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2023年8月 4日 (金)

2023/7/30 鳥海山・笙ヶ岳

鳥海山・笙ヶ岳へお花見山行。

202307300
初夏から初秋にかけて咲く花々が咲き乱れてます♪

===笙ヶ岳===
2023/7/30(日):吹浦(6:20)~河原宿(8:05)~▲笙ヶ岳(9:10-9:40)~鳥海湖(10:35-11:00)~河原宿(11:25)~吹浦(12:45)
歩行距離:10.1km
累積登高:750m
累積下降:750m
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2023/7/30 鳥海山・笙ヶ岳

月山を歩いた翌日は、鳥海山・笙ヶ岳へ。

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出発は吹浦口から。
鉾立口は大混雑だけど、吹浦は人も少なく静かな山歩きが楽しめるので、お気に入りのルートです。

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登山口前の駐車スペースもまだまだ余裕、準備して出発。
階段を登って登山道へ。
#トイレはないので、大平山荘のトイレか鉾立の公衆トイレで済ませてから来るのがよいかと。

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登山口から見晴台までの標高差300m強は、笹や灌木の中の急斜面を九十九折りに登ります。
足元はコンクリ敷だったり石畳だったりして、雨模様の日ならば滑りやすい足元ですが、この日はカラッカラにてその心配はなし(^^
で、木立の中なので、暑い!

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ひたすら黙々と登っていくと、木立が開けて見晴台に到着です。
見晴台からは、秋田側の象潟方面や、山形側の吹浦方面が一望。
・・・が、楽しみにしていた飛島は、折からの暑さで空気が靄っていて見えず。。。

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見晴台から先は斜度も緩やかになり、一面の笹原の中をゆる~り登ります。
もさもさ茂った笹でやや藪っぽい道を登っていくと

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清水大神の湿原に到着。
緑の湿原の向こうには笙ヶ岳もお目見え、そして湿原にはニッコウキスゲもちらほら咲いてて、いやはやいい景色♪

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清水大神を過ぎ、沢状地形の中の石畳の道を登っていくと、チングルマの小路(と勝手に命名)に到着。
ここは割と遅くまで雪が残っていて、7月上旬~中旬にはチングルマの大群落が広がってすごいことになってるんですよね~。

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今は、チングルマのふわふわの綿毛がいっぱい♪
お日様にキラキラ輝いて、風に揺れる綿毛が可愛らしい。

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すっかり花穂になったチングルマの後には、ニッコウキスゲが咲き始めてます。
鮮やかなオレンジ色の花に元気をもらいつつ。

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登山道沿い一面に広がるチングルマの綿毛たち。
花の時期を思い浮かべつつ、のんびりゆる~り登っていくと

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河原宿に到着。
目の前に広がるのは、御浜へと続く斜面ですな。
鉾立から登ってきた人たちが歩いているのが見える。

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左手には、草原の先に稲倉岳がひょっこりと顔を出していて。

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笙ヶ岳から流れてくる沢を渡って、先へと進みます。

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石畳の道を進んでいくとほどなく、道は御浜方面と鳥海湖・笙ヶ岳方面に分岐。
まきchin隊が目指すのは笙ヶ岳につき、ここは笙ヶ岳方面の道を辿ります。
そしてここからが、いよいよお花本番♪

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鮮やかなニッコウキスゲの大群落♪
遠目にもよく目立つ群落で、ぱぁっと辺り一面明るくなったようで。
一つ一つの花がお日様みたいに明るく輝いてます!

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ウサギギク、チョウカイアザミ、ハクサンボウフウ、ミヤマリンドウ
大きな花も足元に咲く小さな花も、いっぱい咲いてて色とりどり。

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笙ヶ岳の北面には残雪が。
さっき渡った沢は、ここから流れてきているようで。

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そしてこちらの道沿いにも、チングルマの綿毛がいっぱい。
少し窪地になったところには、咲き残りのチングルマやコイワカガミ、ヒナザクラが咲いてました。
いろんな季節が混在していて面白いな。

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こんな感じに沢状地形の中の道なので、遅くまで雪が残ってるおかげでいろんな花が咲いてるんだろうなぁ。
風も吹き抜けて涼しくて、気持ちよ~く歩いていくと

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稜線上の道に合流。
ここでようやく新山や伏拝岳などの外輪山を仰ぎ見ます!
うっすら薄雲がかかってるけど、堂々たるお姿を間近に眺めてしばし足が止まっちゃいました(^^

さて、では笙ヶ岳目指して出発。

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文殊岳、伏拝岳と続く外輪やその向こうに聳える新山を眺めつつ、開けた稜線上を歩いて笙ヶ岳へ。
笙ヶ岳三峰、二峰、一峰とややアップダウンあるけど、それほど標高差もないので歩きやすい。
そしてまだ人も少なくて、とっても静かな道です♪

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目の前に笙ヶ岳の峰々を眺めつつ。
ゆったりと裾を引くように広がる斜面が、なんとも雄大で。

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コル部から三峰へは、標高差で60mほど。
一面の草原の中、ゆる~り九十九折りに登って

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到着した三峰のピークには、マルバダケブキやハクサンシャジンなど、もりもり花が咲いてました!
さすが花の山、笙ヶ岳。

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ミヤマトウキ、ハクサンシャジン
他にも、ネバリノギランやハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、コバギボウシ、トウウチソウなどなど。

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ピークから眺める新山。
カッコいいなぁ(^^

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景色や花々に見とれつつ、のんびり稜線を辿ります。
人もいないし景色も素晴らしいし、最高だな。

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二峰のピーク付近には小さな池塘があり。
雰囲気ある景色♪

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そして二峰と一峰の間のコル部には、ニッコウキスゲがもりもり咲いている一角が(^^
昨年はニッコウキスゲの当たり年で、笙ヶ岳から御浜へと続く稜線がオレンジ色に染まるほどだったけど、今年はニッコウキスゲはイマイチらしく、稜線上で群落を作って咲いているのはここくらい。

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ニッコウキスゲは、やはり青空に映えますね(^^

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そして、コル部から一登りで、笙ヶ岳一峰の三角点ピークに到着です。
このピークが、一面花盛りですごかった!

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白い星のように一面に咲いているのはハクサンイチゲ、そこにトウゲブキやハクサンボウフウ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロが入り乱れて咲いてます。
色とりどりの花畑♪

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このハクサンイチゲたちは、二度咲きかな。
ちょっと小さめの花だけど、びっしり咲いていて見事。

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今年はハクサンイチゲ見逃したかな、と思っていたのですが。
まさかここに、この時期にこんな大群落があるとは。
嬉しい出会いです(^^

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ハクサンイチゲ、アップ。
純白の花びらと黄色の蕊の取り合わせが、なんとも清楚で美しい。
今年も出会えて嬉しい~(^^

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花畑と、新山と外輪の山々。
夏の鳥海山、な景色。

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三角点の周囲も、一面の花畑。
あちこち歩きながら花々眺めて、至福のひとときでした♪

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山頂にいる間、雲が流れてきて一瞬ガスに包まれたりもしたけど、それもまたヨシ。
ガスはすぐに晴れてくれて、山頂からの景色も満喫です。

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さて、では来た道を戻って鳥海湖を目指します。
笙ヶ岳の山頂に着くまではほとんど人に出会わず、笙ヶ岳はあまり人気ないのかな、と思ってたら、戻るときにはすれ違い多数。
団体さんも多い。
こんなに景色もよく花もいっぱいの山なんだもの、そりゃみんなほっとかないよね(^^

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戻りの稜線も、もちろん花畑の中の道。
何度も足が止まっちゃう。

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今回は、この鮮やかな黄色のマルバダケブキがいっぱい咲いてました。
昨年はニッコウキスゲとコバイケイソウが当たり年だったけど、今年はマルバダケブキが当たり年?

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そして笙ヶ岳から下り、御浜へと続く稜線上の道の途中から、鳥海湖へと続く木道へ。
所々、雪の影響で木道が崩壊しているのはご愛嬌。

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振り返って笙ヶ岳を眺めます。
ちょっと離れた所から眺めるお姿もカッコいい。

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木道を辿って斜面をトラバースで下っていくと、鳥海湖のほとりに到着です。
青く輝く湖面と、そこから仰ぎ見る新山と外輪の取り合わせがなんともステキ(^^

このまま鳥海湖のほとりを歩いて扇子森方面へ行くこともできるけど、今日は景色眺めてのんびりしよう、ってことでここで一休み。

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見上げる御浜には、人がいっぱい。
それとは対照的に、鳥海湖のほとりはほとんど人もいなくて、静かそのもの。

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湖を間近に眺めつつ、新山を見上げつつ。
この景色、ずーっと見てられるな。
贅沢な景色を堪能です!

というわけで、存分に景色を楽しんだら、木道を戻って下山開始。

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稜線上の道は人がかなり多かったけど、吹浦口へと下る道に入ると再び静寂の道。
やっぱり吹浦からの道、好きだなぁ。
のんびりマイペースで歩けるもんな。

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帰りも道沿いの花々や景色に何度も足を止めつつ。
清水大神で振り返って、笙ヶ岳にはここでお別れ。

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見晴台を過ぎれば、木立の中の道をぐい~っと下って終了です。

鳥海山頂へは行かずに、静かな笙ヶ岳で花を楽しもう計画。
吹浦口からの道は今回も人が少なく静かで、そして河原宿から上は花もいっぱいで。
昨年とはまたちょっとトレンドが違う感じの花々で、それもまた楽しい。
笙ヶ岳山頂にいるときに、一瞬ガスが流れてきた他はずーっと天気も良く、展望も楽しみながら歩くことができました。
さすが鳥海山、いつ来てもいい山です!

下山後は、八森温泉ゆりんこの日帰り入浴へ(460円)。
のんびり浸かってサッパリしたら、酒田市内の"つけ麺道 癒庵"で美味しいつけ麺に舌鼓(詳細は速報)。
今回も、山もお味も満喫です♪

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