2023/10/14 夏油三山の一座、金ヶ崎駒ヶ岳
【速報】2023/10/14-15 岩手紅葉山歩き ←クリックで詳細レポ表示
2023/10/13 金ヶ崎駒ヶ岳
猛暑の夏を経て、ようやく爽やかな秋が到来。
と言ってもこの週末も荒れ模様の天気、土曜日であれば紅葉の山歩きが楽しめそう、とまたまた東北へ。
目指すは岩手・夏油三山の一座、金ヶ崎駒ヶ岳です。
陸中一宮の駒形神社の奥宮が山頂に鎮座している、というのもポイント。
登山口は、山の北西の夏油温泉と、東南の金ヶ崎の2か所。
夏油三山の一座だし、夏油温泉から登るか?とも思ったけど、そっちは歩く人もすくないようで薮とか熊とかいろいろ心配にて、比較的短時間で登れる金ヶ崎から登ります。
紅葉時期だし、東南側から登った方が景色も映えそう、というハラもあり。
金ヶ崎から牧場の中の舗装路を走っていくと、登山口に到着。
20台くらい?停められそうな広場には先行車なし。
・・・まぁ、短時間で登れる山だし、みんなゆっくり目のスタートなんだろうな。
駐車場の奥に歩いていくと、駒ヶ岳登山口に到着。
標識には、この奥に赤い鳥居があり、その先の"うがい清水"で心身を清めてから山頂の奥宮に登拝すべし、と。
・・・が、赤い鳥居が見当たらず、このまま登山道を出発。
どうやら鳥居は、最近倒壊してしまったらしい。
歩き始めると早速、緩やかな斜面のブナ林の中へ。
見渡す限り広がるブナ林が、なんとも涼やかで美しい。
さすが夏油三山の山、ブナ最高。
見上げる梢は、なんとなくほんのり色づきつつあるような?
このあたりが鮮やかに黄葉するのは2~3週間後くらいかな。
途中、杉植林地の脇を歩きつつ、広大なブナ林の中をのんびり歩いていくと、"奥宮まで2,000m"の標識が登場。
この標識、"あと1,000m"のところまでは500mおきに、その先は100mおきに出てきます。
そしてこのあたりから、道は徐々に登り勾配に。
道は登り勾配になったけど、相変わらずのブナ美林!
立派な大木もあちこちにあり、頭上の梢を見上げつつ登ります。
途中、木立に囲まれた中に四等三角点があったりして。
なんでこんなところに三角点があるんだろう?!
そして登り上げていくほどに、道沿いの灌木はだんだんと色づいてきて。
赤や黄色の木々が、日射しにキラキラ輝いてます♪
紅葉し始めのオオカメノキ。
赤と黄色のまだらの葉っぱも、またいい感じですな(^^
木立の背丈もだんだんと低くなり、そして緑の梢も黄色く色づいてきて。
緑の森から紅葉の林へ、と色の移り変わりを感じつつ歩くのが楽しい!
黄色やオレンジ色、緑色が入り混じった梢を見上げつつ、木立の中の道を登り上げていくと
だんだんとオレンジ色の割合が多くなってきた道をゆる~り登っていくと
標高996mの下賽の河原に到着。
"奥宮まであと900m"の標識がありました。
河原というほどには開けてないけど、小石が積まれた小さなケルンがあるのがそれっぽい感じ。
さぁ、そしてこの下賽の河原を過ぎると、いよいよ紅葉本番の道へ。
そんな紅葉を楽しみつつ、しばらくは緩やかな林の中を歩きます。
紅葉のグラデーションがステキ。
ブナ林が一年で一番鮮やかに彩られる季節ですな。
見上げるブナの梢も、濃いオレンジ色に。
新緑のブナも盛夏のブナもいいけど、この濃い色合いのブナもほんといいなぁ。
紅葉の木々に見とれつつ、太陽の光を透かしてキラキラと輝く木立の中をゆる~りのんびり歩いていくと
山頂方面の展望が開ける上賽の河原に到着。
上賽の河原からは、目指す駒ヶ岳の山頂と、その奥の経塚山の山頂が一望!
そして、紅葉の木々で染まった山肌がなんとも壮観。
駒ヶ岳、アップ。
麓から見上げると穏やかな山容だけど、ここから見ても丸くこんもりして優し気な山なんだな。
その奥の経塚山は、対照的にちょっとごつごつと荒々しい感じ。
麓からは、こっちの経塚山のほうが鋭くとがって目立っている印象だもんな。
そんな対照的な山々を眺めて一息ついたら、山頂へ向けて最後の一登り。
上賽の河原を過ぎて少し下ったら、山頂へ向けて100mほどぐい~っと登ります。
ますます濃く色づいてきたブナ林の中。
山頂付近がこんなに色づいているなんて。
見上げると、青空と紅葉の梢のコントラストがなんとも鮮やか。
オレンジ色を通り越して、赤茶色に染まりつつある木々もあり。
日射しの差し込むブナ林は、光が溢れてキラッキラ。
明るくて気持ちの良い道、そしてなによりこの紅葉で心浮き立ちます(^^
今年はずーっと暑い夏だったけど、ようやく秋が来たんだなぁ。
季節はちゃんと移ろっていくんだな、と思いつつ。
最後は、斜度を増した紅葉のトンネルの道をぐい~っと登り上げて
金ヶ崎駒ヶ岳山頂に到着。
山頂には、駒形神社奥宮がお祀りされていました。
早速、好天と紅葉のお礼を申し述べたら、ぐるりと景色を眺めます。
まず眺めるのは、西側に連なる山々。
ひときわとんがって目立っているのは、おとなりの経塚山。
その奥には焼石連峰や牛形山、白子森といった夏油の山々が連なります。
経塚山、アップ。
左奥に見えるのは横岳、右奥は東焼石岳や南本内岳かな。
あっちも雲多めながら、いい感じに紅葉してますねぇ。
こちらは、以前歩いた牛形山から白子森、鷲ヶ森山と連なる山々。
夏油温泉起点に歩いた時のことを思い出します(^^
そんな山並みの先には夏油高原スキー場。
ゴンドラ駅舎もゲレンデも一望、スキー場から駒ヶ岳ってこんなに近いのか!
経塚山の左奥には栗駒山。
あっちはきっと、ものすごい人出だろうな。
こっちは今のところ、単独の方1人しか出会ってないけど。
このほかにも、室根山や氷上山、五葉山、早池峰といった山々も遠くに眺めることができました。
スッキリ晴れていれば、岩手山まで見えるそうで。
そうそう、奥宮の祠の中には馬が3頭。
これ、途中にあったレリーフのお馬さんかしら。
紅葉の山並みを眺めつつ、山頂でしばしのんびり。
静かで大展望の山頂、なかなか良かったです(^^
さて、では下山開始。
帰りも紅葉の木立の中の道なので、心ウキウキ、足取りも軽い。
色鮮やかな道は、ほんと楽しく歩けます♪
どこもかしこもキラッキラ、光がいっぱい。
ぽつらぽつらと登ってくる方たちとすれ違いつつ、紅葉をのんびり眺めつつ。
紅葉を存分に眺めて、目が黄色に染まりそうな感じ(^^
そんな木立の中を下っていくと
経塚山もね(^^
今回、駒ヶ岳にするか経塚山にするか迷ったんだけど、気軽に登れる駒ヶ岳にしたのでした。
経塚山は、またの機会に!
おまけ、紅葉の木々越しに眺める経塚山。
いやー、眼福眼福。
いろんな角度から眺めて紅葉をのんびり楽しめるのも、静かな山だからこそ、ですな。
上賽の河原を過ぎれば、あとはゆる~りのんびり下るのみ。
オレンジ色だった木々が、黄色、黄緑色、と戻っていくのを眺めつつ下ります。
道は歩きやすいし、ブナ多めの林は美しいし、いい山だなぁ。
心穏やかに歩ける信仰の山です。
そして最後は、ブナ大木も多い緑の林の中を歩いて終了。
朝早めの出発だったのが奏功して静かな山歩き、そして山頂付近ではブナ林の見事な黄葉も楽しめて大満足。
麓のブナが紅葉するのはあと2週間くらい先かな、その頃もとってもよさそうです!
下山後は、登山口脇のうがい清水へ。
ほんとは、山に登る前にここで手を清めなくちゃいけなかったらしいのだけど、順番が後になってしまった。。。
ちょろちょろと流れる清水で、遅ればせながら手を清めて、駒形神社登拝完了、です。
登山口を後にしたら、まずは腹ごしらえ、と奥州市の"SAMURAI 桃太郎"でラーメンに舌鼓。
鶏ベースのスープとしっかりした細麺の美味しいラーメンをいただいたら、駒形神社本宮と里宮へ。
奥宮に登拝したご挨拶をさせていただきました(詳細は速報)。
そしてこの日は、盛岡に移動して盛岡ナイト。
翌日は雨模様につき、盛岡&仙台観光してから帰宅、でありました。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/12/1 山梨初冬山歩き・三ツ峠山~本社ヶ丸周回(2024.12.05)
- 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回(2024.12.03)
- 2024/11/17 山形山城歩き・長谷堂城(2024.11.22)
- 2024/11/16 山形晩秋山歩き・徳網山(2024.11.20)
- 2024/11/10 山形晩秋山歩き・湯ノ沢岳(2024.11.15)
コメント