2024/1/14 稲庭岳BC

今シーズン初山スキーは、岩手北部の稲庭岳。

雪少な目ながら、良パウダーいただきました♪

===稲庭岳===
2024/1/14（日）：除雪最終地点（8:10）～駒形神社（9:55）～▲稲庭岳（10:55-12:35）～駒形神社（12:55）～除雪最終地点（13:35）
歩行・滑走距離：9.2km
累積登高：850m
累積下降：850m
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2024/1/14　稲庭岳BC

少雪かつなかなか気温が下がらない今シーズンですが、ようやく徐々に積もり始めてきた感じ。
金曜午後から土曜朝にかけてまとまった降雪あり、様子を見にまったり里山スキーに行ってみよう、ということで岩手北部の稲庭岳へ。
土曜は降雪直後で除雪の邪魔になるので、日曜に向かいます。

いつもの除雪最終地点に駐車。
最終地点にあるお豆腐屋さんの邪魔にならないように。
先行車がいたら停められないんだけど、今回もまきchin隊一番乗り。

早速準備して出発です。
しばらくは林道を辿ります。
前々日の雪だからどうかな、と思ってたけど、林道の雪はパフパフでいい感じ。

段々畑の脇を過ぎ、杉林の中を歩いて10分ほどで、林道右手の牧場地へ。
昨年のこの時期よりも60㎝くらい雪が少ない感じで、茂みや牧場の柵があちこち顔を出してます。
そしてこの斜面、風に叩かれてかなりのモナカ！
こりゃ帰りは苦労しそうだな。

モナカ踏み踏み、開けた牧場地を登ります。
背後に連なるのは、階上岳や折爪岳、平庭岳など三陸の山々ですな。

こちらは、奥中山高原スキー場のある西岳と、七時雨山。
あっちも雪降ったかな。

穏やかな牧場斜面だけど、吹き抜ける風がかなり強くて寒い！
氷化している箇所もありつつ、ゆる～り歩いていくと、だんだんと目の前に見えている稲庭岳山頂が近くなってきて牧場歩きは終了。

牧場歩きの後は、駒形神社まで、ブナやダケカンバの林の中を歩きます。
ちょうど夏道があるところの木立が開けているので、それに沿ってゆる～りのんびり。
牧場地を歩いているときには冷たい風が強く吹き抜けていたけど、この木立の中は風もあまりなく穏やか、時折梢が風に吹かれてざわざわいうくらいで静かな林です。

緩やかな登り勾配の尾根上を辿っていくと、小ピークにある小さな石の祠の前に出てきました。
この祠は、いつ来てもこのぐらいの埋まり具合なんだな。
祠に手を合わせて、先へと進みます。

木立の向こうには、稲庭岳山頂。
だいぶ近くなってきた！

小ピークから少し下って行くと、稲庭駒形神社に到着です。
馬の像にはしっかり雪が積もっていて、まるで真っ白なマントを着ているペガサスのようで（＾＾

早速、朱塗りの鳥居をくぐって

本殿にお詣りです。
いつもながら、石灯籠もお社も鳥居もほんと立派で、山中にありつつも地元の方の信仰を集めているんだなぁ、と厳粛な気持ちになりますな。

稲庭駒形神社を過ぎると、いよいよ斜度を増したブナ林の中をぐい～っと登ります。
灌木や地形がまだ埋まり切ってなくて、ややうるさい感じの斜面ではありますが。

それでも雪はいい感じ。
山頂が近くなるにつれて斜度を増していく斜面を、膝下ラッセルで登ります。
ラッセルと言っても雪がとっても軽いので全然苦にならず、むしろ新雪踏み踏み登るのが楽しい。

登り上げていくと、雲の切れ間から日射しが射し込んできて。
今日はずっと曇りかと思ってたので、思わぬ日射しに気分が浮き立ちます！

やっぱり、雪山には青空が映えますねぇ。
青空と、雪が付いた木立と、木陰が落ちる雪面の取り合わせは最高に美しい。

ブナの木々を見上げつつ、ぐい～っと。
気持ちよく歩いて高度を上げて

最後は山頂直下の急斜面、ちょっともしゃもしゃの木立を抜けて登り上げていくと

稲庭岳山頂に到着！
北西方面からかなりの強風が吹き抜けて寒い！！

東南方面には、西岳と七時雨山。
晴れてれば、周囲には岩手山や八幡平、八甲田や鹿角、十和田方面の山々も見えるのだけど、この日は雲低めでそれらの山々は見えず。

安比スキー場はうっすら見えてました。

というわけで展望もあまりないので、早々に強風吹き荒れる山頂から少し移動して、風を避けつつ滑走準備して。

お目当ての斜面に滑り込みます！

やはり雪は少な目で、灌木がまだあちこち出てたり地形が埋まり切ってなかったりするけど、風に叩かれずいい雪溜まってます（＾＾
しかも滑り出しと同時に日差しも射し込んで、これまた最高のタイミング。

久々の新雪斜面で滑り出しはおっかなびっくり、でも滑り込んでみれば軽いパウダーで、気分も上々♪

やっぱり天然パウダーはいいですな（＾＾
滑るラインもまだ限られてる感じでしたが、美味しくいただきました！

これはもう一本滑るでしょう、というわけで早速登り返し。
100mほど登り返したら

2本目、行きます！
ラインを選びつつ滑るのもまた楽し。

斜度はきつすぎず緩すぎず、ちょうどよい。
2本目もパウダー満喫です。
いやー、最高。

登って滑って、って楽しいなぁ。
しかも誰もいなくて静かそのもの（スノーモービルの音は鳴り響いているけど）。
再び山頂へと登り返して

北斜面へドロップ。
いつもは巨大雪庇ができている斜面ですが、今年はまだ雪庇はなし。

雪はといえば、山頂直下の無木立斜面はちょいパック気味。。。
斜面の向きによって、だいぶ雪質は違いますな。

それでも、ブナ林の中へと滑り込めば再び軽いパウダーがタップリ♪
木立をぬいつつ快調に滑ります。

所々にある、ちょい開けた斜面をつなぎつつ。
ちょっとした地面のうねりも、これはこれで遊べて楽しい。

笹や灌木もちょいちょい顔を出してるけど、それほど気にならず。
跳ぶように滑る降りるごろ太君。

上部の斜度がやや急なところはもちろん、緩やかになってからのツリーランもまた楽し。
のんびりマッタリ系の斜面がいいですな。

山頂から駒形神社まで、標高差250mほどを一気に滑り降りちゃいました。
パウダー満喫です♪

駒形神社に再びお詣りして、石祠のある小ピークまでシールで少し歩いたら、そこからは登りトレースに沿って緩やかな林の中を下ります。

山中では全然人に出会わなかったし、山頂にもまだ誰もいなかったけど、トレースはまきchin隊以外にも何人かが歩いた跡あり。
そこそこ人は入ってるんだな。みんなどこに行ってるんだろう。

林を抜けて、振り返って見上げる稲庭岳。
日が射し込んだり雪が舞ったり、となかなか忙しい天気だったけど、今回も楽しませてもらいました。
ありがとう！

開けた牧場斜面には、スノーモービルの跡が縦横無尽についてました。
山中で聞こえてたモービル音はこれだったんだな。
・・・そして足元の雪はと言えば、なかなかのモナカ。

最後の斜面までモナカが続いて、牧場斜面の滑りはかなりの修行系でした。
それでも、林間パウダーはいただけたし登り返して滑れたし、静かな山スキーをのんびり楽しめたので大満足です♪

下山後は、近くの天台の湯へ（500円）。
温泉併設のレストランで腹ごしらえしてから帰宅、でありました。

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