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2024年7月17日 (水)

2024/7/13 東北お花見山行・月山

八合目駐車場から月山山頂へ。

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道沿いには花々がいっぱい、さすが花の名山です。

===月山===
2024/7/13(土):八合目駐車場(5:05)~仏生池小屋(6:35-6:40)~▲月山(7:50-9:10)~仏生池小屋(10:15)~御田原参篭所(11:30-11:40)~八合目駐車場(11:45)
歩行距離:11.0km
累積登高:600m
累積下降:600m
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2024/7/13 月山
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今年の海の日三連休はどこも天気が悪くて、唯一よさそうなのは山形・宮城以北の東北のみ。
しかも天気が持ちそうなのは日曜昼過ぎまでで、それ以降はちょっと不安定な感じ。
ならば連休前半に花の山を歩こう、と土曜日は山形の月山へ。
八合目駐車場からの往復です。

三連休初日ということで混雑が予想されたので、八合目駐車場には前夜入り(と言ってもほぼ明け方。。)。
その時点では駐車場は5割程度の入り、4時過ぎ時点では7割程度の埋まり具合でした。
#150台以上入る駐車場は6時頃には満車だったそうで、帰ってきたら路駐の列になってました。

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というわけで、ほとんど寝てないけど、準備して出発。まぁいつものことか(笑)
既に人はいっぱい歩いているので、今日は熊の心配はなさそう(^^

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駐車場からは、湿原の中の木道をしばらく歩きます。
弥陀ヶ原周回ルートと、御田原参篭所経由の道と、最短ルートの3つがありますが、行きはもちろん最短ルート。
朝露で湿って少し滑りやすい木道を、注意しながら辿ります。

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木道沿いには、ニッコウキスゲがちらほらと。
ちょうど咲き始めな感じ、朝イチの目に、鮮やかなオレンジ色が沁みる(^^

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のんびり歩いていくと、参篭所の向こうから朝日が昇ってきました。
靄多め、かつ高曇りな天気だけど、日の出を拝むことができて嬉しい♪

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池塘に映る朝日がキラリ。

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そんな湿原をのんびり歩いていくと、3つのルートの合流に到着。
木道はここまでで終了、ここからは石畳の道を歩きます。

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さてさて、ここからが長いんだよねぇ。
笹原と湿原の中、所々湿原が点在する道をゆる~りと。

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道沿いのチングルマは咲き終わっていて、綿毛になり始め。
まだふわふわ綿毛になり切ってなくて、ちょっとしょぼしょぼしてるのがまた可愛らしい。

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トキソウ、ナンブタカネアザミ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ
チングルマの季節が終わって、花はちょっとひと段落な感じの湿原です。

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そんな湿原を彩っているのが咲き始めのニッコウキスゲ♪
この花の色合いには、やはり元気をもらえますねぇ(^^

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そして道はいつしか、笹と灌木の中へ。
所々九十九折りの道を緩やかに登り上げていくと

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開けた斜面に出てきました。
最近まで雪が残っていたようで、雪融けしたばかりの斜面はまだ枯草な感じで芽吹き前。

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残雪歩きもちょびっとあり。
雪、ざっくざくですけどね。

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残雪の東斜面の奥に連なるのは何の山だろう。。。
この日は靄がすごくて、遠くの山並みはもちろん、近くの山ですらぼんやり霞んでいて良く見えず。

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展望はないけど、足元に咲く花々を楽しみに歩きます♪
早速登場したのはハクサンイチゲ、道沿いや岩陰にぽつぽつ咲いてます。

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ウサギギク、マルバシモツケ、チングルマ、ハクサンボウフウ
灌木の中の道にはあまり花は咲いてなかったけど、こちらの開けた斜面にはいろいろ咲いてて楽しい!

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斜面を吹き抜ける風は涼しく、気持ちよく歩いていくと、九合目の仏生池小屋に到着です。
池のほとりの仏様に手を合わせて、トイレに寄ってから出発。

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仏生池小屋からは、大きな岩がごろごろ積み重なった歩きづらい道がしばらく続きます。
振り返って、小屋の下の残雪を眺めてちょっと涼しい気分になりつつ。

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ハクサンフウロ、ミネヤナギ
小屋の前後の道にはハクサンフウロがいっぱい咲いてました。
そういえば昨年もここで、ハクサンフウロの大群落に出会ったっけな。
同じ花でも、淡いピンクから濃いピンクまでいろいろあって面白い。

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灌木の中の道を歩いていくと、前方に、稜線に続く行者坂の急斜面が見えてきました。
稜線まではあと一息!

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ショウジョウバカマ、ハクサンチドリ、ハクサンイチゲ、シャクナゲ
道沿いには、雪融け直後に咲く花から初夏の花まで、いろいろ咲いてます。
いろんな季節の花が楽しめるのも、月山ならではですな。
そして登っていくにつれて、花々の顔ぶれが変わっていくのがまたおもしろい。

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ウラジロヨウラクも、小さな濃いピンク色の花がいっぱい咲かせてます♪
一つ一つの花が小さなベルのようで、揺すったら涼やかな音がしそう(^^

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そんな道をのんびり歩いていくと、この日一番の急坂、行者返に到着。
大きな岩がごろごろ積み重なった道をぐい~っと。標高差はほんの30mくらいかな。

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坂の途中の岩屋に祀られている、来名戸神社にも寄り道して手を合わせます。
いよいよ修験の道っぽくなってきた。

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来名戸神社を過ぎて一登りで、広い斜面を緩やかに登る石畳の道に出てきました。
あとは山頂目指して、この道を辿るのみ。

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アオノツガザクラ、ヨツバシオガマ、ホソバイワベンケイ、コイワカガミ
花々もだいぶ高山植物っぽくなってきましたね~
道の両側には花畑が点在していて、これまたすこぶる心楽しい道。
まだ花の種類は少な目で、これからもりもり咲きそうです。

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花を眺めつつのんびりと石畳の道を歩いていくと、稜線上の木道に到着。
この木道の両側に咲くのは

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ミヤマウスユキソウ♪
白い産毛に覆われた毛むくじゃらの花が可愛らしい(^^

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びっしりと絨毯のようにさいているところもあり、これだけ集まるとなかなか壮観。
日本のエーデルワイスですな。

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ハクサンイチゲやミヤマリンドウもちらほら咲いてます。
ミヤマリンドウの鮮やかな青が目を惹きますね♪

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木道を過ぎて再び石畳の道を歩いていくと、山頂直下では残雪歩き。
ここも雪融けが進んでいて、途切れ途切れになっている残雪をざっくざっく踏んで歩きます。
石畳の道よりも、残雪のほうが歩きやすい(^^

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残雪のすぐ脇の斜面には、バイカオウレンが咲いてました。
茎も花びらもほんのり赤くて、その名のとおり梅の花みたいな可愛らしい花。

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そんな道をのんびり歩いて、途中で稜線の上に登り上げると、一等三角点のある月山山頂に到着です。
月山神社本宮があるところじゃなくて、こっちが山頂なんだよね。

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山頂から南西側を眺めると、月山スキー場からの姥ヶ岳や北品倉尾根、その向こうの湯殿山が眼下に一望。
スッキリ晴れていれば、その奥には朝日連峰や飯豊連峰が見えるとこですが、この日は靄にて見えず。

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山頂の周りには、ミヤマウスユキソウがいっぱい咲いてました。
斜面に点在するミヤマウスユキソウと残雪の尾根の取り合わせがカッコいい。

入れ代わり立ち代わり人がやってくる山頂でしばらく景色を眺めたら、山頂を後にして登山道へ。
岩ごろの道を進んでほどなく

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月山神社本宮に到着です。
ここでお祓いしていただいて、本宮にお詣りしました(内部は写真撮影不可)。
今年も無事に登拝できました!

本宮の中で神職さんと少しお話したら、先週はずーっと強風&雨の荒天だったそう。
ようやく穏やかな天気になって、今日は気持ちよく歩けてよいですね、と言っていただきました(^^

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本宮を後にして、頂上小屋の方に少し下ってから振り返って本宮を仰ぎ見ます。
晴れてれば、この左奥には鳥海山が見えるんですけどね~。
心の目で見れば、鳥海山が見える!(笑)

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頂上小屋西側には、ミヤマキンポウゲやハクサンフウロの花畑。
クロユリは先週までは咲いてたけど、この週の荒天ですっかり散ってしまったらしい。

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ヨツバシオガマもあちこちにもりもり咲いてます。
紫の濃淡の花が、しっとり大人びた雰囲気。

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そして稜線東側に広がる池塘の付近には、アオノツガザクラやコイワカガミ、チングルマといった花々がいっぱい。

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イワイチョウ、ヒナザクラ、ノウゴウイチゴ、ベニバナイチゴ

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特にヒナザクラの群落があちこちにあって、遠くから見ると草原がふんわり白くなっていて。
小さな可愛らしい花々を眺めつつ一休みして、癒されました♪

さぁ、山頂でのんびり一息ついたので下山開始。
そろそろ人も増えてきたしね。

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続々と登ってくる人達とすれ違いつつ下ります。
さすが三連休初日、登ってくる人の数が半端ない。。。

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木道エリアでは、再びミヤマウスユキソウの群落に目を奪われて、何度も足が止まっちゃう(^^
この木道は右側一方通行なので、登り側はかなり人多かったけど、下り側はまだほとんど人がいなくて、これ幸いとゆっくり花を眺めながら下ります。

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木道を過ぎれば、あとはひたすら石畳の道を下ります。
だんだんと遠くなっていく稜線を振り返って眺めつつ、登ってくる人達とのすれ違い渋滞をやり過ごしつつ。

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足元に咲くハクサンイチゲやチングルマを眺めつつ。
朝はまだ閉じていた花が多かったけど、昼近くなって花が開いて、花々の群落もちょっと豪華な感じ(^^

仏生池小屋で一休みしようかな、と思ったけど、やはりここも人がいっぱいなのでそのままスルー。

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草原ゾーンを過ぎ、灌木エリアに入ると、行きにはまだ閉じていたシラネアオイの花が咲いていたりして。
所々ではそんなお楽しみもありつつも、やはり灌木エリアの石畳の道はほんと長い。。。
まだかまだかと思いながら下って

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ようやく灌木&湿原エリアの緩やかな道へ。
まぁ、ここからもまだ長いんですけどね。
ひたすら黙々と歩いてようやく弥陀ヶ原の分岐に到着です。

ここから弥陀ヶ原周回するか?とも思ったけど、周回ルートで歩くとそれなりに時間かかるし、天気も雲多めだし、ということで今回は周回ルートではなく御田原参篭所経由のショートルートへ。

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この道は木道ではなく、石畳の道。
湿原と灌木の中の道をのんびり歩いていくと

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参篭所手前の小さな湿原には、ニッコウキスゲの群落が広がってました♪
ご褒美みたいな群落にニッコリ。

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うっすら見えている月山とニッコウキスゲ。
山の上は雪融け後の花がいろいろ咲いていたけど、ここはもう初夏なんだな。

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咲きたてビタミンカラーのニッコウキスゲ♪
弥陀ヶ原は、まだまだこれからニッコウキスゲがいっぱい咲きそうです。

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湿原の片隅にはキンコウカも咲き始めてました。
八甲田の毛無岱にも今頃キンコウカが咲き始めてるのかなぁ、あっちは熊出没で立ち入り禁止だから、人もいなくて静かな湿原なんだろうな。
もしかしたら熊天国になってるかも?!

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ニッコウキスゲを鑑賞したら、御田原参篭所へ。
鳥居の向こうに聳える月山に手を合わせて、改めて登拝のお礼を申し述べてから下山、です。

花はまだまだこれからがピーク、な感じの月山でしたが、今回もまた色とりどりの花々に出会うことができました。
三連休の初日ということで、混雑が予想されたので早朝出発でしたが、それが奏功。
登りはそれほど人とのスライドもなく静かな道、山頂エリアで一休みしているときもまだ人は少なくて、のんびり過ごすことができました。

靄がすごくて展望はなかったけど、天気は割と良く、風も穏やかで涼しくて気持ちよかった!
またこの時期に歩きたい月山でありました。

下山後は酒田に移動して、"三日月軒"で酒田ラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
八森温泉ゆりんこの日帰り入浴(460円)でのんびり汗を流したら、道の駅鳥海で車中泊です。
道の駅は暑いかと思いきや、この日は涼しくて快適でした。

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