2023/7/2 浅草岳
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2023/7/2 浅草岳
土曜日は雨模様の天気につき、会津若松の鶴ヶ城へ。
そして日曜日は待望の好天、展望と花を楽しもう、と只見の浅草岳を歩きます。
登山口はいろいろありますが、一番短時間で登れる、北側のネズモチ平から出発です。
70台くらい停められそうな広い駐車場とトイレもあり、そして既に車もいっぱい!
駐車場からは、車止めゲートを通ってしばし舗装路を辿ります。
以前はここも車が通れてたんだろうな。
目の前に見えるとんがりピークは、嘉平与ボッチかな。
林道を10分弱歩いていくと、ネズモチ平登山口に到着。
今回はここから急坂の尾根を登り、帰りは嘉平与ボッチを経由して桜曽根を下る時計回りの周回ルートで歩きます。
歩き始めてしばらくは、木立の中の緩やかな道。
谷地形の沢沿いの道だからか、かなり蒸し暑い。
そして、足元は泥んこでぬっちゃぬちゃ。
沢の渡渉も2か所あり。
泥んこの靴を沢水でゆすいではみるものの、ひたすら続く泥道で再び靴は泥んこ。。。
ずっと雨が降り続いていたし、前日は結構な雨降りだったということもあったし、泥んこ道なのは想定はしてましたが。
丸太が敷き詰めてあるところも多かったので、いつもこんな感じなんだろうな。
だんだんと斜度を増していく道。
沢のように水がちょろちょろと流れているところも多い。
ぐい~っと登り上げていくと、ブナ大木の林が広がります。
ブナの幹と緑の梢がとっても爽やかですな。
・・が、相変わらずの谷地形の中の道なので、風が通らず暑い。
でもなぜか、うっとおしい虫が全然いないので、そこはすこぶる快適です。
岩や滑りやすい土や木の根の急坂をよじ登るところも何か所か。
なかなか激しい道だなぁ、この道下るのは絶対嫌だな。
蒸し暑い道を黙々と登っていくと、視界が開けた箇所に出てきました。
朝イチはまだ雲が低かったけど、日が昇ってスッキリ晴れて、背後には新潟と福島の県境の山並みが広がります♪
そしてトンボがたくさん飛び交っていて、虫が少ないのはトンボのおかげだったか、と納得。
右手には、帰りに下る桜曽根。
真ん中のとんがりが、嘉平与ボッチかな。
展望地を過ぎると、再びブナ林の中へ。
稜線は近いぞ、と木の根や岩がごつごつと絡まりあった道をぐい~っと登っていくと
稜線上の前岳分岐に出てきました。
前方に見えているのは浅草岳山頂、あと一息!
前岳分岐の先にはまだ残雪が。
この時期の雪だからざくざくかな、と思いきや、意外と雪が締まってる。
それでも、登りはキックステップでさくさくいけるけど、下りはちょっとおっかない感じでした。
残雪の短い斜面を登れば、あとは山頂まで緩やかな稜線歩き。
そしてここからは、いよいよお花たちが登場です。
コイワカガミ、イワイチョウ、ゴゼンタチバナ、ハナニガナ
湿原と灌木の中に続く木道沿いには、いろんなお花が咲いてます♪
そしてお目当てのヒメサユリもようやく登場!
淡いピンク色の花が、なんとも可愛らしい。
道沿いにもりもり咲いてます♪
花も大ぶりで、一つの株にいくつも咲いているのでボリュームたっぷり。
ウラジロヨウラク、タニウツギ
ヒメサユリの他にも、淡いピンクや濃いピンクの花がもりもり咲いていて、とっても華やか。
こんな色合いに包まれた山道を、ウキウキしながら歩きます。
山頂の手前の湿原には、空を映して青く輝く池塘も。
穏やかでいい山頂稜線だなぁ。
眼下には、六十里越の道と田子倉湖。
田子倉湖が手裏剣みたいな形に見えてて面白い。
右手には鬼ヶ面の尾根、その向こうは毛猛山や未丈ヶ岳。
奥に見えているのは越後三山ですな。
平ヶ岳や燧ヶ岳、会津駒ヶ岳や会津朝日岳もずら~り一望。
大雨の翌日だからか、空気も澄んでて素晴らしい展望です。
そして山頂は結構人が多かったので、ちょっと先へと進んでみると
咲きたてで元気いっぱいなヒメサユリ。
なんとも可愛らしいラッパたち(^^
青空とヒメサユリ。
青とピンクのコントラストが鮮やかで美しい。
ヒメサユリ越しに、鬼ヶ面の尾根や越後三山を眺めます。
贅沢な景色だなぁ。。。
ヒメサユリや景色を眺めつつ、のんびりと一休み。
トンボがたくさん飛んでいて、おかげで虫が全然いなくて超快適。
日射しは暑いけど吹き抜ける風は爽やかで、そして花も景色も最高で。
いやはや、素晴らしい。
さて、山頂でのんびり45分ほど過ごしたら、下山開始。
昼近くなって登ってくる人もかなり多く、山頂直下の湿原はすれ違い多数。
前岳分岐の残雪斜面から、浅草岳を振り返ります。
また来るよ~!
そして帰りは、桜曽根へ。
この道、行きの道よりも斜度は緩めで、しかも上部は展望開けてとっても気持ちの良い道。
正面に守門岳を眺めつつ、湿原の中の木道を辿ります。
ちょっと雲は増えてきたけど、それでもまだまだ周囲の山並みも見えているし、青空広がっているし。
爽やかな風に吹かれつつ、草原の中の道をのんびり下ります。
下る尾根の先に見えているトンガリが、嘉平与ボッチだな。
左手には、鬼ヶ面へと続く尾根。
手前のムジナ沢源頭の斜面にはハート形の残雪、その奥の北岳や鬼ヶ面山の左側斜面は険しく切れ落ちていて、そのギャップがかっこいい。
そして道沿いにはヒメサユリがいっぱい。
稜線部のヒメサユリはちょっとピーク過ぎている感じだったけど、こちらは今まさに最盛期。
蕾もいっぱいあり、まだまだこれからたくさん咲きそう。
この淡い色合いが、なんともいいんだなぁ。。。
優し気な色合いに癒される。
アカモノ、トキソウ、ベニサラサドウダン
ヒメサユリ以外にもいろいろ咲いてます。
特に、ベニサラサドウダンの赤がとっても濃くて鮮やか!
そんな花々を眺めながらなので、全然前に進めません(^^
登ってくる方も多く、すれ違いつつのんびり花を眺めつつ。
いやー、ヒメサユリ、いくら眺めても飽きませんね。
淡い色合いあり、ちょっと濃いめのピンクあり。
花びらが日を透かして、グラデーションのようになっているのもステキ。
たっぷり時間をかけてヒメサユリロードを歩いたら、木道を後にして先へと進みます。
背後は、前岳と浅草岳山頂。
嘉平与ボッチへの道は、右側が崖となって切れ落ちた尾根上の狭い道。
豪雪地帯ということもあり、雪で削られちゃうんだろうなぁ。
かなり道幅が狭いので、足元注意しながら歩きます。
嘉平与ボッチを過ぎてからも、しばらくは開けた尾根上の道を下ります。
正面の守門岳は、雲がかかりそうでなかなかかからず、ずっと姿を眺めることができました。
そして、道は再び木立の中へ。
行きの道よりも斜度は緩めで歩きやすく、それほどぬかるんでいるところも多くない。
周回ルートではなく、往復とも桜曽根を使う人が多いというのもうなずけますな。
道沿いにはブナ大木も♪
花と展望に癒された後は、ブナに癒されて。
ほぼ一定の斜度で下る道をさくさく下っていくと、"浅草の鐘"のある広場に到着。
ここで登山道は終了、鐘を打ち鳴らして祠に手を合わせて。
あとは、林道を辿ってネズモチ平へ。
途中、何度も沢がじゃぶじゃぶと道を横切っているので、そこで靴やズボンのすそを洗えたのがよかった!
山スキーで2度、紅葉期に2度登っている浅草岳。
花の時期に登るのは初めて、ということでワクワクしながら登ったのですが、緑濃く展望良く、しかもヒメサユリ満開で最高でした(^^
ヒメサユリは、桜曽根の上部にたくさん咲いていて、咲きたてフレッシュな感じで良かったなぁ。
さすがの浅草岳でした。
最短ルートのネズモチ平周回ルートで歩いたので、歩く人もかなり多かったです。
南側の六十里越から登る鬼ヶ面ルートで歩けば人も少ないんだろうけど、結構ハードなルートなので、もうちょっと足を鍛えてからかな。。。
下山後は、魚沼の神湯温泉へ(700円→JAF割で600円)。
のんびり浸かって汗を流したら、小出駅近くの"そば処富永"でへぎ蕎麦に舌鼓(詳細は速報)。
大満足の週末でありました。
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