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2024年4月17日 (水)

2024/4/13 南八甲田・櫛ヶ峯BC

南八甲田で春山スキー。

202404130
北八甲田の山並みを眺めつつ、広大な櫛ヶ峯のザラメ斜面を滑ります♪

===櫛ヶ峯(くしがみね)===
2024/4/13(土):城ヶ倉大橋(7:00)~▲横岳(9:30-9:40)~▲櫛ヶ峯(11:20-11:50)~▲逆川岳(14:00)~城ヶ倉大橋(14:25)
歩行・滑走距離:15.5km
累積登高:1,150m
累積下降:1,150m
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2024/4/13 南八甲田・櫛ヶ峯BC
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この週末も、北東北は両日ともに良い天気。
ちょうど月山スキー場もオープンということで、みんなそっちに行ってるだろうな、とまきchin隊は青森へ。
積雪期限定の、城ヶ倉大橋からの南八甲田・櫛ヶ峯周回ルートを歩きます。

202404131
城ヶ倉大橋の黒石側駐車場には、先行車2台。
この時期は、南八甲田へ行く人は睡蓮沼からのアクセスが多いと見えて、こっちは空いてますねぇ。
静かな山を歩きたいまきchin隊的には、ちょうどいい感じ(^^

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早速、雪壁を登ってスタート。
雪壁ももうだいぶ低い。

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ここからしばらくは、道路を右手に見下ろしつつ、ブナ林の斜面をトラバースで登ります。
木々の根元ももう見えていて、積雪は30㎝くらいかな。
薮もあちこちに出ていて、歩き始めはちょっとかき分けるところもあったけど

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登っていくにつれて薮もなくなり、ブナ林の中をのんびりゆる~りトラバース。
朝早いけど雪はそれほど硬くもなく、ざくざく登れちゃう。
念のためスキーアイゼン装着してたけど、すぐに外しちゃいました。

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トラバースを過ぎると、逆川岳~横岳の稜線を目指して、緩やかに続くブナ林の尾根を歩きます。
穏やかな日射しが射し込んで明るいブナ林に鳥のさえずりが響いていて、なんとものんびりした雰囲気に癒されます♪
これぞ、南八甲田の春山スキーですな。

202404136
標高1,000mを越えたあたりで、アオモリトドマツ混じりの林へ。
それと同時にブナはだんだん疎らになってきて

202404137
逆川岳~横岳の稜線が近くなると森林限界を越えて、いよいよ開けた斜面へ!
背後には、青森市街が広がります。

202404138
左手には、北八甲田の山並みがどかーんと。
南八甲田から眺める北八甲田の山並みは、ピカ一のカッコよさですな。
そしてこの日は、ずーっとこの北八甲田の山並みを眺めながら歩きます♪
いやはや、至福。

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右手の奥には岩木山も。
ちょっと靄っててあまりクッキリは見えないけど、単独峰の美しいお姿に見とれちゃう。

2024041310
そんな景色を眺めつつ、横岳目指して緩やかな稜線を辿ります。
この稜線歩きが意外と長いのよね。。。横岳山頂が見えているのに、なかなか着かない。

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開けた稜線をのんびり歩きつつ、左手に眺めるのは駒ヶ峯と櫛ヶ峯。
目指すは右奥のこんもりした櫛ヶ峯、まだまだ遠いぞ。

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逆川岳~横岳の稜線の東斜面は、雪庇が落ちて斜面の雪もがっつり落ちているところが何か所か。
斜面には深いクラックもいっぱい走ってて、雪融けがだいぶ進んでる感じ。

2024041313
そんな稜線上を、北八甲田の山並みを背に歩きます。
南八甲田の穏やかな山並みもよいけど、この北八甲田の山並みがかっこよすぎて、歩きつつも何度も振り返って眺めちゃう。
いやはや、ほんとよい景色だな。

2024041314
そして最後は、横岳へと向けて斜面をぐい~っと登り上げて

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横岳山頂に到着。
目の前に聳える櫛ヶ峯の北斜面が、なんだか霜降り肉みたいに見える(^^

城ヶ倉大橋からここまで誰にも出会わなかったけど、山頂には地元の単独の方がおられて少しおしゃべり。
先週は櫛ヶ峯まで行ったけど、今週は横岳東斜面を何本か滑って遊ぶつもり、だとか。

その横岳東斜面をのぞき込むと、ここにもまたクラックが何本か。

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というわけで、クラックを避けて回り込んで、東斜面へドロップ!
ざくざく雪かストップ雪かと思いきや、意外と締まったザラメ雪がかなりいい感じ。

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北八甲田の山並みを間近に眺めつつ、しゃぁ~っと滑ります。
上部はやや急だけど、中盤より下は斜度も緩く、まきchinにも滑りやすい。

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櫛ヶ峯へ向けて滑り込むかのようなロケーションが、これまたヨシ(^^
標高差100mほどの斜面だけど、美味しくいただきました♪
まず一本目の斜面がいいコンディションで、幸先よいですな。

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横岳斜面を滑った後は、そのまま行けるとこまでスキーで横移動で距離を稼ぎます。
移動しつつも、横岳を振り返って自分たちのシュプールを眺めてニンマリしたりして。

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前方には、駒ヶ峯と櫛ヶ峯。
穏やかに連なる南八甲田の山並みに癒されます♪

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そして左手には、それとは対照的にごつごつと武骨な北八甲田の山並み。
でもこれがまたかっこいいのよねぇ。

こんな景色を眺めながらしばらく横移動したら、再びシール装着して櫛ヶ峯目指して歩きます。

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正面には櫛ヶ峯北面。
櫛ヶ峯の取りつきまでは、アオモリトドマツの木立をぬけつつ緩やかにアップダウン繰り返しつつ、のんびり距離を稼ぎます。

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左手には北八甲田の山並み。
歩いていくとちょっとずつ見る角度が変わって、山並みの景色も少しずつ変わっていくのがまた面白い。

2024041326
歩く斜面の所々には、数日前に降った雪が真っ白に溜まっていて、そんな箇所は超絶ストップ雪。
表面が少し茶色の古い雪のところはいい感じのザラメなんだけどね。
櫛ヶ峯東面が真っ白じゃないといいけどなぁ、とちょっと心配になったりして。

2024041327
そんな心配はありつつも、やはり景色に目も心も奪われちゃう。
この景色を眺めに来た、といっても過言ではないくらいだもんな。
空はスカッと晴れて、風もほとんどなく、穏やかな天気ということで景色の素晴らしさも倍増、心ゆくまで山並みを眺めて癒されます。

2024041328
景色を眺めながら、緩やかにアップダウン繰り返す斜面を歩いていくと、だんだんと背後の横岳が遠くなってきて。

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そして目の前には櫛ヶ峯が間近に!
さぁ、いよいよ櫛ヶ峯山頂へ向けて、200mほど一気に登る斜面に取りつきます。

2024041330
ここまで緩やかな斜面が続いてたけど、櫛ヶ峯への取りつきはなかなかの急斜面。
気温が低いと雪が硬くて手こずるところだけど、この日は雪は緩んでいるのでそれほど苦でもなく。
むしろ、融雪が進みすぎてクラックがあちこち走ってるのが少々厄介な感じ。

2024041331
最初の急斜面を過ぎると、あとはぐい~っと尾根上を辿るのみ。
が、これがなかなか山頂に近づかなくて地味にキツい。。。

2024041332
左手に見えてきた、駒ヶ峯や乗鞍岳などの南八甲田の山並みに元気をもらいつつ登ります。
穏やかな山並みの景色に癒されて、一息ついてまた歩を進めて。

2024041333
背後からは、北八甲田の山並みが背を押してくれてます。
あと一頑張り!

2024041334
2度ほどニセピークに騙されて、そのたびにちょっぴりがっかりしつつ。
黙々とまっすぐ登り上げていくと

2024041335
櫛ヶ峯山頂に到着!
睡蓮沼からの人たちがいるかな、と思いきや、まきchin隊の他には誰もいなくて静かな山頂です。
(このすぐ後に、単独の登山者が来られましたが)

2024041336
一年ぶりの櫛ヶ峯山頂。
今年も、タイミングよくいい天気の日に来ることができました♪
歩きながらずっと眺めていた北八甲田の山並みですが、櫛ヶ峯山頂から眺めるのはまた格別だな(^^

2024041337
南側には、十和利山や十和田山、戸来岳といった十和田の山並み。
お隣には十和田湖や白地山も見えてました。

風もなく穏やかな天気なので、山頂でのんびり一休み、という案もなくはなかったですが。
ここまで来たら早く東斜面を滑りたい、というわけで、そそくさとシールはがして滑降準備して。

2024041338
お待ちかねの櫛ヶ峯東斜面へ!
山頂へと登る途中や、山頂から偵察した感じでは、いつも滑る沢筋には真っ白な新雪が溜まっていてストップ雪な気配が濃厚。
少しラインをずらして、尾根状に盛り上がったところは新雪も残ってなくてコンディションよさそう、ということで、そんな箇所をつないで滑ります。

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狙いは的中、気持ちよく板が走るザラメが快感♪
斜面もスーパーフラット。

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左手に北八甲田の山並みを眺めつつ。
雄大な斜面に、思うがままにシュプール刻みます(^^

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目の前に広がるのは、駒ヶ峯や乗鞍岳などの南八甲田の山並みと、黄瀬萢の大湿原。
こんな景色に向かって滑るなんて、もう最高でしょう。

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日も高くなったので雪はざぶざぶかな、と思いきや、意外とそんなことはなく。
硬すぎず緩すぎず、下地がしっかりしたザラメなので気持ちよく滑れます。

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しゃぁ~っと滑り降りるごろ太君。
景色も斜面も雪も最高、滑りも最高!

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斜度が緩くなってからも、ちょっとシャリっとして板が良く走る雪が続きます。
斜面に点在するアオモリトドマツをぬいつつ、のんびりゆったり。
あぁ、気持ちいいなぁ。

2024041345
どこまででも滑って行っちゃいそうなごろ太君(^^

2024041346
山頂から一気に200m滑り降りて大満足です。
新雪避けて極上ザラメ斜面を滑れたし、縦溝もストップ雪もなく、板がよく走るザラメ雪だったし。
スケールも景色も素晴らしく、やっぱり櫛ヶ峯東斜面は最高です!

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余韻冷めやらぬまま、少し横移動したところで斜面を見上げつつ一休み。
さっきまで全然人がいなかった櫛ヶ峯ですが、一息つきつつ見上げていると人が結構登っているのが見えました。
人が増える前に滑り降りることができて良かった~。

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さて、では帰りの道のりも長いので戻りますかね。
東面を巻いて、来た道に戻ります。

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南八甲田の山並みに別れを告げつつ。
また来シーズン、来れますように。

2024041352
そして帰りも、北八甲田の山並みの展望がお供です。
たとえ長い道のりでも、この景色を見られるなら元気百倍。

2024041353
登りのルートに合流したら、斜面をゆる~り滑って移動です。
櫛ヶ峯東斜面とは違って、ストップ雪ありざぶざぶ雪あり。

2024041354
ここからは横岳目指して登り返すのがセオリーだけど、お初のルートを歩いてみよう、と逆川岳の下の横沼目指して移動。
まだ時間もあるし、天気もよいので寄り道もよいかな、と。

2024041355
しばらくは、北八甲田の山並みを正面に、開けた斜面を下ります。
いや、下るというよりはほぼ横移動かな。
水気多めの雪なので、シール貼ってなくても少々のアップダウンなら越えられちゃう。

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アオモリトドマツの林を抜けて、逆川源頭を渡ったところでシール貼って歩きます。
この付近、猿倉温泉から猿倉岳へ登るところになんとなく雰囲気が似ているような。
・・・まぁ、同じ南八甲田だしな。

2024041357
こんなダケカンバの巨木もありつつ。
ブナはほとんどなくて、アオモリトドマツやダケカンバ主体の林を抜けていくと

2024041358
広大な横沼に出てきました。
逆川岳~横岳の稜線からいつも眺めていた横沼のほとりを歩いているって、なんだか面白い。
ここから稜線を見上げるとこんな感じなんだなぁ、と新鮮な気持ちで景色を眺めます。

2024041359
横沼からは、60mほど斜面を登り上げて逆川岳へ。
逆川岳の稜線には大きな雪庇があり、それを避けて稜線に登り上げてヤレヤレです。

2024041360
逆川岳から眺める櫛ヶ峯と横沼。
今日も大いに楽しませてくれてありがとう!

2024041361
さて、では城ヶ倉大橋に下りましょ。
アオモリトドマツの木立をぬけつつ、北八甲田の山並みにもご挨拶して。

2024041363
ブナ林の中へと入ったら、あとは消化試合。
かなり緩んだざくざく雪の斜面を下って、城ヶ倉大橋の駐車場にもどって終了、です。

城ヶ倉大橋からの春の櫛ヶ峯、今年も大満喫です。
天気も景色も最高、そして雪もナイスザラメをゲット。
櫛ヶ峯東斜面を存分に楽しむことができました。
ありがとう、八甲田!

下山後は、青森市内の"華丸ラーメン"で煮干し出汁のラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
"まちなか温泉"の日帰り入浴(480円)で源泉かけ流しの温泉にのんびり浸かって体をほぐしました。

2024041364
夕方、夕焼け空に浮かぶ岩木山を眺めます。
明日はそちらに行きますね!

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