2024/2/17 八甲田・雛岳BC

少し早めの雛祭り。

穏やかな天気のもと、いい雪いただきました♪

===雛岳===
2024/2/17（土）：箒場（8:15）～雛岳1,130m⇔770m（登り返し1回）（10:55-12:25）～箒場（12:55）
歩行・滑走距離：8.4km
累積登高：850m
累積下降：850m
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2024/2/17　八甲田・雛岳BC
2024/2/18　田代岳

今シーズンは雪が少なくて、降ったと思ったら気温上がって雪融けて、の繰り返し。
この週も、前半に気温上がってみるみるうちに雪が融けたけど、青森や秋田北部は木曜から金曜にかけて結構降雪あり。
これはラストパウダー頂けるかも？と八甲田へ。

向かったのは雛岳、箒場の高原茶屋前に駐車。
他にも何台か停まってたけど、八甲田ロープウェイで登って箒場に下る人達の車のようで、車の数の割には先行者は1組のみ、とこの日も静かな雛岳です。

風もなく穏やかな天気の中、準備して出発。
この日は晴れ予報だったけど、朝のうちはちょっと雲多めかな。
でも目指す雛岳はクッキリ見えてます！
そしてスタート地点の雪壁の高さはいつもの半分以下くらい、やっぱり雪少ないなぁ。

静かなブナ林の中、のんびりゆる～り登ります。
先行者は前日のトレースを辿っていて、我らもそれを辿ります。
ラッセルなしで楽ちん。
前日歩かれた皆さま、そしてこの日先行のお二人さん、感謝！

ブナ林の斜面は、さすがに薮はもう埋まってるし、うねりもそれほどなくていい感じ。
木曜からの降雪は10～20cmくらいでややしっとり目、その下には融けて凍った層があって所によっては底つきしそう。
滑ったらどうかなぁ、と思いつつ、黙々と登ります。

標高1,000mを越えたあたりで、ブナ林の森林限界を越えてダケカンバの点在する斜面へ。
ここから上は風に叩かれる斜面なので、雪もだんだん硬くなってきて。
特にピークにはこだわってないので、スキーアイゼンなしで登れるところまでいきますかね。

振り返れば、眼下には田代牧場が広がります。
開けて気持ちの良い景色（＾＾

雲もだんだん晴れてきて青空広がってきて。
ダケカンバの梢の霧氷が、お日様の光にキラキラ輝いて美しい♪

登り上げる尾根の左手には、広大な北東斜面が広がります！
融雪後の降雪なので雪は不安定かも、と思っていたけど、それほど悪くはない感じ。

登る尾根上は所々氷化してて、腰引け気味のまきchin。
凍ってたり吹き溜まってたりモナカだったり。
尾根上の雪はなかなか手ごわいな。

登りつつ見上げるのは、青空と白い斜面と、霧氷のダケカンバ
この色合いのコントラスト、最高！
こんな景色を眺めつつ、標高1,150m付近まで登ったところで終了。
山頂まではあと100mほどだけど、まぁ無理せずここから北東斜面にドロップです。

というわけで、早速シールはがして斜面へと滑り込むと。
ちょいしっとり目ながら、いいパウダーたっぷり積もってます！

1ヶ月以上ぶりのパウダーに、ビビり気味のまきchin。
それでも、まっさら斜面にシュプール刻むのは楽しい（＾＾

正面に広がる田代牧場に、まるで飛び込むように滑り込むこのロケーション！
気分爽快ですな。

この北東斜面、年末年始はもっと灌木が顔を出しててもしゃもしゃしている印象だけど、少雪とはいえさすがに2月、灌木もほぼ埋まってつるっと開けて気持ちよい。

滑り出しは結構急斜面だったけど、少し下れば斜度も緩んできてまきchinにも滑りやすい。
気持ちよくパウダー斜面をいただきます♪

150mほど一気に滑って見上げる北東斜面には、2人のシュプールのみが刻まれて。
いやー、やっぱり最高だな。

オープンバーンの後は、ブナ林間を滑ります。
それほどうねりもなく、所々底つきはあるけどいい感じのパウダーキープ。

日射しも射し込んで明るいブナ林の中を、のんびりゆる～り。
樹間が開けた所をつないで滑るのが、これまた楽しくて。

ブナの回廊！

木々の間を縫いつつ、ブナ林の中を250mほど一気に滑り降りちゃいました。
思ったより雪も良くて、気分上々。

というわけで、早速登り返しです。
行きのトレースを使って登り返すので楽々ですな。

とは言いつつ、途中でトレースを外れてちょいとラッセル。
踝くらいのラッセルだけど、やっぱりトレースがないと大変だなぁ、なんて。

ブナ林の上限まで登り返せばいいかな、と思ってたけど、ブナ林を越えてずんずん登っていくごろ太君に引っ張られて、結局1本目のドロップポイントに近い所まで登り返し（笑）
ここから再び北東斜面へ、2本目ドロップです。

2本目ということで、攻め気味なごろ太君（＾＾

まきchinもがんばります！
ちょっとパウダーの滑り方を思い出してきたかな。
って、思い出した頃にはパウダー斜面は終わっちゃうんだけど。

ブナ林間に入ってからも、シュプールない斜面を選んで飛ばします！
2本目もまだまだいい雪。

今年はもうパウダーは終了かと思ってたのだけど、いい雪滑れて大満足。
頑張って八甲田まで来たかいがありました（＾＾

2本目も美味しく滑り降りたら、最後の緩やか斜面は登りのトレースを使ってボブスレーで下ります。

箒場が近くなってくると、お馴染みツアースキーの標識も登場。
こんな標識を数えつつのんびり滑り降りて

箒場に戻って、終了！
いやはや、大満足です。

雪原の向こうに聳える雛岳。
眼を凝らすと、北東斜面につけたまきchin隊のシュプールも見えて、ちょっと嬉しくなっちゃったりして。

終日穏やかな天気で、いい雪もキープされてて、しかも人も少なくて。
この日、八甲田ロープウェイは1時間半～2時間待ちの大混雑だったそうだけど、そんな喧騒とは無縁の静けさを楽しむことができました。
雛岳、ありがとう！

下山後は、ホテル城ヶ倉の日帰り入浴へ（1000円）。
空いてる温泉にのんびり浸かったら、この日は青森ナイトでありました（詳細は速報）。

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