2025/1/2 八甲田・雛岳BC
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この年末年始の青森は記録的な大雪。
酸ヶ湯も既に積雪350cm超え、年末は少し気温が上がったけどそこから再び気温が下がり、この日の積雪は前日から30cm増。
こんなんで山はどうかなぁ、と思ったけど、風はそれほどなく東八甲田のゲートも開きそう、ということで、まぁ行けるところまで行ってみるか、と八甲田雛岳へ向かいます。
雲谷ゲートオープンと同時に八甲田入り、箒場の高原茶屋の前に到着すると、既に5台ほど車が停まってました。
いつもこの時期は、まきchin隊が一番乗りな感じで人も少なかったんだけどなぁ。
準備している間も続々と車が到着して、この日の雛岳は大賑わいの様子。
・・・なんか雛岳、人気になっちゃってる? SNSの影響かしらん。
雪の量はと言えば、高原茶屋の看板が隠れるほど積もっててこれまたびっくり。
この時期にこんなに積もってるのは見たことない。
既に何組か出発した後を追って、まきchin隊も出発。
ありがたく、先行者のトレースを辿らせていただきます。
歩き始めの緩やかなブナ林の中は、風もなくとっても穏やか。
雪も止んでいて、このまま今日は穏やかな天気だったらよいなぁ、なんて思いつつ。
先行者のトレースは登りやすい斜度でジグ切られていて、ヒールリフトしなくても登れちゃうくらい。
試しにトレースを外してみたら、腿くらいまでずぼずぼ埋まったので、ここは無理せずトレースを辿ります。
登り上げていくと、だんだん雪が舞い始めて風も強くなってきて、八甲田っぽい天気に。
標高960m付近の木立が途切れるところまで登ったところで、登高終了です。
先行や後続の方は、もっと上を目指して登って行かれたけど、視界悪いし雪も深すぎるし、これ以上登ってもしょうがないだろな、ということで。
登りのトレースから少し横移動して離れた斜面に滑り込んでみると、、、全然進まない!
上にふんわり積もっている雪は軽いんだけど、その下に水気たっぷりの重い雪が沈降せずに溜まっていて、板を踏むとずぶずぶ沈んで重い雪に刺さる。。。
ちょっとこれは想定外だったなぁ、数日前の重い雪はもう沈降しているかと思ってたのだけど。
まっすぐ滑り降りようにも、板は沈むし、かき分けた雪が前に盛り上がって溜まっていくしで進まないぞ。
転んだら最後、雪が深すぎて起き上がれそうにないので、絶対転べない感じ。
ごろ太君、果敢に斜面に挑むも、辛うじて1ターンしたところで埋まってストップ(笑)
こりゃ、登りのトレースに合流しないと下れないな、とこの時点で滑るのは諦めて、登りトレース目指して下りラッセル移動開始です。
でも、下りラッセルって、登りラッセルよりも大変かも。
板を下に向けると立ちどころに沈んで刺さるので、下り気味トラバースで歩きつつ、一歩踏み出した上に次の一歩を踏み出して花魁歩きみたいに進みます。
いやー、こりゃ大変。
テレマークのまきchinはそれでもどうにか歩けたけど、アルペンのごろ太君は途中でシール貼ってヒールフリーにして歩いてました。
一方が道を切り開いて、一方はトレースを辿って滑り降りて、と交代で下りラッセル。
登りは、先行者のトレースでだいぶ楽に登っちゃったけど、帰りは股まで埋まるラッセルで大汗かきまくり。
いやはや、予想外の展開。
こんなに気持ちよさそうな斜面なんだけどなぁ。
滑ると沈むんだよなぁ。。。
どうにかこうにか登りのトレースに合流してホッと一息(ごろ太君、登りトレースに合流したところで再びシールオフ)。
斜度が緩やかなところまで来ると、所々でトレースをショートカットしつつ数ターンしてみたりして。
こんな雛岳は初めてだな。
この日だけでも30cmほど積もったようで、雪降りすぎの時は来ちゃだめだな、と改めて認識です。
(そういえばずっと前に、奥会津の山でも同じような目にあったことがあったな、なんて思い出したりして)
どうにか無事に高原茶屋まで戻って来て一安心。
帰ってきたら、車が20台以上停まってて(路駐もあり)これまたびっくり、でした。
ナカナカな初登りでしたが、まぁ無事に無難に降りてこれたのでヨシってことで。
早々に、雪降りしきる八甲田を後にします。
道路脇の雪壁も、いつものこの時期よりずーっと高い。
これからまだまだ降るんだろうなぁ、あまり一気にどっさり降りすぎないでもらいたいものですね。。。
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