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2023年9月26日 (火)

2023/9/23-24 朝日連峰・寒江山(1日目)

日暮沢起点で、朝日連峰の稜線を歩いて寒江山・狐穴小屋を往復。

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三方境から眺める以東岳と狐穴小屋。
大好きな景色!

===日暮沢~寒江山~狐穴小屋===
2023/9/23(土):日暮沢(5:05)~▲清太岩山(8:10-8:20)~▲ユーフン山(8:55)~竜門小屋(9:50-9:55)~▲寒江山(10:55-11:00)~三方境(11:40-11:45)~狐穴小屋(11:55)
歩行距離:10.5km
累積登高:1,520m
累積下降:640m
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2023/9/23 日暮沢~寒江山~狐穴小屋
2023/9/24 狐穴小屋~寒江山~日暮沢 ←クリックで詳細レポ表示

針ノ木岳周回縦走の翌週なので、足休めでのんびりしようかと思っていたら、東北の日本海側は好天予報だとか。
こりゃやっぱり泊りで歩きたい、というわけで、日暮沢起点で朝日連峰の寒江山と狐穴小屋へ。
年に一度の狐穴小屋詣でです(^^

日暮沢小屋前の駐車場には、朝4時過ぎに到着。
30台ほど停められる駐車場は既に7割くらいの入り、まきchin隊が到着して準備しているうちに続々と到着して出発する頃には満車。
いやー、すごいな。
#駐車場以外にも、小屋前に5台くらい駐車可。林道の路肩にいくつも駐車できるスペースあり。
#トイレは日暮沢小屋内にあり。

というわけで、まだ薄暗い5時過ぎに出発。
こんなに登山口が混んでるなら小屋も混むんじゃないか、と若干気持ちが急きつつ。
歩き始めてすぐに始まる急坂の尾根をぐい~っと登ります。

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アカマツやブナの根っこが絡まりあった狭い尾根。
登山口から809mピークまで一気に200m登り上げる急坂の洗礼に、息絶え絶え。
これぞ、朝日連峰!

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809mピークを過ぎると、所々で道は緩やかになりつつも、やっぱり急坂続きの道。
ブナ主体の木立に囲まれた尾根を、黙々と登ります。

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尾根上にはブナ巨木も多く、どっしりした白い幹と涼やかな梢の緑に癒されます。
・・・見た目は涼やかだけど、暑い。でも朝イチのおかげか、思ってたよりは暑くないか。
纏わりついてくる虫もいなくて、割と快適ではあります。

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所々で木立が切れて、展望が広がります。
下界に広がる霧や雲の上に浮かぶのは月山ですな。クッキリ聳えてますね~(^^
登山口付近は霧の中だったので、稜線に上がるまでずっと霧だったらどうしようと思ってたのですが、視界開けててよかった!

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そんな景色を眺めて一息つきつつ、深く切れ込んだ溝のような道をぐい~っと登って

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登山口から500mほど登り上げたところで、ゴロビツの水場に到着。
今年はどこの山も渇水で大変なことになっていますが、この朝日連峰も例外ではなく、ゴロビツ水場も既に涸れているらしい。
稜線上の竜門小屋の水場も涸れているそうで、今年の猛暑の影響たるや、恐ろしいものがありますな。

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ゴロビツの水場を過ぎると、清太岩山の尾根上に上がるまでは、湿った岩が積み重なった急坂やぬかるみの多い道を登ります。
湿った岩は滑りやすく、またぬかるみにハマらないように足元注意で登っていくと

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木々の背丈が低くなり、清太岩山の尾根上に出てきました!
ここからは、展望開ける尾根を辿ります。

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左手には、西朝日岳、中岳、大朝日岳と続く朝日主稜線。
スカッと開けた展望が気持ちよい、そして吹き抜ける風も心地よい♪

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清太岩山へは、ハイマツや灌木の中の道をぐい~っと登ります。
道沿いの灌木はまだ色づいてませんねぇ、猛暑が続いているので紅葉も遅れてるのかな。
昨年は、9月上旬には結構色づいてた気がするけど。

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そして登山口から900m登り上げて、清太岩山に到着。
視界開けた山頂で、景色眺めつつ一休み。

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大朝日岳や小朝日岳の稜線の手前には雲が湧きつつあり。
雲の上に連なる山並みもいいもんですな(^^

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大朝日岳の反対側には、障子ヶ岳や天狗角力取山。
その奥には月山と鳥海山、2つの霊峰が連なります!

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周囲の山並みを眺めつつ一息ついたら、清太岩山を後にして先へと進みます。
目の前にはユーフン山、その奥には竜門山。
稜線上の竜門小屋も小さく見えてますねぇ。

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竜門山から右手に続くのは、寒江山と以東岳。
これからあの稜線を歩くんだな、と眺めます。

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清太岩山からはいったん急坂を50mほど下り、ユーフン山に向けて灌木とハイマツの尾根を150mほど登ります。
これしきのアップダウン、先週歩いた針ノ木岳の稜線に比べれば易きもんだ、と叱咤激励。

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背後に、月山や障子ヶ岳を眺めつつ。
景色いいので気分よく歩けますな(^^

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ユーフン山を過ぎれば、あとは竜門山への150m弱の登りを残すのみ。
竜門山手前までは、アップダウン繰り返しながらゆる~りのんびり、快適尾根歩き。

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尾根上の灌木の紅葉はまだまだだけど、所々に色づいているものもあり。
そんなハシリの紅葉越しに、以東岳や寒江山の稜線を眺めます。

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こちらは大朝日岳や西朝日岳の稜線。
ほんのり色づいた葉っぱが、太陽の光を透かして鮮やかに輝いてます♪
尾根上全体がこんな紅葉に染まるのは、まだ1~2週間先かな。

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そんな尾根上をのんびり歩いて、竜門山に向けて最後の急坂に取りつきます。
ここを登り切れば稜線だ!

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ザレ気味の急坂をぐい~っと登り上げていくと、みるみるうちにユーフン山や清太岩山の尾根が足元に遠ざかっていって。
前回はここで足が攣りそうになったごろ太君、今日は快調のようでぐいぐい登ります。

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右手に広がる草原は、草紅葉が始まりかけ。
そんな草原越しに眺める以東岳や寒江山が目線の高さになってきたころ、竜門山に到着です。

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そして竜門山からは、いよいよ寒江山や狐穴小屋に向けて稜線歩きが始まります♪
ここの稜線と景色が好きすぎて、もう何度来たことか。
今回も景色堪能しますよ~(^^

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これから歩く稜線を目の前に眺めつつ、竜門山から100mほど下って、竜門小屋に到着です。
いつもは小屋の前の水場からは水がじゃぶじゃぶ出てますが、今年は水場が涸れてしまったそうで、ほんのすこしちょろちょろと出ているのみ。
先週の連休は、竜門の水場が涸れている影響で、狐穴小屋や大朝日小屋が大混雑だったようだけど、今日はどうかな。。。

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というわけで、小屋前で一息ついたら早々に出発。
小屋からしばらくは、灌木の中、右手が切れ落ちた狭い道を辿ります。
雪で稜線上の道が削られちゃうんですかねぇ。

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灌木の中の道を過ぎると、南寒江山へは開けた草原の中を九十九折りに登る道。
背後には、大朝日岳へと続く朝日主稜線♪

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イワインチン、オヤマリンドウ
高山植物の花々はほぼ終わり、枯れ葉色の草原の中に鮮やかな黄色と紫の花が点在していて、これはこれで鮮やか。

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これはハクサンシャジンかな。
花が咲いた後の実が、スケルトンの網目になっていて面白い。

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そしてところどころに、名残のハクサンイチゲ!
もう葉っぱが黄色くなり始めてる気がするけど、まだがんばって花を咲かせてるんだな。

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そんな感じで、意外と賑やかな足元に目を楽しませつつ、ガレた道を登ります。

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南寒江山を過ぎると、次の寒江山へは緩やかアップダウンの道。
稜線上には湧き上がってきた雲が流れてきたり晴れたり、となかなか忙しい天気だけど、本格的にガスに包まれる感じでもなく、むしろガスがひんやりしてて気持ちよいくらい。
のんびりと稜線を辿って

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寒江山に到着。
稜線はガスに包まれることなく、まだ晴れてます(^^

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山頂の西側に見えているのは、相模山。
北寒江山からの三面コースにある山ですが、迫力たっぷりに聳えてます。

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そして寒江山を過ぎれば、あと残すは北寒江山のみ。
最後のこいつが、意外と標高差ある登りでしんどかったりするわけですが、最後の一登りと思えばさほど苦でもなく。
えいやぁ、と登り返して

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北寒江山に到着です。
寒江山三兄弟、無事クリア。

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目の前には以東岳がドカーンと聳えます。
北寒江山から見ると、以東岳へと続く稜線もキレイに見えてほんとカッコいいんだよなぁ。
ようやく間近になってきた以東岳に見惚れつつ、北寒江山を後にして灌木の中の急坂を下っていくと

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障子ヶ岳や天狗角力取山からの尾根が合流する三方境に到着。
ここから眺めるのは

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まきchin隊大のお気に入りの景色、以東岳と狐穴小屋!
大きくゆったりした山容の以東岳と、赤い屋根の小さな狐穴小屋の取り合わせがほんといい感じで、大好きな景色です。
今回もまた、この景色に出会えたことが嬉しくて、しばらくじっくりと眺めちゃいました。
なんとも幸せなひと時。

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そんな大好きな景色を堪能したら、狐穴小屋まではほんの一歩き。
小屋に到着したら、早速小屋の隅っこに寝場所を確保です。

小屋には、まだ12時なのに既に6組ほど入ってました。最終的には1階も2階も超満員で、今まで見たことないくらい。
やはり竜門小屋の水涸れの影響か。。。
ちなみに狐穴小屋の水場は、水ジャバジャバ出てました(水洗トイレは使用禁止、非水洗のみ利用可)。

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無事に寝場所を確保したら、あとは外での~んびり。
天気も暑くもなく寒くもなくちょうどいいし、何よりこのロケーション、最高です!

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目の前には障子ヶ岳や天狗角力取山、その奥には月山と鳥海山。
贅沢な景色が広がります。

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狐穴小屋の向こうには以東岳♪ 何度眺めてもカッコよい。
今度は泡滝ダムから以東岳往復かな。

日が傾いて寒くなるまで、小屋の外でのんびり過ごしました。
小屋に戻ったら大混雑でびっくりだったけど、外が暗くなり始めたら早々に就寝でありました。
(一部のいい年した大人が大声でずっと喋ってたけど、疲れてたので気にせず寝ちゃいました)

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