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2023年4月 6日 (木)

2023/4/2 岩木山BC

青森山スキーの2日目は、弥生からの岩木山。

202304020
麓から見上げる津軽富士。
今年も青空の下、いい雪いい斜面をいただきました!

===岩木山(巌鬼山:がんきさん)===
2023/4/2(日):弥生いこいの広場(7:45)~▲巌鬼山(11:40-12:00)~弥生いこいの広場(13:20)
歩行・滑走距離:11.8km
累積登高:1,230m
累積下降:1,230m
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2023/4/2 岩木山BC

前日の八甲田・高田大岳があまりにも良かったので、この日も高田大岳オカワリしちゃうか?と思いつつ。
でもやっぱり岩木山も滑りたい、とこの日は岩木山へ。
が、岩木山を目指して移動していると、山腹より上に雲が纏わりついている様子。。。
風向きの関係で東側に雲が湧いちゃってるのかな、でもこれから晴れる予報だしな、と予報を信じて岩木山の新弥生登山口へと向かいます。

202304021
新弥生登山口のある弥生いこいの広場はまだ営業開始前にて、駐車場には岩木山に登る人の車のみ。
今年は4/15営業開始だそうで、それ以降はこの一段下の登山者用駐車場に停めるのがよさそう。
#営業開始前につき、駐車場脇のトイレはまだ閉鎖されてました。

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準備している間にぽつぽつと何台か到着。
和やかな雰囲気の中、今日はどちらまで? 昨日は雪良かったみたいですよ~、なんて情報交換しつつ、準備して出発です。
板を担いで、登山口標識に従ってレストハウスの脇を抜けて歩いていくと

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新弥生登山口に到着。
まだ雪は残ってるけど、昨年4/16に来た時と雪の量は同じくらいかも。
今年は2週間くらい雪融け早いですな。

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登山口からは、しばらく緩やかな夏道登山道を辿ります。
杉林を抜け、雑木林の中をのんびりゆる~り。
所々に藪が顔を出しているので、それを避けつつ歩いていくと

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1.5kmほど歩いたところで緩やかな道は終了、ここから尾根に取りつきます(取りつき部に二合目の標識あり)。
取りつき部はかなり薮っぽく雪もかなり薄いので、適当に尾根を巻いて程よい所で尾根上へ。

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緩やかな尾根上を登っていくとほどなく薮も消滅、ブナやミズナラの明るい雑木林の中を歩きます。
前方には目指す岩木山の山頂部、いやぁ遠いなぁ。。。
でも朝にかかってた雲は予報通りスッキリ晴れたようで、良かった!

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標高700m付近からは、やや斜度を増したブナ林を登ります。
直登している間はいいのだけど、急斜面でジグきって登ろうとすると足元の緩んだ雪がざぶざぶっと崩れたりして、春スキーらしさを味わいつつ(笑)

そんな急坂を登るまきchin隊を癒してくれるのは、登山口からずっと前後して歩いている単独登山者さんのお連れの黒柴ちゃん。
私らのことも仲間だと思ってるのかな、シールで登った跡をてくてくとついてきて、なんとも人懐こくて可愛らしい。
この尾根、景色もあまり変わらず、ブナ林の中をひたすら登って単調な感じだけど、退屈せずに登れるのは黒柴ちゃんのおかげですな(^^

202304028
それにしても暑いな。
朝、山にまとわりついていた雲は登り始めると同時に消滅して、頭上には一面の青空が広がって日差しが照り付けて暑い。
風はほとんどなく、時折吹き抜ける風に涼みつつ登ります。
春だなぁ。。。

202304029
そんなブナ林の尾根をひたすら登り上げていくと、だんだんと木立の背丈が低くなり、斜度も緩やかになってきて。
そして前方には山頂部の真っ白な大斜面が!

森林限界も間近か、と逸る心を抑えつつ、いったん一息入れてから、疎らになったブナ林の中を歩いていくと

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標高1,100m付近で森林限界に到着!
そして目の前には山頂へと続く大斜面が広がります!!
登山口から900m登り上げて、ようやく到着した大斜面に感慨ひとしお。
そしてこの空の青さがヤバい。青が濃い!

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で、早速大斜面へと取りつきます。
ここはまっすぐ登るよりも、ちょっと左に巻くようにして登るのが吉。
雪はといえば、ザラメながらいい感じに締まっていてざぶざぶ崩れることもなく、登りやすい。
そして、縦溝もなくフラット、しかもフィルムクラストな感じで期待大。

2023040212
背後には津軽平野が広がります。
平野の向こうに連なるのは、白神山地の東端かな。

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登りつつも振り返ると、結構な高度感でちょっとビビります。
麓から見上げた真っ白な大斜面を、今登ってるんだなぁ、なんて思いつつ。
そしてここでもまた、黒柴ちゃんが後を追って来て癒される(^^

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遠くには八甲田の山並み。
八甲田もよく晴れてますね~

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真っ白でだだっぴろい大斜面は、目印になるような灌木もまだ雪の下にて、距離感も高度感もあまりつかめず。
ただひたすら、青と白と黒の世界の中、歩を進めます。
岩木山山頂直下の耳成岩を正面に見上げつつ、一歩一歩歩いていくと

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標高1,350m付近でいったん緩やかになり、岩場やハイマツ、笹がちょっと顔を出しているところに到着。
昨年はここで登るの止めたんだっけな。
今年は昨年よりも雪緩んでるし、風もそれほど強くないし。
もうちょっと行ってみよう!

2023040218
元気いっぱいな黒柴ちゃんに先導されて進むまきchin隊。
標高1,350m付近より上は、数日前に降った雪が積もって表面凍ってて、ちょっとモナカな感じの変な雪。
前日に滑った跡も凍って凸凹になっていて、さすがにここまで登ってくるとまだザラメになってないんだなぁ。

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そんな雪をわしゃわしゃ踏みながら登って、1,460mの巌鬼山に到着です。
山頂から北側に続く稜線は、秋に赤倉から登った時に歩いた赤倉御殿や聖観音の稜線ですな。

2023040220
そして目の前には、山頂へと続く大斜面が壁のように聳えてます。
山頂まではあと一息だけど、我らはここまで!
山頂を目指す黒柴隊をお見送り。

さて、ここからどうするか。
大黒沢を滑るか、登ってきた斜面を滑るか。
・・・見た感じ、大黒沢はデブリもなく縦溝もなくいい感じなので、ここは大黒沢に行ってみますか!

2023040221
巌鬼山の山頂でシールをはがして、大黒沢の上へ横移動。
いざ、と広大な大黒沢に滑り込むと、なんと数日前の降雪がねっとり重くモナカっぽくなっていて、かなり滑りづらい。。。

もうちょっと下まで降りればザラメかも、と思ったけど、登ってきた斜面を思い出してみればほぼザラメ&フィルムクラストだったわけで。
ならばそっちを滑った方が楽しめそう、と早々に大黒沢に見切りを付けて、登ってきた斜面にトラバースで移動です。

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で、早速大斜面へと滑り込めば、こっちは出だしから超快適ザラメ&フィルムクラスト♪
しかも、ほぼノートレース!
いいぞいいぞ。

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私的にはちょいと斜度が急ですが、それでも津軽平野に向けて飛び込むように滑る、この解放感が堪らない。
広大な斜面にゆったりとターンを刻みます。

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登ってきた斜面よりも少し右手に振って、深く切れ込んだ後長根沢の源頭部を右に眺めつつ。

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後長根沢の沢筋や右岸は、所々崩れている箇所もありかなり荒々しい。
そんな雄大な景色の中、快適ザラメ斜面を快調に飛ばします♪

2023040231
山頂部の荒々しい岩と、広大な斜面と、深く切れ込んだ谷と。
日本じゃないみたいな景色がすごい。

2023040232
そして最高のザラメ雪!
縦溝もなくストップ雪もなく、下地が締まったザラメは板がよく走る。

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どこまででも滑って行けちゃいそうな大斜面。
後長根沢に吸い込まれないように注意しつつ。

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200m強を一気に滑っちゃいました!
今回も最高のザラメ大斜面を堪能です(^^

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さて、登ってきた斜面よりもだいぶ右手に来ちゃったので、トラバース気味に横移動。

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そして登ってきた尾根上に戻ってきたところで、最後のお楽しみ♪
上部よりはちょいクリーミーなザラメで、これまた気持ちよい。

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森林限界より上はずーっと極上ザラメ&フィルムクラスト。
しかも滑っている間は誰にも出会わず。
早春の岩木山、最高です!

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尾根上から、大黒沢を見上げます。
大黒沢は、また今度!

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さぁ、あとは尾根上をひたすら下るのみ。
森林限界付近は、それほど緩み切らずに滑りやすい雪でしたが

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ブナ林の中に入ると、緩んだざぶざぶ雪。
板を取られるほどではないけど、極上ザラメ雪を滑った後の足には堪える(笑)

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それでも、開けた箇所をつなぎつつ、所々で地形遊びしつつ一気に下ります。
このブナ林の下りが長いんだよなぁ。。。

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まきchinは、一年前の岩木山で膝を捻挫したトラウマがあるので、ほぼアルペンターンで安全運転。
所々でテレも入れつつ。

2023040245
最後は緩やかな登山道を一気に下って終了、です。
今回はケガもせず無事に下れて一安心。

今年はかなり雪融けが早いので、岩木山に行くなら早めがいいかな、とこの時期にアタック。
登山口から雪はつながってたけど、1週間もすれば雪が切れちゃいそうな感じでした。
それでも上部はまだまだ雪タップリ、しかも1,100mの森林限界より上の大斜面は、締まり気味のザラメ&フィルムクラストで超快適。
登山口から森林限界までの標高差が900m、巌鬼山までは標高差1,200m強もあり、なかなかしんどかったけど、それでも登った甲斐ありまくりでほんと楽しかった。
天気よく、風も穏やかで、雪もよい日に行けてよかったです。

下山後は、近くの"やすらぎ温泉"へ(450円)。
大きな浴槽のかけ流しの温泉にのんびり浸かったら、弘前市内の"薮きん"で天中華と天とじ蕎麦に舌鼓(詳細は速報)。
下山後も大満足でした(^^

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