2023/8/11-12 北ア・剱岳展望の山歩き(2日目)
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2023/8/11 室堂~剱沢 ←クリックで詳細レポ表示
2023/8/12 剱沢~剱御前~室堂
剱沢キャンプ場は、剱岳に向けて出発する人たちで朝2時半頃から結構賑やか。
テント張ってた人の7割くらいは剱岳に向かったんじゃないか?という感じ。
剱岳には、登山道に沿ってライトの列ができてました。すごいな、こりゃ。
まきchin隊は、日が昇って明るくなってからのんびり出発準備です。
今回は、剱岳を"眺め"に来ているお気楽山歩きだもんね。
テント撤収して荷造りしたら、ちょうど剱沢名物?のラジオ体操が始まりました。
野営場管理所の人たちがみんな小屋の前に出てラジオ体操、そしてテン場に残る人もラジオ体操。
みんなラジオ体操となると体が動いちゃうのって、なんかすごいよね(^^
朝日に照らされる剱岳を眺めながらのラジオ体操は気分爽快。
久々にラジオ体操第二までやって、気持ちも体もスッキリしたら出発です。
テント場にまだまだたくさん残ってるテントは、ほぼみんな剱岳へと向かった人のテント。
剱岳は今頃大盛況だろうなぁ、と眺めつつ、ザレ道を登って別山乗越を目指します。
朝から強い日差しが照り付けて、既に暑い。
日影はひんやり涼しいし、夜寝ているときは寒いくらいだったのに。
歩きつつも、何度も振り返って剱岳を眺めます♪
朝日が当たって影になっている具合もカッコいいですな。
別山乗越までは標高差250mほど登り返し。
別山へと登る道を左に分けると、別山の西斜面をトラバースで歩きます。
チングルマの綿毛が広がる草原やガレ場を横切りつつ歩いて、別山乗越に到着。
ここまで登ってくると、剱岳の背後に連なる後立山がずら~り一望。
薄雲がたなびいていて、なんとも幻想的な雰囲気。
というわけで、剱御前小屋前にザックをデポして、サブザックで剱御前に寄り道です。
別山乗越から10分ほど登ったところに最高点がありますが、目指すはその先の三角点ピーク、剱岳の絶好の展望台です。
稜線を歩きつつ振り返れば、立山三山に室堂山、浄土山、龍王岳、薬師岳の山並みがクッキリ。
今日もいい天気♪
剱御前の最高点を過ぎて、ゆる~り稜線を辿ります。
だんだん近づいてくる剱岳のお姿にどきどきワクワク。
背後に連なるのは別山の稜線。
その向こうには立山三山が顔を出してます。
左手には大日三山、その向こうに広がるのは富山平野。
スカッと開けた展望が気持ちよい。
吹き渡る風も心地よい!
最高点から下るところが少し岩場だけど、それ以外は穏やかな草原が広がる稜線歩き。
天上の楽園には花もいっぱい♪
ハクサンボウフウ、 ミヤマリンドウ、ミヤマコウゾリナ、ハクサンイチゲ
少し窪地になったようなところには、まだハクサンイチゲが咲き残っていてびっくり。
稜線上の道の先にはイワヒバリがいて、ちょっと先に飛んでは振り返り、また少し先に飛んでは一声囀って、とまるでまきchin隊を先導しているかのよう。
そして、だんだんと近づいてくる剱岳。
穏やかな草原と鋭い岩稜の剱岳の取り合わせが面白い。
剱御前の三角点ピークに到着。
目の前には、ナイフのように鋭くそそり立つ剱岳が迫ります!
まずは、久々記念写真。
最高の展望に、満面の笑みのまきchin隊です。
剱御前から眺める剱岳。
ここから見るのが一番間近で、迫力満点に見える気がする。
剣山荘から登る別山尾根、右手に延びる源次郎尾根や八ツ峰はどれも険しい岩稜で。
そして右下には、まだ雪渓の残る剱沢。
山頂の左手に長く延びる早月尾根の向こうには、猫又山や毛勝山。
剱沢の向こうには、後立山の山並みが連なります。
白馬三山に唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
剱岳の反対側には、別山や立山三山。
剱岳に比べると、だいぶ穏やかな山並みに見える。
歩いてきた稜線の向こうには、立山三山に龍王岳、浄土山、室堂山、黒部五郎岳、薬師岳もずら~り。
薬師岳付近をアップすると、笠ヶ岳もちょこっと顔を出してました!
あっち方面もまた歩きたい。
剱御前最高点までは結構人が来ているようですが、ここまで来る人は全然いなくて静かなピークを二人占め。
涼しい風に吹かれつつ、剱岳のお姿を間近に眺めつつ、贅沢なひと時を過ごすことができました。
静かだし景色最高だし、ここはほんと、まきchin隊大のお気に入りの場所なんだよな。
景色大満喫でゆったり過ごすことができて良かった!
さて、30分ほどのんびり過ごしたら、後ろ髪ひかれつつも三角点ピークを後にして戻ります。
道沿いのチングルマの綿毛越しに、後立山の山並みを眺めつつ。
あっちはだいぶ雲が湧いてきたかな。
剱岳はまだまだスッキリ晴れてます!
何度も立ち止まって眺めちゃう。
剱御前の最高点ピークから、剱岳を振り返ります。
今回も素晴らしいお姿を見せてくれてありがとう!
別山乗越に戻ったら、再びでかザックを担いでいよいよ下山開始。
帰りは、登りに使った雷鳥坂ではなく、新室堂乗越経由で下ります。
よく見ると、一ノ越の向こうには槍穂が♪
トンガリとギザギザの稜線が特徴的なので、遠くからでもよくわかる。
こちらの道は、上部には結構急なガレ道があるけど、そこを過ぎれば斜面を九十九折りに下る道。
雷鳥坂よりも歩きやすいかも。
歩きつつも、立山の山並みを見上げます。
雄山にも行きたかったけど、きっと登山道も山頂も大混雑なんだろうなぁ。
すかーんと開けた雷鳥沢の斜面を九十九折りに下ります。
登ってくる方も多く、所々ですれ違いつつ。
ミヤマコゴメグサ、オヤマリンドウ、タカネヨモギ、イワオトギリ
雷鳥沢の斜面にはチングルマの綿毛がいっぱい、今は秋の花々が咲き始めてます。
もう1ヶ月もすれば、紅葉だもんなぁ。
ザレた足元に気を配りつつ高度を下げていくと、室堂平が目線の高さになってきた。
ここからまだ称名川まで下って、登り返さないといけないんだよな。
あぁ、ここから室堂平まで大きな吊り橋があればいいのになぁ、なんて(^^;
新室堂乗越近くまで下ってくると、奥大日岳方面から見る間に雲が湧いてきて。
この後、あっという間に奥大日岳は雲に隠れちゃいました。
振り返ると、剱御前の稜線にも雲が流れてきてました。
山の天気はあっという間に変わりますな。
それでも、雲は上空を流れたり晴れたり、で歩く道がガスることはなく。
新室堂乗越からのガレ道を下って、称名川沿いの木道に出てきました。
青空に聳える立山の山並みを眺めて、ほっと一息。
この後、もくもくと湧いてきた雲に隠れちゃったので、スッキリ晴れたお姿はこれで見納め。
称名川にかかる木橋を渡り、雷鳥沢キャンプ場(まだかなり混んでた)を過ぎたら、室堂ターミナルに向けて100mほどの登り返しです。
ここから先は石畳の道、そしてこの登り返しがほんとキツイ。。。
ひいこら雷鳥荘まで登り上げて、雷鳥沢の斜面を眺めます。
剱沢往復のお気楽ハイクでしたが、剱岳の景色を満喫できたので大満足です。
山の日ということでかなり混んでたけど、天気も景色も最高だったので、やっぱり行ってよかった。
雷鳥荘から先の道は観光客や団体さんも多く、あちこちで渋滞が発生していましたが、雲が出てきて展望もあまり望めなくなってきたのでさくさく進んで室堂ターミナルに到着。
20分ほどの待ちで高原バス臨時便に乗れて、ケーブルの乗り継ぎも良く、さくっと下山でありました。
下山後は、立山グリーンパーク吉峰の日帰り入浴へ(650円→JAF割で590円)。
汗を流してすっきりサッパリしたら、富山市内の"廻る富山湾 すし玉"できときとのお寿司に舌鼓。
この日は道の駅細入で車中泊して、翌日は富山観光でありました(詳細は速報)。
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