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2023年10月16日 (月)

2023/10/9 男鹿半島 真山・本山

男鹿三山の二座、真山と本山へ。

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なまはげゆかりの真山神社からの、のんびり山歩き。

===真山、本山===
2023/10/9(月):真山神社(7:30)~▲真山(8:50-9:00)~▲本山(9:55-10:05)~▲真山(10:55-11:05)~真山神社(12:00)
歩行距離:9.9km
累積登高:760m
累積下降:760m
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2023/10/9 男鹿・真山、本山

三連休の3日目は、南東北以南は雨予報、天気が良いのは北東北三県のみ(ただし午前中のみ)。
ならば観光がてら里山を歩こう、と山形から北上して秋田・男鹿半島へ。
昨年秋に男鹿半島の寒風山に行ったときに、男鹿三山を眺めて、歩いてみたいな~と思っていたのでした。
紅葉にはまだ遠い里山だけど、それもまたヨシ♪

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男鹿三山の真山、本山、毛無山を縦走できればよいのだけど、車は一台なので、真山神社を起点に真山と本山を往復。
真山神社の駐車場に車を停めて出発です。
#駐車場にキレイな水洗トイレあり

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まずは仁王門をくぐって、石段を登って拝殿へ。
朝早い境内は、まだしーんと静か。

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石段を登っていくと、杉木立の中に拝殿がありました。
神社の創建は、12代天皇の景行天皇の御代にもさかのぼるとか。凄い歴史。
拝殿で、お山歩かせていただきます、とご挨拶。

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ご挨拶を済ませたら、拝殿の脇の石段を登ります。
立派な杉木立の中の石段は、なかなか歴史ある感じで風格たっぷり。

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石段を登っていくと、杉材で建てられた五社殿がひっそり佇んでました。
18世紀末から19世紀初頭に建てられたそうで、こちらもまた歴史を感じる建物であります。

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五社殿を過ぎると、いよいよ山道が始まります。
所々に雑木林が入り混じる杉林の中をぐい~っと。
朝イチの杉林は、ひんやりしてますな。

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杉林の中の急坂を登ると、穏やかな尾根上へ。
明るい雑木林が広がる気持ちよい尾根ですが、林床の笹薮の背丈がやや高く、見通しが効かないのがややイマイチ。。。
朝方でまだ日が低く、ちょっと薄暗いせいもあるかもしれないけど。
(日が高くなった帰りは、明るくていい感じだった)

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道沿いには、こんな石仏もちらほらと。
神社から真山、本山、毛無山を通る道は、古くからの山岳信仰の道でもあるそうで。
真山山頂の奥宮、本山山頂の赤神神社奥宮を目指して、昔は多くの登拝者がいたんだろうな。

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そんな尾根上の道をのんびり歩いていくと、真山手前で階段続きの急坂に。
延々と続く急坂だけど、段差は小さく、歩きやすく階段が整備されているので、それほどキツくもなく。
一息つきつつぐい~っと登って

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真山山頂に到着。
山頂に建つ真山神社奥宮は、大きな櫓になってました。

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櫓から眺めるのは、寒風山と八郎潟方面。
その奥には森吉山や太平山地が連なります。
左手には、白神山地や岩木山も見えてました。
思いもかけず、いい展望でびっくり。

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しばらく櫓から景色を眺めたら、真山山頂を後にして、本山目指して出発。
まずは天然杉の林の中を50mほど緩やかに下ります。
杉植林地の道はよくあるけど、天然杉の林ってあまり出会ったことがないので、いろんな太さの杉が入り乱れているのがちょっと新鮮な感じ。

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途中には、"なまはげの里をたどる道"なる標識も。
真山神社から真山、本山、毛無山を経由して長楽寺へと下るこの縦走路は、東北自然歩道にもなっているようで。

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そんな道をゆる~り下って、真山と本山の鞍部のフタツアイに到着。
以前はここから、キントリ坂なる急坂を登って本山に登っていたそうだけど、今はその急坂は廃道に。
本山の東斜面を巻く道を辿ります。

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この巻き道、登り勾配ながら、あまり登っているとは思えないくらい緩やかな道。
そして真山に登る道とはがらりと雰囲気が変わって、杉や広葉樹が入り混じる林の中のトラバース道は、明るくしっとりして気持ちの良い道。
里山なのに、どこか深山の趣も漂っているような気がするのは、信仰の山だからか?!

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ブナやミズナラの木立は、ほんのり色づきつつあるような。
これからどんどん色づいていって、いい季節になるんだろうな。

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そしてフタツアイから100mほどゆる~り登ったところで、ひょっこり砂利道に出てきました。
本山山頂には航空自衛隊のレーダーがあるとのことで、この道は自衛隊の車道だそう。
この道を辿って山頂を目指します。

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振り返ると、毛無山山頂方面にもレーダーが。
ごろ太君、あのアンテナはどこに向けて電波を飛ばしているのかな、となんだか楽しそう。

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そんな景色を眺めつつ、砂利道を辿ってゆる~り歩いていくと、アンテナとレーダーの建つ本山山頂に到着。
三角点は自衛隊基地の中なので、とりあえずこの基地フェンスの外が山頂、ということで。
それにしてもこのレーダーたち、信仰の山にあってやや違和感を感じつつ、それでもこの迫力に圧倒されつつ。

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このまま砂利道を戻るのはつまらないので、基地をかこむフェンスに沿って、笹薮をかき分けつつ歩きます。
いやー、凄い藪だな。

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フェンス越しにレーダーを見上げます。
なんだか、福島の大滝根山に行った時のことを思い出すな。
あっちも、山頂には航空自衛隊の基地があったっけな。

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そして薮漕ぎの先に建つ、赤神神社奥宮に到着。
ほんと信仰の山なんだなぁ。。。

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赤神神社からは、笹薮や灌木の中の急坂を下って車道に戻ります(実は山頂部の笹薮漕がなくても、車道から直登する道がある)。
ちょっとしたアドベンチャーですな(^^

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車道に戻ったら、あとは来た道を辿って真山神社へ。
行きは誰にも出会わず静かな道だったけど、帰りは数組とのすれ違いあり。
コンパクトで歩きやすくて気持ちよい道だもんな、里山ハイクにはちょうどよい山です(^^

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行きはちょっとひんやり薄暗い杉林だったけど、帰りは、日が昇って明るく穏やかな林に。
雰囲気も少し変わった道をのんびりと戻って

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再び真山山頂から景色を眺めます。
朝よりは少し雲が増えてきたけど、また近くの山はよく見えてます。
寒風山の向こうに聳える森吉山、今日はあっちも天気よくて気持ちいいだろうな。

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真山で一休みしたら、あとは一気に真山神社へ下山。
神社まで下ると観光客がいっぱい、さすがなまはげの里、でありました。

紅葉にはまだ遠い里山でしたが、信仰の山の神聖な雰囲気に満ち溢れていて、なかなか面白い山歩きでありました。
古くからの信仰の道、いろんな人がいろんな想いや願いを抱えて歩いたんだろうな。
時を超えて古に思いを馳せつつ、そして本山山頂には自衛隊レーダーがあったりして、そんなコントラストも面白かった。

下山後は、秋田市内の"チャイナタウン"で名物のちゃんぽんに舌鼓(詳細は速報)。
秋田市内の"桜温泉さくらさくら"の日帰り入浴(700円)にのんびり浸かってから帰宅、でありました。

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