2024/8/3 岩木山神社から岩木山へ
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2024/8/3 岩木山
東北の夏祭り週間のこの週末。
水曜日に何気なく八甲田ホテルのサイトを覗いてみたら、なんとねぶた送迎付きプランが一部屋空いていて、思わずポチっと予約。
八甲田ホテルとねぶたメインで、ついでに山も歩こう、八甲田は熊被害により登山道閉鎖中なので岩木山だな。
下から歩いて登って、八合目からバスで帰るお気楽プランです。
岩木山神社から200mほど離れた所にある百沢駐車場に車を停めて出発。
早朝なのでまだほとんど人影もなく静かな境内。
大きな鳥居の奥には岩木山が聳えてますが、山頂付近には既に雲が纏わりついてます。
#トイレは、岩木山神社鳥居の前の参拝者用駐車場にあり
杉木立に囲まれた石畳の道を進んでいくと、見えてきたのは巨大な楼門。
楼門をくぐると拝殿ですが、拝殿の前の門はまだ閉ざされていたのでそこから本殿にご挨拶して。
ここから1km弱、百沢スキー場に向けて杉木立の中をゆる~り歩きます。
朝イチなので、まだ少しひんやりした空気が気持ちよい。
道沿いにはこんな石灯籠もあり、いかにも信仰の道、という感じ。
そんな道を歩いていくと、百沢スキー場の下の桜林公園に出てきました。
ぽつりぽつりとテントが張られた、広い草原のキャンプ地の中を歩いて
百沢スキー場に到着。
スキー場の上に聳える岩木山には、やはりまだ雲がかかってる。
今日は山頂は省略かな。
緩やかなゲレンデの左端を少し登ると、ようやく本格的な登山道が始まります。
杉やミズナラの林の中は、風が通らずかなり暑い!
そしてセミの鳴き声がすごくて、まるで耳鳴りのよう。
登山道を少し進むと、七曲りの急坂へ。
階段が整備されていて登りやすい道を50mほど登り上げれば
木立の中の緩やかな道へ。
ここから焼止ヒュッテまでは、樹林帯の中、だんだんと斜度を増していく斜面を登ります。
木立の中にはあまり花はないけど、キノコがちらほら。
こちら、タマゴタケの成長過程を写真で追ってみました。
いかにも毒がありそうだけど、実は毒はなく美味しいらしい(食べないけど)。
キノコ眺めつつ歩いていくと、カラスの休場に到着。
まきchin隊もここで一休み。
・・・いやー、それにしても蒸し暑いな。
青森といえども、岩木山山麓は標高も低いしここ最近は猛暑続きだし。
早朝だけど、山の中もやっぱり暑い!
汗だくだくで登っていく道沿いには、こんな標識も。
スキーツアー標識かな、木に食べられかけてる!(^^
緩やかな道ですが、鼻コクリの標識が出てくると、再びちょいと急坂に。
鼻をこするほどの急坂、ということらしいけど、それほどでも?!
初っ端の七曲がり同様、階段が整備されていて登りやすい急坂。
斜面の斜度よりも、今はこの暑さのほうがしんどいよなぁ、と思いながら登っていくと
百沢スキー場から500mほど登り上げたところで、姥石に到着。
女人禁制の時代は、女の人はここまでしか登ることができなかったそうで。
・・・今の時代に生まれて良かったなぁ。
姥石を過ぎると、今までのゆったり登り上げる道とは一転、石が積み重なった沢中のような道を登ります。
石は滑るし、斜度も増してくるし、しかも暑さは相変わらず、というかどんどん暑くなってくるし。
なんかもう熱中症一歩手前な感じ。
コンビニで買った冷凍ドリンクがなかったら、ヤバかった。。。
何度も立ち止まってクールダウンしつつ登り、最後に少しトラバースで歩いていくと
標高1,070mの焼止ヒュッテに到着。
土間の小さな避難小屋だけど、中はひんやり涼しくて気持ちよかった~。
避難小屋の中で一息ついて、ちょっと復活。
さぁ、ここからはようやく樹林帯を抜けて、灌木の中の大沢を稜線まで400mほど一気に登ります。
所々水が流れる沢の中、大岩を越えてぐい~っと。
斜度はかなり増して、岩や道沿いの灌木をつかんでよじ登るところも何か所か。
かなりワイルド!
以前6月に来たときは、この大沢はまだ一面雪の下で、アイゼン付けて登ったんだよなぁ、と思いつつ。
その時はかなりの斜度でおっかなかったけど、雪のないこの時も斜度はキツイ!
よくこんなとこの残雪斜面をアイゼンで登ったなぁ。
斜度はキツイけど、樹林帯の中の道とは違って吹き抜ける風が涼しくて気持ちよい。
蒸し暑い樹林帯の道でだいぶ体力消耗したけど、涼しい風に吹かれるこの道でかなり復活。
岩ごろの道をぐい~っと快調に登ります。
オオヤマサギソウ、ハクサンチドリ、アザミたち。
樹林帯の中はあまり花も咲いてなかったけど、開けた大沢沿いにはいろんな花々が咲いてて目を和まされつつ。
登り始めは狭い沢筋の道だったけど、登っていくにつれてだんだん開けてきて気持ちの良い道に。
夏の緑と空の青が目にまぶしい!
オオバミゾホウズキ、アキノキリンソウ、オトギリソウ、キバナニガナ
心なしか、黄色の花が多いような。
でもこの黄色が、また鮮やかで元気をもらえるようで。
そんな花々を眺めつつ岩ごろの道をぐい~っと登っていくと、錫杖清水に到着。
冷たくて美味しい水がじゃぶじゃぶ出てました!
頭からこの水を浴びたらさぞや気持ち良かろうなぁ、と思いつつ、とりあえず顔を洗って冷たい水をゴクリといただいて。
もうほんと、生き返りました!
さぁ、あとは稜線目指して登るのみ。
岩がごろごろ積み重なった道を登ります。
振り返れば、眼下には百沢や弘前方面の田畑が広がります。
この日も暑いので靄多め、そして見る間に雲がもくもく湧き上がってきて山頂付近にまとわりつきつつある感じ。
下界は暑いもんなぁ、雲も湧くよね。
オニシモツケ、ヤマハハコ、マルバシモツケ、ミヤマホツツジ
道沿いの花々は、もうすっかり夏模様。
そんな花々を眺めつつ、ぐい~っと登って
稜線直下の種蒔苗代に到着です。
先週まではこの付近にミチノクコザクラが咲いていたようだけど、もうかけらも咲いてませんでした。
まー、こんなに暑けりゃそうかぁ、ちょっと期待してたんだけどな(^^;
鳳鳴ヒュッテの建つ稜線に到着です。
岩木山神社から標高差1,350m、ガッツリ登ってきました!
普通ならここから山頂まであと30分ほど登るところだけど、下界から雲が湧き上がってきているし、この日のメインは八甲田ホテルだし。
今八合目に戻れば、朝イチの下山バスに間に合う(その次の便は2時間後)ということで、ほぼ迷いなくこのまま八合目へ下山です。
・・・まぁ岩木山山頂は、もう何度か登ってるしな。
八合目に続く道路は8時開通、リフトは9時運行開始ということで、ちょうどこの時間帯は登ってくる人が続々と。
そんな人たちとすれ違いつつ、岩場の道を下ります。
そのまま歩いて下って八合目まで行けるけど、お気楽まきchin隊はリフトで楽々下山。
いやー、文明の利器って最高(笑)
#片道700円
というわけで、この日は岩木山神社からがっつり登って、山頂は踏まずに八合目までリフト下山、そしてそこからバスを乗り継いて岩木山神社に戻る、というお気楽山歩きでありました。
それでも標高差1000m以上登ったのでご勘弁(^^
下山後、バス乗り継ぎの嶽温泉で嶽きみをいただきました。
取れたて茹でたての嶽きみ、ぷりっぷりで甘くてほんと美味しかった!!
嶽きみを求めて、近くの直売所は渋滞が発生してたくらい大人気の嶽きみ。
旬のお味をいただくことができて良かったです。
乗り継いだバスで岩木山神社に戻ったら、一路、八甲田ホテルへ。
温泉入ってのんびりして、夕食いただいてから、青森ねぶた鑑賞。
初めての青森ねぶた、大迫力で大感動の一夜でありました(詳細は速報)。
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