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【速報】2024/4/27-5/6 GW東北お花見山行
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この日は、最初は太平山地の山を歩こうかと思ったのだけど、朝から雲が低くてどんよりしたお天気にてあまり気が乗らず。
ならばお天気よさそうな男鹿半島へ行ってみるか、ということで、男鹿三山の一座、毛無山を歩きます。
昨年、男鹿三山の真山と本山は歩いたので、残り一座の毛無山です。
出発は、海沿いにある門前駐車場から。巨大ななまはげ像が迫力満点(^^
10台ほど停められる小さな駐車場です(水洗トイレあり)。
この上にも五社堂の駐車場があるけど、そっちは登山者駐車禁止らしい。
駐車場の道を挟んで向かい側にある、赤神神社拝殿の脇からスタート。
五社堂までは、鬼(なまはげ)が一晩で築いたという伝説のある999段の石段が続いてるそうで。。。
ちなみに駐車場にいたなまはげは、この石段の数にちなんで高さ9.99mだとか。
歩き始めは、ちょっと荒れ気味な石段。
少し登ると山門があり、それをくぐって更に少し登ったところに、五社堂の駐車場がありました。
さて、ここからリスタート。
観光客の人たちはここから五社堂へ向かうんだから、それほど登らないのかな、と思いきや。
意外とがっつり登る石段でびっくり。。。
これ、軽い気持ちで五社堂に行こうと思ってきた観光客の人たち、結構びびるだろうな。
黙々と石段を100m強登り上げていくと、五社堂入口の赤い鳥居が出てきました。
新緑の中に立つ赤い鳥居が鮮やかで、神聖な雰囲気も満点。
鳥居をくぐって進んでいくと、赤神神社五社堂が登場。
五匹のなまはげが祀られているらしい。
・・・ってか、なまはげの単位って「匹」なのね。
早速手を合わせてお祈りしてから、登山道へと進みます。
そして早速始まるブナ林の道。
毛無山へはほぼずーっと穏やかな道が続くのだけど、それにしてもキレイな道だなぁ。
道も幅広でしっかりしてるし。
ナツトウダイ、ラショウモンカズラ、ホウチャクソウ、キバナイカリソウ
ブナ林から出て灌木の中の日当たり良い所もあり、そんな道沿いにはいろんな花々が咲いてます。
シラネアオイも♪
日なたで咲いているからか、色が濃くて立派な花。
さぁ、そして再びブナ林の中へ。
この日も下界は猛暑日だけど、ブナ林の中は涼しくていい気持ち。
道も緩やかで歩きやすいしな。
チゴユリ、マイヅルソウ
マイヅルソウはまだほとんど蕾だったけど、所々に咲き始めているのもあり。
立派なブナ回廊!
真山神社から真山と本山に登った時は、杉林が主体で鬱蒼とした感じの道だったけど、こちら側はこんなにブナがキレイで明るくて穏やかな道なんだな。
全然雰囲気が違って面白い。
道沿いには石碑がいくつもあり。
平安末期の頃から、修験者が歩いた大峰道として栄えていたそうで。
その名残なんでしょうな。
道沿いにはブナ大木も所々に。
行者さんもこのブナ大木を見上げて一息ついたりしてたのかな。
のんびり歩いていくと、倒木の切り口に可愛いなまはげが。
和みますな(^^
水がちょろちょろ出ているところには、石碑とお地蔵様?の石像も。
ここで喉を潤したりしてたのかなぁ。
道はまだまだのんびりゆる~り続きます。
緩やかに歩いているうちに、いつの間にか登っちゃう、という感じ。
でもブナ林はキレイだし、足元に花はいろいろ咲いてるし、全然飽きない。
心穏やかに歩きます。
いろんなスミレたちと、ニシキゴロモ。
スミレはほんといろんな種類があるので、全然判別できないんだけど。
そんなブナ林の道をしばらく歩いていくと、標高500m付近で杉林が登場。
やはりこちらの道にも杉林があったか。
杉林になればあまり花は咲いてないかな、と思いきや、足元にはミヤマカタバミの大群落。
道沿いにいっぱい咲いてて、なかなか可愛らしい。
落ち葉の中には、ひっそりとウスバサイシンも咲いてたりして。
この花を探すのが、この時期のまきchin隊のマイブーム(^^
このまま山頂付近まで杉林か?と思っていたら、再びブナやミズナラの明るい雑木林の中へ。
新奥の細道の標識も出てきて、まもなくゴールが近い感じ。
標識から先は、稜線を巻くようにして付けられた遊歩道のような道を辿ります。
さっきの標識に東北自然歩道とも書いてあったけど、ほんとここ、遊歩道。
足元にびっしり咲くのはツルシキミ。
つやつやした葉っぱと、ほわほわした白い花の取り合わせが面白い。
木立の向こうには、アンテナが立つ本山が見えてきた。
その奥には日本海♪
こんな景色も眺めつつ、のんびりゆる~り歩いていくと
と思ったら、なんと斜面の上から下まで大群落が広がってました。
ちょっとこれはびっくり。
帰りにもこの道を通るので、後でゆっくり花を楽しむことにしてまずは先へと進んでいくと
林道に出てきました。
トイレもあり、その前には山菜採りの人と思われる車が何台か。
・・・ここまで車で来れちゃうのね。
林道の先の山頂方面を見ると、自衛隊のレーダーが見えました。
毛無山山頂は自衛隊の敷地なので入れないんだよねぇ。。。
林道にも立ち入り禁止の鎖が張ってあったので、ここから拝んで山頂を踏んだ、ってことで。
(登山道の途中から、踏み跡辿って山頂近くまで行けるらしい)
さて、では来た道を戻りますか。
まずはキクザキイチゲの群落を存分に楽しみます♪
まさかここに、こんなにたくさんのキクザキイチゲが咲いているとは。
大きな白花がびっしり咲いててすごい。
お日様に向かって一生懸命首を伸ばしている様子も、なんとも可愛らしい。
春が来たー!って感じですな。
斜面をトラバースするようについている道なので、上を見上げても下を見下ろしても一面のキクザキイチゲ。
なんでここにこんなに集まって咲いてるんだろ。
君たちにここで出会えるとは思ってなかったよ~(^^
いっぱい咲いててくれてありがとう!
薄紫色のオトメエンゴサクもちらほらと。
白一色の花の中にのこの色合い、とっても涼やかで美しい。
斜面の上の方には、オオサクラソウが咲き始めてました(頑張ってズームしたけどこれが限界)。
鮮やかな濃いピンク色の花が良く目立つ。
5月下旬には、この花がいっぱい咲くそうで。
いやー、満足満足。
花々に大満足で、来た道辿って戻ります。
明るく穏やかな道なので、帰りもさくさくと足取り軽い。
すれ違う人もほとんどなくて、とっても静かな山歩き。
静かで穏やかで、いい山だなぁ。。。癒される。。。
足元のミヤマカタバミは、行きに見た時よりももっと花が開いてきたような。
カタバミは、日が射すと花が開くんだよね。
行きには咲いてなかった(気づかなかった?)フデリンドウも。
春のいろんな花々に出会えて、ブナ新緑も心ゆくまで楽しめて、穏やかな気持ちで最後まで歩くことができました。
楽しかったー!
真ん中に建つ、少し大きめの赤神権現堂の脇には、月山、湯殿山、鳥海山の石碑。
梵字も書いてあって、いかにも修験の山な石碑ですな。
門前駐車場まで降りてくると、観光の人もいっぱいで割と賑やか。
それとは対照的に静かな五社堂と毛無山の道でありました。
ブナ林の美しさも素晴らしかった!満足!!
下山後は、男鹿海鮮市場のレストラン"海鮮屋"で、赤メバルの煮付け定食と、ブリカマ煮付け定食に舌鼓(詳細は速報)。
お刺身とかがウリなんだろうけど、煮魚もとっても美味しかったです。
お腹いっぱいになったら、大潟村のポルダー潟の湯へ(500円)。
ちょうど菜の花祭りの真っ最中でちょっと混んでたけど、満開の桜と菜の花がとってもキレイでした。
そしてこの日は、太平山PAで車中泊。
翌日は男鹿半島観光で足休め、でした(詳細は速報)。
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