2023/3/11 森吉山BC
【速報】2023/3/11-12 北東北スキー ←クリックで詳細レポ表示
金曜日に雨が降って冷え込んで、なかなか山は厳しいコンディションかと思いつつ。
天気いいなら久々に森吉山山頂を踏みたい、雪の状態も見たいしな~、とえいっと森吉山へ。
今回も阿仁スキー場からの往復。
秋田犬の北斗君がちょうどご出勤してきたところでした。
お散歩行きたいな~、とちょっと拗ね気味?(^^
下界はかなり濃く霧が立ち込めていたけど、スキー場はいい天気。
雨の翌日ということもあってか、スキーヤーも山歩きの人も出足は遅く、朝イチゴンドラにはそれほど行列もなし。
まぁ、樹氷鑑賞も先週で終了したから、観光客の人がいないんだろうな。
雨&冷え込みの翌日ということで雪が心配だけど、ひとまずゴンドラ山頂駅から出発!
いつも出迎えてくれる巨大モンスターも、もうすっかり樹氷が落ちて青々と枝を広げてます。
振り返れば、太平山地がどーん。
遠くは靄っていて鳥海山は見えず。
前日の雨がここらあたりでは雪や霙だったのか、ほんのり霧氷チックなブナ斜面が広がります。
その向こうに聳えるのは、秋田駒ヶ岳ですな。
雲海に浮かんでますね~(^^
森吉山山頂も、今日はスッキリ見えてます!
しかし黒いな~(笑)
雪はと言えば、ゲレンデ内はザラメ雪。
意外といいじゃん、と快調に歩いて樹氷鑑賞コースに入ると、いきなりカッチカチのアイスバーン!
ごろ太君は早々にスキーアイゼン装着、私の太板にはスキーアイゼン付けられないので、根性でシールで登ります。
歩き方間違えると滑るので怖い。。。
つか、思ってた以上にカッチカチなんですけど(^^;
石森へと続く尾根は、いつもなら尾根上のアオモリトドマツの木立の中の雪面のうねりやトレースのぼこぼこが面倒なので、下部をトラバースしちゃうとこだけど、この日はカッチカチなのでトラバースすると滑落しそう。
なので、尾根上を無難に辿ります。
トレースが固まってぼっこぼこだけど、かえってシールが噛んで滑らないので助かる(^^;
尾根上を辿りつつ、石森から一ノ腰へと続く尾根上の森吉神社を眺めつつ。
ご神体の岩もすっかり顔を出してますね~、帰りに寄り道しますね!と心の中でご挨拶。
太平山地を背後に、そろりそろりとカチカチの尾根を登ります。
足元カチカチなのであまり景色を眺める余裕のないまきchin、山頂まで行けるかしら、と早くも若干不安になってますが(笑)
そして石森からは、正面にどかーんと聳える森吉山が一望!
一年ぶりに眺めるこの景色、やっぱりいいなぁ。
カチカチ斜面に緊張していた気持ちも、この景色に一気に和みます(^^
さぁ、では山頂へ向けて先へと進みましょう!
いつもなら連瀬沢源頭まで一滑りして西斜面をまっすぐ登り上げるところだけど、この日はあまり滑りが期待できる斜面でもないので、シール付けたまま夏道沿いに登ります。
振り返れば、石森から森吉神社、一ノ腰へと続く尾根が一望。
さすがに今日は、尾根筋からの斜面を滑ってる人はいないな。
前日のトレースを辿ってゆる~り歩いていくと、阿仁避難小屋に到着。
1階部分やトイレ棟は、さすがにまだ雪に埋まってます。
小屋を過ぎれば、ここから山頂までは一登り。
いつもなら直登できちゃう斜面だけど、凍ってカッチカチの今日はどうかしらん。。。
それでもさすがに日が昇って雪面が緩んだか、表面がほんのりザラメっぽくなってて、意外といい感じに登れる。
それに、先行のスノーシューの方が登った跡が、少し掘り起こされててシールがよく噛んで登りやすかったりして。
そうなると少し気持ち的にも余裕が出てきて、周囲の景色を眺めつつ登ります。
遠くは靄ってるけど、近くの太平山地はよく見えてて、あれが太平山、あっちが馬場目岳、なんて山座同定してみたり。
登る斜面のアオモリトドマツたちは、もうすっかり樹氷が落ちてだいぶ身軽な感じ。
体が軽くなったな~、なんてちょっとウキウキした感じに見えなくもない(^^
春もすぐそこだな。
そんな木々の間をゆる~り登ります。
日射しは暖かく射しこんでいて、のんびりぽかぽかハイクかと思いきや、風が意外と強くて寒い。。。
こりゃ、雪は緩まないかもなぁ。
そうこうするうちに、山頂が間近になってきて。
それと同時に雪面がますます硬くなってきて、緊張を強いられるまきchin。
立ち止まって一息つきつつ、周囲の景色を眺めて心落ち着かせつつ。
一歩一歩慎重に登り上げて
森吉山山頂、到着!
1年ぶりの山頂、そして18回目の山頂です(^^
まきchin隊が一番多く踏んでいる山頂だけど、何回来てもここの山頂は感動するし嬉しい気持ちでいっぱいになりますね~
たくさん来ている分、思い出もいっぱいだしな。
山頂から眺める竜ヶ森。
いつか歩こうと思いつつ、なかなか行けてない。
ヒバクラ岳の向こうには八幡平。
岩木山や岩手山、秋田駒、鳥海山も山頂まで来れば見えるかな、と思ってたけど、やはり遠方は靄っていて見えず。
それでもスッキリ晴れてて気持ちよい展望♪
さて、山頂まで来て、ここからどうするか。
いつもなら東斜面に滑り込むところだけど、どうにも風が強くてなかなか雪が緩みそうな気配がない。。。
様子を見ながらうろちょろしてはみたけど、東斜面は諦めてそのまま来た道を戻ることに。
山頂直下の小さな樹氷の影で、シールはがして滑降準備したら、石森目指して西斜面へ滑り込みます。
・・・が、この斜面、前日の雨でできた縦溝激しく、雪面も全く緩まず。
滑りを楽しむどころじゃない(笑)
少し下ったら少しは雪面緩んだけど、やっぱり縦溝の影響は大きい。。。
3月上旬にしてこのコンディションとは、いかに?!
というわけで、この日は滑りは諦めて下りに徹します(笑)
ちょっとガッカリ気味なごろ太君(^^
ま、こんな日は森吉山の景色をタップリ堪能するに限りますな。
何度も振り返って森吉山を仰ぎ見つつ下ります。
これは、前日の雨でできたプチ樹氷かな。
すごい勢いで春になりつつあるのを感じる。
阿仁避難小屋を過ぎて石森へ。
見よ、この縦溝っぷり。
GWの山か?!な感じ。
避難小屋から下ったところでシールを付けて、石森に登り返して森吉山を再び拝みます。
滑りはイマイチだったけど、景色は素晴らしい!
樹氷がすっかり落ちて、春間近なこんな景色もいいもんです(^^
そして写真だとよくわからないけど、森吉山の斜面には一面に縦溝が刻まれてました。
いや~、今年は春になるのが早いかもなぁ。。。
そして帰りは森吉神社に寄り道です。
今シーズンは神社に来れてなかったので、ご挨拶しないとね。
ご神体の岩はすっかり雪から顔を出していたけど、鳥居はまだすっかり雪の下だし、避難小屋や神社の建物もまだ雪に半ば埋まってました。
いい天気の日に来れたお礼、そしてまた来ますね!のご挨拶。
神社の前から、改めて森吉山を眺めます。
吹雪いてても晴れてても、パウダーでもカッチカチの雪でも、やっぱり大好きな森吉山。
雪には苦戦したけど景色も存分に楽しめたし、頑張って来てよかったです。
そしてこの日はこのままスキー場トップに戻って、ざっくざくのゲレンデを滑り降りて終了。
3月上旬でこのコンディションか?!とびっくりだったけど、なんだかんだ楽しめました(^^
下山後は、クゥインス森吉の日帰り入浴へ(500円)。
暖かくなってきたからか、空いてて、源泉かけ流し浴槽にのんびり浸かることができました。
この日は岩手に移動して、翌日は夏油高原スキー場でゲレンデスキー。
スキーの後は北上の"トロイカ"でロシア料理に舌鼓を打ってから帰宅、でありました(詳細は速報)。
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