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2024年5月17日 (金)

2024/5/5 GW東北お花見山行 烏帽子岳

GW最後の山行は、野辺地の烏帽子岳へ。

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ブナやヒバの原生林や、道沿いに咲くキクザキイチゲに癒されます(^^

===烏帽子岳===
2024/5/5(日):夜泣き岩(7:55)~野営場(8:05)~▲烏帽子岳(9:20-9:40)~夜泣き岩(11:10)
歩行距離:8.7km
累積登高:530m
累積下降:530m
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【速報】2024/4/27-5/6 GW東北お花見山行
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2024/5/5 青森・烏帽子岳

青森の野辺地町、東北町、平内町の町境の山、烏帽子岳へ。
この日は盛岡に移動するので、3時間ほどで歩けて、ブナやヒバの原生林が楽しめて山頂からの展望もよいというこの山を歩きます。

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野辺地から林道を走っていくと、父恋し夜泣き岩の前の駐車場に到着。
ここから周回ルートで歩きます。
#6台ほど駐車可、トイレなし(トイレは山頂直下にあり)

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歩き始めてすぐに、林道が右手に分岐。
帰りは林道を歩いてここに出てくる予定。
行きは登山道を歩くので、まずは左手へ。

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沢沿いに付けられた、幅広の道を歩きます。
この奥にある野営場へと続く道ということで、歩きやすく整備されてるのかな。

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そんな道をゆる~り辿っていくと、野営場の入口に到着です。
立派な標識なので、さぞやステキな野営場なんだろうな、と思いきや

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炊事場や休憩所と思われる建物の跡はあるけど、どれもみんな廃墟になってて営業はしてないっぽい。。。
それでも烏帽子岳登山道の案内図があったりして、往時がしのばれる感じ。

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野営場付近の道には木道が設置されてたりするところを見ると、登山道の整備は継続されてるんだろうな。
歩く人も割と多いということかしら。

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小さな沢を何度か渡りつつ、のんびりゆる~り。
しっかしこの山、つきまとってくる虫の量が尋常じゃない。

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虫を振り払いつつ歩いていくと、ヒバ林の中へ。
ひんやりしっとりしたヒバ林の尾根道を緩やかに登ります。

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ヒバ原生林、だそうで。
青森ヒバは、青森県の県木でもあるとのこと。

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青森の温泉には、青森ヒバの浴槽があるところも多いよなぁ、と思うと、なんだかヒバのお風呂に入った時の香りがするような気も。
つきまとう虫はすこぶる煩わしいけど、ひんやりしたヒバ林は気持ちよい。

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緩やかだった道が少しずつ斜度を増してきて、木立にもブナが混じってくるようになると、ヒバ・ブナ混交林の標識が出てきました。

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ブナが登場し始めると、道はだんだんと明るくなってきて。
濃い緑色から淡い明るい黄緑色へと林の色合いも移ろって

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そしていよいよブナ原生林へ。
緩やかだった道は急斜面の九十九折りの道となり、汗をかきかき登ります。

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それにしてもこの烏帽子岳も、立派なブナが多い!
幹が太く背丈もかなり高く、美しいブナ林が広がります。

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九十九折りの道を登りつつ、梢を見上げて一息つきつつ。
今回はずーっとブナ林の山歩き、この日もまたブナ美林に癒されます♪

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雪融けしたばかりの道沿いには、所々にキクザキイチゲ。
緑一色の林の中に咲く薄紫や白の花に、目を奪われますね~(^^

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たくさんの虫にまとわりつかれつつ、急斜面の道をぐい~っと。
落ち葉を踏み踏み登っていくと

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稜線上の休憩所に出てきました。
特にあずまやがあるわけでもないけど、道が緩やかになるので一息入れるにはいい感じ。
息を整えてから先へと進みます。

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緩やかに広がるブナ林の中をゆる~りと。
ここ、残雪期や紅葉の時期もかなりいいだろうなぁ。

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登り上げていくと、木立の隙間からは八甲田の山並みがちらり。
山頂からの展望を楽しみに、一歩一歩登ります。

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途中、残雪もちょこっとあったりして。
今回のGWは登山道にはほとんど残雪がなかったので、なんだか久しぶりの雪。
ざくざく踏みつつ歩きます。

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そして山頂直下まで登り上げると、北斜面には残雪の斜面が広がってました。
斜度も緩やかで、すこぶるい感じの斜面。

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案の定、木にはスキーツアーコースの標識と思われるものが付けられてました。
半分くらい木に食べられかけてるけど(笑)

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山頂直下は少し岩がちで、そんな岩の影には烏帽子神社の石の祠もあり。
祠に手を合わせて、岩場を一登りで

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烏帽子岳山頂、到着。
なんと一等三角点がありました。びっくり。

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山頂の北側にはたくさんのテレビ塔。
今回はアンテナづいてるな(笑)

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アンテナの向こうには、野辺地の街並みと陸奥湾の展望。
その奥には下北半島の山々もうっすらと。

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そして南側には八甲田連峰♪
新緑の山並みの向こうに、残雪の山々がクッキリ聳えていて素晴らしい展望です。

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歩いてきた斜面を見下ろすとこんな感じ。
深い緑のヒバ林と、淡い新緑のブナ林のコントラストが美しい♪

風が吹き抜ける山頂は虫もなく、なかなか快適。
360°の展望を楽しみつつ、しばらく過ごしてから下山開始です。

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今回は周回ルートで歩くので、北側のテレビ塔の方へ。
テレビ塔の下には、トイレと休憩所がありました。

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烏帽子神社の建物もあり。
中を覗かせてもらったけど、かなりキレイで最近改修されたのかな?という感じ。

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さて、ではここからはひたすら林道を辿って下ります。
所々にはまだ残雪があり、ざくざく踏みつつ歩くのもまた楽し。
道の両側には、ブナやダケカンバの新緑の森が広がります。

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雪融け直後ということで、道沿いにはフキノトウがびっしり。
まるでフキノトウ畑みたい(^^

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キクザキイチゲももりもり咲いてます♪

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先日の馬ノ神山もそうだったけど、早春の林道沿いにはこの花がいっぱい咲いていることが多い。
退屈になりがちな林道歩きだけど、キクザキイチゲの花々に癒されます(^^

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こんなツアー標識も。
烏帽子岳コース、注意一秒けが一生、だそうで。
まったくもってそのとおりですな。

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山頂のアンテナを仰ぎ見つつ、林道をゆる~りと。
途中、車が何台か上がってきたけど、残雪の手前で引き返して戻っていきました。

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上部の残雪エリアを過ぎると、あとはもうひたすらブナとヒバの林の中の林道を下るのみ。
これがなかなか長くてしんどかったなぁ。。。
来た道往復でもよかったかも、でした。

野辺地の里山って歩く人いるんかな?と思ってたけど、登山道は結構整備されてるし、途中何組かともすれ違ったりして、思ったより歩く人の多い山でした。
ヒバやブナの原生林もかなり雰囲気よく、山頂からも360°の大展望、そしてさくっと登れるということで人気あるのかも。
・・・ただここ、周回ルートよりも登山道往復のほうがよい気がする。

下山後は、八戸周りで盛岡へ。
途中、八戸の"匠の湯"(480円)でお風呂に入って、寄り道しながら盛岡に向かって、この日は盛岡ナイト(詳細は速報)。
翌日に帰宅してGW山行終了、でありました。

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コメント

寡雪のGWはスキーではなく残念でしたが、春の花々と新緑を愛でる素敵な山巡り&ナイスグルメでしたね🤗
私もGWの後半は好天に誘われて青森や秋田の寂峰に居ました😁

投稿: 青空 | 2024年5月20日 (月) 18時02分

青空さん>
GWの東北山スキーはむちゃくちゃ混むので、最近はそれを避けて静かな里山歩きがまきchin隊的には好みです(^^
今回も、静かな里山を歩くことができたので大満足です。

青空さんも北東北の山を歩かれてたんですね。
残雪&新緑の山歩きにはほんといい時期ですよね♪
十和田山とか片羽山雌岳あたり、私らもいつか積雪期に行きたい!

投稿: まきchin | 2024年5月20日 (月) 22時04分

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