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2023年1月19日 (木)

2023/1/7 稲庭岳BC

稲庭岳で山スキー。

202301070
静かな山でのんびりまったりパウダー満喫♪

===稲庭岳(いなにわだけ)===
2023/1/7(土):除雪最終地点(8:25)~駒形神社(9:55)~▲稲庭岳(10:55-12:40)~駒形神社(13:00-13:05)~除雪最終地点(13:40)
歩行・滑走距離:10.5km
累積登高:800m
累積下降:800m
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2023/1/7 稲庭岳BC

穏やかな好天のこの日は、スキー場よりもやはり山に行きたい、ということで。
岩手県北部、二戸市の稲庭岳へと向かいます。
ここ、この時期は駐車スペースがほとんどないしあまり除雪も入らなそうなので、降雪直後はなかなか行きづらいのですが。
しばらくそれほどは降ってないので大丈夫かな、と。

八戸道浄法寺ICから駒形登山口を目指して走っていくと、除雪最終地点に到着。

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昨年来たときは、もうちょっと広く除雪されてて3台くらいは停められたのだけど、この日は辛うじて1台分のスペースのみ。
でも降雪時は、ここに停めるのも迷惑になるかも。
ちなみにこの手前にお豆腐屋さんがありますが、さすがにそこに停めるのは迷惑なので、ここがいっぱいの時は更に手前の天台の湯に停めるのがよさそうです。

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さて、では出発。
前日に歩いたと思われるトレースが残ってましたが、少し歩いて引き返したのか、500mほど歩いたらトレースは終了。
そこから山頂までフルラッセル(ラッセルというほどではなかったけど)。

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杉林の中、登山口へと続く林道沿いにゆる~りと。
動物の足跡が無数についている道を、雪を踏み踏み歩きます。

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林道を1kmほど歩いていくと、右側に開けた牧場の斜面が登場。
ここで道路を離れて、牧場斜面を登ります。

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背後には山並みと雲海。開けた展望に気分爽快。
日射しも1月とは思えないくらい暖かく、上着を脱いで歩きます。

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山腹から山麓にかけて広がるなだらかな牧場を、のんびりと。
このゆったりのんびりした感じに癒される~(^^

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背後に連なるのは、階上岳や折爪岳、平庭岳など三陸の山々。
スカッと開けて、ほんと気持ちいいな。

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のんびり歩いて前方に稲庭岳が近づいてくると、牧場歩きは終盤。
一番高いところには、昨年にはなかった巨大なアンテナが立ってました。
これ、後で調べたら風況観測塔だそう。
ここら一帯に風力発電所を設置する計画があり、そのための準備のようで。
数年後にはこのあたりの景観も一変しちゃうのかなぁ。

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遠くには、双耳峰の七時雨山や、奥中山高原のある西岳が連なります。
滝雲のような雲がかかっていて、なんだか壮観。

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だんだんと近づいてくる稲庭岳。
朝イチは雲がかかっていたけど、雲も晴れてきていい感じに♪
待ってろよ~(^^

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そして牧場を後にして、ブナやダケカンバの木立の中へ。
夏道沿いに緩やかに歩きます。
明るい木立の中をのんびり歩くのもまた楽し♪

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途中の小ピークには小さな石の祠が。
信仰の山ですな。手を合わせて道中の無事を祈ります。

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小ピークを過ぎると、駒形神社へ向けてほんの少し下り勾配の斜面を歩きます。
木立の向こうに、稲庭岳の山頂を仰ぎ見つつ。

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そして立派な赤い鳥居の建つ駒形神社に到着。
こんな山の中にこんなに立派な神社があるなんてびっくりだな。

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参道の入口には、駒形神社らしく馬の石像が。
背中に積もった雪がまるでペガサスの翼のよう。。。って、羽根の筋を描いたのはごろ太君ですけど(笑)

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さておき、鳥居をくぐって御参拝。

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立派な社殿です。
古くから信仰を集めているんだろうなぁ。

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駒形神社を過ぎると、ここから山頂に向けていよいよ本格的な登りが始まります。
ここまではダケカンバ混じりの林だったけど、ここからはブナ大木の多い林となり、雰囲気も一変。

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最初は斜面をまっすぐに、だんだんと斜度がきつくなってきたらゆるくジグをきりつつ登ります。
高度を上げていくにつれて、ブナの幹に雪がたくさん付いて真っ白な林になってきて。
最近あまり降っていないけど、ブナ林の中ということで雪はふっかふかでいい雪キープ。
ん~、いい感じ(^^

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頭上には真っ白な梢が広がります♪
やっぱり青空背景だと映えるなぁ、何度も頭上を見上げて見とれちゃう。

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登るほどにブナ林の背丈は低くなり、枝には雪がタップリついて重そうに垂れ下がって、厳冬期なブナ林に。
山頂の北側斜面を回り込むようにして稜線に登り上げると

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スカッと展望が開けます!
北側に連なる稜線の向こうには、八甲田連峰や十和田の山々が見えるはずだけど、靄っていて遠くの山並みは見えず。
心の目で眺めます(^^

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稜線を辿ってそのまま山頂へ、と思いきや、山頂手前には雪庇が。
どうにか上がれそうなところを切り崩して登って

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稲庭岳山頂に到着!
先行者もなく2人占めの静かな山頂です。
しかも風もなく穏やかで、なんだか春スキーのような。
ほんとに1月?!

でも天気穏やかなのはありがたい。
まずはのんびりと、山頂からの景色を眺めます。

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北西の鹿角方面。
遠くに見えている白い山は、四角岳と中岳かな。

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こちらも鹿角方面。
奥には五ノ宮岳と皮投岳。
なかなか行けてない鹿角方面の山々です。
・・・って、昨年稲庭岳に登った時もそんなこと言ってた気がする(笑)

2023010730
南側には岩手山や安比高原スキー場のある前森山、それに続く八幡平の山並み。
いや~、遠くはモヤモヤですな。
それでも安比スキー場のコースや岩手山の輪郭はクッキリ見えていてさすがです。

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山頂を囲む灌木にはみっしりと霧氷が付いていて美しい。
日が射しても融けてはらはらと落ちる気配がないのは、やはり気温は低いからなのかな。
春だったら、シャラシャラと音を立てて儚げに落ちていくところなのだけど、この日の霧氷はがっしりしっかりついていて逞しい感じ。

スキー履いたまま、山頂広場を行ったり来たりして景色を眺めたら、いよいよ滑降開始です。

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今日は時間もあるし誰もいないし、ちょっとあちこち行ってみよう、ということで、まずは山頂南側の緩やかな尾根へ。

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日が当たって雪は重くなってるかな、と思ってたけどそんなことはなく、軽くていい雪質キープ。
だがしかし、尾根上はいかんせん斜度が緩すぎる。

というわけで山頂手前まで少し登り返して、開けた沢状地形へと滑り込みます。

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ここが大当たり!
斜度はきつくもなく緩くもなく、無木立の開けた斜面で超快適。
このくらいの斜度が、うちらにはちょうど良い。

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雪質も素晴らしい♪
しっとり目のなめらかパウダーがタップリ溜まってます(^^

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ラインどりも自由自在。
これはたまらん。止まれない止まりたくない~

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後半はブナ林のツリーラン。
100m以上一気に滑っちゃいました。
いやはや、最高です♪

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滑った斜面を見上げて、満足!

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このまま滑り降りれば林道に出られるそうだし、斜面をトラバースで下れば駒形神社の上に戻れるけど、山頂直下の北斜面も滑りたい、というわけで山頂に向けて登り返し。
いやー、というか、この斜面をもう一本滑ってもいいくらいだったな。
だけどまぁ欲張らずにね。

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山頂に戻って、滑り込む北斜面を見下ろします。
50mほどの開けた斜面だけど、ここがまた素晴らしい。

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風の影響もないのか、パウダーがタップリ吹き溜まった北斜面。
浮遊感がたまらん。

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まきchinはブナ林をからめて滑ります。
稲庭岳も、木々の間が程よく空いていて気持ちよく滑れるんだよなぁ。

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ごろ太君は、開けた斜面をつないで飛ぶように滑り降りていっちゃいました。
この斜面もまた、素晴らしい雪でした!

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北斜面のオープンバーンを楽しんだ後は、駒形神社までブナ林間を滑ります。
薮もすっかり埋まって上部はうねりもなく、木立の隙間もいい感じで、しかも軽い雪質の素晴らしい斜面。
ツリーランとはかくあるべきだな。

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開けたブナ林は、どこ滑っても楽しい(^^
大満喫です。

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駒形神社に戻ってきたら、いい雪いい斜面のお礼を申し述べてから下山です。
あとはゆる~り下るのみ。

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小ピークまでほんの少しの登りは、ちょっと面倒だけどシールを付けて歩いてクリア。
小ピークでシールをはがしたら、登りのトレースとつかず離れず下って牧場を目指します。

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牧場に戻って、山頂を見上げます。
今日もありがとう!

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開けた牧場は、日射しを浴びて雪が重くなったかな、と思いきや、日が翳り気味だったこともあってか意外にもいい雪キープ。
のんびりゆったり滑り降ります。

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最後の大斜面はさすがに雪重めだったけど、ゆったりターンを刻んで美味しくいただきました♪
いろんな斜面、いろんな雪を滑れて楽しかったな~
思った以上にいい雪だったしな。

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そして林道を滑り降りて終了。
結局この日稲庭岳に入ったのはまきchin隊のみ、静かな山を満喫、でありました。
いやはや、贅沢な一日。最高でした。

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そして車を停めた所で振り返ると、日射しを浴びて輝く稲庭岳の山頂が。
あれを滑ってきたんだなぁ、と思うと感慨深い。

下山後は、すぐ近くの天台の湯の日帰り入浴へ(500円)。
空いてる温泉にのんびり浸かったら、この日も盛岡ナイトでありました(詳細は速報)。

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