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2023年4月19日 (水)

2023/4/15 岩手お花見山行 和賀三山・月山

岩手・和賀三山の一座、月山へ。

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満開のイワウチワの群落に出会えました♪

===月山===
2023/4/15(土):登山口(7:20)~▲月山(9:30-9:55)~登山口(11:10)
歩行距離:7.0km
累積登高:500m
累積下降:500m
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2023/4/15 和賀三山・月山
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暖かくなったと思ったら寒気が入って東北方面には雪が降ったり、黄砂がやってきたりとなかなか不安定な天気が続く今日この頃。
この週末も天気不安定だったけど、そろそろ早春の花々を見つつ歩きたいよね、ということで、東北の里山歩きに行ってきました。
下山後は下界で桜を楽しもう、というハラもあり。

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向かったのは、岩手北上の和賀三山の一座、月山。
和賀川を挟んで月山、羽山(湯殿山)、羽黒山と並ぶ山並みは、山形の出羽三山ともゆかりのある修験者の山だそう。
登山口の前は広場になっていて、車が10台くらい停められそうでした。

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広場には、登山者ポストと案内板が設置されてます。
和賀三山の案内もバッチリ、こりゃ今度は羽山と羽黒山を歩かなくちゃな~、なんて言いつつ。

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早速準備して出発。
早春の山だし、まきchin隊以外に人はいないし、ということで熊鈴じゃらんじゃらん鳴らして歩きます。

最初の1kmほどは、林道跡を辿ります。
以前はこのあたりにも鉱山があったそうで、その名残なのかな。

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道沿いにもりもり咲いてるスミレや、フキノトウ、つくしんぼに春を感じる!

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のんびり歩いていくと、綱取鉱山跡の標識が登場。
熊にかじられたのか、標識の半分が消えてる(笑)

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ちょこっと道を外れて標識が示す方に歩いていくと、古びたレンガ造りの鉱山遺構がありました。
火薬庫跡らしい。
綱取鉱山は、江戸中期~大正にかけて、銅や金、銀を産出していたそうで。
昨年秋に歩いた仙人山の麓の水沢鉱山もそうだったけど、この辺りでいろいろ採掘していたんだなぁ。

そんな遺構を眺めつつ、のんびりと林道跡を辿っていくと

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林道終点には面白い形の標識が。
山頂まで2.5km、ヤッホー山ガール、ですって(笑)

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面白標識を過ぎると、いよいよ山道へ。
山道と言っても、幅広に整備された穏やかな道でとっても歩きやすい。
ブナやミズナラ、アカマツが入り混じった林の中をのんびりゆる~り。

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アオキ、シュンラン
足元にちらほらと咲く花々を眺めつつ。

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のんびり歩いて、315mの小ピークの第一展望所に到着です。
木立の隙間から見えているのは。。何山かな。。。ちょっとわからん。

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第一展望所を過ぎたら、右手に杉林、左手にブナやミズナラ、カラマツの林が広がる尾根上の道へ。
緩やかにアップダウンを繰り返す尾根には巻き道もあり。
帰りに巻き道を通ることにして、行きは尾根上を辿ります。

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途中、カタクリの大群落が登場。
淡紫色の花びらが、くりんと反り返っている様が可愛らしい。

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朝から曇り空ということもあり、こっちはまだ開ききってないかな。
でもこの天気でこれだけ咲いててくれれば上出来(^^

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カタクリの花が登山道の両側に大群落を作っていて、なかなか壮観。
早春の花の代表格のカタクリに、早速足が止まりまくっちゃいました。

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そんなほんわり薄紫色に包まれた尾根道を歩いていくと、334mの小ピークの第二展望所に到着。
クマ避けの鐘(鍋ふた?)を打ち鳴らして、先へと進みます。

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第二展望所を過ぎると、登り勾配の尾根道へ。
ブナやカラマツの芽吹き初めの若葉がほんわかした色合いで癒される道。
足元には、つやつやしたイワウチワの葉っぱがそこかしこに群落作ってました。
ここらへんのイワウチワは、もう咲き終わっちゃったんだな。

そして尾根上には、所々に動物の溜めフンが。
タヌキかな?アナグマかな?
鹿の足跡もあったりして動物の気配はそこそこ感じられました。
そういえば、第一展望所の手前にほやほやの熊糞もあったな。

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芽吹き初めの林の中には、ちらほらとヤマザクラも。
淡いピンク色の花が、彩りを添えてます♪
風に吹かれた花びらが時折ちらちらと舞い落ちてくるのも、なかなか風情あり。

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第二展望所までは穏やかな道だったけど、こちらは所々でぐい~っと登るところもあり。
ロープがかかってるけど、木の根が足がかりになるし、ぬかるんでるところはなかったのでロープの助けはそれほど必要でもなく。

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木立を透かして右手に見上げるのは、目指す月山かな。
景色眺めつつ新緑眺めつつ、一息つきつつ登っていくと

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第二展望所から70mほど登ったところで、第三展望所に到着。
結構細切れにチェックポイントがあるんだな。
ちょいちょい足休めできるので、シーズン初めの山歩きにはちょうどいい(^^

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展望所からの眺めはこんな感じ。
あいにく水蒸気多めで靄ってるけど、木立の隙間からは和賀の山並みが見えました。

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さて、展望所を後にして先へと進みます。
爽やかな新緑の中の尾根道歩きがとってもいい気持ち。
尾根の両側は見通しの良い木立なので明るいし、道も歩きやすいし。
午後から雨予報だけど、今はうっすら薄日が射し込むほどの穏やかなよい天気なのでさらにいい気持ち。

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鹿の角みたいな木に腰かけてみたりして。

月山へ向けて続く道は、途中小ピークを巻くところでいったん少しコルに下ります。
コルには残雪がほんの少し、そしてその近くには

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イワウチワ!
やっぱり雪融け直後のところには咲いてるんだな。
ようやく出会えたフレッシュなイワウチワに、一気にテンション上がります♪

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セリバオウレンやショウジョウバカマも。
ここまでの道は、カタクリは咲いてたけどイワウチワは終了してたので、ようやく早春の花々に出会えて嬉しい(^^

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さて、気持ちも浮き立ったところで、いよいよ月山山頂へ向けて最後の登りに取りつきます。
コルからは一気に150m登りますよ~

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こんな感じにぐい~っと。
コルの手前までは芽吹き始めたブナやミズナラの混生林だったけど、コルから先は芽吹き前のブナ林。
ちょっとひんやりした感じの林の中、所々にロープもかかる急坂を登ります。

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そんな林の中には、タムシバの真っ白な花がちらほらと。
咲きたてのタムシバの純白の花びらが、ハッとするほど美しい。

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急坂だけど、ここもまたぬかるんでるところはないので登りやすい道。
ほぼ直登の道を100m強、えいやぁと登っていくとトラバース気味に登り上げる道になり

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お待ちかねのイワウチワの大群落が登場!
山頂直下は最近まで雪が残ってたということで、ここならイワウチワがちょうど咲き始めた所なんじゃないか、と思ってたのだけどまさにそのとおり。

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淡いピンクのひらひらした花びらが、なんとも可愛らしい。
触ったらはらりと落ちてしまいそうな儚さも、これまたヨシ。

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花期が短いのでなかなか出会えなかったイワウチワ。
久しぶりの満開のイワウチワを、登山道に這いつくばるようにして花目線でじっくり鑑賞(^^

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うっすら射し込む日射しを浴びて、なんだか喜んでるみたいに咲いてるなぁ。
花がまるで天使のラッパみたい。歓喜の歌を歌ってるようにも見える。
和賀と言えば豪雪地帯、雪の下で長い冬を耐えてきたんだもんね。

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そんなイワウチワの群落をタップリ時間をかけて楽しんだら、山頂へ向けて最後の一登り。
道沿いの残雪を眺めつつトラバース道を登って

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山頂の肩に登り上げた所が第四展望所。
南側の和賀川の向こうに聳える仙人山や羽山、夏油高原スキー場が一望。
その奥は経塚山など夏油の山々かな。
スッキリ晴れていれば、焼石岳も見えるのかも。

そして展望所からは穏やかなブナ林の中を一歩きで

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月山山頂に到着。
穏やかな山頂の一角には、ちょっぴり雪が残ってました。
(この1週間前は、山頂全体雪に覆われてたらしい)

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修験の山らしく、石の祠や古びた石碑も鎮座してました。
手を合わせてご挨拶したら、山頂付近全体に広がるイワウチワの花々をゆっくり眺めます!

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じゅうたんのように密集して咲いているというわけではなく、林の中に小さな群落を作って咲いていて、それが山頂付近全体に広がっている、という感じ。
芽吹き前の明るい木立の中、あちこちにぽこぽこと固まって咲いてます。

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お、こちらはちょっとピンク色が濃いな。
群落によって色の濃さが違っていて、白に近いピンク色から濃いピンク色までいろいろ。

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これはちょっと白に近いですな。
ちょっと恥ずかしそうにうつむき加減のお花たち。

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割と大き目の群落があっても、なぜか花がみんなそっぽを向いているという。。。(笑)
でも後ろ姿も美人さんね(^^

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でもやっぱり正面から見るともっと美人さん♪
可愛らしい花々をタップリ眺めて目の保養、心もタップリ潤いました。

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山頂の一角からは、北上の街並みも一望。
ちょっと視界悪いけど。

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さて、山頂でのんびり30分ほど過ごしたところで下山開始。
誰か後続の人が登ってくるかと思ってたけど、誰も来ずに静かな山頂でした。
そんな静かな山頂でイワウチワを満喫、大満足で下山です。

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そして帰りも、山頂直下のトラバース道で再びイワウチワの群落に足止め。
何度見ても良いですなぁ。

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春を精一杯満喫しているイワウチワ。
その楽しさと嬉しさを分けてもらったような気がして、こちらもなんだかウキウキした気分になりました♪

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下りもタップリとイワウチワを眺めたら、後ろ髪をひかれつつ、イワウチワ群落を後にして下山。
行きには薄日が射し込んでいたけど、なんだか雲が多くなってきて風も冷たくなってきて、天気下り坂な雰囲気。
でもまだ雨は遠いかな。

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月山直下の斜面を過ぎると、再び新緑の林の中へ。
芽吹いたばかりの淡い緑の梢が目に沁みる~。

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そして再び登場、カタクリの大群落。
道の真ん中にもカタクリが咲いてたりして、踏んづけないように足元注意しつつ。

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花びらがクルリと反り返ったカタクリも♪
そして行きには完全に開ききってなかったキクザキイチゲも咲いていて、春満喫な道をのんびり歩いて下山です。
新緑と早春の花々に癒されました(^^

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下山してきてみれば、車はまきchin隊の車のみ。
この日入山したのはまきchin隊だけ、花いっぱいの静かな山を贅沢に歩いて大満喫です。

歩きやすい登山道で花もいっぱいで、いい山だったなぁ。
ブナやミズナラの新緑もとっても爽やか、これは秋の紅葉もよいかも。
和賀三山の一座の月山を歩いたので、次は羽山と羽黒山を歩きたい。

下山後は、秋田・角館に移動して満開の桜を見ながらそぞろ歩き(詳細は速報)。
そしてぐるりと回って、田沢湖のジンギスカン食堂でジンギスカンに舌鼓を打って、休暇村乳頭温泉郷の日帰り入浴(800円)にのんびり浸かったら、再び岩手に戻って道の駅花巻西南で車中泊、です。

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