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2023年8月15日 (火)

2023/8/11-12 北ア・剱岳展望の山歩き(1日目)

久しぶりの北アルプスは、剱岳を眺めに剱沢へ。

202308110
青空と逆さ剱♪

===室堂~剱沢===
2023/8/11(金):室堂(8:00)~別山乗越(10:40-11:10)~剱沢(11:55)
歩行距離:6.0km
累積登高:590m
累積下降:490m
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2023/8/11 室堂~剱沢
2023/8/12 剱沢~剱御前~室堂 ←クリックで詳細レポ表示

山の日休日から始まるお盆休み、台風が近づいてきている中ではありますが、どうやら前半数日はお天気よさそう。
ならば久々に北アルプス行ってみよう、と立山・室堂からのお気楽テン泊で、剱岳展望の山歩きに向かいます。
室堂に上がるアルペンルートは、長野側の扇沢か富山側の立山が起点となりますが、扇沢からだといろいろ乗り換えが面倒なので、富山側の立山を起点とすることに。

山の日ということでかなりの混雑が予想されたので、立山駅周辺の駐車場も混むだろうなぁ、と前日早めの出発。
日付が変わる前に到着すると、辛うじて駅前駐車場に空きがあり、無事駐車です。
#駅前駐車場(ゲート付)は200台ほど駐車可、トイレも近い。朝3時半頃には満車になってました。
#ここがいっぱいでも、周辺駐車場に700台以上は停められます(が、トイレがない)。

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アルペンルートの切符は事前予約もありますが、直前に行先決めたので当然事前予約は空きなし。
ならば、と当日切符の列に4時頃並んで、先頭3組目をゲット。
(始発は6:40、切符発売開始は6:20)
始発の切符をゲットできたのは、先頭から4組目くらいまででした(^^;
事前予約にだいぶ割いちゃってるんだな。

ちなみに上の写真は5時頃撮影、切符発売開始前にはこの4倍くらいは並んでました。

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というわけで、無事ケーブルカーもバスも始発に乗ることができて室堂へ。
人でごった返す室堂ターミナルでトイレ行ったりして準備してから出発です。

標高2,000m超の室堂平、ターミナルの外に出たら涼しいかと思いきや、日射しがめちゃくちゃ強くて痛い、まぶしい、そして暑い!!

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石畳の道の右手には、雄山、大汝山、富士ノ折立の立山三山が連なります。
お久しぶりのこの景色♪

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左手には大日三山。
どっしりとしたお姿がこれまたかっこいい(^^

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青く輝くみくりが池に映る立山三山にウットリ。
こんな景色に何度も足を止めちゃうまきchin隊を、皆さんがんがん追い越して先へと進んでいかれます。
・・・若干焦るけど、素晴らしい景色に足を止めずにはいられないんで、まぁゆっくり歩きますかね。

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みくりが池を過ぎると、雷鳥荘へ向けてアップダウンが続く石畳の道。
正面に壁のように聳える立山三山に目を奪われる。。。

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雷鳥荘手前のリンドウ池の周りのハイマツは、地獄谷から流れてくる火山性ガスですっかり枯れちゃってます。
道沿いにも火山性ガスの警報装置があったりして、ちょっとドキドキ。
・・・というか、噴火とか水蒸気爆発とかしたりしないのかな。

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そして雷鳥荘から雷鳥沢キャンプ場までは、100mほどを一気に下ります。
正面にはこれから登る雷鳥沢の大斜面が聳えていて、これまた大迫力!

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こんな大迫力の山並みに囲まれて歩くのは、やっぱり気持ちいいなぁ、と思いつつ雷鳥沢キャンプ場まで下ってくると、既にテントサイトは6割方は埋まってて大賑わい。
これからもっと大混雑のぎっちぎちになるんだろうなぁ、と思いながら通過です。
雷鳥沢も景色最高だしテントサイトはフラットだしいい所なんだけど、この混雑がちょっとね。。

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キャンプ場を通過して、称名川にかかる木橋を渡ったら、いよいよ標高差500m弱の雷鳥沢の登りに取りつきます。

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登り始めは足元ガレた道をゆる~りと。
道の両側には一面ウラジロタデが咲いていて、クリーム色の絨毯が広がっているみたい(^^

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一つ一つの花は小さくて、ちょっと地味な感じの花ですが。
谷一面に咲いている様は壮観。

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谷の中の道を登っていくと、いつしか道は尾根上へ。
斜度も増してきたガレ道を、頭上に聳える斜面を見上げつつ登ります。
いやー、まだまだ先は長いな。

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久しぶりの高所につき、焦らずゆっくり歩を進めます。
そんなまきchin隊の目を楽しませてくれるのは、やはりこの景色。
右手には、真砂岳や立山三山がずら~り♪

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左手には、ウラジロタデの花畑の向こうに聳える大日三山。

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それにしても、この山並みには惚れ惚れしますねぇ。
緑の斜面と岩稜とのコントラストもかっこいい。

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登り上げていくほどに、室堂平が眼下に見えるようになってきて。
その向こうには浄土山や室堂山、国見岳。
そしてその更に奥には、薬師岳の白っぽい優雅なお姿も見えてきた(^^

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シューシューと火山ガスを吹き上げる地獄谷の向こうには鍬崎山、その奥には白山。
あちらも今日は山日和ですな。

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九十九折りに尾根上を登り上げていくと、最後の100mほどは少し岩がちな急坂に。
ここを登り切れば剱岳の大展望だ、と逸る心をおさえつつ、一歩一歩登りあげて

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剱御前小屋の建つ別山乗越に到着。
皆さんここで休憩中、まきchin隊も早速ザックをおろして、ぐるり大展望を楽しみます♪

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まず眺めるのは、剱岳!
ここまで来てようやく拝むことができる剱岳、まだ雲もかからずスッキリ晴れたお姿で聳えていてくれました。
後方の後立山の山並みも素晴らしい。

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右手に見上げるのは別山の山並み。

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背後の立山は、ここからだと雄山山頂がちょこっと見えるくらいなんだな。
浄土山との間の一ノ越の向こうに見えているのは穂高かな。

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室堂山、浄土山、龍王岳の向こうには、薬師岳と黒部五郎岳。

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雷鳥沢の斜面の向こうには、登りながらずっと眺めていた大日岳。

スッキリ晴れた大展望、最高です!

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トウヤクリンドウ、イワギキョウ、コガネギク、イワツメクサ、タカネミミナグサ
秋の空気を感じる花々もいっぱい咲いてて和みます(^^

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そんな花々や景色に見とれていたら、オコジョ登場!
なんと獲物を加えていて、周囲はちょっと騒然。
オコジョって小さくてかわいいけど、肉食で結構獰猛なんだよねぇ。。。

景色眺めつつ腹ごしらえもして、英気を養ったら剱沢キャンプ場へ向けて出発。

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別山からの斜面をトラバースで下ります。
歩き始めはちょっと岩がちな道、下っていくとザレ道につき足元注意。

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正面には剱岳がどかーんと聳えます!
なんとも痺れる景色に、これまた足が止まりまくり。

で、そんなのんびりまきchin隊を、皆さんがしがし追い越していかれます(^^;
今日はヘルメット持った人たちがかなり多いけど、みんな明日は剱岳アタックなんだろうな。

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ヨツバシオガマ、ウサギギク、エゾシオガマ、ミヤマリンドウ
道の両側には花々もいっぱい。
雷鳥沢はもう花々は終盤だったけど、こちらはまだいろいろ咲いてますね(^^

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チングルマはもうすっかり咲き終わって綿毛になってました。
あちこちに綿毛の群落が広がっていて、これまた可愛らしい。

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そして何と言ってもこの景色。
昼近くなって雲が湧いていたら悲しいな、と思っていたのだけど、この日はスッキリ晴れていて、雄々しいお姿がずっと目の前に。
嬉しくて、気分も最高。

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別山へと登る道の分岐を過ぎると、眼下に剱沢キャンプ場が見えてきました。
さすが山の日、既にたくさんの色とりどりのテントが張られていて大盛況。
どこに張ろうかな、と目星を付けつつ、ザレた道を下ってキャンプ場に到着です。

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そして、早速この日のお宿を設営。
ちょっと斜めってるけど、水場とトイレに近い好適地に張ることができました。

テント張って受付を済ませたら、周辺をちょっとお散歩。

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剱沢に来たらいつも寄り道する、小さな池に行ってみました。
水がずいぶん干上がっていたけど、辛うじて逆さ剱をゲット♪

剱沢はとっても賑やかだけど、ここには全然人が来なくて静寂そのもの。
こんな贅沢な景色を眺めつつ、しばしのんびりと過ごしちゃいました。
最高だなぁ。

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ビールを調達しに立ち寄った剱沢小屋の前からも、剱岳を眺めます。
見る場所によって、ちょっとずつ形を変えるのも面白い。

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今回は剱岳を眺めに来たので、昼過ぎのこんな時間までじっくり眺めることができてほんと嬉しい。
ごつごつの岩稜を見上げて大満足です。

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テントに戻ってからも、ずーっと剱岳大展望。
剱岳に乾杯!

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山頂部、アップ。
この時間でも山頂にたくさんの人がいるのが見えていて、さすがは山の日。
・・・しっかし、もうあんな岩稜の道を歩ける気がしないな。

この日はテント200張以上はありそうだったけど、広い剱沢なのでそれほど人の多さも気にならず。
雷鳥沢なんかはカオスなんだろうな。。。

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夕暮れ時には雲が出てきて、剱岳も、別山や剱御前の稜線も雲の中へ。
このまま日が暮れるのか、と思いきや

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なんと、日が落ちた直後に雲がスッキリ晴れて、再び剱岳のお姿が!
これはこれで大スペクタクル、そして夕闇に浮かぶ剱岳が何とも荘厳でありました。

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そして夜中、夜空には一面の星。
流れ星も見えているのは、ペルセウス流星群かな。

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天の川もこのとおり。
満天の星空に吸い込まれそうな、剱沢の夜でありました。

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