« 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回 | トップページ | 2024/12/14-15 長野ゲレンデスキー »

2024年12月 5日 (木)

2024/12/1 山梨初冬山歩き・三ツ峠山~本社ヶ丸周回

富士山と南アルプスの展望を楽しみつつ、三ツ峠山周回山歩き。

202412010
長く裾を引く富士山のお姿が美しい♪

===三ツ峠山、本社ヶ丸(みつとうげやま、ほんじゃがまる)===
2024/12/1(日):三ツ峠裏登山口(7:00)~▲開運山(8:15-8:25)~▲御巣鷹山(8:40-8:45)~大幡八丁峠(10:10)~▲清八山(10:30-10:35)~▲本社ヶ丸(11:10-11:15)~▲清八山(12:10)~大幡八丁峠(12:20)~三ツ峠裏登山口(12:55)
歩行距離:11.4km
累積登高:1,000m
累積下降:1,000m
======

【速報】2024/11/30-12/1 山梨初冬山歩き ←クリックで詳細レポ表示
2024/11/30 赤鞍ヶ岳~菜畑山周回 ←クリックで詳細レポ表示
2024/12/1 三ツ峠山~本社ヶ丸周回

この日の太平洋側は穏やかな好天、ということで、展望の山歩き。
冠雪の富士山や南アルプスを眺めたい、と超久しぶりの三ツ峠山へ。なんと21年ぶり。
(まきchinはその後に単独で一度登ってるので12年ぶり)
三ツ峠山だけだとちょっと物足りないので、大月秀麗富嶽十二景の清八山と本社ヶ丸も合わせて周回で歩きます。

202412011
入山は、御坂側の三ツ峠裏登山口から。
新御坂トンネルの河口湖側出口から旧道を走っていくと、トイレもある登山口に到着です。
朝6時過ぎの時点でトイレに一番近い駐車場(10台くらい?)は既に満車、手前の駐車スペースに駐車です。
一番短時間で登れる初心者向けコースの入口ということで、やっぱり人気なんだなぁ。
#道沿いに駐車スペースが点在してました

202412012
後から続々と車が到着して皆さん出発して行かれる中、まきchin隊も出発。
ここから山頂直下の三ツ峠山荘まで続く林道を辿って登ります。
まさかずっと林道とはびっくり、でも割と急坂で、登山口から三ツ峠山荘まで標高差で450mほど登り上げる道です。

202412013
北斜面に付けられた道は朝日が射し込むこともなく、ひんやり肌寒い。
道沿いの斜面にはびっしりと立派な霜柱、見た目にも寒々しいことこの上ない。
そしてこの日は風は弱い予報だけど、さすが単独峰の三ツ峠、頭上の梢を揺らす風はかなり強い。
こりゃ山頂や稜線上は寒そうだな。。。

202412014
道路脇には霜柱、そして歩く道は凍ってカッチカチ。
すっかり冬だなぁ、と思いながら九十九折りの林道を歩いていると、それでもだんだん体が温まってくるもんで。

202412015
のんびり歩いていくと、山頂直下に建つ2つの山小屋、三ツ峠山荘と四季楽園に続く道の分岐に到着。
ここは右手の三ツ峠山荘方面へと進んで

202412016
三ツ峠山荘に到着。
山荘前のテラスからは

202412017
どかーんと富士山!
天上山から河口湖へと続く尾根の向こうに、大きく裾を引いたお姿で聳えてます。
さすがにここから見ると迫力ありますねぇ。

202412018
南東方面には、御正体山や加入道山など道志や丹沢の山並み。
その奥には箱根や相模湾も見えてます(^^

202412019
三ツ峠山荘前からしばし大展望を楽しんだら、アンテナの立つ開運山山頂目指して出発。
開運山、木無山、御巣鷹山の3つを総称して三ツ峠山と呼ばれているそうなのだけど、開運山はその中でも一番高い、いわゆる三ツ峠山山頂です。

2024120110
2頭の甲斐犬がわんわん吠えまくる山荘を後にして緩やかな稜線を進んでいくと、右手にはずら~り冠雪の南アルプスが♪
前日は雲の中だったけど、今日はスッキリくっきり見えてます(^^
狙い通りですな。

2024120111
三角形に尖った甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山。
甲斐駒ももう雪化粧してるんだな。

2024120112
こちらは白峰三山。真っ白なお姿がまぶしい!
冠雪した山並みはほんと美しい。

2024120113
そんな山並を眺めながら歩いていくと、もう一つの山小屋、四季楽園の前を通過。
後ろに聳えるアンテナは、御巣鷹山のアンテナですな。

2024120114
小屋を過ぎると、開運山へ向けて階段の道が続きます。
巨大な反射板を巻くようにして、ばっちり整備された階段を登り上げていくと

2024120115
三ツ峠山(開運山)山頂に到着!
風が強くてめちゃくちゃ寒いけど、まずは景色を眺めます。

2024120116
山頂からの富士山の眺めは、圧巻の一言。
スッキリ澄んだ空気の向こうに聳える冠雪の富士山、これぞMt.FUJI!という堂々たるお姿。
遮るものもなく、長く裾を引く姿が素晴らしい。

2024120117
そしてもちろん南アルプスもずら~り一望。
こんなに端から端まで全部見えるとは!

2024120118
甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山、その後ろにちょこっと見えてるのは仙丈ヶ岳かな。
そして北岳、間ノ岳、農鳥岳と白峰三山が連なります。

2024120119
白峰三山の左に目を移せば、白峰南嶺の奥にちょこっと塩見岳と蝙蝠岳が顔を出していて。
その左側にひときわ白く聳えているのは、悪沢岳、赤石岳、聖岳ですかね。

2024120120
東南方面には、先日歩いた道志の山並みや、丹沢の山々。
こんなに近いんだなぁ。

2024120121
開運山のお隣の御巣鷹山の向こうには、甲武信ヶ岳や金峰山、瑞牆山など奥秩父の山並み、その左側には八ヶ岳。
八ヶ岳はちょっと雲かかってますねぇ、そしてそのさらに左奥に北アルプスにも雪雲がかかっていてよく見えず。

2024120122
東側には遠く、スカイツリーや高層ビルなども見えてます。
さすがアンテナが林立する三ツ峠、あそこからここまで電波が飛んできてるんだな、なんて妙に感心しちゃったりして。

2024120123
狭くて強風の山頂には続々と人がやってきて割と賑やか。
ぐるりと景色を眺めたら、さっくり山頂を後にして先へと進みます。
お次に目指すはお隣の御巣鷹山、こちらにもアンテナがいっぱい。

2024120124
御巣鷹山に登る道も階段がしっかり整備されていて、緩やかに少し登れば山頂に到着です。

2024120125
山頂に林立するのは、ごろ太君によると気象レーダーだそう。
いつもチェックしている雨雲レーダーとかの情報は、ここで観測してるのかな。
レーダーの周りはフェンスで囲まれていて、ぐるりと周りを歩くことができました。

さて、では三ツ峠山を後にして、清八山や本社ヶ丸へ向けた縦走路へと進みます。

2024120126
ここから先はほとんど人もいなくて静かな道。
ここまでのばっちり整備された道とは打って変わって、いかにも山道、という感じの道を歩きます。
ようやく山歩きっぽくなったか(笑)

2024120127
割と急坂な道を御巣鷹山から一気に300mほど下ると、あとは明るい尾根上を、緩やかにアップダウン繰り返しつつ歩きます。
ここもまたすっかり落葉して初冬の道、それでも日が当たっているところはほっこり暖かい♪

2024120128
ゆる~り歩いていくと、尾根からちょっと寄り道したところに茶臼山の小ピークがありました。

2024120129
木立の隙間からは、目指す本社ヶ丸が。
遠目にも、あちらの稜線はちょっと岩場っぽい。

2024120130
御巣鷹山の山頂を見上げるとこんな感じ。
一気に下ってきちゃったのね。

2024120131
茶臼山を過ぎ、いくつか小ピークを越えつつのんびり尾根歩き。
所々急坂があるものの、それほど大きな登り返しもなく穏やかで歩きやすい道。
しかも人が全然いなくて静かなのがよい!

2024120132
途中、送電線の外された鉄塔が建ってたりして。
老朽化とかで使われなくなった鉄塔なのかな。
尾根の両側の斜面にも、こんな鉄塔が立ち並んでました。
いつか撤去するのか、それとも再び送電線が架けられるのか。

2024120133
尾根の右手には、御正体山や、前日歩いた道志の山並み。
その奥は丹沢かな。

2024120134
所々で富士山の展望もあり、なかなか気持ち良い尾根道を歩いていくと

2024120135
大幡八丁峠に到着です。
ここで、都留から登ってくる道と、三ツ峠裏登山口からの林道が合流。
帰りはここから林道を歩いて登山口に戻りますが、まずは清八山や本社ヶ丸を目指して先に進みます。

2024120136
相変わらずの明るく穏やかな道をのんびりゆる~り。
この時期に歩く陽だまりの穏やかな道は、ほんと気持ちよい。

2024120137
途中、御坂方面に踏み跡が分岐していてこんな標識も。
河口湖アルプスですって。尾根を辿って黒岳まで歩いていけるのね。

2024120138
大幡八丁峠から、所々階段も整備された道をのんびり100mほど登り上げていくと

2024120139
清八山山頂に到着。
秀麗富嶽十二景の十二番、とのことで

2024120140
このお姿が目の前に♪
日の当たり方もいい感じ、秀麗なお姿で聳えてます。

2024120142
南アルプスももちろん一望。
手前の大きな丸い山は御坂黒岳、三角形のとんがった山は釈迦ヶ岳。

それほど広くはない山頂には割と人がいて混んでたので、景色を眺めたら本社ヶ丸目指して稜線上を進みます。

2024120143
稜線上の道は、細かくアップダウン繰り返していくつも小ピークを越えながら本社ヶ丸へと続きます。
そして結構岩場が多い!
手がかり足がかりはあるし、それほど大きくない岩場だけど、手に持ったストックがちょっと邪魔。
この稜線はストックしまっておくほうが吉ですな。

2024120144
岩がちな狭い稜線の道は、大月側から登ってくる人が多いようで、人とのすれ違いが多い。
御巣鷹山~清八山間では全然人と出会わなかったのに、こっちはこんなに人が多いとは。
本社ヶ丸は山梨百名山だし、清八山・本社ヶ丸とも秀麗富嶽十二景の山だから、歩く人も多いんだな。

2024120145
途中、展望のよい岩場や、足がかりに困る一枚岩などを過ぎつつ、小ピークに何度も騙されつつ。

2024120146
最後にこれまた岩場な道をえいやぁと登り上げて

2024120147
本社ヶ丸山頂に到着です。
ここも秀麗富嶽十二景の十二番だそうで、清八山とセットで十二番なのかな。

2024120148
山頂からの富士山はこんな感じ。
三ツ峠山の山頂の向こうに富士山(^^

2024120149
南アルプスもずらーり展望♪
朝よりもクッキリ見えてきたような気がする。

2024120150
もう朝から何度も見ている南アルプスだけど、全然飽きませんねぇ。
甲斐駒から白峰三山を目で辿ります。

2024120151
白峰南嶺と、塩見岳、悪沢、赤石、聖岳。
素晴らしい景色。

こんな景色を眺めてのんびり過ごしたいところだけど、こちらもそれほど山頂は広くはなく、そして人で大混雑。
大月側から続々と人が到着してきているということもあり、一通りぐるりと景色を眺めたら、山頂を後にして来た道を戻ります。

2024120152
再び岩場の稜線を戻って

2024120153
途中の展望の良い岩場で大休止。
ここなら広くてぐるり大展望だもんね。

2024120154
目の前に富士山を眺めつつ、のんびり一休み。
朝とはまた日の当たり方が変わって、陰影がくっきりしていてかっこよい。
山頂付近の雪がピカピカ光っているのだけど、あのへんは一面氷なんだろうな。

2024120155
振り返れば奥秩父の山並み。
大菩薩や甲武信ヶ岳、金峰山などなどずら~り。

2024120157
そして今日は何度も眺めてる南アルプス。
これだけずら~り見えることってあまりないので、なんだか嬉しくて何度も眺めちゃう。

2024120158
南アルプスの南側に続くのは、オクシズの山々かな。
昨年の今ごろはあっち方面を歩いたな、と思いながら眺めます。

いやー、素晴らしい展望を大満喫。
三ツ峠の展望が素晴らしいのはもちろんだけど、この清八山~本社ヶ丸の稜線も最高の展望でした。

景色を存分に楽しんだら、清八山を経由して大幡八丁峠に下ります。

2024120159
ここから先は広い林道歩き、峠から30分弱歩いて三ツ峠裏登山口に戻って終了、です。

超久しぶりの三ツ峠山。
前回は表登山道側から登っていたので、今回は裏登山道から周回で歩いたのですが、なかなか楽しかったです。
富士山や南アルプスの展望はもちろん、御巣鷹山~清八山の穏やかな稜線の雰囲気も良かったし、清八山~本社ヶ丸のちょっと岩がちなアスレチックな稜線も楽しかった。
人の多い三ツ峠山と本社ヶ丸、そして人が全然いない御巣鷹山~清八山の稜線のコントラストもおもしろかったな。
林道歩きが多く、割と楽に周回できるコースでした。

久々に訪れる山もまた楽しい!

下山後は、腹ごしらえもお風呂も省略して帰宅。
途中、中央道の渋滞を回避して下道走って、下界の紅葉ドライブをこれまた楽しむことができました。

人気ブログランキング ← ブログランキング参加中♪クリックよろしくです

|

« 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回 | トップページ | 2024/12/14-15 長野ゲレンデスキー »

◇登山」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回 | トップページ | 2024/12/14-15 長野ゲレンデスキー »