2023/10/28 金華山3年目詣り
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2023/10/28 金華山3年目詣り
奥州三霊山の一つ、金華山。
3年連続で詣でると一生お金に困ることはない、ということで、今回はその3年目。
牡鹿半島沖合に浮かぶ島の金華山には船で渡る必要があり、山に登ってその日のうちに帰るには、女川港からのパワースポット便往復一択。
定期便だと島滞在は2時間半、パワースポット便だと4時間15分。定期便だと、まきchin隊の足では山頂往復は難しいんだよな。
というわけで、今回もこのパワースポット便を予約して、金華山へと向かいます。
パワースポット便が女川港を出港するのは11時、出航までは時間があるので塩竈港で海鮮→松島で観光してから女川港へ(詳細は速報)。
1年目に金華山に行ったときは一隻だけだったけど、この日は二隻(2年目もそういえば二隻出てたかも)。
観光もだいぶ回復してきますな。
女川港から金華山までは45分ほどの船旅。
それほど揺れないはずなんだけど、この日はちょっと風強めで揺れが大きくて。
船酔いする前に寝ちゃえ、とさっさと居眠りを決め込んでたら、寝てる間に無事金華山港に到着です。
下船したら、早速港の鳥居をくぐって出発。
ここからもう神域なのね。
港から黄金山神社へは、100mほど登ります。
少し登ったところで、港を見下ろして。
港から少し登ったところで、舗装路は裏参道と表参道に分岐。
行きはやっぱり表だよな、と表参道を辿っていくと、再び鳥居が登場。
ここらあたりから、道は舗装路ではなく土の道へ。
赤い鳥居をくぐると、杉の巨木が立ち並ぶ道に。
いかにも神域、な雰囲気のひんやり静かな道を登っていくと
黄金山神社の境内に到着。
皆さんまずは本殿へ、という感じだったけど、まきchin隊はお詣りは後回しでまずは山頂へ。
本殿の脇を流れる沢沿いの登山道を辿ります。
本殿経由でも登山道に出られるし、むしろそっちのほうが効率的だったりするけど、船が付いたばっかりで人多いので、こっちの静かな登山道のほうがよいな、と。
少し登ると、奥の院登拝口の鳥居が登場。
これをくぐると、本格的な登山道に。
大きな岩がごろごろと転がる道を登ります。
途中、蛇が日向ぼっこしていたりして、これは山頂におわす弁天様のお使いの蛇かしら?!なんて。
大きなコブが印象的な大木。
布袋さんのお腹のような大きなコブをなでなで。
ブナや灌木の中の道は、島の西側なのでそれほど紅葉は進んでいないけどちらほらと色づきつつあり。
小さな赤い実が鈴なりになっていて、それが紅葉のように見える木もあったりして、そこだけ華やかな色合い(^^
そして金華山と言えば、こんな感じに地表に這うように根を張り巡らした大木がそこかしこに。
溢れんばかりの生命力を感じる!
ちょろちょろと水が流れる小さな沢沿いの道は、登るほどに明るく気持ちの良い林の中へ。
それほど急なところもなく、のんびり陽だまりハイクがいい気持ち。
熊もいないし、安心して登れます♪
足元にふんだんに転がる鹿の糞には要注意ですが(^^;
こちらの大木も、いい感じに根っこを張り巡らしてますねぇ。
山全体が花崗岩質ということで、根っこが地表を這っているそう。
そんな道をのんびり登っていくと、水神社に到着です。
黄金山神社の飲料水源泉が涸れることがないように、と水を司る天水分神國水分神を祀った神社、ここから登山道沿いに流れていた沢の道が湧いてます。
標高445mの島なのに、こんなに水が湧いているなんて驚き。
さすがは神の島。
石像にもご挨拶したら、杉林に沿ってやや斜度を増した道を登っていくと
そしてここからは、太平洋を左手に眺めながら、展望のよい道を登ります。
この日は遠くの景色はちょっと靄っているけど、それでもうっすら青空も広がって景色も開けて、気持ちよい道!
振り返れば、登ってきた広葉樹の林と、海の向こうの牡鹿半島が一望。
女川・気仙沼方面も見えてますねぇ。
足元にはセンブリの花があちこちに咲いてます。
小さな可愛らしい星のような花に目を惹かれます(^^
海や半島の景色を眺めつつ、最後は階段が整備された道をぐい~っと登って
山頂に建つ、奥の院 大海祇神社に到着。
弁財天と大綿津見神が祀られていて、海上安全・大漁豊漁の守護神だとか。
神社の傍らには、頂上標識がひっそりと立ってました。
海抜444.9m、だそう。
山頂は木立に囲まれていてあまり展望もないので、西側の展望地にちょっと足を延ばして一休み。
ばーんと開けた景色と、正面に広がる牡鹿半島や金華山瀬戸の眺めが素晴らしい♪
この景色を楽しみに登ってきた、と言っても過言ではない。
半島の先には、網地島と田代島が浮かんでます。
ネコの島の田代島、行きたいと思いつつなかなか行く機会もなく。
牡鹿半島の奥には石巻も見えてます。
こちらは、金華山南東の鮑荒崎の灯台。
今日は波が高く、ざぶざぶと白波が立っているのも良く見える。
そんな景色を眺めつつ、時折響く鹿の鳴き声を聞きつつ、しばしのんびり。
ここまで来る人もあまりなく、静かな景色を堪能です♪
あー、やっぱりここはいいなぁ、落ち着くなぁ。
そんな景色眺めて20分ほど過ごしたら、下山開始です。
時間が許せばもっとのんびりしていたいけど、これから下山しなくちゃいけないし、お詣りもしたいし、帰りの船を逃すと大変なことになるし。
今回は来た道往復ではなく、山頂から南下して二ノ御殿跡を経由して下るぐるりっぷ。
山頂からは、開けた稜線の道を下ります。
・・・ここが意外と急坂だったりする。
南側の道ということもあってか、明るくてなかなか気持ちよい道。
紅葉始まった大木もあちこちにあり、色合いも明るい♪
この大木は結構紅葉してますねぇ。
登ってきた道は西側の道だったので、まだあまり紅葉が進んでなかったのだけど、ここでようやく紅葉を楽しみます(^^
金華山のこの道は、みちのく潮風トレイルの一部でもあるそうで、こんな標識もあちこちに。
みちのく潮風トレイルを歩いてる人は、必ず金華山に一度は来ないといけないわけですな。
そして、開けた草地の二ノ御殿跡を過ぎると、島西側の斜面を下る道へ。
前々回にこの道を歩いた時は、途中でヒルに取りつかれたので、足元確認しながら下ります。
さすがにこの時期はもういないだろう、と思ってたら、行きの船で船頭さんが「まだヒルがいるので注意!」と言ってたんですよね。
今年はまだ気温が下がり切ってないんだなぁ。。。
そんな道を下りつつも、右手の南斜面を見上げるといい感じの紅葉が広がります(^^
基本的には乾燥した落ち葉が積もって、あまりヒルはいなそうな印象なんだけど、少し踏み跡を外れると苔むしてたり湿っぽかったりして、そんなところはちょっと怪しい。
じめじめした小さな沢もあったりして、しかも踏み跡も薄くて気が抜けない。
落ち葉を踏みつつざくざく下っていくと、作業小屋が出てきました。
このあたりから杉林が登場、そして下り一方だった道は杉林の中のトラバース道へ。
この杉林も、全体的にしっとりしてて怪しい感じなんだよな。
というか、ヒルがいると聞くと、どこもかしこも怪しい感じに見えてきちゃうんですが(笑)
ちょっとドキドキしながら杉林の中を歩いていくと、ほどなく広葉樹の中の明るいトラバース道へ。
ここまで来ればもうヒルもいないかな、あとは少々アップダウン繰り返しつつ、神社まで気持ちよく歩きます!
海も牡鹿半島も見えて、なかなか気持ちよい道。
道幅は広い所もあり、何か所か崩れて狭くなっているところもあり。
さきほどは山頂から眺めていた牡鹿半島と金華山瀬戸。
海岸線近くから眺めるのもまたヨシ。
途中、展望よいところで一休みしてる人もいたりして、確かにそれも気持ちよさそう。
こちらの道も、道沿いに大木がたくさん。
みんな根っこを地表に伸ばして、枝っぷりもなかなか見事。
そんな明るくて気持ちの良い林の中をのんびり歩いていくと
白いお尻が可愛らしい鹿も登場。
こちらが気になるのか、振り返りつつ一定の距離を置いて移動してました。
そして戻ってきました、黄金山神社。
改めて、鳥居をくぐって石段登って本殿へ。
こちらが拝殿。
もう皆さん、あらかたお詣りを済ませた後ということで、人もいなくて静かな拝殿でお詣りです。
3年連続お詣りのお礼、奥の院に登拝したご挨拶、そしていろいろ御祈願。
お詣りした後に、拝殿の奥の本殿を塀の隙間から見ると、扉の彫刻がすごくてなかなかの風格でした。
そして本殿の下にある弁財天堂の銭洗い所では、銭を洗って不浄を洗い流します。
今年ももちろん、諭吉さんを洗わせていただきました(^^
頼みます!
境内には鹿がいっぱい。
鹿のエサを買ったごろ太君、エサが入った袋をガサゴソするだけで鹿が突進してくる!と、若干恐怖だったようで(笑)
ゆっくりお詣りを済ませたら、裏参道を通って港に戻ります。
裏参道沿いの草原にも鹿がいっぱい、立派な角を持つ雄鹿の周りに、牝鹿や小鹿っぽい小さな鹿が集まってました。
いろいろ縄張りとかあるのかな。
そして15:15出航の船で、女川港へ。
帰りも速攻で寝て、目が覚めたら女川港、でした。
で、せっかくなので、牡鹿半島の先っぽにある御番所公園までドライブして、海に浮かぶ金華山を眺めます。
夕日に照らされる時間帯には間に合わなかったけど、ちょうど月が昇ってくるところには間に合いました!
満月の前日ということで、ほぼまん丸な大きな月♪
金華山山頂と月。
3年連続で登らせていただいて、お詣りもさせていただいてありがとうございました!
ここはこの時期にまた行きたい。
下山後は、御番所公園近くの"牡鹿交流センターほっとまる"の日帰り入浴へ。
狙い通り誰もいなくて、のんびり浸かってあったまりました(^^
そして翌日は雨模様につき、ちょっと北上して平泉観光。
中尊寺や毛越寺で奥州藤原氏の栄華に思いを馳せ、そして達谷窟毘沙門堂で迫力ある岩窟に圧倒され。
平泉満喫です(詳細は速報)。
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