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2023年8月 1日 (火)

2023/7/29 兎歳御縁年の月山へ

花の山、月山へ。

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月山神社本宮の鎮座する山頂と、遠くに見える鳥海山。

===月山===
2023/7/29(土):八合目(5:45)~仏生池小屋(7:00-7:10)~▲月山(8:10-9:25)~仏生池小屋(10:35)~弥陀ヶ原~月山中之宮(12:00)~八合目(12:15)
歩行距離:12.1km
累積登高:600m
累積下降:600m
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2023/7/29 月山
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この週末は(も)、お天気安定している東北へ。
高い所で涼もう、と土曜日は月山へ、八合目からの往復です。
今年は兎年、兎は月山神のお使いだそうで、兎年は月山の御縁年。
御縁年に参拝すると12年分の御利益があるとのことで、御祈願しつつ登ります。

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八合目の駐車場には5時過ぎに到着。
昨年の7月頭に来た時よりは空いてたけど、それでもトイレのある広場の駐車スペースはいっぱいで、その手前の路肩駐車スペースに駐車です。
登拝ツアー?の白装束着た団体さんもいたりして、さすが月山、さすが御縁年。

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薄雲広がる先に眺めるのは鳥海山。
鳥海山がこんなに近くに見えるなんて、今日はいい天気だ!

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準備を整えたら出発。
歩き始めは弥陀ヶ原の湿原の中に延びる木道を辿ります。
湿原を通る道には、湿原周遊ルート、月山中之宮経由ルート、直通ルートの3つがありますが、行きは最短の直通ルートで。

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背後には鳥海山。
朝靄に浮かぶどっしりしたお姿が、カッコいい♪

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湿原には、所々にニッコウキスゲが咲いてます。
まだつぼみもいっぱいあって、これからもっと咲きそう。

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木道を過ぎると、笹や灌木の中の石畳の道へ。
斜面を緩やかに登り上げる道、これが何気に長いんだな。
道沿いに所々現れる湿原の景色に気を紛らわせつつ、ゆる~り登ります。

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そんな道から振り返ると、眼下には弥陀ヶ原の湿原が広がります!
湿原に点在する池塘が空を映して真っ青、そしてその奥には朝靄に浮かぶ鳥海山。
なんてステキな景色(^^

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東側を見ると、こちらも朝靄に浮かぶ神室連峰や栗駒山。
幻想的ですな。

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斜面の道は風が通らず、早くも汗だくになりつつ登り上げていくと、道は開けた草原の中へ。
風が通るところに出てきて、ようやく涼しくなってきた!

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そんな道沿いには、ハクサンイチゲやハクサンシャジンの咲く花畑が広がります。
ここからがいよいよ花本番。

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純白の花びらが美しいハクサンイチゲ♪
一つ一つの花をじっくり楽しむもよし、大群落を眺めるのもよし。

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マルバダケブキ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ
他にもいろんな花が咲いてますよ~(^^

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振り返ると、登ってきた斜面の下の方には残雪がちらほらと。
7月の初めころは、まだ登山道にも雪が残ってたのかもね。

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そんな開けた斜面の石畳の道をゆる~り歩いていくと、仏生池小屋に到着です。
池のほとりには石碑やお地蔵様が立ち並んでました。

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ハクサンフウロもいっぱい!
淡いピンク色の花が大群落を作っていて見事、石碑やお地蔵様もハクサンフウロに囲まれてました(^^

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さて、小屋の前で一息ついたら、山頂へ向けて出発。
小屋から稜線上に上がるまでは、岩がごろごろと積み重なった道を登ります。

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振り返って眺める仏生池小屋。
奥には鳥海山がクッキリと。

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岩ごろの道を登っていくと、今回の道で一番の急坂、行者返が目の前に。
・・・といっても、大した登りじゃないんですけどね。

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行者返しの坂の途中の岩屋には、来名戸神社が祀られてました。
道の分岐点や村境などで、外からの外敵や悪霊の侵入をふせぐ神様が祀られているとか。
ここから先が神域、ってことなのかな。

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来名戸神社に手を合わせて急坂を登り上げると、開けた斜面の道に出てきました。
ここから山頂までは、こんな石畳の道をゆる~り歩きます。

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左手には、お隣の村山葉山。
その向こうに連なるのは船形連峰かな。
葉山は最近登ったばかりなので、なんだか親しみを込めて山並みを眺めちゃう(^^

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そして道沿いには、ここにもまた花畑が広がります♪
ハクサンフウロにハクサンボウフウ、ヨツバシオガマなどなど。

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キオン、ヤマハハコ、ミヤマリンドウ、ハクサンシャジン
色とりどりの花々がいっぱい。
雪が最後まで残ってたと思しき窪地には、咲き残りのチングルマやコイワカガミ、アオノツガザクラがひっそり咲いてたりするのもまた面白い。

そんな景色や花々を楽しみながら登っていくと

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稜線上に出てきました♪
風が吹き抜けて涼しい~

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稜線上に上がって初めて見える、月山西側の景色。
残雪のある北品倉尾根の向こうには湯殿山が見えてます。

稜線上の道は、石畳だったり木道だったり。

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そんな道沿いに咲くのは、ミヤマウスユキソウ♪
真っ白な綿毛に包まれた、小さな星のような花があちこちに群落を作ってます。
なんとも可憐ですな。

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ハクサンイチゲもまだまだいっぱい咲いてます!
広い草原一面に広がって咲いていて、これまた素晴らしい。

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こんな感じ。
ハクサンイチゲの白と、マルバダケブキの黄色が鮮やか。

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花だけじゃなく、周囲の山並みの展望も素晴らしい。
鳥海山もまだまだクッキリ見えてるし。

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山頂東側の月見ヶ原の大斜面の向こうには、村山葉山と船形連峰。

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肘折へと下る尾根の向こうには、蔵王連峰や吾妻連峰。
ちょっと靄ってるけど、それでも目を凝らすと山並みがずら~り。

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スカッと開けた展望を眺めつつ、道沿いに広がるお花畑に癒されつつ。
どちらの景色も素晴らしく、そんな景色を楽しみながら登っていくと

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月山山頂に建つ、月山神社本宮に到着。
入口でお祓いしていただいてから本宮にお詣りです。
兎歳御縁年ということで、念入りにお詣りさせていただきました。
12年分のご利益に期待!

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御朱印もいただいちゃいました。
御朱印帳を持っていけば、兎歳御縁年限定の金字の御朱印を授与いただけるそうですが。
まきchin隊、もちろんそんな持ち合わせはないので、書き置きの御朱印です。

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心清められた心地で本宮を後にして、振り返って月山山頂を仰ぎ見ます。
左奥には鳥海山、山形の霊峰2座をこうして眺められるとは、なんともご利益ありそうな景色。
ありがたや。

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山頂付近をぶらぶらと散策したら、頂上小屋裏の湿原が広がるエリアで一休み。
青く輝く池塘の向こうに聳える村山葉山には、早くも雲が湧きつつありますな。

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雲がだんだんと形を変えつつ、もくもくと湧いてくるのを眺めるのもまた楽し。
頂上の月山神社には時折行列もできてましたが、この小屋裏はあまり人もなく静かで、景色眺めながらのんびり一休みすることができました。

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さて、ではそろそろ下山開始。
が、その前に。

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行きにはスルーしてた三角点ピークに寄り道。
山頂よりは少し低い三角点ピークですが、立派な一等三角点もあるし、まぁここにも寄っておかないとね。

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ピークからの景色。
月山スキー場からの姥ヶ岳や金姥の稜線、北品倉尾根、湯殿山が一望。
左奥には朝日連峰、その奥は飯豊連峰かな。

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八合目へと続く稜線、その奥に鳥海山。
もう昼近いのに、まだこんなに見えているとは。

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村山葉山は、湧き上がる雲にすっかり隠れちゃいましたが、いかにも夏山、な景色の移り変わりもまた楽しい。

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三角点ピークを後にしたら、あとは来た道をのんびり下るのみ。
景色眺めつつ、道沿いの花々を眺めつつ。

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帰りも、やっぱり満開のハクサンイチゲに目を奪われます(^^

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ハクサンイチゲよりもずいぶん小さいヒナザクラもあちこちに咲いてて、存在感あり♪
さすがは花の名山。

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そして下りは、登ってくる人とのすれ違いが多く、所々ですれ違い渋滞が発生。
団体さんもかなり多いのは、やっぱり兎歳御縁年だから?

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仏生池小屋で甘味でもいただいてのんびりしようかと思ってたけど、人が多くてそんな気分にもなれず、小屋はそのまま通過して下山です。
ずーっと石畳の道で、膝には厳しい道だったので、弥陀ヶ原の木道エリアに到着したときにはホッとしました。

さて、弥陀ヶ原まで下ってきたら、あとは木道をのんびり辿るのみ。
帰りは、湿原周遊ルートを歩きます。

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周遊ルート沿いには数々の池塘が点在していて、なんとも爽やかな景色が広がります。
池塘には青い空と白い雲が映って、いかにも夏山な感じ。

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高層湿原ってほんといいよなぁ。
風が吹き抜けて涼しくて、池塘が点在する湿原も美しくて。

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湿原には、あちこちにキンコウカの群落が。
ほぼ終盤だけど、湿原が金色に光ってるように密集して咲いているところが何か所も。

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ニッコウキスゲもちらほら咲いてます♪

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のんびりぐるりと歩いて、弥陀ヶ原の湿原歩きを満喫です。
山歩きの最後に、高層湿原の景色に癒されました。

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湿原を歩いた後は、月山中之宮へ。
鳥居越しに見上げる月山が神々しい。

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そして中之宮には大きな兎さん!
本宮には狛犬ならぬ狛兎がいたけど、ここには獅子みたいにどっしりした兎さんがいたのね。
兎さんと中之宮にもお詣りしたら、八合目へ下山です。

朝からずーっと素晴らしい青空と素晴らしい展望の中、気持ちよく歩くことができました。
花の山らしく、道沿いにはハクサンイチゲやハクサンフウロなどの花々もいっぱい。
すっかり残雪も消えて夏山の装いの月山、でもあと1ヶ月もすれば秋の空気が漂うんだな。。。と思いながら歩いてました。

兎歳御縁年に、しっかり本宮にお詣りすることができてよかったです。

下山後は、鶴岡市の"千石や"のラーメンで腹ごしらえ(詳細は速報)。
その足で市内の鶴ヶ岡城を散策してから、"庄内おばこの里こまぎの湯"の日帰り入浴(600円)へ。
すっきりサッパリしたら北上して、翌日の山に備えて道の駅象潟で車中泊です。

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