2023/11/3 山梨紅葉山行・笠取山~唐松尾山周回
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2023/11/3 奥秩父・笠取山~唐松尾山周回
2023/11/4 甘利山、千頭星山 ←クリックで詳細レポ表示
文化の日の三連休は、好天を狙って山梨で山歩き。
紅葉はだいぶ標高を下げているだろうけど、その分、稜線からの展望を楽しもう!と。
初日に向かったのは、奥秩父の笠取山と唐松尾山。
山梨県甲州市と埼玉県秩父市の境に聳えるこの山は、多摩川の源流でもあり。
山梨県側から周回ルートで歩きます。
登山口の作場平には、前夜入り。
登山口に一番近くてバイオトイレもあるこの駐車場は30台ほど駐車可能、夜中の時点でほぼ満車でした。
#この駐車場の他にも、第1~3臨時駐車場があります。
三連休、なおかつ登山口付近は紅葉真っ盛りということで、秋の登山シーズン真っ盛りな感じ。
笠取山往復の人がほとんどだけど、笠取小屋や将監小屋でテント泊の人もいたりして。
周回ルートで歩くまきchin隊、この日は長丁場につき、早々に準備して出発です。
(6時過ぎには出発するつもりだったけど、ちょっと遅れた。。)
作場平から笠取小屋までは、カラマツや広葉樹の林の中を歩きます。
道は歩きやすく整備されているし、斜度も緩やかで、のんびり歩ける道。
紅葉の木々の向こうにはキレイな沢。
あの流れが多摩川へと続いていくのかな。
20分ほどのんびり歩いていくと、一休坂分岐に到着。
道はここで沢沿いの道と尾根道に分岐。
尾根道は一休坂という急坂があるということで、ほとんどの人は沢沿いの道のほうに行ったけど、まきchin隊は尾根道へ。
そしてこちらの道、尾根道ということもあって日射しがタップリ射し込んで、明るく気持ちの良い道。
しかもちょうど紅葉真っ盛り(^^
足元の落ち葉をざくざく踏みつつ、頭上に広がる紅葉の梢を見上げつつ。
いやぁ、いい道だなぁ。
赤や黄色やオレンジ色の木々が、太陽光を透かしてキラキラ輝いて。
色とりどりの葉っぱの鮮やかさに目を奪われます!
分岐の標識には、こっちの道は急坂あり、と書いてあったけど、急坂らしい急坂はなかったような。
むしろ斜度はほぼ一定で、歩きやすい。
しかも人が全然いなくてとっても静か♪
そんな道をのんびり歩いていくと、道はいつしか沢沿いへ。
多摩川の源流らしく、澄んだ水がタップリ流れる沢を見つつ、九十九折りに登り上げていくと
笠取小屋に到着です。
小屋裏のテント場には、テントも数張り。
登山口からも近いし、水場の水もタップリ、こりゃいいところですな。
笠取小屋から先は木々も疎らになり、笹原や草原が広がる道。
視界が開けて明るい道をゆる~りと。
しばらく歩いていくと県境の稜線へ。
稜線上の小ピークには、分水嶺の標識がありました。
多摩川、富士川、荒川の分水嶺だそう。なんだかすごく雄大だな。
分水嶺の小ピークから眺めるのは、雁坂峠へと続く燕山や古礼山の山並み。
そしてどかーんと聳えるのは富士山!
冠雪の富士山を眺めるのは久しぶりです。
さぁ、分水嶺を過ぎれば笠取山まではあと一息。
目指す笠取山へは、一気に100mほど登る急坂直登の道。
この日一番の急坂です。
笹原の中の踏み跡をぐい~っと。
雨の後だったり霜が融けてたりするとぬかるんで登りづらそうだけど、この日はそのどっちでもなく。
急坂なれど、大きな段差もないので割と登りやすい。
笠取山山頂に到着。
南~西側の展望が開ける山頂から、しばし景色を眺めます。
正面に広がるのは、もちろん富士山。
カラマツの黄葉に染まる山並みの向こうにどっかり聳えてます。
富士山の手前の山々は、大菩薩や三ツ峠、毛無山かな。
西側に見えているのは、国師ヶ岳や黒金山、乾徳山など奥秩父の山並み。
その奥には南アルプスがずら~り連なります♪
スカッと開けた展望をしばし楽しんだら、稜線歩きに出発。
大きな岩が露出した岩だらけの稜線を辿っていくと
標識を過ぎて歩いていくと、稜線の南側へと下る急坂に。
50mほど一気に下って、稜線の南側を巻く道に合流です。
巻き道を、いったん笠取小屋方面に戻る形で進んでいくと
多摩川の源頭、水干(みずひ)に到着。
ここから東京湾まで流れていくのか!
大きな岩の隙間から水が流れ出ているはずなんだけど。。。この日は干からびてました(^^;
ま、源頭を見ることができてヨシってことで。
さて、水干を見たらUターン、唐松尾山へと続く稜線の道を辿ります。
笠取山から下って巻き道に合流したところを過ぎると、人は一気にいなくなって静かな道に。
笠取山周回の人がほとんどなんだなぁ。
それと同時に道幅も狭くなり、足元に笹が覆いかぶさっているところも多くなり、笹をかき分けて進みます。
笹原とカラマツの緩やかな稜線からは、所々で富士山を拝みます。
最近気温高めということもあってか、靄多めで富士山もちょっと霞んでますが。
黒槐山(くろえんじゅやま)を巻いて黒槐尾根を過ぎるまでは、こんな感じで明るく緩やかな道を辿ります。
なんかこの、のんびりした雰囲気がよいんだなぁ(^^
こういう雰囲気の道って、あまりない気がする。
唐松尾山が近くなってくると、シャクナゲやシラビソに囲まれた岩がちの道に。
アップダウンを繰り返しつつ、最後はやや急坂な道をぐい~っと登って
唐松尾山に到着。
木立に囲まれて展望のない山頂で、ちょっと一休み。
以前来たときには、山頂北側の岩場から景色を眺めた記憶があるのだけど、そっち方面はロープ張られて進入禁止になってました。
唐松尾山から先は、狭いトラバース道を下ります。
所々、ガレ場を横切るところもあったりして、唐松尾山は崩れやすい岩場の山なのかな、と思ったり。
そしてトラバース道の途中から、稜線上の西御殿岩にちょこっと寄り道。
踏み跡わずかな道をぐい~っと登って
360°の展望開ける西御殿岩に到着。
周囲に広がる大展望を楽しみます!
国師ヶ岳の奥には南アルプスがずら~り。
仙丈・甲斐駒から鳳凰三山、白根三山、白峰南嶺、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、笊ヶ岳と端から端まで大展望♪
東側には、竜喰山、飛龍山、雲取山と連なる山並み。
埼玉と山梨の県境の奥秩父の稜線です。
北東側には、西仙波・東仙波と和名倉山。
久しぶりにお目にかかります!
和名倉山は、山頂付近はカラマツの黄葉で黄金色、南斜面は広葉樹の紅葉で一面錦色。
とてつもなく華やかで、目を奪われちゃいました(^^
そんな和名倉山の奥には秩父の山々、そして東信の浅間山も見えてました。
本日一番の好展望地!
前回来たときには西御殿岩はスルーしてしまってたので、今回は是非とも寄りたいところだったのでした。
展望も紅葉も楽しむことができて、最高だったな。
景色眺めつつ、ゆっくり大休止してから下山開始です。
名残惜しいが、まだこれから先も長い。。
トラバース道に戻ったら、あとは下るのみ。
笹原のトラバースあり、苔むした岩の間を下る道あり。
なかなか変化もあって飽きない道を下っていくと
山の神土に到着。
笠取山・唐松尾山からの道、笠取小屋からのトラバース道、和名倉山への道、将監峠への道がここで分岐。
我らは将監峠への道を辿り、途中で三ノ瀬へ下る七ツ石尾根に入ります。
七ツ石尾根への分岐はちょっとわかりづらく(標識なかった)、GPSが頼り。
尾根に入ってすぐはカラマツの植林地、そこを過ぎると、開けた草原の中に針葉樹が点在する、気持ちの良い道をゆる~りと。
そしてほどなくカラマツや広葉樹の林の中へ。
ここからは、紅葉ロードの始まりです!
稜線から眺めていた時も、山の裾の方はキレイに紅葉しているのがよく見えていて、帰りはきっと紅葉の道だ、と思っていたのでした。
期待通りの紅葉にワクワク。
濃い赤もステキ。
日射しを透かしてキラキラ輝いて、赤が一層美しい。
落ち葉をざくざく踏みつつ、そんな華やかな紅葉の林を下ります。
紅葉が素晴らしくて、足が止まりまくって全然前に進めない(笑)
何度も立ち止まって、頭上を見上げてため息ついて。
この時期、この時だけの輝きを目に焼き付けます。
ブナやミズナラ、カエデなどなど、いろんな色合いの紅葉が鮮やか。
そんな鮮やかな紅葉を通して射し込んでくる日射しも紅葉色。
こちらまで染まりそう(^^
広葉樹の紅葉に彩りを添えるのが、黄金色のカラマツの黄葉。
小さな黄金色の葉っぱがくるくる回りながら落ちてくるのも、また可愛らしくて。
素晴らしい紅葉を満喫です!
いやはや、ここまで紅葉すごいとは思ってなかったので、嬉しい出会いでありました。
牛王院下で将監小屋からの道と合流したら、あとは幅広の砂利道をゆる~り下ります。
ここもまだまだ紅葉の道、最後まで楽しめちゃいます(^^
そして砂利道を下ること20分ほどで、三ノ瀬に到着。
ここからは、舗装路の林道を歩いて作場平へ戻ります。
三ノ瀬から作場平までは退屈な林道歩きだけど、ここもまた紅葉の道にて、目を楽しませつつ歩くことができたのは幸い。
途中、唐松尾山へと向かう稜線の途中ですれ違った人にまたお会いして、お疲れさまでした!と声を掛け合ったりして。
三ノ瀬から45分ほどで作場平に到着です。
標高1,700m付近より下が紅葉真っ盛り、行きも帰りも紅葉を楽しみつつ歩くことができました。
稜線付近の紅葉は終わっていたけど、おかげで開けた展望を楽しむことができたのも良かった。
笠取山から先はほとんど人に出会うこともなく、静かな稜線歩き。
笠取山への登り以外はそれほど急なところもなく、概ね穏やかで歩きやすい道で、気持ちよく歩ける道でした。
秋のこの時期に、ぜひ歩きたい道です♪
下山後は、勝沼ぶどうの丘温泉"天空の湯"へ(760円)。
ちょうど勝沼新酒ワインまつりをやっていたようで、お風呂もびっくりするくらい混んでました。。。
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