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2023年5月24日 (水)

2023/5/21 上信県境トレイル 御飯岳・破風岳

長野県と群馬県の県境稜線へ。

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破風岳から眺める御飯岳。
視界が開けた稜線歩きは、気分爽快♪

===御飯岳、破風岳(おめしだけ、はふだけ)===
2023/5/21(日):毛無峠(7:30)~▲毛無山(7:55)~▲御飯岳(9:05-9:30)~▲毛無山(10:25)~毛無峠(10:35)~▲破風岳(11:20-11:50)~毛無峠(12:15)
歩行距離:7.9km
累積登高:630m
累積下降:630m
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2023/5/21 御飯岳、破風岳

雲多めの土曜日は、長野で城巡り。
日曜日はかなり気温が上がって夏の天気な感じにて、涼しい稜線を歩こう、と長野と群馬の県境の御飯岳と破風岳へ。
登山口の毛無峠への道が、ちょうど金曜日の夕方に冬期通行止めが解除されたということもあり、いいタイミングかな、と。

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須坂から山田温泉へと登る道の途中で、万座温泉方面に分岐して毛無峠へ。
最後はかなり道幅狭く、ちょっと荒れ気味な道を走っていくと、開けた毛無峠に到着です。
ちなみにこの峠、標高1,937m。
今年、これまでに登ったどの山の標高よりも、登山口にして既に高いという(笑)

冬期通行止め解除を待ち構えていた人も多いのかな、朝7時過ぎだけど峠には既に10台弱の車が停まってました。

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長野県側は晴れてるんだけど群馬県側は雲が多い。
群馬側から流されてくる雲が時折稜線にかかってガスっぽくなる中、出発。
歩いてるうちに晴れることを期待です。

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稜線上には、リフト支柱跡が。
この稜線の群馬県側に、硫黄を産出する小串鉱山跡があり、そこから須坂に硫黄を運搬するリフトがかかっていたそうで。
その名残のリフト支柱が黒々と聳えていて、なんだか要塞跡みたいで面白い。

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支柱跡を過ぎたら、しばらくは笹原の中の踏み跡をゆる~り辿ります。
こんなに開けた稜線を歩くのは久しぶりだな。

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稜線上に上がると、ハイマツや笹がミックスしたザレ道を歩きます。
ガスが流れたり晴れたりと、なかなか忙しい(^^

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左手のガスの切れ間からは、ずら~り連なる北信五岳に白馬の山並みが。
妙高や黒姫、高妻、戸隠、飯縄、白馬三山を目で辿ります♪

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足元には、小さな星のようなガンコウラン。
かなり早い時期に咲くのでなかなか出会えない花なのだけど、ちょうど満開(^^

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そんな稜線を毛無峠から100mほど登って毛無山に到着。
赤いポールが刺さっているだけのシンプルな山頂でした。

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振り返って眺めるのは、毛無峠を挟んだ向かい側の破風岳と土鍋山。
あっちはがっつり雲かかってるなぁ。。
御飯岳から下山したら破風岳にも寄り道しようと思ってるのだけど、それまでに晴れるかな。

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これから進む先の稜線は、こんな感じ。晴れてますね(^^
いったん下って登る笹原の道の雰囲気が、東信の根子岳に似てますな。

さて、では御飯岳目指して先に進みます。

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ガスが晴れて日が射しこむと、笹原がキラキラ輝いて明るい稜線に。
道はきっちり刈払いもされてて藪っぽいところはなく、それほど急なところもなく歩きやすい。

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毛無山からは、こんな開けた笹原をいったん50mほど下り、そこから御飯岳目指して緩やかに登ります。
吹き抜ける風に涼みつつ、のんびりゆる~り気持ちよい道。

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振り返れば、毛無山から毛無峠、破風岳、土鍋山と続く稜線が一望。
なかなか爽快な眺めだな。
稜線の下に、毛無峠へと向かう道路が走ってるのもなんだか面白い。

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遠くには北アルプスの山並み。
白馬三山に続いて、五竜岳や鹿島槍ヶ岳も見えてきて、結構な絶景。

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笹原を登っていくと、道はほどなくシラビソ林の中へ。
木の根がごつごつと絡まりあって階段のようになったところがあれば

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笹とシラビソ林がミックスした箇所もあり。
木陰がひんやり涼しい(^^

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シラビソ林の中の道はほぼずっと緩やかで、あまり景色も変わらず。
所々で覗く北アルプスの展望が唯一のお楽しみです。

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緩やかな道だけど、途中1か所に急坂あり。
踏み跡辿ってぐい~っと。

樹林帯の中に入ってから山頂までが長い、と聞いてたけど、ほんとそのとおり。
緩やかな道なので楽ちんだけど、その分距離があるのでなかなか山頂に近づかない。。。

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山頂が近くなってくると、残雪箇所もあり。
ざっくざっくと雪を踏んで、ちょっと気分もリフレッシュしつつ。

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毛無山から1時間ほどで、御飯岳に到着です。
シラビソと笹に囲まれた山頂には、三角点と標識がありました。

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こちらの標識はフリガナ付き(笑)
ごはんだけ、って読んじゃうもんね(^^

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木立に囲まれてあまり展望はない山頂だけど、隙間からなんとか北アルプスを眺めることができました!
雲の上に浮かぶこちらは槍穂かな。
稜線を歩いているときは山並みに隠れて見えなかったので、なんだか嬉しい(^^

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北アと反対側には上信国境の山並みが連なります。
笠ヶ岳や横手山、岩菅山、草津白根山が一望。遠くには苗場もうっすらと。
山田牧場のスキー場や、熊の湯、志賀高原、万座のスキー場も見えてて、そうかぁ、こういう位置関係か、としばし眺めてました。

さて、山頂でしばらく一休みしたら、来た道をそのまま戻ります。

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行きは、なかなか山頂に着かないなぁと思いながら歩いてた道ですが、帰りは早い早い。
緩やかな下りということもあり、さくさく進んじゃう。

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毛無山手前の笹原まで戻って、破風岳を眺めます。
雲はだいぶ晴れてきたかな。

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セリバオウレン、ショウジョウバカマ
行きには気づかなかった花が、足元にはちらほらと。

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笹原の道をのんびり歩いて毛無山を越えると、目の前の破風岳にかかってた雲はスッキリ晴れたようで。
よし、破風岳も行くか!

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リフト支柱跡の先の群馬側を見ると、小串鉱山跡が見えてました。
鉱山跡に続く林道(今は立ち入り禁止)も見えてたりして、なんだか遺跡感満載。
この鉱山跡の景色がお目当てか、軽装でこの辺りまで登ってきてる人もちらほらおられました。

2023052131
さて、毛無峠に下ったら、破風岳目指して再出発。
峠にはたくさん車が停まっててびっくり、ゆるキャン風な人やラジコン飛行機?を飛ばしてる人、ツーリングやドライブの人でいっぱいです。
そんなに人気のとこだったのか!

2023052132
毛無峠から、毛無山と御飯岳を振り返って眺めます。
御飯岳がずいぶん遠くに見える。。。

2023052133
さて、破風岳へは、笹原の斜面を九十九折りに150mほど登ります。
開けて展望のよい道でいいですな♪

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この道、ぐんま県境稜線トレイルの一部でもあるようで。
道理で、御飯岳方面はあまり登山者いなかったけど、こっち方面は歩いてる人がいっぱいいるはずですわ。
(毛無峠~御飯岳間は3組くらいにしか会わなかったけど、毛無峠~破風岳間はすれ違い多数)

2023052135
そんな開けた道を気持ちよく歩きます。
斜面は急だけど、道は九十九折りなので楽ちん。

2023052136 2023052137
ヒメイチゲ、イワナシ
小さなお花たちもいっぱい♪

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左手には、小串鉱山跡を眺めます。
秘境感ありますねぇ。

2023052139
そして振り返れば、毛無山~御飯岳と続く稜線!
毛無峠から眺めるよりも、破風岳から眺める方が稜線感あってカッコいい。

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そんな景色を眺めつつ、ゆる~りのんびり。
折よく、稜線にまとわりついてた雲もスッキリ晴れて青空広がって。

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のんびりと登っていくと、さっくり破風岳山頂に到着です。
切り立った崖の上の山頂ということで、大きな岩がごろごろと転がるちょっとワイルドな山頂。

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近くには四阿山が見えてました!
こんなに近いのね。

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そして北アルプスもずら~り大展望。
生憎雲がだいぶ湧いてきちゃいましたが、それでも残雪の山並みはまだ見えてました。

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山頂近くではヤマザクラが満開。
ここだけ春が残ってるような(^^

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山頂から眺める御飯岳。
こうやって見ると、なかなかどっしりしたお姿ですな。

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毛無峠と小串鉱山跡。
文明の跡と自然とが混ざり合って、なんとも寂莫とした景色が堪らない。
最近は、山の中でこういう鉱山跡に出会うことが多いなぁ。

こんな景色を眺めつつ、しばし山頂でのんびり過ごしてから下山開始。
隣の土鍋山にも足を延ばすか?とも思ったけど、まぁいいか、とひよっちゃいました(^^;

2023052148
帰りも、開けた気持ちよい道を下ります。
破風岳の道はほんとスカッと開けて気持ちよい。

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毛無峠近くまで下って、破風岳を見上げます。
こうやって改めて見ると、右手の破風岳山頂の下はスパッと切れ落ちた崖になってるのがよくわかる。
志賀にもこんなところ多いけど、巨大なカルデラ跡だったりするのかしら。

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破風岳からの下りは、終始御飯岳を眺めつつの道。
気持ちよく下って終了です!

久しぶりの開けた稜線歩き。
御飯岳はシラビソ林の中を歩く箇所も多かったけど、雰囲気が志賀の岩菅山に似ているところもあり。
そして毛無山~破風岳は笹原の中の視界が開けた稜線歩きで、とっても気持ちよかった。
意外と人も多く、ぐんま県境稜線トレイル絡みで人気なのかな、とも思ったり。
気持ちよく歩けてよかったです。

下山後は、須坂温泉古城荘の日帰り入浴へ(物味湯産手形使用)。
源泉100%の温泉にのんびり浸かってから帰宅、です。
久々に高速の大渋滞に巻き込まれました。。。

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コメント

こんにちは
御飯岳・破風岳楽しまれましたね。私も一月前に老ノ倉から藪漕いで大平山楽しみました。
小串鉱山と聞くとどうしても1937年11月に発生した大山津波事故のことが思い出されます。10年位前までは毎年慰霊祭が行われていました。

投稿: カモシカ永井 | 2023年5月25日 (木) 06時36分

カモシカ永井さん>
はい、久々の稜線歩きをのんびり楽しみました。
小串鉱山の山津波、調べてみました。
こんなに大きな災害が起きていたとはつゆ知らず。。。合掌です。。。

投稿: まきchin | 2023年5月25日 (木) 22時44分

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