2022/12/4 山梨晩秋山行・竜ヶ岳
山梨晩秋山行の2日目は、富士五湖からの山歩き。
今回は、本栖湖畔の竜ヶ岳に登ります。
12月初旬から1月初旬にかけて、富士山の山頂から朝日が昇るダイヤモンド富士が見られるとのことで、お正月は山頂大混雑だそう。
例年のこの時期に比べると、それほど冷え込みもきつくない朝。
本栖湖畔の登山者用駐車場に車を停めて出発です。
#道路を挟んだ向かい側にトイレあり。キレイ。
登山口まではしばし道路歩きか、と思いきや、キャンプ場の中を通ってちょっぴりショートカットできる道がありました。
東海自然歩道の一部だそうで。
キャンプ場は既に営業終了、トイレ等々の施設も閉鎖されてたけど、中の道を歩けるのはありがたい。
のんびり歩いてキャンプ場を通り抜けて、道路を渡って歩いていくと
急斜面の九十九折りの道は、人気の竜ヶ岳だけあって緩やかに道が切られていてすこぶる歩きやすい。
急斜面なのを忘れちゃいそうになるくらい。
やっぱり人気の山は違うなぁ。
階段も所々に登場するけど、段差は低く幅も短く、これまた登りやすい階段。
整備ばっちりです。
急斜面を登り上げて尾根上へ。
すっかり落葉して明るい雑木林の中の道は、幅も広くて超快適。
今日は風もほとんどなく、暖かくてまさに陽だまりハイク♪
木立の向こうに見えてきたのは竜ヶ岳かな。
のんびり緩やかな稜線がいい感じ(^^
稜線上の緩やかな道を歩いていくと、少し開けた広場に到着。
木立の隙間からは、青く輝く本栖湖が一望。
その向こうには、冠雪した南アルプスが連なります。
こりゃ、山頂からの展望が楽しみ(^^
富士山もこのとおり。
北西側から眺めているので思いっきり逆光だけど、それがまたシルエットになってかっこよかったりして。
さぁ、富士山もまだ雲かかってないし、南アルプス方面も晴れてるし。
展望を楽しみに山頂を目指します。
ここからしばらくは、灌木と笹の中の緩やかな尾根歩き。
正面に見上げるのは竜ヶ岳、その左奥にちょこっと見えてるのはお隣の雨ヶ岳かな。
背後に連なるのは、西湖畔の王岳、節刀ヶ岳や十二ヶ岳などの御坂山地。
その奥にはアンテナの立つ三ツ峠も見えてます。
そして斜面の向こうには、どかーんと富士山。
こんな素晴らしい展望が開けてすこぶる気持ちよい道、しかも斜度も緩やかで歩きやすいし。
こりゃ人気の山だよなぁ。
道はこんな感じ。
日影には霜柱が残っていて、さくさく踏んで歩くのもまた楽し。
そんな道をのんびり歩いていくと、物見やぐらのある石仏に到着です。
開けてて草地もあり、展望眺めながら休憩するにはもってこい。
石仏から眺める富士山はこんな感じ。
歩きながらもずーっと富士山を眺めていたわけだけど、何度眺めても飽きない。
お隣の雨ヶ岳も見えてきましたね~。
その向こうに連なるのは、天子ヶ岳や長者ヶ岳などの天子山地ですな。
今日はそっちも候補にしてたのだけど、晴れてるうちにさっくり歩いてさっくり帰ろう、と竜ヶ岳にしたのでした。
広場の片隅には、石仏を祀った祠が。
手を合わせてお詣りしたら、山頂へ向けて出発です。
石仏から見上げる斜面は、一面笹原でそこそこ斜度があるように見えたのだけど、例によって緩やかな九十九折りの道なのですこぶる歩きやすい。
この山の登山道は、ほんとどこもかしこも緩やかですな。
というわけで、富士山を眺めつつのんびりゆる~り登ります。
視界が開けて気持ちよい♪
御坂山地や足和田山も一望。
その奥に連なるのは、杓子岳のあたりかな。
その向こうには、道志山地や丹沢の山々が重なってます。
お、富士山に雲がかかり始めてきた。
あのあたりで雲ができているんだなぁ、と眺めていると見る間に雲が増えていくのもまた楽し。
九十九折りの道を150mほど登り上げると、山頂の手前では再び緩やかな道に。
足元の本栖湖を囲む山並みは蛾ヶ岳かな。
その向こうには、八ヶ岳や茅ヶ岳、前日登った曲岳がずら~り。
なるほど、曲岳ってあんな感じに尖って見えるんだな、と眺めるのもまた面白い。
前日は見えなかった奥秩父の山並みも、今日はキレイに見えてます。
御坂山地や道志山地の山並みを背に、気持ちよく開けた稜線の道をのんびり登って
そして山頂からちょっと先に進んだところからは
南アルプスの山並みが一望!
これはすごい。こんなに端から端まで丸見えのところはあまりないかも。
鳳凰三山の向こうには甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳、それに連なるのは白峰三山。
北岳、先週貫ヶ岳から見た時よりも白さがなくなってる気が。。。
白峰三山に続くのは、塩見岳と蝙蝠岳。
手前の白峰南嶺もいいですねぇ、あれが笹山、白河内岳はあの辺かな、伝付峠はあれかな、と目で辿るのも楽し。
南嶺の向こうに聳える荒川岳や赤石岳、聖岳はさすがにかなり白い。
南アルプスはここ最近ずーっと眺めるだけだけど、それでもこうやってずら~り連なるのを眺めるのはほんと楽しい。
こちら側には全然人が来ないのを幸い、大展望をのんびり満喫して至福のひとときを過ごしちゃいました。
お隣の雨ヶ岳へと続く道は、ちょっと笹薮が濃いらしい。
何組か歩いていく方もおられましたが、まきchin隊は今日はここまで。
山頂に戻ると、山頂広場では何組も休憩中。
まきchin隊もちょこっと腹ごしらえ休憩したら、さっくり下山開始です。
続々と登ってくる方たちとすれ違いつつ、笹原の中の道をのんびりゆる~り。
道は広めに刈払いされてるので、すれ違いも楽ちん。
正面に眺める富士山は、山頂付近に雲かかってきましたねぇ。。。
今日は、刻一刻と変わる富士山を眺めながら歩いてる気がする。
山頂付近をよく見ると、笠雲のようになってるような?
雲の形も刻一刻と変わって、眺めてると飽きません(^^
のんびり歩いていくと、尾根上の石仏ルートと斜面を下る道との分岐に到着。
行きは展望の良い石仏ルートを歩いたので、帰りは斜面を下る道へ。
そしてこちらの道は、雑木林の中の急斜面を九十九折りに下る道。
石仏ルートよりはちょっと急だけど、歩きやすく階段も整備されていてさすが竜ヶ岳。
この道は下りに使う人が多いようだけど、登りの人とも3回ほどすれ違いました。
木立の向こうに青く輝く本栖湖を眺めつつ。
本栖湖に向けてガッツリ下っていく感じが面白い。
落ち葉をざくざく踏みつつ下る、晩秋の雑木林。
意外と巨木もあちこちにあったりして。
そんな道を下っていくと、本栖湖にそのまま下る道と、山腹を巻いて湖畔に下る周遊歩道の分岐に到着。
面白そうだから周遊歩道に行ってみるか、とそちらに行ってみると
道幅は一気に狭くなり、しかも踏み跡もかなり薄くなり。
おまけに倒木もあちこちに。
・・・こっちの道は、あまり歩いてる人いないのかも?
不安になりつつ歩いていくと、沢筋では何か所も道が寸断されてて崩壊。。。
ちょっとこれは通行止めレベルなんじゃないかな(^^;
素直に本栖湖畔に下るのが正解でした。
こんなカツラの大木があったりして、雰囲気はいいんですけどねぇ。
まぁ、ちょっとマニアック?な道を歩けたからいいか、ということで。
無事、本栖湖畔の青少年スポーツセンターの裏手に出てきたときはホッとしました。。。
というわけで、最後はちょっとアドベンチャーだったけど、そこ以外は人気の竜ヶ岳ということで登山道はバッチリ整備されていてとっても歩きやすかった。
登りに使った石仏ルートからはほぼずっと富士山大展望だし、山頂(のちょっと先)からは南アルプスもずらりと一望で。
こんなに素晴らしい展望の山だったんだな。
いい山でした♪
そしてこの日は、お風呂も腹ごしらえも省略して、渋滞始まる前の高速でさっくり帰宅。
土日とも短時間の山歩きではありましたが、山梨晩秋山歩きを満喫した2日間でありました。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/10/14 東北紅葉山歩き・焼石岳(2024.10.18)
- 2024/10/13 東北紅葉山歩き・船形山(2024.10.16)
- 2024/10/6 東北紅葉山歩き・田代岳(2024.10.10)
- 2024/10/5 東北紅葉山歩き・秋田駒ヶ岳(2024.10.08)
- 2024/9/29 要害山で武田の城跡歩き(2024.10.02)
コメント