2024/4/6 森吉山BC
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2024/4/6 森吉山BC
2024/4/7 八甲田・高田大岳BC ←クリックで詳細レポ表示
今シーズンは、雪が少なかった1月2月はタイミング合わずにほとんど山は行かず、辻褄合わせのようにたくさん降った3月は雪が不安定そうなのでこれまた山には行かず。
というわけでパウダーシーズンは終了、ザラメが楽しめる頃になってようやく山スキーへ。
この週末は八甲田ゴールドラインが開通ということで、きっとそっちにいっぱい人が行ってるんだろうな。
森吉山なら天気も良いし人も少なそう、というわけで、阿仁スキー場からの森吉山へ。
今シーズンはパウダー時期に森吉山に来れなかったけど、やっぱり年に一度は行きたいよね、ということで。
阿仁スキー場の看板犬、北斗君はとっても眠そう。
行ってくるよ~、と挨拶してゴンドラへ。
4月からは、阿仁ゴンドラは週末のみの営業。
上部のサンシャインゲレンデのみスキー滑走可能ということで、スキーヤー7割、山の人3割くらいかな。
厳冬期とは違って駐車場は空いてるし、朝イチゴンドラに並んだのも10組弱くらいで、なんとものんびりした感じがヨシ。
というわけで、先頭切ってスキー場トップからスタート。
背後に連なる太平山地の向こうには、鳥海山がうっすら見えていて展望も期待大♪
石森へと続く尾根の向こうには、森吉山の山頂が見えてます。
上空には雲一つない真っ青な空が広がって、本日はお天気最高!
厳冬期には真っ白な樹氷に覆われているアオモリトドマツも、この時期はすっかり樹氷が落ちて春の装い。
アオモリトドマツたちは、重くて冷たい氷の鎧が融けてホッとしているのか、厳しい風雪から守ってくれた樹氷との別れを惜しんでいるのか。
そして足元の雪はすっかりザラメ雪、春山ですなぁ。
左手前方の一ノ腰へと続く尾根上には、森吉神社と避難小屋が見えてます。
神社裏のご神体の冠岩も、周りの雪がほぼなくなってますねぇ。
尾根のさらに向こうには、真っ白な岩木山。
靄の上に白い山頂部がクッキリと浮かんでます。
単独峰の岩木山がキレイに見えると、なんだか嬉しい(^^
そんな景色を眺めつつ、樹林帯を過ぎて緩やかな尾根上を歩いていくと
小ピークの石森に到着。
正面には森吉山がどーんと聳えます!
やっぱりこのお姿はいいですねぇ、1年ぶりに眺める森吉山にうっとり見とれちゃう。
石森から一ノ腰へと続く尾根の向こうには、岩木山と竜ヶ森。
竜ヶ森の奥には、うっすら八甲田の山並みも。
こうやって、登っていくとだんだんといろんな景色が見えてくるのが楽しいよね。
石森で景色眺めつつ一息ついたら、そのまま山頂目指して先へと進みます。
パウダー時期なら、ここから連瀬沢源頭まで滑り込むところだけど、ザラメ時期のお目当ては山頂からの斜面につき、寄り道はナシ。
山頂へと続く緩やかな斜面を、のんびりゆる~り。
背後に見えているのは、石森から一ノ腰へと続く尾根。
ゆるゆる歩いていくと、森吉山避難小屋に到着。
山頂までは標高差であと120mほど、もう目と鼻の先ですな。
ちょい締まり気味のザラメ斜面を、ぐい~っとまっすぐ登ります。
急すぎず緩すぎず、まっすぐ気持ちよく登れるのが森吉山のよいところ(^^
ここまでスライドしたのは単独の登山者1名のみ、まきchin隊の後には遥か後方に数人見えるのみ。
樹氷シーズンとは打って変わって、拍子抜けするほど静かな森吉山。
静かな山が好きなまきchin隊的にはすこぶるいい感じ、歩きやすい雪も相まって足がさくさく進みます。
右手にずら~り連なる太平山地を眺めつつ、斜面をのんびり登り上げて
森吉山山頂、到着。
今シーズンも、スキーで来ることができました(^^
北側には、白神山地と岩木山。
だいぶ靄が上がってきたか、山並みがちょっとうっすらしてきたかな。
南西側には太平山地。
ゴンドラ山頂駅を出発したときからずーっと見えていた山並みです。
山頂部の雪はだいぶ融けているので、板を外して歩きまわって景色をしばらく眺めたら、いつもの斜面へと移動して。
早速、広大な斜面へ滑り込みます!
雪はどうかな、と最初はちょっとおっかなびっくり。
でも滑り込んでみれば、板がよく走るザラメ雪!
これはかなり良いぞ。
ストップ雪は皆無、そして締まり気味のザラメ雪が最高(^^
これぞ春山スキー、気持ちよすぎて一気に150mほど滑り降りちゃいました。
これはもう、登り返して滑るしかないでしょう、というわけで。
早速登り返して
ゲレンデを滑り込んできた成果をここで発揮するのだ!と気合十分なごろ太君、しゃあ~っとザラメ雪を巻き上げて滑ります。
正面に、秋田駒や岩手山、八幡平を眺めつつ。
斜面も素晴らしいけど、正面に広がる景色も素晴らしい。
というわけで、2本目も一気に滑って再び登り返し。
これ、ほんと何本でもいけちゃうやつ。
そして3本目も絶好調のザラメ斜面。
昼近くなれば雪質も変わるかと思ったけど、ずーっといいザラメがキープされてて最高。
お隣のヒバクラ岳へ向けて、広大な斜面にゆったりシュプール刻みます。
しかもこの斜面、まきchin隊以外に誰もいなくて貸切状態、どこ滑ってもまっさら。
なんて贅沢!
朝からいい天気なのでフィルムクラストではないけど、板が良く走る極上のザラメ斜面。
春山スキー一発目にして、いきなりこんないい雪に当たっちゃって、もうどうしましょう、という感じ。(^^
少々縦溝ができているところもあるけど、溝はそれほど深くないので全く問題なし。
むしろそんな凸凹も、雪が良いのでちょっと楽しかったりして。
3本目は行けるとこまでいっちゃおう、と更に先まで滑ります。
オープンバーンを過ぎ、アオモリトドマツの木々がぽつぽつと登場するあたりまでゆる~り滑って
いやー、満足!
この広大な斜面を2人占め、がっつりシュプール刻ませていただきました(^^
滑った斜面を見上げつつ、ここでのんびり腹ごしらえしつつ一息です。
まきchin隊以外には誰もいなくて、しーんと静かな森吉山。
いい時に来たなぁ。。。
南東側を眺めると、秋田駒がだいぶクッキリ見えてきてました。
秋田駒はいっぱい人が登ってるかな。
景色を眺めつつ、しばらくのんびり過ごしたら、山頂へ向けて200m登り返しです。
名残惜しいけど、そろそろ戻らないとね。
沢源頭部に向けて急激に落ち込む斜面には、いくつもクラックが走ってて荒々しい。
穏やかな斜面が多い森吉山だけど、こんな一面もあり。
背後に広がる秋田駒や岩手山、八幡平の景色を眺めつつ、山頂へ向けてのんびり登り返し。
ザラメ雪だと、登り返しも楽々ですな。
何本も刻んだシュプールを眺めつつ歩くのも、また楽し。
・・・って完全に自己満足ですけど。
そして、さっくり登り返して再び山頂到着。
人がいっぱいいるかな、と思ったら、山頂には数名いるのみ。
みんな八甲田に行っちゃったのかなぁ、この日は静かな森吉山であります。
山頂直下でシールをはがしたら、西斜面を滑って石森へと戻ります。
こちらはだいぶ雪が緩んでて、やや苦戦。
木々の間を縫いつつ、開けた斜面をつなぎつつ。
石森への登り返しが面倒なので、連瀬沢までは滑らずに避難小屋の下をトラバースして登りルートに合流です。
トラバースラインから眺める石森~一ノ腰の尾根。
なんだか日本じゃないみたいな景色に見とれちゃいました。
というわけで、うまいこと登りルートに合流したら、石森までシールを付けて少々登り返し。
石森から、再び振り返って森吉山を眺めます。
最高の雪と斜面を、ありがとう!
石森でシールをはがしたら、ゴンドラ山頂駅まではほんのひと滑り。
ここらあたりはかなりストップ雪になってきていて、雪質の違いにびっくり。
このままスキー場を滑って帰ることもできるけど(整備していないので自己責任)、しんどいので帰りはゴンドラ利用で楽々下山、でありました。
下山後、阿仁前田から見上げる森吉山。
最高の春山スキーを、大好きな森吉山で楽しむことができて大感謝です。
下山後は、クゥインス森吉の日帰り入浴へ(500円→ゴンドラ往復券提示で450円)。
濃い茶色の源泉にゆったり浸かって大満足。
そして大館の"桜木屋"でラーメンに舌鼓を打ってこれまた大満足、でありました(詳細は速報)。
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コメント
この週末は私も十和田湖周辺にいましたが、なぜか山は空いてましたね😉
お天気がとても良く、森吉山も、八甲田も良く見えましたよ✨✨
投稿: 青空 | 2024年4月10日 (水) 16時58分
青空さん>
十和田湖周辺におられたとは、かなりお近くでしたね!
この週末は北東北はとってもいいお天気だったので、青空さんもさぞや素晴らしい山行を満喫されたのではと(^^
最近は、SNS系で人気の(映える)山・時期に人が集中する傾向があるので、そういうことなのかな、と。
静かな山が好きなまきchin隊としては、静かな山を楽しめたし、コンディションも抜群だったので大満足です。
投稿: まきchin | 2024年4月10日 (水) 21時31分