2024/4/7 北八甲田・高田大岳BC
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2024/4/7 八甲田・高田大岳BC
森吉山の翌日は、北上して八甲田の高田大岳へ。
先週はまだ雪が硬めだったようだけど、この週は結構気温が高かったので雪は緩んでるだろう、と期待。
それに、酸ヶ湯~谷地間のゴールドライン開通後初の週末なので、こっち側は人少ないだろうなというハラもあり。
出発は、東八甲田雪みち避難所から。
雛岳の南面を巻いて、高田大岳東面を目指します。
雛岳と高田大岳の間の鞍部に登り上げるまでは、ブナやミズナラの林の中を2時間半ほど、ひたすら緩やかに歩きます。
右前方に雛岳を眺めつつ。
ブナ回廊!
この林の雰囲気が、またいいんだよねぇ。
この日はそれほど風もなく、日射しが射し込む穏やかな林の中をのんびり歩きます。
時々、キツツキのドラミングの音が聞こえてきたりして。
歩いていくほどに、ブナ巨木が目に付くように。
割と細目のすらっとしたブナが多いけど、所々に大きく枝を広げたブナ巨木があり、立ち止まって見上げちゃいますね~(^^
雪面に映る巨木の影も大迫力。
大きく手を広げたモンスターのような(^^
そんな林の中をのんびりあるいていくと、ちょっと大き目、かつ新し目な足跡がありました。
・・・冬眠明けの熊か?!
穏やかなブナ林ののんびり歩きは楽しいけど、いかんせん距離が長い。
おまけに雛岳南斜面を巻いて歩くので、やや片斜面でもあり、足が疲れてきたころにようやく高田大岳のお姿が木立の向こうに見えてきました。
鞍部まではあともう少し。
ここまでは緩やかに歩いてきたけど、高田大岳が見えてきたあたりからは鞍部目指して100mほどぐい~っと登ります。
高度を上げていくと、木立も疎らになってきて。
その左奥には、十和田の山並みが連なります。
戸来岳と十和利山、十和田山かな。
そして鞍部へと登り上げると、目の前に高田大岳の東斜面がどかーんと聳えて大迫力。
この大斜面、圧倒されつつも見とれちゃいますねぇ。。。
昨年のこの時期は、クラックも縦溝も皆無だったけど、今年はクラックあり、縦溝もややあり。
鞍部から振り返って、雛岳を眺めます。
ここまで延々と歩きながら見上げていた雛岳が、ようやく目線の高さになってきた。
鞍部で一息ついたら、いざ、高田大岳の東斜面へ。
山頂直下のドロップポイントまで、300mほどぐい~っと登ります。
昨年は割と硬い所もあり、スキーアイゼンつけて登ってたけど、今年は雪が硬い所は全然なくてそのままでも全く問題ナシ(でも一応スキーアイゼン装着)。
雪がすごい勢いで緩んできてる気がする。
今日は朝から暖かかったしなぁ。
雛岳を背後に眺めつつ、斜面を登ります。
なんだかあっという間に、雛岳を見下ろす感じになっていくのが面白い。
それだけ一気に高度を上げてるってことなんだな。
南八甲田や十和田の山並みを眺めつつ、ぐい~っと。
急斜面に見えるけど、雪がいい感じに緩んでるので、意外とまっすぐ登れる。
それでも、標高1,300mを越えたあたりからは斜度もキツくなり、ジグきって登ります。
深いクラックが所々に走っていて、それを避けつつ1,400m付近まで登って終了。
灌木の陰で、早速シールはがして東斜面へ滑り込むと
上部はかなり雪が緩んでざっくざく、1ターンごとに雪玉がごろごろ転がってアンモナイトみたいになって、それに追いかけられながら滑る感じ。
うーむ、もうちょっと快適ザラメかと思ったんだけど。
ごろ太君、水分タップリの重い雪にも負けず滑ります!
右手には十和田の山並み。
左手には雛岳。
いやー、それにしてもこうやって見ると、高田大岳の斜面は結構急ですな。
斜面が広すぎて、あまり斜度を感じないのだけど。
150mほど滑り降りて標高1,250m付近になると、ちょっと雪が締まって板が走るザラメ雪に。
標高低い方が雪がいいとは。
若干縦溝もあるけど、あまり気にならない程度。
何より、この広い斜面を自由気ままに滑れるのが楽しい(^^
板が走るようになって、絶好調のごろ太君。
びゅーんと飛ばします!
そして標高1,100m付近まで来ると、雪はいよいよストップ雪に。
焦らず慌てず、ゆったりのんびりターンを刻んで
高田大岳の東斜面、美味しくいただきました!
ざくざく重雪あり、板が走るザラメ雪あり、最後はストップ雪あり。
いろんな雪質だったのも春山スキーならでは、そして一気にこれだけの大斜面を滑ることができて大満足。
東斜面を滑り終えて、自分たちのシュプールを見上げつつ一休み。
まきchin隊の他には、谷地温泉から登ってきたと思われる1パーティがいたのみ。
この日もとっても静かな斜面を楽しむことができました。
空いてて静かな山って最高だな。
しかも素晴らしい天気(暑いくらい)だしな。
一休みしたら、来た道をそのまま戻ります。
今回は、もうかなり雪が緩んでるので、雛岳南斜面の登り返しはナシ。
と言いつつ、南斜面を少し滑ってみたごろ太君。
雪、激重!と唸りつつ滑ってました(^^;
いやー、今日は気温上がりすぎだな。
ブナ林の中へと滑り込む前に、南側の十和田や南八甲田の山並みを眺めます。
またこの景色を眺めに来るよ!
そしてここからは、ひたすらブナ林の緩やかな斜面を下ります。
ブナ林の中は多少はいい雪かと思ったけど、かなりのざくざくっぷりに参った。。。
それでもストップ雪ではなかったので、まぁ良かったです。
というわけで、無事滑り降りて終了。
この日も静かな山を楽しむことができました♪
下山後は、八甲田ゴールドラインに寄り道して八甲田をぐるり一周。
その途中で、高田大岳東斜面を仰ぎ見ます。
自分たちのシュプールが見えていて、ちょっと嬉しくなっちゃいました(^^
ぐるりドライブの後は、ホテル城ヶ倉の日帰り入浴へ(1,000円)。
さらりとしたお湯にのんびり浸かったら、弘前市内の蕎麦名店"高砂"で天ぷらそばに舌鼓、でありました(詳細は速報)。
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