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2024年2月24日 (土)

2024/2/18 田代岳BC

秋田・大館の田代岳。

202402180
八甲田の山並みを遠くに眺めつつ、広大な山頂斜面をのんびりゆったり。

===田代岳===
2024/2/18(日):大広手口(8:25)~▲田代岳(10:15-10:50)~大広手口(11:50)
歩行・滑走距離:7.4km
累積登高:600m
累積下降:600m
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2024/2/18 田代岳

八甲田と同様、秋田県北部も木曜夜から金曜にかけて降雪あり。
ただ、日曜はかなり気温が上がるので雪は期待できなさそう、それでも天気はよいので展望が楽しめるはず。
森吉山は樹氷もすっかり落ちているようだし人も多そうだし、というわけで、人が少なそうな田代岳へ。
ここなら、ブナ原生林も山頂からの展望も期待大♪

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登山口へと向かう途中の山瀬ダムから見上げる田代岳。
縄文時代には、神が住まう山として崇められていた(という説がある)ということだけあって、青空に聳える白いお姿がなんとも神々しい(^^

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大館市街から、三菱重工のロケット燃焼試験場へと続く林道を10数km走って、登山口の大広手口に到着。
路肩が広く除雪されていて、車が数台停められるようになってます。
林道の最初のころは雪が全然なくて、ちょっと心配になっちゃったけど、さすがに登山口付近はまだ雪多くて一安心。
(と言っても昨年よりはずいぶん少ない)

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早速準備して出発です。
斜面には前日のトレースやらシュプールやらがいっぱい。
・・・前日はずいぶん人がたくさん来てたんだな。

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山頂東側に延びる尾根上を辿る積雪期限定ルートで登ります。
歩き始めの杉植林を抜けて尾根上に上がると、そこから先はブナ原生林の道♪

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このルート、ほぼ直登できちゃうくらいの斜度でそれほど急なところもないし、明るく開けたブナ林の尾根なのでとっても気持ちよい。
雪はといえば、前日は気温低かったので凍っているところはなくまだいい雪キープ。
でも前日のシュプールでぼこぼこだし、これから気温上がるし日照もあるしで、帰りはざくざく生コン雪になってるんだろうな。
・・・ま、今日は景色メインですから!

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高度を上げていくと、周囲の山並みの展望も広がります。
コチラは八甲田連峰。
今日はスッキリ晴れてますね。

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木々の隙間からは、岩木山も!
こんなに岩木山が近くに見えるのか、とびっくり。

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所々にブナ巨木のある尾根上をのんびりゆる~り。
この景色、癒されるなぁ。

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雪面に映る木陰も、ブナの木々の佇まいも、なんともいい感じ。
そんな斜面をウサギが駆け抜けていったりして、もう雰囲気最高。
おまけに全然人がいなくて、静寂そのもの。

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登山口から400mほど登り上げて標高1,000mを越えると、斜面はかなり緩やかになり、ブナの木々が疎らになって森林下界が近くなってきて。
吹き抜ける風がかなり強くて寒いので、上着着込んで歩きます。
今日ってこんなに風が強い予報だったっけか?

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頭上には、大きな鳥が羽を広げたような雲が。
すごい勢いで動いていくところを見ると、上空は相当風が強いんだろうな。

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そして標高1,100mを越えると、いよいよ山頂直下の大湿原地帯へ。
開けた雪原にはダケカンバや灌木が点在、その向こうは真っ白な岩木山!
この山はほんと、いつどこから見てもめちゃくちゃかっこいい。

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昨年この時期に来たときは、ホワイトアウトして何にも見えなかった大湿原地帯ですが、この日はスッキリ晴れて視界も良好。
目の前の山頂目指して歩を進めます。

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吹き抜ける風がかなり強く、時折煽られつつ雪原を歩いていくと、いよいよ山頂直下の斜面が目の前に。
さぁ、あと一息!

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この斜面もかなり風に叩かれているので、凍ってたら登るの大変だなぁと思っていたのですが。
ちょい締まり気味の圧雪斜面という感じで氷が顔を出していることはなく、問題なく直登できて一安心。
ますます強くなる風だけが難敵ではありますが、それでも50mほどの斜面をぐい~っと登って

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山頂に到着!
まずは鳥居をくぐって。

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田代岳山頂の避難小屋に、早々に退避。
どんなに風が強くても、山頂にこの小屋があると思うと頑張れるんだな。

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小屋の中ば平和そのもの。
お祀りされている田代岳大神にお礼を申し述べて、腹ごしらえ&身支度です。

そして人心地ついたら、小屋の外に出てぐるり大展望を堪能♪

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北側には岩木山。
田代岳は秋田の山なんだけど、こんなに間近にクッキリ岩木山が見えていると、まるでここが津軽の山のようで。

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西側には藤里駒ヶ岳。
これもまたブナ原生林が美しい山。
この右奥には白神山地も見えてました。

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北東側には八甲田連峰。
登っている間にもずっと見えていた山並みです。

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そして南~南東側には、秋田や岩手の山並み。
右奥のとんがった山は、なんと鳥海山!
秋田の北の端の田代岳から、南の端の鳥海山が見えるとはびっくり。

鳥海山の左手には、太平山地、森吉山、秋田駒ヶ岳、岩手山と名だたる山並みが連なってました。
厳冬期なのに、こんなにぐるり360°山並みが見えるとは大感激。
山頂部は相変わらずものすごい風だけど、こんな素晴らしい景色にしばしうっとり見とれちゃいました。
いやー、来てよかった。

景色をゆっくり堪能したら、小屋の影で風を避けつつシールをはがして下山開始。

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まずは山頂直下の大斜面へ。
ほんの50mほどの斜面だけど、今回まともな雪が滑れそうなのはここだけなので、心して。

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モナカになってないか恐る恐る滑り出したけど、結構いい雪♪
しっとり目の締まり雪が心地よい。

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八甲田連峰を左手に、開けた斜面をゆったり滑ります。
厳冬期というよりは、なんだか残雪期のような景色。

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あっという間に斜面を滑り降りたら、雪原を横移動。
やや登り勾配のところもあるけど、そのまま滑って移動できました。
目の前に連なる八甲田を眺めつつ、のんびり滑ります。

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間近に聳える岩木山を、目に焼き付けます。
今年も岩木山に登れるかな。

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山頂部を振り返って仰ぎ見ます。
今回は素晴らしい景色をありがとう!

2024021830
大雪原を過ぎると、ブナ林の中へ。
前日のシュプールを避けて、まっさら斜面をつないで開けたブナ林の斜面を滑ります。
雪は、モナカではないけどじっとり重めの雪、所々底つきあり。

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緩やかなブナ斜面をのんびりゆる~り。
あぁ、なんて穏やか。

2024021832
大きなウサギが、木の根元に潜んでたりして。
これでやり過ごそうとしていたようだけど、まきchin隊が近づいてきたので慌てて逃げだしてました。
のんびりしてたのにごめんよ~

2024021833
標高が下がるにつれて、雪はざくざく重めのクサレ雪に。
ケガしたら嫌なので、安全第一で下って終了です。
まだ2月半ばなのに、もう3月後半の春のような雪でした。

日中の昇温もあって、帰りの雪質はイマイチだったけど、一日中青空が広がって狙い通り展望は最高!
山頂からのぐるり360°の展望は、もう感動モノでした。
鳥海山まで見えたのはビックリだったなぁ。

山頂でお会いした地元の方によると、土曜日は団体も多く何十人も人がいたそうだけど、この日はまきchin隊以外には6人のみ。
とっても静かな山を楽しむことができました。
田代岳、いいお山でした(^^

下山後は、近くのたしろ温泉ゆっぷらの日帰り入浴へ(400円)。
熱めの温泉にのんびり浸かったら、大館市内の洋食店"えんとつ"でランチ。
ホワイトソースのハンバーグと、デミグラスソースのチキンソテー、どちらもとっても美味しかった♪(詳細は速報
山もお腹も大満足、の一日でありました。

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