2023/5/28 西丹沢・檜洞丸
土曜日は用事があったので、日曜日に近場で山歩き。
ちょうど西丹沢のツツジが満開とのことだったので、超久しぶりにツツジ咲く檜洞丸へ。
ツツジの時期はものすごく混むので避けてたんだけど、まぁ朝早く行けばいいかな、と。
駐車場のある西丹沢ビジターセンターには4時半前に到着。
が、この時点で既に空きはあと数台!!(5時前には満車)
ツツジの時期の西丹沢、恐るべし。
#トイレはビジターセンター建物内にあり。夜間も使えるので、車中泊してる人も多いみたい。
#ビジターセンター駐車場(センター前&路肩砂利駐)は30台ほど駐車可。
というわけで、出発。
ツツジ新道を登って、石棚山経由で箒沢に下る周回ルートで歩きます。
ツツジ新道登山口から少し沢沿いを辿ると、九十九折りに斜面を登ってトラバースの道へ。
ゴーラ沢出合までは、東沢左岸を高巻く緩やかな道を歩きます。
風が通らず、やや蒸し暑いトラバース道をゆる~り歩いていくと、ゴーラ沢出合に出てきました。
看板に「お疲れさまでした。ここはゴーラ沢出合です」って書いてあるけど、まだ全然疲れてないぞ(笑)
・・・いや、この道を下ってきた人に向けての看板か。
ゴーラ沢出合では、東沢とゴーラ沢の渡渉あり。
石が飛び石っぽく配置されてるし、それほど水量も多くないので無難に渡って
つつじ新道の急登に取りつきます。
沢からの取りつきには、こんなコンクリ造りの階段が完備。
ここから山頂まで、標高差850mをぐい~っと登ります。
急な尾根上の道は、岩がごろごろしてたり木の根がごつごつ出てたり。
それでも細かくジグザグと登っていくので、あまり急な感じはしないかな。
マルバウツギ、ウツギ
すっかり新緑を通り越して濃い緑に囲まれた尾根には、ウツギがちらほらと咲いてます。
所々にヤマツツジの鮮やかな赤い花も♪
緑の林の中に、赤い花が点在していて華やか。
そんな花を眺めつつ、狭い尾根上の道をぐい~っと。
さすが西丹沢のツツジ新道、道もきっちり整備されてるなぁ、と登っていくと
ゴーラ沢出合から350mほど登ったところで、木立の向こうに富士山を望む、展望園地に到着。
少し開けた園地には木のベンチも設置されてたけど、数組が一休み中だったので、まきchin隊はそのままスルーして先へと進みます。
展望園地を過ぎると、だんだんとブナが目立つようになってきて。
地面を這うように伸びて絡まりあってるブナの根っこがすごいな。
生命力に溢れてる感じ。
そんな木の根っこの隙間には、こんなキノコも。
かなり大きなキノコだけど、なんだろこれ。アミガサタケかな。
そして木の階段もあちこちに登場。
歩く人が多いから、これ以上道が荒れないように保護してるのかな。
とっても歩きやすい階段で助かる。
で、待望のツツジはといえば、シロヤシオやトウゴクミツバツツジの株はあちこちにあるけど花は既に散った後。
今年は、1,100m付近の展望園地から標高1,300m付近のシロヤシオは5/3頃には見ごろになっていたそうで、そりゃもう散ってるよなぁ。。。
ほんと今年はどこも花が早い。
代わりに、ツクバネウツギやサラサドウダンを眺めつつ。
ツツジ新道なのにツツジはもうすっかり終わっちゃってるよ、トホホ、とか思いつつ登っていくと
標高1,400m手前からは、満開のトウゴクミツバツツジがあちこちに登場♪
良かった~、稜線付近はまだ咲いててくれた、と足取りも軽く登り上げていくと
標高1,400mを過ぎたあたりで、お待ちかねのシロヤシオが登場!
緑の若葉がもう結構出てきて花のピークは過ぎてるけど、それでもなお若葉の隙間をみっしり埋めるように咲く真っ白な花が可愛らしい。
そしてもちろん、トウゴクミツバツツジももりもり咲いてます♪
ここから山頂まではこんなツツジ満開ロード、ようやく出会えた満開のツツジに、あちこちで足が止まっちゃう(^^
ピークの時期は過ぎたとはいえ、あちこちにまだ満開のツツジもいっぱい。
淡い紫色の花で、緑の尾根がぱぁっと華やぎますね~♪
そんな木立の隙間から、富士山が一望。
今日は雲低くて富士山隠れちゃってるかな、と思ってたのだけど、早朝なのが幸いしてかキレイなお姿。
稜線上に咲くのはトウゴクミツバツツジが大半だけど、所々にシロヤシオもてんこ盛りに咲いてます♪
やわらかな日射しに輝く真っ白な花が美しい。
この花の形もなんとも可愛いんだな。
別名ゴヨウツツジ、敬宮愛子様のお印でもある花。
満開のこの花を見るのは、ほんと久しぶり。
シロヤシオと富士山。
もう結構葉っぱが出てきちゃってるけど、それもまたご愛嬌。
標高1,500mを過ぎたあたりで、木道のある緩やかな稜線へ。
ツツジのトンネルをくぐって、稜線上をゆる~り辿ります。
木道の周りには青々としたコバイケイソウがいっぱい、もうしばらくすると今度はコバイケイソウの花畑かな。
今はツツジを眺めつつ。
結構大木なツツジが多くて見栄えしますな。
遠くから見てよし、近くでじっくり眺めてよし。
日射しに透き通る花びらがまた美しい。
木道を過ぎると、山頂までは丸太の階段をぐい~っと一登り。
富士山を背に、景色も開けて気持ちの良い道。
長く裾を引く富士山を眺めつつ、ツツジを眺めつつ。
えいやぁと登り上げて
檜洞丸山頂に到着。
広い山頂にはまだ数組のみ、静かな山頂であります。
ベンチで一休み、と座ると、目の前には満開のトウゴクミツバツツジ♪
なんて贅沢な。
こんな感じにもりもり咲いてます。いやはや華やかですな。
飽くことなく眺めちゃう。
山頂からは、富士山の展望もこのとおり。
富士山の右手には、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、北岳がうっすら見えてました。
こちらはお隣の大室山。
その向こうに連なるのは、八ヶ岳や大菩薩など奥秩父の山並み。
大笄・小笄を通って犬越路に下る稜線を眺めます。
緑の中に点在するツツジの色合いがステキ。
そんな景色を眺めつつ、1時間近く山頂でのんびり過ごしちゃいました。
花も景色もいいし、気候も爽やかでちょうどいいので、ついついのんびりしちゃいますね。
人もまだ少なくて静かだったのも良かった。
さて、ではそろそろ下山開始。
今回は、石棚山経由で箒沢へと下る道を辿ります。
下りつつも、富士山とシロヤシオの景色に目を奪われます。
ツツジがキレイで、何度も足を止めちゃうので全然進めないな(笑)
トウゴクミツバツツジもこのとおり。
もりもり咲いてて迫力満点ですな。
稜線から石棚山方面へと分岐するところに咲いてたシロヤシオが、一番ボリュームもあって美しかった。
ここでもやっぱり立ち止まってウットリ見とれちゃう。
花期が短いシロヤシオ、ぎりぎり満開に間に合いました!
咲いててくれてありがとう~(^^
さて、石棚山へと下る尾根道は、ブナ林の中を緩やかに下ります。
箒沢までは1,000m近く下らなくちゃいけないのに、こんなに緩やかにのんびり歩いてていいの?なくらい穏やかな道。
そしてしかも、道沿いにはツツジもあちこちに咲いててかなりステキな感じ♪
ツツジ新道のツツジはもうほぼ終わってたのに。
こんな感じで、あちこちにもりもりと。
いやー、びっくりしたな。この道にこんなに咲いてるとは。
石棚山まではずっと標高1,350~1,500mの尾根なので、ちょうどツツジ満開ゾーンだったようで。
ツツジだけじゃなく、ブナ巨木も多く、緑も美しい。
丹沢のブナも雄々しくていいなぁ。。。
とか言いつつ、やっぱりツツジに見とれちゃいますな。
しかもこの道、下る人も登る人もほとんどいなくてとっても静か、みんなツツジ新道登って犬越路に下ってるのかな。
こんなにブナもツツジもキレイな道なんだけどな。
しっとりした緑と、鮮やかな花と。
鳥の囀りも響き渡って、癒しの道ですな♪
林の中には、苔むした倒木もあったりして。
ちょっと原始な感じ。
石棚山までは、美しいブナ林の中の穏やかな道で、ほんと気持ちよかった!
吹き抜ける風も爽やかで、いやぁ丹沢にもこんな穏やかでステキな道があったんだなぁ、という感じ。
そして石棚山を過ぎるとツツジも終了、岩がごつごつと出た尾根上の急坂の道へ。
所々細かなアップダウンもあり、足元がガレた箇所もあり、なかなか気が抜けない。
石棚山までの穏やかな道はどこへやら、箒沢へ向けて急降下。
一気に600mほど下って膝が笑い始めたころ
板小屋沢沿いのトラバース道に出てきてほっと一息。
ここからはトラバース道を緩やかに下って(1か所渡渉あり)、
最後は箒沢公園橋を渡って道路に戻ってきました。
西丹沢ビジターセンターまで15分ほど道路を歩いて終了、です。
超久しぶり(数十年ぶり?)のツツジ時期の檜洞丸。
人はそこそこいたけど、早朝出発だったのでまぁそれほどでもなく。
ツツジは標高1,400m以上の稜線上に咲いてて、ぎりぎり満開に間に合ったという感じだったけど、シロヤシオもトウゴクミツバツツジもキレイに咲いててくれてよかった♪
ツツジ新道は急登なれどさすがに歩きやすく、そして今回下った石棚山経由箒沢への道は、所々荒れてるところもあったけど、上部はブナ美林とツツジがとってもキレイで穏やかな道で。
人も少なく、最高でした。
大満喫です♪
下山後は、温泉も腹ごしらえも省略して一目散に帰宅。
渋滞始まる前に無事帰宅、です。
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