一面のブナ林。
薄日が射し込んで、雪面にブナの影が映る様がなんとも良いですねぇ。
ブナ林のこの景色、癒される～♪

すらっと背丈の高いブナの木々の間をぬうように、新雪踏み踏み登ります。
折からの強風で、ブナの梢は風にざわめいてますね。

そして斜度が増してくるにつれて、雪が舞ってきてお天気下り坂。。。
うーん、やっぱり山頂に到着するまでは天気持たなかったか。

山頂北側の稜線は、毎年雪庇が大きくて登りづらいので、今回は東側の尾根上へと回り込むようにして登ります。
雪が少ないとこの辺りは藪っぽくて難儀なんだけど、今年は薮もすっかり埋まっていてそれほど苦でもなく。
最後の急斜面をぐい～っと登って

稲庭岳山頂に到着。なんか、割とあっさり到着。
方位盤がほぼ埋まりかけてて、さすが今年は大雪だな、と感心（＾＾

いつもなら、ここでぐるりと景色を眺めながら一息つくところですが。
西側からかなりの強風が吹きつけてくるし、周囲の景色も雪に霞んでそれほど見えないし、というわけで早々に山頂を後にして。

少し下ったところでシールはがして、お目当ての斜面にドロップ！
ちょうど雪が強く降り出してきて、斜面の凹凸がよく見えないので、探りながら滑ります。

斜面が真っ白すぎて酔いそう（笑）
というわけで、1本目はちょっとおっかなびっくりで100mほど滑り降りました。

そして滑り降りたところで雪が止んで日が射しこむ、という山スキーあるある（笑）
なんだよー、とぼやきながらシール装着して

もう一本行きますか、と登り返しです。
登っている間も雪は止んでたんだけど、ドロップ地点に到着する頃には再び雪。
それと同時に視界も悪くなってきたので、15分ほど待って少し回復した隙を狙って2本目です。

2本目は斜面の様子もわかってるので、かなりいい感じ♪
雪、軽い！

まきchinは、斜度がちょっと緩くなるところから滑ります。
底つきなく、程よく沈降した上にふんわり軽い雪が積もってて気持ちよい（＾＾

2本目も100mほど滑り降りて満足満足。
滑っている間は小止みになってた雪ががんがん降り出してくる中、山頂まで登り返して

山頂北側の雪庇下の斜面へと滑り込みます！
ここも上部はやや斜度が急だけど、いい雪タップリ吹き溜まってました。
ごろ太君、パウダー巻き上げて快調に飛ばします（＾＾

雪庇の下の無木立斜面を滑り降りてブナ林の中に入ると、薄日が射し込んできて。
なんとも幻想的ですな♪

ブナ林の中はふんわり軽い雪がタップリ、木立が開けた所をつないで滑るのがとっても楽しい。
斜度も程よくて、まきchin的にも滑りやすいんだよね。

滑り降りて斜面を見上げるのもまた楽し。

この浮遊感は久々だなぁ。
薮もなくライン取りは自由自在、思うがままに滑ります♪

山頂から駒形神社までの250mほどのブナ林を、気持ちよく一気に滑り降りちゃいました。
いやはや、今回も満喫させていただきました。

神社まで戻ってきたところで再びお詣り。
今回も楽しませてくれてありがとう！

神社の前でシールを貼って、石の祠のある小ピークまではほんの少し登り返したら、シールはがして登りのトレース沿いに緩やかなブナ林の中を下ります。
・・・が、所々でトレースが風で消されていてちょっとびっくり。
こんな数時間でブナ林の中のトレースが消えちゃうくらい、今日は風が強いんだなぁ。
というか、朝よりも風が強くなってきているかも。

あっという間にブナ林を抜けて、巨大アンテナの立つ牧場斜面まで出てきたら、後は牧場の中を下るのみ。
アンテナの周辺は吹き曝しにつき、風に叩かれてガリガリなので、おとなしく無難に通過。

牧場下部も、風に叩かれてパック気味。
オマケに再び雪が強く降り出してきて、真っ白で雪酔いしそう。。（というか酔った）

平衡感覚おかしくなりつつ、真っ白な牧場斜面を滑り降りたら、林道を辿って下って終了、です。

入山口にはまきchin隊の車のみ、結局この日の稲庭岳はまきchin隊の貸切山でありました。
歩いて登って滑って、とコンパクトに楽しめる稲庭岳、今回も存分に満喫です♪
誰もいなくて静かでフルラッセルで、楽しかった！

下山後は、近くの天台の湯へ（500円⇒割引券使用で半額）。
地元のおじいちゃんおばあちゃんに混ざって、のんびりお湯に浸かって冷え切った体を温めてホッと一息、です。

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