2023/8/18 諏訪大社から登る守屋山
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2023/8/18 守屋山
夏休み後半戦は、前半に続き再び北アルプス、と思っていたけど、台風通過の後も天気はイマイチ回復せず。
日中は猛暑、そして昼過ぎからは雷雨という天気につき、どうもテント担いで山に行く気にはなれず。
ならば日帰りでアルプス展望の山に登ろう、と、諏訪と伊那の境に聳える守屋山へ。
守屋山は、以前杖突峠から登ったことありますが、いろいろ調べてみると諏訪大社上社本宮から登る道もあるようで。
面白そうなので、諏訪大社まいりも兼ねて歩きます。
この日も猛暑予報につき、早朝発。
諏訪大社上社本宮の参道入口にある大駐車場に車を停めて、まずは本宮へ。
#トイレは鳥居の右側にあり。超キレイ。
早朝ということで、境内の建物や石灯籠に灯りがともされてます。
ひんやりした早朝の空気と静寂さが相まって、なんとも神聖な雰囲気。
お詣りしたら、回廊のような布橋を歩きます。
途中に数々のお堂があり、毎日お詣りに来られていると思われる地元の方が手を合わせていたり。
聖域なんだなぁ。
本宮の境内を抜けると、守屋山登山ルートの大きな看板がありました。
上社から登山道に入るまでの道がちょっと不安だったけど、こんな看板や標識が完備されていて、迷うことはなし。
標識に従って歩いていくと、登山道入口に到着。
実はここ、本宮から前宮へと続く遊歩道の一部でもあるようで。
遊歩道というくらいだからのんびりした道なのかな、と思いきや、沢沿いの急斜面をガッツリ登り上げる道。
これは遊歩道じゃないなぁ。。。
遊歩道の途中で守屋山への道は分かれて、耕作地を抜け林道を歩いてようやく山道へ。
アカマツやカラマツ、雑木の入り混じった林の中を歩きます。
道は所々急こう配になりますが、概ね緩やかで歩きやすい。
道があちこち掘り返されているのは、イノシシの仕業かな。
鹿と思しき踏み跡もあり、全然人っ気がないこともあってちょっとドキドキ。
いやはや、それにしても暑い。
うっかり忘れてたけど、諏訪大社から登るってことはほぼ諏訪湖畔から登るわけで、思いっきり里山なんだよな。
日が昇るにつれて、じわじわ暑さが増してきてヤバイ。
そしてこれまたうっかり忘れてたけど、この時期はアブ全盛なわけで、早速巨大アブがつきまとってきてかなり煩わしい。
朝から雲低めということで、高度を上げていくと道はガスの中へ。
同時に少しひんやりしてきて、暑さという面では助かったわけですが、アブがつきまとっていて煩わしいのは変わらず。
周囲の景色を見まわす余裕もなく、アブを振り払いつつ黙々と歩きます。
道はしっかり刈払いされていて、踏み跡も明瞭で標識もそこかしこにあり。
それほど急なところもないので、春先や秋、初冬は歩く人も多いのかな。
夏はかなり暑いしアブもいるし、で暑い時期はちょっと遠慮した方がいい道なのかも(^^;
本宮から600mほど登っていくと、いったん50mほど下って林道へ。
ゲートを越えて林道を辿っていくと
水吞場山荘のある広場に到着。
ここで、杖突峠からの道と合流です。
広場には東屋やベンチもあちこちに整備されていて、キャンプができるようになってるみたい。
広場入口で迎えてくれたのは、木彫りのクマさん。
ようこそ守屋山へ、ですって(^^
そんな水吞場山荘の広場には、キレイなバイオトイレもあり。
トイレ休憩しがてら、ベンチに腰かけて一息ついてから、山頂に向けて最後の一登りに出発です。
広場の奥にある守屋山諏訪社の小さな祠に手を合わせます。
この祠の四隅にも、しっかり柱が建てられてました。
再び登山道へと入るところには、クマ出没注意の熊さん。
こんなに可愛い熊なら大歓迎なんですが。
平坦な道を少し進んでいくと、急坂に突入。
50mほど、この日一番の急坂が続きます。
岩がごろごろしていて足元悪い所には鎖がかかっていて、すこぶる親切な道。
杖突峠から登ってくる人はかなり多いから、しっかり整備が入っているようで。
そんな急坂をぐい~っと登っていくと、木立が開けて草原の中へ。
山頂も近い!
草原に咲く花々も、なんとなく秋の雰囲気。
暑い日がまだまだ続いているけど、山には秋が近づいてきているんだなぁ、と思いつつ草原の中を登り上げて
守屋山東峰に到着。
大きな岩がごつごつと積み重なった山頂です。
少し雲が多いけど、その向こうに見えているのは南アルプスかな。
甲斐駒、北岳、仙丈ヶ岳、悪沢岳あたりかな。。。この方角から見ることってあまりないので、ちょっとよくわからん。
八ヶ岳や中央アルプス、北アルプスも見えるみたいだけど、周囲は雲が多くて山並みはその向こう。
ならば先へと進みますか。
東峰の山頂の先には、柵に囲まれた守屋神社奥宮の祠。
祠の前には、弓と鎌が供えてありました。
守屋神社は雨乞いのご利益があるそうですが、効果が表れないときはこの石の祠にいたずらをすると、神様が怒ってたちどころに雨が降る、という言い伝えがあるそうで。
この柵は、そのいたずらを防ぐため、という話もあるらしい。
奥宮を過ぎると、緩やかにアップダウンを繰り返す稜線上の道を辿ります。
ここは風も抜けて涼しくていい気持ち。
"元気になる木"なる大木も。
幹に抱きついてパワーをもらうごろ太君。
途中の中岳は、稜線上の穏やかなピーク。
標識によると、古文書に守屋山中嶽と記されているそう。
カラマツ林に囲まれた稜線をのんびりゆる~り。
ここはアブもいないし涼しいし、ほんと気持ちよい道。
秋には、黄金色に黄葉したカラマツ林が楽しめそう。
のんびりと20分ほど歩いていくと、西峰手前で"ラビットハウス"なる小さな避難小屋に到着。
中は少し狭いけど、外にも雨宿りや休憩できるスペースが作られてました。
入口には可愛いウサギの絵!
ここでこんなポップな絵を見るとは思わず、びっくり(^^
マツムシソウ、ヨツバヒヨドリ
ラビットハウスの周りには秋の花々。
そんな花々を眺めつつ、一登りで守屋山西峰に到着です。
広い山頂は360°の大展望、周囲にはベンチもあり、早速休憩しつつ景色を眺めます♪
まず目に飛び込んでくるのは、青く輝く諏訪湖。
大きな諏訪湖も、山の上から見ると小さく見えるんだなぁ。
諏訪湖畔の諏訪大社から登ってきたのか、と思うとなかなか感慨深い。
こちらは北アルプス。
槍穂に蝶ヶ岳、常念岳、大天井岳などなど。お隣には乗鞍岳も見えてました。
北アルプスも午前中は晴れてて大展望なんだな。
伊那谷の向こうに連なるのは中央アルプス。
この守屋山、諏訪と伊那の境目に聳える山ということで、山頂からは諏訪と伊那が一望です。
両方の街並みや山を眺めることができるのって、面白い(^^
南アルプス方面は雲が湧き上がってきていて山並みは見えず、そしてすぐ間近に聳える八ヶ岳も雲の向こう。
それでも北アルプス方面は比較的展望もよく、思った以上に山並みを眺めることができたので良かった!
のんびり山並みを眺めていると、頭上にはへんてこな形をした飛行機が。
後で調べたら、オスプレイだったらしい。初めて見た。
山頂には先行2組がいましたが、すぐに下って行ったのでまきchin隊のみの静かな山頂。
平日&早めの時間ということもあってか、しばらく静かな時間を過ごすことができました。
山頂は風が通って涼しかったし、快適!
さて、ではのんびり過ごしたので下山。
来た道をそのまま戻ります。
水吞場山荘から先はすれ違う人も皆無、まきchin隊のみの静かな道。
またアブがつきまとってくるんだろうなぁ、と思っていたら、帰りはなぜかアブは全然いない。
・・・朝方だけアブがいるのか?
木立の向こうに諏訪湖や諏訪湖畔の街並みを眺めつつ、のんびり下ります。
アブがいなけりゃ、ゆったり下れる快適な道。
足元も硬くなく柔らかすぎず、膝にも優しい。
行きにはあまり気づかなかったけど、道沿いには所々小さな祠があり、その周りには四本の柱が建てられていたりして。
諏訪のお社はみんな御柱が建ってるんだなぁ、山中のお社にもこうしてお詣りしている人がいるんだな、と思いつつ。
帰りは一気に下って、諏訪大社上社本宮に戻って来て終了。
朝とは違って、大賑わいの本宮でありました。
諏訪大社から登る守屋山、なかなか面白かったです。
ちょっと前は薮っぽかったという話もあったけど、この日はしっかり刈払いもされていて歩きやすかった。
ただしこの時期はアブが多いので、歩くなら秋~初冬がよいのかも。
3つのアルプス大展望の山頂からは、雲が多いながらもしっかり北・中央・南アルプスの姿を拝むことができたので満足です。
下山後は、そのまま諏訪大社四社まいり。
四社をめぐってお詣りさせていただきました(詳細は速報)。
その後は、"おかや温泉ロマネット"の日帰り入浴へ(540円)。
タップリの源泉100%の温泉にのんびり浸かったら、この日は松本ナイトでありました(詳細はこれまた速報)。
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コメント
3つの日本アルプスがみえるとは
中々の立地ですね
諏訪湖も見えて晴れていると素晴らしいですね
守屋山、登ってみたいです
投稿: たむ | 2023年8月26日 (土) 20時53分
たむさん>
守屋山の山頂は、ほんとに素晴らしい展望です。
杖突峠からの道でしたらそれほど距離もないので、秋の空気が澄んだ日に登られてみてはいかがでしょうか(^^
投稿: まきchin | 2023年8月27日 (日) 17時14分