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2024年8月15日 (木)

2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(1日目)

夏休み山行は、今年も北ア・立山へ。

202408100
剱沢キャンプ地から眺める剱岳。
夕方になって雲の中から登場です。

===室堂~剱沢===
2024/8/10(土):室堂(7:50)~別山乗越(10:10-10:25)~剱沢キャンプ地(11:10)
歩行距離:6.0km
累積登高:590m
累積下降:490m
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2024/8/10 室堂~剱沢
2024/8/11 剱沢~立山~室堂 ←クリックで詳細レポ表示

今年の夏休みこそ3泊4日で北アルプス縦走するぞ、といろいろ調べて予約したりしていたのだけど、その行程中に台風6号が東北方面に接近する予報に。
立山近辺は影響あるようなないような、でも台風だからいつ状況が変わるかわからないし。
安全最優先で、1泊2日で立山をぐるり周回するルートに泣く泣く変更です。
くそー、昨年に続いて今年もか。

入山は、富山側の立山駅から。
駅前の無料駐車場(ゲート付き、200台程度駐車可)には23時頃到着、その時点では8割程度の入りでしたが、朝3時にはもう満車になってました(その前には満車になっていたと思われる)。
#この日、20時頃に神奈川県西部で大きな地震があり、中央道や東名道が4時間以上通行止めに。
#15時過ぎに横浜を出発してたので地震にも通行止めにもひっかからず、セーフでした。

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アルペンルートの事前ネット予約はすぐ埋まっちゃうので、直前に行先決めたまきchin隊は予約が取れるはずもなく。
切符発売開始は6時、始発便は6時20分ということで、朝3時半頃から窓口前に並んで当日券購入です。
頑張って並んだおかげで、めでたく始発便に乗ることができました。

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立山ケーブルカー、高原バスと乗り継いで、室堂着。
室堂ターミナルでトイレ行ったりして身支度整えてから出発です。
この日は雲多め予報だったけど、朝イチはいい天気!

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富士ノ折立、大汝山、雄山と連なる立山の峰々が、青空にクッキリ聳えてます♪
日射しがまぶしい~

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草原の向こうにどっしり聳えるのは、奥大日岳と大日岳。

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石畳の道を進んで、みくりが池に映る立山の山並みを眺めます。
逆さ立山のこの景色を眺めると、立山に来たなぁ、と実感(^^

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みくりが池の先のエンマ台からは、火山性ガスがシューシューと吹き出している地獄谷が一望。
ガスの噴き出しっぷりがすごくて、硫黄の臭いが充満してて目も喉も痛い。。。
身の危険を感じるので、そそくさと通過です。

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エンマ台からは、いったん30mほど石畳の道を下ります。
目の前に聳える立山の山並みが迫力タップリで、見とれちゃう♪

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右手の血の池地獄の奥に見えているのは浄土山かな。
この血の池、酸化鉄を含んでいてこんな色に見えるそうで。
室堂の中でも他の場所には、こんな色の池はないのにね。

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雷鳥荘に向けて登り返す道沿いのハイマツは、地獄谷の火山ガスにやられてすっかり枯れてしまってます。
ガス、恐るべし。
というか、そんなガスにさらされ続けている雷鳥荘は大丈夫なんだろうか。。。

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雷鳥荘の前まで登ると、眼下には色とりどりのテントが張られた雷鳥沢キャンプ地、そして別山乗越に続く雷鳥沢の斜面が一望。
さぁ、これからあれを登るぞ、と気合も新たに。

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雷鳥荘から雷鳥沢キャンプ地までは、石段を120mほど下ります。
キャンプ地には既にテントがいっぱい、こりゃこれから大賑わいになるんだろうなぁ、と思いつつ通過して

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称名川にかかる橋を渡ります。
川の上は、吹き抜ける風が涼しい。

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称名川から見上げる立山の山並み。
あそこからこの川が流れてくるんだな。

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川沿いに少し歩いたら、別山乗越に向けて500mほど登り上げる雷鳥沢の急斜面に取りつきます。
最初は、ウラジロタデの花畑の中、ザレた道をゆる~りと。

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尾根上に上がってからは、だんだんと斜度を増す道をぐい~っと登ります。
灌木の中の尾根道は空気が籠っていて、かつ照り付ける日差しが暑くて、もう汗だくだく。
北アルプスでもこんなに暑いのか。。。

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右手には真砂岳へと登る大走りの大斜面、その向こうには立山の山並み。
間近にこんな山並みを眺められるなんて、凄い迫力。

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振り返ると、浄土山や室堂山、国見岳。
室堂ターミナルや雷鳥沢キャンプ地も見えてます。
そして地獄谷でガスがシューシューと吹き出す音が、風向きによってはここまで聞こえてきたりして。

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左手には大日三山、その奥には雲海が広がります。
立ち止まって一息つきつつ、こんな雄大な景色を眺めつつ。
やっぱりアルプスの景色はすごいな。

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高度を上げるにつれて、だんだんと立山の山並みが近づいてきて。
その稜線に湧き上がる雲も迫力たっぷり。

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久々のテント泊装備、かつじりじりと照り付ける日射しにやられないよう、急がず慌てず淡々と登ります。
足元はザレてるけど、大きな段差はほとんどないので歩きやすくて助かる。

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尾根上をぐい~っと登り上げる道から、斜面を大きく九十九折りに登る道になると、ようやく雷鳥沢の斜面も中盤。
開けた斜面を涼しい風が吹き抜けていて、ほっと一息。

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歩きながら何度も眺めちゃう立山の山並み。
何度見てもカッコいいな。

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浄土山や国見岳の向こうには、薬師岳も見えてきた。
ほんとは今回は、薬師岳に向けて縦走しようと思ってたんだけどなぁ。
台風さえ来なければ・・・!!

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九十九折りの道を過ぎると、最後の100mは岩ごろの急坂をぐい~っと。
あとひと踏ん張り、とえいやぁと登っていくと、ようやく剱御前小屋が見えてきて

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別山乗越に建つ剱御前小屋に到着です。
日陰にザックおろして一息、は~やれやれ。

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ここまで登ってくると、正面に剱岳がどーん!なのだけど、この日は早くも雲が纏わりついていて全容は拝めず。
夕方になれば晴れるかな。

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トウヤクリンドウ、カンチコウゾリナ、イワツメクサ
小屋の周りに咲く花々を眺めつつ、腹ごしらえしたりトイレ寄ったりして一息ついてから、剱沢へ向けて出発です。

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別山乗越から剱沢キャンプ地までは、別山の西斜面をトラバースで下ります。
ガスが湧いてきてて、展望はないけどちょっとひんやり涼しくていい気持ち。

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ミヤマダイコンソウ、コガネギク、ヨツバシオガマ、チングルマ
展望はないけど、足元にはいろんな花々が咲いてます♪
雷鳥沢を登っているときもいろいろ咲いてたけど、その時は暑くて花を眺める余裕はほとんどなかったんだよねぇ。
ようやく花を愛でる余裕が出てきた(^^

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ミヤマダイモンジソウ、ハクサンボウフウ、ミヤマリンドウ、ウサギギク
色とりどりの花が鮮やか♪

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ガスは湧いたり晴れたり、となかなか忙しい天気。
天気下り坂じゃない感じなので良かったな、むしろ多少ガスが湧いてた方が涼しくて良いかも?なんて。

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ザレた道を200mほど下って行くと、ようやく剱沢キャンプ地が見えてきました。
テントはまだ少な目だな。

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別山の西斜面を見上げつつ、ザレ道を下ります。
別山西斜面でクライミングの練習をしている人達の掛け声を聞きつつ下って、キャンプ地に到着。

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早速、水場とトイレに近い場所にテントを張って、本日のお宿を確保。
なお、昨シーズンまで15年近く使っていたテントがとうとう壊れたので、今シーズンから新しいテントです。
と言っても色が変わっただけで、メーカーや大きさも変わらず、ですが(^^

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キャンプ地から見上げる剱御前。
沢筋には、まだ雪が残ってるんだな。

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さて、テントを張ったら、ビールを仕入れに剱沢小屋へ。

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いつも剱沢小屋に行く途中に寄り道する池から、剱岳を眺めます。
・・・が、やはり雲がまだ取れなくて、逆さ剱は拝めず。

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剱沢小屋の前から眺める剱岳も、こんな感じ。
まー、今日はテント場でのんびりしつつ、雲が取れるのを待ちますかね。

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というわけで、テント場に戻ってあとはのんびりマッタリ。
日射しは相変わらず暑いけど、時々湧いてくるガスが日射しを遮ってくれるし、吹き抜ける風は涼しくてなかなか快適。

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Myテントの正面にはこの景色。
剱岳にまとわりつく雲がいろいろ形を変えるのが面白くて、これはこれで飽きないなぁ、なんて思いながら眺めていると

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16時半頃に雲が一瞬晴れて、剱岳がお姿を現してくれました!
鋭い岩峰が迫力満点。

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山頂付近、アップ。
雲が纏わりついている様子が、また絵になりますな(^^

一瞬姿を見せてくれた剱岳は、またすぐ雲に隠されてしまったけど、17時半頃になって日が傾いてくると

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再び雲の中からお目見え。
纏わりつく雲の中から岩山がだんだんと顔を出してくる様子を見ていると、頭の中には荘厳なBGMが流れてくる。

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この日一番の剱岳のお姿。
縄文時代の石器のように鋭くとがった岩峰に見とれちゃう。
沈みつつある太陽に照らされる剱岳を心ゆくまで眺めて、いい夕暮れでした。

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