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雨降りの前日は、男鹿半島観光で一日のんびり。
雨も上がったこの日は、秋田県の三種町と能代市の境の房住山へ。
昨年のこの時期に歩いた時に、花いっぱいの道に魅せられて、今年もまた歩きたい!ということで再訪です。
三種町から上小阿仁へと続く県道37号から、舗装路の井戸下田林道を走っていくと、広い駐車場に到着。
まだ朝早いし、前日の雨の名残で空はまだ曇っているということもあってか、先行者はなし。
#駐車場は20台くらい駐車可。トイレは水洗。
駐車場から石段を登り、あずまやを過ぎると、杉林の中の石段を登ります。
石段を登り、道が少し緩やかになると
りっぱな房住神社に到着。
昔の寺房を復元して再建されたそう。
手を合わせてご挨拶したら、先へと進みます。
房住神社の先には、秋田杉の天然林が広がります。
樹齢200年を超える杉もあるそうで、立派な杉林。
そんな杉林の中を登っていくと、滝ノ上からの道に合流です。
県道37号から登る滝ノ上コースは、古くからの三十三観音の信仰の道でもあり。
ここからは、その三十三観音の道を歩きます。
一面に広がるブナ林の中をのんびりゆる~り。
房住山もまた、ブナ林が美しい山なんだよね。
前日の雨でしっとり濡れた新緑がこれまた美しい。
チゴユリ、ツクバネソウ、キバナイカリソウ、ヒトリシズカ
足元の花々も前日の雨にしっとり濡れていて、雨の露がキラキラ輝いてます(^^
頭上を見上げれば、ブナ大木の梢が広がります。
この日は風が強く、ざわざわ揺れ動く梢からはばらばらと雨粒が落ちてきたりして。
空にはまだ雲が多いし、天気回復してくれるのかしら、とちょっと不安になりつつ。
のんびり歩いていくと、千手観音像が登場。
滝ノ上から山頂を経由して寺屋敷跡に下る道沿いに、こういう観音様が三十三(+番外8)おわすとのこと。
江戸時代末期の文久元年(1861年)に、地元の方々によって建立されたという観音様、信仰の道ですな。
観音様を過ぎてしばらく行くと、台倉の坂、別名ババ落としの急坂に到着。
巻き道もあるけど、そっちは帰りに通ることにして、行きはこの急坂に取りつきます。
これがまたかなりの急坂、しかも前日の雨で足元が超絶滑る!
ロープがないと登れない。。。
標高差50mほどなんだけど、断崖絶壁を直登するこの道、なかなかの道でした。。。
ババもジジも落ちますよ、こんな急坂(笑)
台倉の坂を一気に登り上げると、観音様のいる広場に出てきました。
転がり落ちずに無事に登ってきたね~、とお迎えしてくれているようで、ほっと一息。
さて、ここから山頂までは緩やかにアップダウン繰り返しつつ稜線上の道を歩きます。
そして、お楽しみの花いっぱいの道が始まります♪
早速出迎えてくれたのは、タチカメバソウの大群落。
足元一面が、ふわぁ~っと白く霞んだようなタチカメバソウの花畑。
なんだかちょっと甘い香りがするような気もする。
こんな小さな可愛らしい花がいっぱい咲いていて、なんだかもう天国のようで。
シラネアオイももりもり咲いてます。
雨に打たれて若干花がしょんぼりしてるけど、帰りにはシャキッと咲いててくれるかな。
ルイヨウボタン、ラショウモンカズラ、ウスバサイシン、ユキザサ
他にもいろいろ咲いてます。
スミレもいろいろ咲いてて、花の種類がほんと多い。
ブナや杉が入り混じった林の中をのんびりと。
静かで穏やかで気持ちよい道。
道中におわす観音様の穏やかなお顔にも癒されます。
一つ一つの石像に手を合わせつつ歩いていると、なんだか神聖な気持ちになりますな。
サンカヨウの群生地では、雨に濡れて花びらがスケスケになったサンカヨウが迎えてくれました。
雨でだいぶ花が散ってしまってたけど、それでもまだ残っててくれてよかった!
透明な花びらのサンカヨウは、触れると壊れてしまいそうなくらい繊細で美しい。
その先のニリンソウ群生地には、今年も一面のニリンソウが♪
こちらも雨に打たれて花がしょんぼりしてしまってるけど、それでも見事な群生です。
ここはまた帰りに寄り道することにして、ひとまず先へ。
花を愛でつつのんびり歩いていくと、だんだん雲が晴れてきて日射しも射し込んできて。
お天気回復してよかった~、とブナや杉の林の中をのんびり歩いていくと
山頂では、阿弥陀如来と大山祇命、聖観音の石像が日差しと共に迎えてくれました。
ありがたや~(^^
石像に手を合わせたら、早速櫓に登って一休み。
櫓の3階部分は立ち入り禁止なので2階まで、でもここも床を踏み抜いた跡があったり、床がギシギシたわんだりしてなかなかスリリング。
鳥海山方面を見ると。。。ちょっと山は見えないかな。
森吉山方面も、白神方面も雲がまだ低くて山は見えず。
代わりに、木々の梢の新芽を鑑賞。
これからぐんぐん芽吹いて新緑になって、緑の森になっていくんだな。
さて、山頂でのんびり過ごしたら、来た道を辿って戻ります。
木漏れ日の道をゆる~りと。
行きにスルーしたニリンソウ群生地にも寄り道。
晴れてきたとはいえ、まだ花は少々しょんぼり気味。
それでも、陽だまりでは顔を上げて咲いている花もあり(^^
可愛らしいなぁ。
サンカヨウの群落はだいぶ雨にやられてたけど、ニリンソウの群落は雨をしっかりやり過ごして、これからまた咲くぞ!という感じ。
こんなに可愛らしくて可憐な花だけど、元気もりもりですな。
ニリンソウに混じってサンカヨウもあちこちに。
朝はスケスケの花びらになってたけど、だいぶ白さが戻ってきたような。
今年もニリンソウの群生に出会えてよかった(^^
小さな白い花々が一面に咲いていて、ここもまた天国のような花畑でありました。
さて、では戻りますかね。
小さなアップダウンの続く道だけど、お天気回復したし足元にはいろんな花々が咲いてるし、楽しく歩けます。
木立の切れ間からは、太平山地を望みます。
朝は見えなかったけど、ようやく雲が取れてきたかな。
遠くには、前々日に歩いた男鹿三山の山並みも。
あれを歩いたんだな、と思うとなんだか親しみが湧いてくる。
シラネアオイは、日射しを浴びて花がシャキッと開いてました。
朝はみんなしょんぼりしてたけど、元気回復(^^
タチカメバソウの群落も、日射しの中で見るとまた一段とキラキラしてて美しい。
めんこい花だなー(^^
帰りもまた足止めくらって、存分に花を眺めて楽しんじゃいました。
歩く距離も時間も短いので、花を楽しみながらゆっくり歩くにはいいですな。
頭上には、満開のヤマザクラとブナ新緑。
この時期だけの取り合わせ♪
帰りは巻き道で下ります。
巻き道といっても、こちらも結構な急坂で足元滑りやすいので慎重に。
巻き道を下れば、あとはゆる~りのんびり歩くのみ。
ブナ新緑を満喫しつつ。
大木の梢を見上げつつ。
のんびり歩いて、井戸下田登山口に戻って終了、です。
今回山中で出会ったのは1組のみ、とっても静かな山歩き。
今年も道沿いに咲くたくさんの花々に出会えて、ブナ新緑も楽しむことができて大満足です。
花の種類も多いけど、群落が素晴らしいんだよなぁ。
さくっと歩けて、こんなにたくさんの花を見れて、道沿いの観音様の石像にも癒されて。
また来てよかったなぁ、いい山でした♪
下山後は、三種町のはまぐり食堂へ。
お肉屋さんが営む食堂で、名物の肉皿と肉鍋定食に舌鼓(詳細は速報)。
その後は、森岳温泉の"森岳温泉ホテル"の日帰り入浴へ(500円)。
強塩泉の熱いお湯にゆっくり浸かったら、青森に移動して青森ナイトでありました。
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