2024/4/28 GW東北お花見山行 金峯山、母狩山
【速報】2024/4/27-5/6 GW東北お花見山行
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この日も山形の山歩き。
鶴岡・庄内平野の西側に連なる、金峯山から母狩山へと続く稜線を歩きます。
昨年のGWにも歩いたのだけど、歩きごたえあり、ブナ新緑よし、早春の花々ヨシ、ということで再訪です。
登山口へと向かう途中、麓から見上げる金峯山から母狩山へと続く稜線。
これからあそこを歩くんだな、とわくわくしながら見上げます(^^
出発は、金峯神社中ノ宮から。
社務所前に20台くらいは停められそうな駐車場があり、そこに車を停めて出発です。
#トイレは、中ノ宮の脇(水洗)と山頂直下(バイオ)にあり。社務所裏にもあるようだけど、よくわからなかった。
社務所の前を過ぎて石段を登っていくと、すぐに中ノ宮に到着。
大国主命・事代主命・少彦名命・安閑天皇の四柱をお祀りする、大きなお宮です。
中ノ宮で手を合わせたら、建物の脇から早速登山道が始まります。
・・・といってもこの道、金峯神社山頂本殿に続く参道でもあり、しばらくは石段が続く道。
登山道沿いに建つ祠にも手を合わせつつ。
祠を2つほど過ぎたところで、山頂本殿に続く参道と、山頂を巻いて南側の稜線に続く登山道の分岐に到着。
まずは山頂本殿へ、ということで参道を辿ります。
古くから歩かれている道だからか、深い溝のようになっているところも多い。
歴史を感じますねぇ。
途中の木立の切れ間からは、母狩山の山頂を見上げます。
昨年は残雪でまだら模様になってたけど、今年はほぼ緑一色。
雪融け早いんだな。
山頂へとまっすぐ登り上げる参道は割と急だったり、岩が積み重なっていたりと歩きごたえもあり。
ぐい~っと250mほど登り上げて、金峯山神社山頂本殿に到着です。
本殿にお詣りする前に、まずは手前の展望台へ(ここに金峯山の山頂標識もあり。手前にはバイオトイレ)。
スッキリ晴れていれば、庄内平野の向こうに鳥海山が聳えているのが見えるのだけど。。。黄砂の影響か、鳥海山はうすぼんやり。。。
歩いているうちに空気が澄んできてくれればよいのだけど。
展望台から戻って、山頂本殿にもお詣り。
671年に役小角が開山し、山頂本殿に金剛蔵王権現をお祀りしたとか。
開山1350年以上って、すごい歴史だな。
本殿にお詣りしたら、いよいよ母狩山へ向けての稜線歩きに出発です。
早速出迎えてくれたのは一面のブナ林、新緑が目に沁みる(^^
林床には雪椿の群落が広がります。
昨年はちょうどこの辺りのツバキの花が満開だったけど、今年はもうピークを過ぎちゃったかな。
金峯山直下の雪椿は、ほぼ終盤。
それでも、一面の緑の中に点在する鮮やかな赤の花に目を奪われます♪
柔らかな色合いのブナの新緑と、ツバキの濃い緑と赤のコントラストがいいですな。
そんなブナ林の稜線を、緩やかにアップダウン繰り返しながらゆる~りのんびり。
ブナ林の中を吹き抜ける風はとっても涼しく、爽やかで気持ちよい。
下界は猛暑日ということだけど、ここは別世界(^^
標高500mほどの稜線だけど、こんなにキレイなブナ原生林が広がってるんだなぁ。
さすがは摩耶山塊の山。
歩いていくと、所々に雪椿の群落が再び登場。
金峯山直下よりも、稜線途中の群落の方がよく咲いてる気がする。
冬の間は雪の下に埋もれていたツバキの木々。
ようやく雪が融けてのびのびと枝を広げて、鮮やかな花も咲かせて体いっぱいで喜んでいるようで。
足元にはオオバキスミレの群落も。
赤に緑に黄色に、なかなか鮮やかな道です(^^
そんなブナ林の中を歩いていくと、木立の向こうには鎧ヶ峯のピークが見えてきて。
ここまでは緩やかなアップダウンの道だったけど、鎧ヶ峯へ向けてちょっと急坂な道に。
鎧ヶ峯(よろいがみね)に到着です。
開けた山頂は日射しが強くて暑い!
ので、木陰で一息つきつつ景色を眺めます。
目の前には月山がどーん!・・・のはずなんだけど、黄砂でモヤモヤ。
ううむ。
歩いてきた稜線を振り返ると、眼下に金峯山。
その向こうには鳥海山がどーん!・・・のはずなんだけど、これまた黄砂の靄にうっすらと浮かぶのみ。
スッキリ晴れてるんだけど、ちょっと残念な展望。
というわけで、一息ついたらさっくり先へと進みます。
鎧ヶ峯山頂付近にも雪椿の群落、ここらはよく咲いている♪
可愛らしいツバキの花(^^
山中にこんなにいっぱいツバキの花が咲く山は、ほかにあまり見たことないかも。
ツバキの花に癒されつつ、母狩山を目指します。
鎧ヶ峯からはいったん150m弱下り、300m強登る、急坂続きの道!
それでもこの稜線も、涼やかなブナ林の中なので気持ちよく登れます。
この日は日射しがかなり強く、日なたはとっても暑いけど、ブナ林の中は涼しいし。
登っていくほどに、イワウチワやショウジョウバカマの淡いピンクの花々が道沿いに登場。
つい最近まで雪が残っていたと思われるところに、いっぱい咲いてます(^^
イワウチワの群落も、今回のお目当ての一つだったので、嬉しくてつい足が止まっちゃう。
なんとも可愛らしいお花たち♪
足元のイワウチワに見とれつつ、目を上げればブナ林に癒されつつ。
いやほんと、癒しのブナ美林だなぁ。
芽吹き始めの灌木の中の道もあり、そんなところはダイレクトに日射しに照らされてかなり暑い。
汗をかきかき、ぐい~っと登っていくと
少し残雪のある小ピーク、小母狩に到着。
今回の行程で登山道に雪があったのは、ここと母狩山山頂のみでした。
小母狩にはイワウチワがいっぱい♪
可愛らしいピンクのひらひらした花にしばし癒されたら、いよいよ山頂へ向けて最後の急坂に取りつきます。
ロープもかかる急坂は、落ち葉がたっぷり積もってて足がかりが見えづらいし、土も滑りやすい。
なかなか手ごわいので、一気にがしがし登ってクリア。
急坂を登り切り、谷定からの道が左から合わさるところまで来れば、あとは山頂まで緩やかに歩くのみ。
稜線の下には残雪の急斜面が広がっていて、そこから吹きあがってくる涼しい風に吹かれつつ歩いていくと
母狩山山頂に到着です。
昨年は一面雪に覆われていた山頂だけど、今年は真ん中にちょこっと雪が残ってるくらいでした。
山頂から眺める月山。
朝よりもちょっと靄が晴れて、クッキリしたお姿を見せてくれました(^^
月山の右手には朝日連峰。
こちらもちょっと黒々しているような?
金峯山、鎧ヶ峯と歩いてきた稜線の向こうには庄内平野、その奥には鳥海山。
こちらも少しクッキリ見えてきた!
足元にはカタクリの花。
道中のカタクリはほぼ終わっていたけど、山頂にはいっぱい咲いてました。
山頂で景色眺めながらちょいと腹ごしらえしたら、来た道辿って戻ります。
帰りも癒しのブナ林。
人とのすれ違いも全然なく、静かでほんと気持ちいい。
ブナ新緑の梢を見上げます!
いい色合いだなぁ。
この時期の新緑の色が、ほんと好きだな。
ツツジもちらほらと咲き始め。
こちらも淡いピンク色が可愛らしい。
見下ろす山肌には、ヤマザクラが点々と咲いてるのが見えてます。
下界の桜はもうほぼ終わったけど山はまだ満開、風に乗って花びらがひらひらと舞ってくるのもまた楽し。
そして鎧ヶ峯が近づいてくると、またまた登場、雪椿(^^
鮮やかな色合いの花に囲まれた道を歩きます。
前方に見上げる鎧ヶ峯。
行きに鎧ヶ峯から下った時には、帰りにまたここを登るのか、と思ったけど、意外とそれほど苦でもなく。
こんな新緑や花々いっぱいの道なので、楽しく登れちゃう。
振り返れば、母狩山。
新緑とヤマザクラとちょっぴりの残雪が、いい感じ。
木立の向こうには、ますますクッキリ見えてきた月山。
新緑ヨシ、花ヨシ、展望良しの道です(^^
そして到着した鎧ヶ峯では、数組が休憩中。
金峯神社から登って鎧ヶ峯往復という人が多いみたいで、ここから先は割と人とのすれ違いが多かった。
というわけで、鎧ヶ峯はさっくり通過。
ブナ巨木も多い稜線の道をさくさく歩いて
帰りは金峯山山頂には寄らず、巻き道で下る登山道を辿って中ノ宮に下山です。
中ノ宮の社務所では、今年からお蕎麦も食べられる和風カフェを開設されているそうで(土日祝日のみ)、結構賑わってました。
ブナ美林と満開の雪椿に会いたくて、昨年に引き続き訪れた金峯山~母狩山の稜線歩き。
今年は雪融けがかなり早かったようで、花の咲き具合もまたちょっと違ったけどそれもまた楽し。
雪椿の群落も満開のイワウチワも存分に楽しめました。
母狩山まで足を延ばす人はあまりいないようで、静かな稜線歩きだったのも良かったなぁ。
標高低いのに、ブナ林もほんとキレイだしな。
ここはまた歩きに来たい。
下山後は、近くのこまぎの湯の日帰り入浴(570円⇒割引券使用で520円)へ。
空いてる温泉にのんびり浸かったら、酒田・癒庵でつけ麺に舌鼓(詳細は速報)。
そしてこの日は北上して、太平山PAにて車中泊です。
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