2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰
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2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰
猛暑すぎて不安定な天気が続く8月。
この週末も、土曜は雲多めで朝のうちはガス、9時頃にはいったん晴れるけど昼前からあちこちでゲリラ豪雨との予報。
日曜は終日雨模様にて、歩くなら土曜午前中にさっくり短時間だなぁ、というわけで、霧ヶ峰・八島ヶ原湿原へ。
遅め出発でさくっと歩きます。
八島ヶ原ビジターセンター駐車場には、前夜入り。
ずーっとガスの中なのでのんびり朝寝して、ガスが晴れ始めた8時半頃に行動開始です。
#100台ほど駐車可、トイレは24時間使用可(ウォシュレット付きでとってもキレイ)
歩き始めると、ガスがぱぁっと晴れて八島ヶ原湿原が一望!
これは絶好の散策日和♪
いったん湿原まで下って、景色を眺めます。
さっきまでガスガスだったのに、こんなに一気に晴れるんだなぁ。
のんびり出発にしてよかった(^^
というわけで、まずは八島ヶ原湿原の北西に聳える鷲ヶ峰に登ります。
ちょうど晴れてきたし、稜線からの景色が楽しみ♪
歩き始めてしばらくすると、灌木の中のちょっと薮っぽい道に。
朝イチ歩いたら、朝露でびしょびしょになりそう。
こんな道が続くのかなぁ、とちょっとげんなりしつつ登っていくと
開けた道に出てきました! ここから先は藪もなく開けて快適な道。
前方には鷲ヶ峰へと登る稜線、鹿除けの柵をくぐって先へと進みます。
緩やかに登る道の両側には、ススキの原っぱが広がります。
山の上は、もう秋がすぐそこに来ているんだなぁ。。。
ゆる~りと登りつつ振り返れば、眼下には八島ヶ原湿原が一望。
その向こうには、車山も見えてます。
ザ・高層湿原な景色♪
そんな景色を眺めながら、ちょいガレ気味な道を登ります。
開けてて風も吹き抜けて、気持ち良い!
左手には、青く輝く諏訪湖と岡谷の街並みが見えてきた。
あっち側の雲も晴れてきてるな。
右手の奥の雲も晴れてきて、その向こうには円錐形の蓼科山が聳えてます。
だんだんと見えてくる周囲の景色にウキウキしながら登っていくと
「御嶽神社」の石碑が建つ小ピークに到着。
諏訪信仰の色濃いこのエリアにも、御嶽信仰があるとはびっくり。
この日は雲多めなので見えなかったけど、晴れていればここから御嶽が望めるんだろうな。
この小ピークを過ぎれば、あとは緩やかにアップダウン繰り返しながら山頂へ。
青い空と白い雲、緑の草原は、まさに夏の道♪
いや、トンボもたくさん飛び交っているので、晩夏かな。
前方に、鷲ヶ峰山頂へと続く稜線を眺めつつ。
大きなアップダウンもなく、緩やかに歩ける稜線が気持ちよい。
カワラナデシコ、トリカブト、マルバダケブキ、コウリンカ
それほど数は多くないけど、道沿いには花がちらほら。
景色眺めつつ花を眺めつつ。
涼しい風に吹かれて稜線上の道を気持ちよく歩いて
山頂の南西側には、諏訪湖が一望。
こんなに近くに見えるんだなぁ。
諏訪湖の奥には、中央アルプスの山並みが雲間からちらりと顔を出してます。
美ヶ原の右奥には、これまた雲に包まれた浅間山など東信の山並みが。
高い山は軒並み雲がかかってるのに、美ヶ原や霧ヶ峰は晴れててラッキー♪
こんな景色を眺めつつ、涼しい風に吹かれながらしばし一息ついたら下山開始です。
行きよりも雲が晴れてきたかな。
車山の稜線の向こうに聳える蓼科山や八ヶ岳の山並みも、キレイに見えてきたような。
右手の諏訪湖を眺めつつ。
諏訪湖方面から吹きあがってくる風が、ほんと涼しくて爽やかで。
そんな爽やかな風に吹かれながら、穏やかな稜線を歩きます。
スカッと開けて伸びやかで、短いながらも気持ちよい稜線歩き。
振り返って鷲ヶ峰を眺めます。
こんなに草原が広がっていて、開けて穏やかな稜線で、展望もあって気持ちの良い山だなんて知らなかったなぁ。
ちょこっと登るだけで、湿原とはまた違った景色も楽しめるしね(^^
そこそこ歩いている人はいるけど、車山方面と比べたら静かな道。
ここ、八島ヶ原湿原に来たときの定番スポットになりそう。
のんびりと稜線を歩いて、八島ヶ原湿原を見下ろしつつガレ道を下れば、鷲ヶ峰ハイクは終了。
鹿除けの柵をくぐって、草原の中の道を下って行くと
八島ヶ原湿原を周回する木道に出てきました。
ここからは、湿原をぐるりと回る道を時計回りに歩きます。
稜線歩きも気持ちよかったけど、この湿原木道歩きもまた気持ちよい。
やっぱり高層湿原はいいなぁ。
開けて涼やかで、気分爽快。
ユウガギク、シラヤマギク、ノコンギク、ハクサンフウロ
そして湿原と言えば花!
夏の花はもう終盤で、代わりに秋の花々が咲き始めてます。
開けた湿原の向こうには、車山。
穏やかな山並みだけど、車山山頂にはレーダー観測所があって目印になるので、車山は一目でわかりますな。
昼前に晴れ間が覗くという予報で、それを狙って来たわけだけど、まさかこんなにスッキリ晴れて青空が広がるとは。
絶好の高層湿原散策日和(^^
湿原には、咲き残りのヤナギラン。
だいぶ穂を伸ばしてきたススキと混ざっていて、そして咲き終わったところが綿毛になっていたりして、いやもう夏も終わりだなぁ、なんて思ったりして。
マルバハギ、マツムシソウ、ノリウツギ、ヤマハハコ
あちこちに群落をつくって咲くお花たち。
そしてシシウドには、鮮やかな色合いのアオムシがいっぱい!
キアゲハの幼虫だそうで、咲き終わった花穂をむしゃむしゃと一心不乱に食べてました。
立派な蝶になるんだよ~(^^
木道は、所々で木立の中に。
木陰はひんやり涼しくていい気持ち。
そんな木陰から、湿原の池塘を眺めます。
池塘に映る青い空には白い雲がぽっかりと浮かんでいて、これまたなんとも絵になる景色。
池塘のほとりには、鮮やかな色合いのアサマフウロの大群落。
濃い赤紫色の花が、緑一色の湿原の中でキラキラ輝いてました。
のんびり木道を辿っていくと、車山へと登る道との分岐に到着。
少し開けていてベンチもあり、キレイなバイオトイレもある分岐では、一休みされている方も多し。
まきchin隊は、このまままっすぐ湿原沿いの道を辿ります。
ここからしばらくは、草原の中の砂利道が続いてちょっと退屈な道。
木道を歩いてきた人は、登山の人はほとんどが車山方面へ、そして観光の人は分岐から引き返しちゃうので、この林道を歩いている人はほとんどいない。
ワレモコウ、マツムシソウ、ハバヤマボクチ、ゴマナ
それでも、道沿いには花がいろいろ咲いてます。
振り返ると、湿原の向こうには鷲ヶ峰。
今までは何気なく眺めていた山だけど、登って来てから改めて見ると、稜線からの景色を思い出したりしてこれまた格別。
砂利の林道をしばらく歩いていくと、旧御射山競技場跡の石碑が出てきました。
ここで向きを変えて、旧御射山遺跡へ。
鎌倉時代に、ここで諏訪大明神を祀る御射山祭が開かれて、関東一円の武士が集ったとか。
斜面が階段状になっているのは、その時に桟敷が作られた跡らしい。
相撲や弓などの奉納が行われていたそうで、その折の賑やかさに思いを馳せるのもまた楽し。
遺跡の木立の中には、旧御射山神社がひっそりと祀られてました。
諏訪大社下社の奥宮だそう。
古の遺跡をしばし楽しんだら、湿原の西側を通る木道へ。
湿原周回ルートも終盤です。
西側の道は木立の中が多く、涼しくて気持ちよい道。
下界の暑さが嘘のよう。
サラシナショウマ、ヤマホタルブクロ、ヤマトラノオ、オミナエシ
秋の花々を眺めながら歩いていくと
ヨツバヒヨドリに止まるアサギマダラ発見!
浅黄色の羽根がなんとも美しい。
羽根をゆっくりと開いたり閉じたりしながらお食事中。
この蝶を見たかったので、間近で見ることができて嬉しいな~(^^
ノアザミ、コオニユリ、キツリフネ、シュロソウ
木立の中の道を過ぎると、木道の両側には花畑が広がります。
オミナエシの黄色とアザミの紫主体の花畑。
ススキもかなり伸びてきてます。
秋の雰囲気満点。
クサレダマ、タムラソウ、ヤツタカネアザミ
梅雨時や盛夏の時期のような華やかさはないけど、それでもいろんな花々が咲いていて楽しませてくれました♪
思ったより天気も良く、花も景色も楽しめたので良かった。
人がやや少な目だったのは、やはり朝はガスガスだったのと、昼から天気が崩れる予報だったからかな。
でもおかげで、割と静かな湿原歩きを楽しむことができました。
プチハイクながら、いつ来ても満足できる八島ヶ原湿原。
今回は鷲ヶ峰もセットで歩いて、これまた大満足です♪
下山後は白馬に寄り道してから、須坂の古城荘の日帰り入浴へ(物味湯産手形使用)。
そしてこの日は小布施のイタリアンに舌鼓(詳細は速報)。
翌日は雨模様なので、川中島観光してから帰宅、でありました。
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