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2023年11月15日 (水)

2023/11/11 山梨紅葉山行・羅漢寺山~昇仙峡周回

昇仙峡右岸の羅漢寺山に登り、昇仙峡を歩いてぐるり周回。

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羅漢寺山からは、茅ヶ岳や黒岳、金峰山など奥秩父の山並みを間近に眺めます。

===羅漢寺山(らかんじやま)===
2023/11/11(土):長潭橋(6:55)~白山展望台(8:20-8:25)~パノラマ台(8:50-9:00)~▲弥三郎岳(9:10-9:40)~パノラマ台(9:40-10:00)~昇仙峡ロープウェイ山麓駅(10:30)~昇仙峡~長潭橋(12:15)
歩行距離:14.2km
累積登高:600m
累積下降:600m
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2023/11/11 羅漢寺山、昇仙峡周回

大寒気襲来のこの週末は、東北や日本海側は避けて、山梨で紅葉山歩き。
高い所は雲が多そうなので、それほど標高高くなく山も紅葉楽しめるところ、ということで、昇仙峡の右岸に聳える羅漢寺山へ。
羅漢寺山に登ってから昇仙峡を歩いて戻って、周回ルートで歩きます。

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昇仙峡にはいくつか駐車場がありますが、今回は昇仙峡入口の長潭橋の近くにある天神森市営駐車場に駐車。
60台ほど駐車可能なこの駐車場、無料だし登山口に近いし、そしてなによりトイレが新しくてとってもキレイ。
前夜のうちに駐車場入りして、仮眠してから出発です。

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昇仙峡入口の長潭橋を渡って登山道へ。
登山口にはクマよけの柵が設置されてました。
昇仙峡ってかなりの観光地だけど、やっぱり熊が出るんだな。

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落葉が進んで明るい木立の中をゆる~りのんびり。
足元に所々花崗岩質の岩肌が現れるのが、なんとも昇仙峡っぽい。

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100m弱登るといったん林道に出ましたが、少し歩いていくと再び登山道へ。
アカマツやヒノキ、広葉樹が入り混じる林は、紅葉が進んで明るく気持ちよい道。
九十九折りも交えつつ、緩やかな道を歩いていくと

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御嶽古道(みたけこどう)に合流。
この御嶽古道、御嶽昇仙峡を越えて金櫻神社を経由し、金峰山まで続く古の修験道の道だとか。
日蓮聖人や歌川広重も歩いたそう。

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御嶽古道に合流してすぐに、石積みの残る広場がありました。外道ノ原というそうで。
何か建物とかあったのかな。

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外道ノ原の道沿いには、歌川広重のスケッチにも残っているという大岩が。
180年以上も前の人が見たのと同じ風景を今見ているとは、なんだか不思議な感じですな。
ちょっとタイムトリップしたような気分(^^

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そして外道ノ原を過ぎると、岩がごろごろと転がる斜面の道へ。

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歩きつつ見上げるのは、巨大な"虫喰い岩"。
その名の通り、虫食いみたいな穴があちこちに開いていて不思議な形状。
形も不思議だけど、こんなに大きな岩があるってのもなんだか不思議というかすごいというか。
昇仙峡って面白い地形なんだなぁ。

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大岩の下には、石像の頭が。
恐らく、首だけ取れてしまったのが苔むした岩の上に置かれてるんだろうけど、それがまた苔の衣を纏っているようでなんとも趣深い。
その苔の衣装のおかげか、とっても穏やかな顔をしている石像でした。

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大岩の脇を登っていくと、"太刀の抜岩"への寄り道の分岐が登場。
この標識に描かれた絵がなんとも味わい深くて、これに惹かれて踏み跡を辿っていくと

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突然すかーんと視界が開けて、白砂の尾根の先に大岩が登場。
これが太刀の抜岩か。
名前の由来はまったくわからないけど(^^;

天気が良ければ、この太刀の抜岩の向こうに富士山が見えるらしい。
この日は雲多めにて、富士山は拝めず。

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さて、では登山道に戻って先へと進みます。
ここから先は、稜線を巻いて紅葉の斜面を緩やかに歩く道を辿ります。

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トラバースの道はかなり狭く、前日降った雨のおかげで滑りやすくもあり。
紅葉に和みつつゆる~り歩いて、途中、白山展望台へと続く道に分岐して歩いていくと

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木立がぱあっと開けて、白砂の斜面に!
西~北側の展望が開けて、目の前には太刀岡山や茅ヶ岳が聳えます。

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西側には、仙丈・甲斐駒に鳳凰三山が連なります。
鳳凰三山にはちょっと雲がかかっていたけど、先週千頭星山から眺めた山並みをこうやってまた眺めているんだなぁ、と思うとなんだか嬉しい(^^

ここまであまり展望もない道だったし、白砂の斜面というあまりないシチュエーションで、なんだか気分も上がってとってもいい展望台でした♪

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白山展望台から元の道に戻り、ロープウェイ山頂駅のあるパノラマ台目指してのんびりゆる~り。
斜面をトラバースする緩やかな道沿いには、所々に大岩も登場。

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木立の向こうに、茅ヶ岳や太刀岡山を眺めつつ。

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いやー、それにしてもこの紅葉には癒されますね。
鮮やかな色合いではないけど、ふんわり包み込まれるような紅葉し始めの色合いがいい感じ。
まだまだこれから紅葉は進みそう。

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途中、白砂山への分岐をスルーして歩いていくと、旧羅漢寺の遺構がありました。
今は麓にある羅漢寺だけど、昔は山の中腹にあり、このあたりが入口だったらしい。
古に想いを馳せつつ歩く古道です。

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そのままゆる~り歩いて、最後は九十九折り気味に斜面を登り上げていくと

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昇仙峡ロープウェイ山頂駅のあるパノラマ台に到着です。
ここまではほとんど人もいない道だったけど、ここで一気に観光客いっぱいの賑わいの中へ。
ザ・観光地!

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パノラマ台にあるロープウェイ山頂駅の前には、羅漢寺山の山頂標識がありました。
羅漢寺山とは、このパノラマ台や最高地点の弥三郎岳の総称だそう。
・・・というわけで、まずは最高地点の弥三郎岳を目指します。

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パノラマ台から弥三郎岳へは、片道10分程度の道のり。
狭い稜線上を辿る道ですが、ロープウェイで上がってきた観光客もいっぱいで、なかなか気を遣う。
いや、みんな、弥三郎岳行くんですね。。。

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気持ちの良いトラバース道もあり。
ここでも、観光客とのすれ違いには気を遣います。

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最後は、大岩に刻まれた階段をよじ登って

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大岩の上の弥三郎岳山頂に到着。
(この上に一段高い所があり、そこに三角点があったので、おそらくそっちがほんとの山頂)
なかなかの展望です!

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北側には、茅ヶ岳や太刀岡山、黒岳など奥秩父の端っこの山並み。
太刀岡山がいい感じに紅葉してますねぇ(^^
今日は、太刀岡山も候補に挙がってたんだよね。

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その山並みを目で辿っていくと、金峰山や瑞牆山も見えていて。
この日歩いてきた御嶽古道は金峰山へと続く道、ということで、ちょっと感慨深く金峰山を眺めます。

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西側には鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳。
その手前には、本日歩いてきた山並み。

人はいっぱいだったけど、なかなかの展望で面白い山頂でした。
(観光客の人も山頂まで来るんだ、と若干びっくり)
ロープウェイの時間により人の波があるようで、来たときには人だらけだったけど、しばらくいたら人も少なくなり、のんびり展望を楽しむことができました。

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のんびり30分ほど山頂で過ごしたら、パノラマ台に戻ってちょいと休憩。
思いっきり観光地で、これはこれで面白い(^^

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ごろ太君、シャインマスカットソフトクリームに舌鼓。
観光地、最高だな(笑)

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賑やかなパノラマ台でのんびり過ごしたら、下山開始です。
ここからは、ロープウェイに沿って下る道を辿ります。
もちろん、一気に人もいなくなって静かな道。

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ヒノキ林の中を下る道は、マウンテンバイクのダウンヒルコースにもなっているようで、段差もなくキレイに整備されていてすこぶる歩きやすい。
ロープウェイで上がって来てマウンテンバイクで下るって人もいるんだなぁ(この日はマウンテンバイカーには遭遇せず)。

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ヒノキと広葉樹が入り混じる林を、のんびり下ります。
すぐ右手にはロープウェイが通ってて、音が聞こえてくるのも面白い。

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ヒノキ林の中には、石垣がそこかしこにありました。
斜面が崩れるのを防ぐためかな、昔からこの辺は林業が盛んだったのかしら。

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斜面の上の方までずーっと石垣が組まれていて、これはこれでなかなか壮観。

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登山道が終盤になる頃には、さざれ石の上にお祀りされた道祖神?の石像も。
信仰の道の雰囲気満点。

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そして稜線から下ること30分ほどで、ロープウェイ山麓駅の脇に下山です。
思ったよりサクサク下れて、歩きやすい道でした。

さて、そしてここから先は観光客でごった返す道。
ロープウェイ山麓駅の付近には、昔ながらのお土産物屋さんも多くて、時代を数十年遡ったような気分にもなりつつ。
昇仙峡に沿って延びる遊歩道を辿って、出発地点の長譚橋へと戻ります。

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遊歩道に入ってまず出てきたのは、仙娥滝。
地殻の断層によってできた滝だそう。
巨大な一枚岩の間を勢いよく流れ落ちる滝が大迫力!

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仙娥滝の先には、岩のトンネルのような石門。
こりゃ、なんだか黒部の道のような(^^

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石門を過ぎて遊歩道を辿っていくと、モミジの紅葉が。
太陽を透かして鮮やかに輝くモミジがぱぁっと華やか。

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モミジの木々の向こうには、昇仙峡の渓流。
紅葉と渓流の取り合わせが、なんともいい感じ。

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ちょうど日差しも出てきてくれて、紅葉が鮮やかに輝いて。
こんな景色が見られるところでは足が止まっちゃいます(^^

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途中の展望台から眺めるのは、覚円峰の岩峰。
巨岩奇岩が続く昇仙峡にあって、この岩峰はなかなかの景色。

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さきほど歩いた弥三郎岳の山頂方面も仰ぎ見ます。
岩がごつごつ出ている斜面や稜線の景色が面白い。
渓谷沿いから山頂稜線まで、昇仙峡はほんとに花崗岩でできた山なんだなぁ。

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覚円峰の先でグリーンラインへの分岐を過ぎると、遊歩道は舗装路に。
長潭橋までは、この舗装路を辿ります。

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途中、この山の由来でもある羅漢寺にも寄り道。
色づき始めた紅葉に囲まれた、しっとり静かなお寺。
木像の阿弥陀仏如来像や五百羅漢像があり、ここもまた歴史を感じるお寺でありました。

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羅漢寺を後にして、紅葉に彩られた渓流沿いの道を下ります。
紅葉はまだまだこれからがピークかな。

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天鼓林の休憩所では、見事なモミジの紅葉が。
東屋の屋根に積もった紅葉の葉っぱがなんとも鮮やかで美しい。

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地面に降り積もった落ち葉も鮮やか!
いいな、モミジの紅葉。

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黄色からオレンジ色、濃い赤色まで色とりどりの落ち葉たち。
秋の色合い♪

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天鼓林から先は、渓流沿いの奇岩を眺めつつ、モミジの紅葉を楽しみつつの道。
人もぐっと少なくなって、静かでのんびり歩けます。

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こんな巨岩奇岩の一つ一つに名前が付けられていて面白い。
これは何岩だったかな?

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こちらは登竜岩。
板状節理が竜の鱗に似ていることから名づけられたそう。
確かに、このうねるような岩が龍みたい。

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そんな荒々しい岩肌があるかと思えば、こんな渓流沿いの穏やかな景色も。
紅葉と、渓流に削られたどこか丸みを帯びた大岩の取り合わせがいいですねぇ。
昇仙峡って、こんないろんな景色があるんだな。

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こちらは大仏岩。
たしかに大仏様が鎮座されているような。

他にも、猫岩やふぐ岩、大砲岩やトーフ岩などなど、面白い名前の岩がいっぱいあって飽きることはなし。
渓流沿いの道をのんびり歩いて、長潭橋に戻って終了、です。

ぐるり周回で歩いた後は、御嶽古道の先にある金櫻神社にも寄り道。
折よく、秋の例大祭で神楽奉納もされていて、いい感じで〆ることができました(詳細は速報)。

そしてこの日は、八峰の湯(物味湯産手形使用)でお風呂に入ってから、ごろ太君実家の上田泊。
翌日は、戸隠と小諸で神社・城跡巡りしてから帰宅、でありました(詳細は速報)。

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