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2024年11月13日 (水)

2024/11/9 福島晩秋山歩き・花塚山

福島・阿武隈山地の花塚山へ。

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奇岩・巨岩と紅葉の里山歩き♪
富士山が見える北限の山でもあります(見えなかったけど)。

===花塚山(はなづかやま)===
2024/11/9(土):花塚の里駐車場(7:25)~花塚山登山口(7:40)~▲花塚山(8:40-8:50)~▲花塚山北峰(9:25)~堅石(9:35)~花塚山登山口(10:15)~花塚の里駐車場(10:30)
歩行距離:5.6km
累積登高:590m
累積下降:590m
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2024/11/9 福島・花塚山
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紅葉追いかけて、先週よりも緯度も高度も下げて里山歩き。
この週末の東北は、土曜日は冬型にて太平洋側が好天、日曜日は全般的に穏やかな天気ということで、土曜日は福島・阿武隈高地の花塚山を歩きます。

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入山は、川俣町の花塚の里から。
広い駐車場の一角は、除染で除去した放射性物質の置き場になっていました。
#駐車場にはトイレなし、登山口の手前にも数台駐車可

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駐車場からは、林道を歩いてちびっこ天国の公園へ。
ゆる~り15分ほど歩いていくと、大きな滑り台やブランコ、東屋のある公園に到着です。
#公園内に簡易水洗トイレあり

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公園の奥には、放鹿山神社の建物がありました。
「はなしかやま」が転じて「はなつかやま(花塚山)」となった、という説もあるそうで。

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放鹿山神社の前で、登山道は二股に分かれます。
今回は反時計回りで周回で歩こう、とまずは右手の道を辿ります。

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杉林の斜面を歩いて尾根に登り上げると、アカマツ混じりの雑木林の中へ。
丸太の階段が整備されていて歩きやすい。

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のんびり歩いていくと、烏帽子岩なる大岩が登場。
ここから先、こんな感じの巨岩や奇岩が次々と登場します!

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大きな岩の間を縫うように登る道。
阿武隈高地は巨岩がごろごろ転がる山が多いけど、ここ花塚山も同じく大岩がいっぱい。

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そんな岩の上には、大黒様。
穏やかなお顔ですな。

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ほどなく登場した"行者戻しの岩"は、巨大な岩が尾根上にいくつも露出していて、いかにもな感じ。
巻き道もついていたけど、ここはせっかくなので岩上を行ってみよう、ということでそのままよじ登ります!

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鎖も使ってえいやぁと。
無事大岩の上に上がって、まきchin隊戻しの岩にはならずにすみました(^^
がっつり岩場はおっかないけど、このくらいのちょい岩登りなら楽しい♪

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岩の上からは、安達太良連峰や吾妻連峰を眺めることができました。
遠くには那須連山も。

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行者戻しの岩の先へと歩いていくと、大きな一枚岩の屏風岩。
大昔の火山活動や地殻変動でこんなに大きな岩が地表に出てきたんだろうなぁ、と次々と登場する大岩を見上げつつ歩きます。

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そして紅葉は、700~800m付近がちょうどいい感じ。
ミズナラやカエデの紅葉の道を、落ち葉踏み踏み登ります。

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紅葉の梢を通して射し込む日射しが、とっても柔らかで温かい。
いかにも里山、という穏やかな雰囲気に癒されます(^^

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そんな尾根道を歩いていくと、胎内くぐりの大岩が登場。
人がようやく1人通れるくらいの隙間に、まきchinもごろ太君もチャレンジ!
身を細めて、2人とも無事クリア。

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胎内くぐりの先には、こんな岩場も。
大岩から剥がれ落ちたと思われる岩が、これまた別の大岩の上に屋根のように乗っていて面白い。
ちょっとした岩屋のようでもあり、昔はここで行者が修行してたりして。

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紅葉の道だし、様々な巨岩が次々と登場するし、で変化に富んでてかなり楽しい道。
尾根上の道は所々で急坂になり、岩や木の根が階段のように絡まりあった道をぐい~っと登っていくと

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稜線に出てきました。
花塚山山頂へは、ここから右にちょい寄り道です。

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そしてこの稜線上にもまた大岩がむき出しになっていて、岩の上を歩く道と巻き道とが付けられてました。
行きはとりあえず巻き道で。

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しかしこの巻き道、割とアップダウンあるし段差の大きな階段もあり、ちょっと面倒な感じ。
こりゃ帰りは岩の上を歩くかな、と思いながら10分ほど歩いていくと

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富士見岩なる岩場に出てきました。
なんでもこの花塚山、富士山が見える山の北限だそうで。

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・・・と言ってもここから富士山までは300km超、肉眼ではほぼ見えないんだろうな。
好天で空気が澄んでる好条件がそろった日に望遠撮影して、富士山が見えることが確認できたそう。
この日はもちろん、富士山の気配すら感じられませんでした(^^;

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富士見岩からほんの一歩きで、花塚山山頂に到着です。
木立に囲まれた山頂ですが

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南側の阿武隈高地方面は展望開けてます。
見えているのは、口太山、麓山、移ヶ岳かな。

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西側には、安達太良山。

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その隣には吾妻連峰。
もう高い山並みは、稜線がうっすら白くなってますねぇ。

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そんな景色をのんびり眺めたら、山頂を後にして稜線を戻ります。
帰りは稜線上の岩場を通る道を歩いたけど、割と踏み跡しっかりしていてそれほどガッツリ岩場というわけでもなく、こっちのほうがむしろ歩きやすかった。

花塚の里からの道との合流を過ぎて稜線上を歩いていくと

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これまた巨大な護摩壇岩が登場。
岩には鎖がかかってたけど、ほぼ垂直な岩場なので遠慮しておきました。。。

この護摩壇岩がある小ピークは花塚台と呼ばれていて、慈覚大師が護摩壇岩で修行をしたとも言われているそう。
花塚台には東屋もあったけど、老朽化につき立ち入り禁止となってました。

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花塚台を過ぎると、ほぼ落葉した木立の中、急こう配の稜線を下って登り返し。
道沿いに点在する巨岩が人の顔みたい(^^

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たっぷり積もった落ち葉をざくざく踏みつつ、のんびり登り返していくと

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花塚山北峰に到着です。
ここにも東屋があったけど、これも立ち入り禁止につき、北峰はさっくり通過です。

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北峰を過ぎて少し下ったところから、堅石へと続く尾根道へと分岐。
これがまた結構な急坂、一気に下って行くとぬかるんだ狭い沢の中の道になり、え、これ道間違ってないよね?とちょっと不安になりながら歩いていくと

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巨大な堅岩が登場。
高さ30mほどの大きな岩で、巨大なブロックが積み重なったような細長い岩。
よく東日本大震災の時に崩れなかったなぁ、という感じで絶妙なバランスを保ってます。

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どうやってこんな岩ができたんだろう? 巨人の積木か?!
いやぁ、ミステリーだ。

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堅岩をすぎてしばらくは岩場の狭い尾根を下り、稜線から150mほど下ったところで斜面のトラバース道へ。
これでようやくのんびり歩けると思いきや、トラバースの道あるあるで、アップダウンがまだ続きます。
花塚の里からの登りも結構急坂多かったし、緩やかな道がほとんどない山ですな(^^;

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何度か沢や尾根を越えつつ、アップダウン繰り返しつつ。
登りは巨岩巡りで変化があって楽しい道だったけど、このトラバース道は薄暗い所やぬかるみも多く、地味に気持ちが削られる。。。

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途中、日当たりの良いところに再び東屋があったけど、ここまた立ち入り禁止。
せっかく立派な東屋なのにもったいないなぁ、これも震災で壊れてメンテナンスできなくなっちゃったのかな。

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最後の東屋から急斜面をぐい~っと下って、放鹿山神社の脇に戻って来て山道終了。
あとは、林道をのんびり下って駐車場に戻って来て山歩き終了です。

今回の道中では、ほぼ同じくらいの時間に出発したお二人以外には誰にも出会わなかったけど、駐車場に戻ってきたら車が10台近く停まっていました(ほぼ地元の方達の車)。
短時間で歩ける山なので、みんなのんびり出発なんだろうな。
花塚山へと登る道は、紅葉で明るく、巨岩奇岩も多く変化に富んでて楽しい道でした。
斜度もあるけど登りやすく整備されてて、歩く人も多いんだろうな、という感じ。
そして花塚山から堅石経由で下る道は、急坂連続からのアップダウンあるトラバース道でちょっぴり気持ち的にしんどかったです。

それでも、ショートコースながら見どころいっぱい、阿武隈高地らしさも味わえてなかなか面白い。
積雪期に歩く人も多いようで、それもまた楽しそうです。
飯館村から登る道もいろいろあり、道がそこかしこで分岐しているので、歩く際は要注意です。

下山後は、道の駅川俣の併設レストラン"シャモール"で川俣シャモ料理に舌鼓。
今回はこれも目的の一つだったので、とろとろ親子丼やシャモ鍋、シャモメンチなど美味しいシャモ料理をいただけて大満足(詳細は速報)。

そして翌日に備えて山形へ移動の道中、赤湯温泉"湯こっと"で源泉かけ流しのお湯を楽しみ、熊野神社でお詣り、と観光も楽しんじゃいました(^^

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