2024/5/3 GW東北お花見山行 梵珠山、馬ノ神山
【速報】2024/4/27-5/6 GW東北お花見山行
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青森市と五所川原市の境に跨る梵珠山へ。
古くから信仰の山として歩かれていた梵珠山は、山名も文殊菩薩の名から付けられたとか。
ブナ天然林が広がっていて、青森県民の森としても指定されているそう。
2年前に歩いた時は、膝を痛めたばかりだったので梵珠山往復だったけど、今回は足を延ばして稜線続きの馬ノ神山まで歩きます。
出発は、山麓の自然ふれあいセンターの駐車場から。
ここを起点に、マンガンの道、ミズバショウの道、サワグルミの道が梵珠山まで通じてます。
さすが青森県民の森、登山道もいっぱい。
#トイレはふれあいセンターの建物横にあり
行きはマンガンの道から。
昨年は、豪雨の影響で橋が流されてこの道は通行止めだったのだけど、今年は復旧。
沢沿いに歩いていくと、流された橋のところには仮設の橋がかかってました。
ありがたや。
そして沢を渡ると、早速ブナ天然林が広がります♪
いいですなぁ、この色合いと雰囲気。
道は歩きやすく整備されているし、地図付きで現在地も確認できちゃう標識も完備されてるし。
このほかにも〇合目の標識もあり、至れり尽くせり。
沢から尾根上に登り上げると、あとは明るいブナ林の中をのんびりゆる~り。
この日は風がかなり強く、頭上の梢がざわざわと揺れ動いているけど、林の中は穏やか。
そして何より、このブナ林の美しさに見とれちゃいます♪
さすが青森県民の森。
このブナ林が見たくてまた梵珠山に来たといっても過言ではないくらい。
気軽に歩けてこんなブナ美林にも出会えて、ほんといい山です。
所々にヒバ林が混ざっているのも、またアクセントになって面白い。
エンレイソウ、キクザキイチゲ
つい最近まで残雪があったと思しき窪地には、春の花々が。
サンカヨウやカタクリなど、まだつぼみの花たちもいっぱい。
そんな道をゆる~り登り上げて、8合目を過ぎて寺屋敷北広場に来ると、少し離れた所にお釈迦様の墓がありました。
飛鳥時代に、三蔵法師の弟子がここにお釈迦様の骨を埋めたとか。
寺屋敷北広場に戻ってくると、ここがもう一面の花畑♪
#広場には水洗トイレもあり
キクザキイチゲもいっぱい。
これは八重咲かしらん、なかなかゴージャスな花。
オトメエンゴサクも空色の花を咲かせてます。
足の踏み場もないくらい、いろんな花がいっぱい咲いててすごい!
しばらく花にくぎ付けになっちゃいましたが、この日はまだまだ先は長い、ということで広場を後にして先へと進みます。
梵珠山山頂に到着。
草地の広がる、開けた山頂です。
木立に囲まれた山頂は、陸奥湾方面の展望が開けていたけど、この日も遠くは霞んで下北半島方面の展望はなし。
山頂には、梵珠七観音がお祀りされてました。
早速、手を合わせてお詣り。
ここまでの道はかなり虫が多かったけど、山頂は風が吹き抜けるからかあまり虫はなし。
少し腹ごしらえして休憩したら、いよいよ馬ノ神山へ向けての稜線歩きに出発です!
馬ノ神山へは、緩やかなアップダウンを繰り返しつつ、青森市と五所川原市の市境でもある稜線上の道を辿ります。
足元にはカタクリの花も咲いていて、すこぶる気持ちの良い道(^^
さすが梵珠山、メインの道じゃなくても整備ばっちりなんだなぁ、とか思っていたら
馬ノ神山へと続く稜線の道は途中で分岐、そのとたんにちょっと怪しい雰囲気に。
・・・こっち方面はあまり歩く人もいないのか、あんまり手が入ってない感じ。
しかも足元にはオフロードバイク?の轍がクッキリついていて、少し荒れ気味なような。
足元がぬかるんでいるところもあったけど、そこを過ぎれば再びブナ美林の道へ。
強風に吹かれて梢がざわざわとざわめく音がすごいけど、ブナ林は素晴らしく美しい(^^
あまり手が入ってない道も、これはこれで気持ち良くていいなぁ、なんてのんきに歩いていくと
いきなり笹藪が登場。
まぁ腰くらいの薮ならいいか、と思ってたら、背丈を越えて顔にびしばし当たるところもあり。
薮はめんどくさいなぁ、こんな道が続くなら引き返すか?と思い始めたころに薮は終了して
再び穏やかなブナ林の道へ戻ってやれやれ。
薮は距離にして600mほど、それでも久々の薮で心が削れました。。。
そしてご褒美のように登場したのは
道沿いに広がるニリンソウの花畑♪
これはテンション上がりますねぇ(^^
薮でやさぐれた心を癒してくれるニリンソウたち。
これは、山の神様からのご褒美か。
こんな花畑に癒されて、やる気がもりもり復活したまきchin隊。
よし、歩くぞー!とブナ林の道を進みます。
歩いていくと、カタクリの群落も登場。
梵珠山山頂周辺にもちらほら咲いてたけど、こちらのカタクリは色も濃くたくさん咲いていて、まさに今が真っ盛り。
キクザキイチゲとカタクリのツーショット。
なんて可愛らしい(^^
鮮やかな濃いピンクのヒョウノセンカタバミも、群落を作ってあちこちに咲いてます。
色鮮やかで華やかな小さな花に、目を奪われます♪
華やかな春の道ですな。
さっきまで薮でげんなりしていたのが、春の花々の登場で一気にウキウキ気分。
ブナ林もキレイだし、大したアップダウンもなく緩やかな道だし。
気持ちよく歩いていくと
馬ノ神山の1kmほど手前のところで、砂利道の林道に出てきました。
ここから馬ノ神山までは林道歩き。
林道沿いには、あちこちにキクザキイチゲの大群落。
少し日当たりが良い所がお好みなのかな。
薄紫の花と、白の花が別々の群落になって咲いてます。
キクザキイチゲは花が大きいので、群落になると迫力満点(^^
途中で広い林道を横切ると、山菜採りの人の車が何台か路肩に停まってました。
ここも車で来れるのか~、と思いつつ、馬ノ神山へと続く砂利道を歩いていくと、前方に大きなアンテナが。
山頂は近いぞ。
アンテナの脇を通って、斜面を回り込むようにして歩いていくと、巨大なTVアンテナが立つ馬ノ神山山頂に到着です。
アンテナ大好きごろ太君、アンテナを見上げて嬉しそう。
山頂は南東側の展望が開けていて、目の前に八甲田連峰が一望!
こんなに間近に見えるのね。
アンテナ塔の脇には、なんと一等三角点。びっくり。
山頂標識はなかったけど、アンテナ塔のフェンスの柱に「馬ノ神山」と書いてありました(^^
さて、では戻りますかね。
行きには気づかなかったけど、登山道から林道に出るところにはこんな標識があったりして。
そして帰りもブナ林の中をのんびりゆる~り。
ブナ巨木も多く、気持ちよい道。
ニリンソウの群落を愛でつつ。
人は誰も通らないし、ブナも花々もキレイだし、薮さえなければすこぶる楽しく気楽に歩ける道だな。
帰りの薮は、あらかじめわかっていたからかそれほど長く感じず、さっくりクリア。
ブナ新緑の道に癒されつつゆる~り歩いて
梵珠山山頂に戻ってきました。
広い山頂では数組休憩中、賑やかなので山頂はさっくり通過して
お隣の釈迦堂山へ。
キレイな避難小屋とお釈迦様を祀ったお堂があり、ここでも手を合わせてお詣りしたら
ブナ林の斜面を九十九折りに下る道へ。
あとはひたすら下るのみ。
途中の寺屋敷南広場には、一面のニリンソウ(^^
一昨年は、キクザキイチゲやオトメエンゴサクが一面に咲いていて、カタクリがまだつぼみ、という感じだったな。
咲く花がどんどん変わっていくんだなぁ、近くに住んでたら毎週来たくなっちゃうかも(^^
ここからマンガンの道に戻ることもできるようだけど、この日はサワグルミの道を下ります。
こちらは急な南斜面を九十九折りに下る道、明るいブナ林の中でいろんな花が咲く道です。
また雰囲気がちょっと違ってて、それもまた楽しい。

キバナイカリソウ、クルマムグラ、ユキザサ、ホウチャクソウ
稜線付近に咲いていた花からは季節が一歩二歩進んだ感じの花々が迎えてくれました♪
登ってくる人とのすれ違いが多いかな、と思いきや、すれ違いはまったくなし。
意外と静かでびっくり。
梵珠山と言えばブナ美林、という期待にたがわず、この日もほぼずーっと涼やかなブナ林の中の道。
梵珠山へと登る道はもちろん、馬ノ神山へと続く稜線もブナ美林でとっても癒されました。
梵珠山~馬ノ神山間は緩やかなアップダウンの道、一部薮はあったけど概ね歩きやすく、そして何より早春の花々がいっぱいで心和みました(^^
連休後半初日ということで人が多いかな、と思ったけど、梵珠山~馬ノ神山間では誰にも出会わず、梵珠山付近でも数組に会った程度。
ちょうど時間がずれてたのかな、この日も静かな山歩きでありました。
下山後は、浪岡の"つねた食堂"へ。
土日は営業していないので、この日がチャンス、ということで向かったのですが、スッキリ煮干しスープの醤油ラーメンも塩タンメンもとっても美味しかった!(詳細は速報)
さすがは地元の人気店。
浪岡の花岡プラザの日帰り入浴(360円)にのんびり浸かったら、この日も津軽SAで車中泊。
そして翌日は、鯵ヶ沢と津軽半島観光でありました(詳細は速報)。
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