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2023年6月20日 (火)

2023/6/17 飛島・柏木山

酒田の沖合に浮かぶ飛島へ。

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満開のトビシマカンゾウが迎えてくれました♪

===柏木山(かしわぎやま)===
2023/6/17(土):勝浦(10:50)~海岸遊歩道~▲柏木山(11:55-12:00)~荒崎(12:35-13:10)~▲高森山(13:35)~勝浦(14:35)
歩行距離:10.1km
累積登高:150m
累積下降:150m
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2023/6/17 飛島・柏木山
2023/6/18 村山葉山

梅雨の中休み?なこの週末は、山形へお花見山行。
土曜日はちょっと趣向を変えて、酒田沖合の飛島へ。
鳥海山からも眺めることができるこの島、ちょうどトビシマカンゾウが見ごろを迎えているとのこと。
以前ブラタモリで、飛島の火山活動でできた地形を取り上げていて、いつか行ってみたいな~と思っていた場所でもあり、いろいろ楽しみ(^^

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飛島へは、酒田港から定期船で向かいます。
出航は9時半、朝の時間を使って"照月"で酒田ラーメンで腹ごしらえして準備も万端(詳細は速報)。
海が荒れてたり視界が悪かったりしたら欠航になるそうだけど、この日は無事出航です。

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・・・が、朝から結構強風で海が荒れ気味ということもあり、1時間強の航海中、船は上下左右に揺れまくり。
船酔いするのをすっかり忘れてたまきchin、船酔いしまくりでグロッキー。。。
ちなみにごろ太君は全然平気だったらしい。

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飛島に上陸後、まだフラフラしてる感じではありますが、ひとまず出発。
島を時計回りに歩きます。
まぁ、ほぼ平地歩きだし、のんびり歩いてれば回復するでしょう。

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歩き始めて早速登場したのは、ごつごつと岩が盛り上がった館岩。
1000万年前に噴出した溶岩が固まって出来上がった地形だそう。
崩落のため館岩には登れなかったけど、岩に登れば港やウミネコ生息地が一望だとか。

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館岩の先には、穏やかな小松浜。
夏は海水浴場となるらしい。
ここからしばらくは、海岸線沿いの遊歩道を歩きます。

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そして早速、小松浜沿いにトビシマカンゾウの群落が!
鮮やかなオレンジ色の大きな花がたくさん咲いてて、存在感タップリ。

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ハマヒルガオ、ミヤコグサ、ハマボウフウ、ハマボッス
海岸沿いならではのお花たちもいっぱい。
見たことない花ばっかりで面白い!

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そんな小松浜を後にして、ごつごつとした大きな岩の間をぬって延びる海岸遊歩道を辿ります。
館岩と同じく、粘り気の強い溶岩が固まってできたこの岩たち、もりもりと流れ出てきたそのままの形で固まったような荒々しさがすごい。

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これはまさしくジオサイト。
太古の地球活動の痕跡ですな。

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岩の割れ目を抜けるところもあり。
溶岩が地層のようになって固まっているのが面白い。

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象さんみたいな岩も! 目も耳もちゃんとあるのね。
波で削られたのかな。

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遊歩道は、海辺ギリギリのところもありなかなかの迫力。
海が荒れてたり満潮だったりしたら、波をかぶりそう。

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この日は海荒れ気味で、打ち寄せる波も容赦なく水しぶきを上げてます。
遊歩道まで水をかぶるほどではなかったけど、それでも時折風に乗ってしぶきが飛んでくる!

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海も迫力満点、もちろん山側の斜面も迫力満点。
そして足元には、ハングルや中国語が書かれた漂着物が転がってて、これまた趣深し。

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そんな海岸遊歩道を歩いていくと、にょっきりと聳え立つロウソク岩が登場。
ロウソク岩の向こうの沖合に浮かぶ島は、御積島や烏帽子群島かな。
ダイビングや釣りのスポットになっているそうで。

ロウソク岩の一帯には、波で現れて丸くなった石がたくさん打ちあげられてました。
賽の河原と呼ばれているそう。
河原のひときわ高い場所にある小さな祠に祀られているお地蔵様に手を合わせて、先に進みます。

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ハマイブキボウフウ、キリンソウ、スナビキソウ、ハマエンドウ
遊歩道が海辺から少し離れると、道沿いにはこんな花々が登場。
そろそろ海沿いの道は終了かな。

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がっしりした石塀に囲まれた神社もありました。
さすが海辺の神社、頑丈な石塀です。

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石塀に守られた御社殿にもお詣り。
明神の社、だそう。

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明神の社を過ぎると、道はいよいよ林の中へ。
タブノキの林だそうで、背が高い木々が鬱蒼と茂っていて、木陰が涼しくて気持ちよい。

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木立の中には、ひっそりと佇む石の祠。
海上安全や家内安全、いろいろ祈ってお祀りされてるんだろうな。

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ノンビリと道を辿っていくと、飛島南灯台に到着。
西側が海で開けてるので、夕日のビューポイントだとか。
ちょっと薮っぽかったけど。

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南灯台を過ぎると、いよいよ柏木山へ向けて一登り。
と言っても、緩やかな階段が10数段程度続くだけなんですが(笑)

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で、あっさり柏木山に到着です。
木立に囲まれた山頂には、一等三角点と、大きな経緯度観測点が設置されてました。
この奥には、アメダスの飛島観測所も。

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標高58m!
やまがた百名山の一座でもあります。

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さて、山頂からは展望もないので(手前の東屋からは展望あり)、さっくり山頂を後にして先に進みます。
この日はかなりの高温予報だったけど、深い森の木陰が涼しくて快適。
気持ちよく歩けます。

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アカマツやタブノキの林の中を、のんびりゆる~り。
所々で丸太の階段が登場するけど、概ね穏やかな道。
飛島は熊もいないし、道もキレイで歩きやすいし(所々ぬかるみあり)、心穏やかに歩けますわ~(^^

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そんな道をのんびりと30分ほども歩いていくと、島の北側の荒崎海岸に到着。
日本の渚百選にも選ばれているという荒崎海岸に寄り道です。

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そして海岸が近づくにつれて、トビシマカンゾウの群落が登場!
色鮮やかな花がそこかしこに咲いてます(^^

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海沿いの草原をオレンジ色に染めるトビシマカンゾウ。
ニッコウキスゲとの違いは、草丈が高いこと、花の時期が早いこと、一本の茎につく花の数が多いことだそう。
確かに花の一つ一つが大きくて、迫力満点で賑やかな感じ。

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わしゃわしゃ咲いてます!
トビシマカンゾウが咲くのは、飛島と佐渡島だけだとか。
こりゃ、佐渡島にも行かねばなりませんな。

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トビシマカンゾウ、アップ。
鮮やかなオレンジ色の花を見ていると、こちらまで明るい気分になってきますね(^^

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沖合に浮かぶ御積島、烏帽子群島とトビシマカンゾウ。
海沿いにこんなにたくさん咲いてるなんて、ちょっとびっくり。
ニッコウキスゲが咲いてるのは、山の中だもんね。

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ハマエンドウ、キバナカワラマツバ、アサツキ、スカシユリ
もちろんトビシマカンゾウ以外にもいろんな花が咲いてます。
数週間前までは、スカシユリが一面に咲いていたそうで、それもまた壮観だったろうな。

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この日は一面のトビシマカンゾウ。
蕾もまだいっぱいあったので、しばらく見ごろは続きそう。

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海を眺めつつ、トビシマカンゾウの群落を眺めつつ、あっちこっちへうろうろと。
開放的な景色と花々に囲まれて、なんとも幸せな時間です。

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日射しを浴びて、キラキラ輝くトビシマカンゾウ。
ちょうど満開の時に来れて良かった♪
存分に満喫しました(^^

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本日のハイライト、荒崎海岸を後にしたら、島を東西に横断する農免道路を歩いて島の東側へ。
せっかくなので、飛島の最高峰、高森山にも寄り道です。

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道路を歩くこと20分ほどで、高森山(69m)に到着。
山頂?には飛島灯台が建ってました。

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灯台の先には、森の中にひっそり佇む高森神社。
ここもまた立派な御社殿。

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源氏盛・平家盛なる塚もあり。
なんでも、壇ノ浦の戦いに敗れた平家が落ち延びてきて、途中で命を落とした武者や、刀剣や甲をここに埋めて漁の道に入ったとか。
平家の落人伝説がここにもあったか。

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塚の周りには、幹や枝が曲がりくねった大木がいっぱい。
なんだか異世界のような雰囲気でした。

さて、ではそろそろ帰りの定期船の時間もあるので港に戻ります。

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南側の海岸に沿って続く道に出て、穏やかな海沿いの道を歩きます。

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人の横顔のような岩(^^
なにやら思慮深そうなお顔。

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左手は漁船が停泊している漁港、右手は作業小屋や民宿が立ち並ぶ集落。
人が住んでる島ってほとんど来たことないので、興味津々で歩きます。
(ほとんど人影ないですが)

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途中、海の浸食で作られた洞窟"テキ穴"がありました。
1969年の発掘調査で、9~10世紀の土器や人骨が発見されたとか。
中まで電気が付いてて自由に入れるみたいだったけど、私は怖いので遠慮しときました。

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停泊する船に止まるウミネコ。
海岸沿いのあちこちで、みゃあみゃあ鳴いてました。

フェリーターミナルに戻ったら、定期船出航時間までターミナル2階のカフェで一休み。
ノンアルカクテルや、あずきうどんなるデザートを頂いてのんびり(詳細は速報)。

そして帰りの船はあまり揺れることもなく、無事酒田港に到着。
酒田と言えば、の平田牧場で金華豚のとんかつに舌鼓を打って、"庄内おばこの里 こまぎの湯"の日帰り入浴(600円)でのんびりあったまったら、この日は櫛引PAで車中泊です。

登山というよりも観光な一日でしたが、満開のトビシマカンゾウが見れたので大満足。
タブノキが生い茂る森の中をのんびり歩くのも心地よかったし、島西側の海岸沿いの荒々しい岩を眺めながら歩くのも楽しかった!
島滞在が4時間程度だったので、どのくらい歩けるかな、と思ってたのだけど、意外とたくさん歩けたのもよかったです。
1泊して、のんびりくまなく歩くのもよいかも。

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