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2022年12月21日 (水)

2022/12/18 沼津アルプス縦走

駿河湾を眺めつつ、海岸沿いの沼津アルプスを縦走。

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折からの強風に波立つ海が間近に♪

===沼津アルプス===
2022/12/18(日):多比(6:50)~多比口峠(7:40)~▲大平山(7:55-8:00)~多比口峠(8:05)~多比峠(8:45)~▲鷲頭山(9:00-9:10)~▲小鷲頭山(9:15-9:20)~志下峠(9:45)~▲志下山(10:05-10:10)~志下坂峠(10:15)~▲徳倉山(11:00-11:15)~▲横山(11:55)~八重垣峠(12:15)~香貫山展望台(12:55-13:10)~▲香貫山(13:15)~黒瀬(13:35)
歩行距離:11km
累積登高:1,130m
累積下降:1,150m
======

この週末は超冬型気圧配置で日本海側や東北方面は大雪。
土曜は太平洋側もお天気イマイチにつき、のんびり静岡観光(詳細は速報)。
日曜は朝から好天、でもかなりの強風、もとい暴風。
前日の雨は高い所では雪になっているだろうし、こんな日は低山歩きがよかろ、というわけで、伊豆半島の付け根に連なる沼津アルプス(静浦山地)へ。
今年もアルプス縦走できなかったけど、一年の最後に沼津アルプス縦走です♪

沼津アルプスとは、沼津市街の南側の海沿いに連なる七山七峠の総称だとか。
途中の峠から一部分のみ歩くこともできて、展望も良く、四季を通じて(主に秋~5月)歩かれているそう。
今回は南から北まで一気に縦走、登山口や下山口へのアクセスはバスを使って歩きます!

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出発は、沼津アルプス南端の起点、多比(たび)から。
沼津駅周辺のコインパーキングに車を停めてバスで向かい、多比のバス停を降りて少し歩いたところに登山口標識がありました。
わかりやすい案内図付き(^^

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多比の集落の中を、山に向けて登ります。
こういうとこが里山って感じで好きだな(^^

集落を抜けたところには簡易トイレもあり。
歩く人は結構多いんだな。
こうやってトイレ整備されていると、すっごくありがたい。

トイレを過ぎると、道はミカン畑の中へ。
斜面にへばりつくような畑の中の道を登っていくと、三叉路に沼津アルプスの標識が出てきました。

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ここから先、要所要所にこの標識が立ってます。
ちなみに「沼津アルプス」と大きく書いてある標識は、沼津アルプスの形を模していて、香貫山から大平山までずらり山並みが連なってます(^^
一番下の丸い標識は、色で現在地を表しているみたい。
ここは白なので、沼津アルプス標識で言うと右端の白エリアですな(山並みの絵の下に白、黄色、赤の細い帯あり。赤は色あせてるけど)。
芸が細かいぞ。

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右手に見上げるのは鷲頭山かな。山頂はその奥だろうな。
朝日を浴びて明るく輝く山を見上げていると、ウキウキしますね(^^

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三叉路を過ぎてからも、しばらく舗装路は続きます。
道の両側には作業小屋の跡や畑の跡が所々にあり、以前はここまで人が住んでたのかな、なんて思いつつ。

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登山口から標高差で150mほど舗装路を登っていくと、道はようやく登山道に。
日が射しこんで明るい木立の中を登り上げていくと

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稜線上の多比口峠に到着です。
ここから稜線歩きの道が始まります!

さぁ、稜線辿って北へ!・・・の前に、まずは大平山に寄り道。
多比から登ると、沼津アルプス南端の大平山には寄り道することになるけど、縦走するならここは外せない。

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大平山への道は、岩がごつごつと出ていて木の根が絡まりあっていて、なかなか険しい急坂。
前日の雨で湿った落ち葉や木の根が滑りやすくなっているので、足元に気を付けつつ登っていくと

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木立に囲まれた広い山頂の大平山(おおべらやま)に到着。
沼津アルプス南端の山ですが、ここから更に東に連なる山並みは奥沼津アルプスと呼ばれているそうで。
鎖場やハシゴが続くなかなか険しい道、ということで今回は沼津アルプスのみ歩きます。

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大平山を後にして多比口峠に戻ると、ここから多比峠まではアップダウンの多い稜線を歩きます。
両側急斜面の狭い稜線は、岩がちで、しかも木の根がびっしり張り巡らされていてなかなか壮観。
稜線を埋め尽くすかのような勢いで生えているこの木々は、北限のウバメガシだそうで。
多比口峠の標識には「沼津アルプスハイライトのウバメガシ岩尾根」って書いてあったっけな。

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狭い岩尾根に張り付くように根を張り巡らせたウバメガシの木々。
ちょっとおどろおどろしい感じもしつつ。
そしてアップダウン多く、岩場も多く、なかなか厳しい。

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大きな岩を回り込んだり、ちょっとよじ登ったり、という箇所もあちこちに。
礫岩や層になっている岩も多く、いかにもこれは海底から隆起してできた地形なんだなぁ、という感じ。
ブラタモリ気分も味わえます(^^

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だけど、キビシイだけじゃないのがいいところ。
海岸線からすぐの山ということで、左手の木立の隙間からは駿河湾がお目見え♪
海を眺めながら歩く山って、なんだかいいよね。

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右手には三島や御殿場の街並み。
その奥に連なるのは、不老山や三国山、御正体山などなど、西丹沢や道志の山並み。
前日の雨は山の上では雪だったのか、軒並み冠雪していてびっくり。

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富士山もどかーんとお目見え。
今日は風がかなり強いから、富士山には雲かかってるだろうなぁ、と思っていたのだけど、雲少な目でこれまたびっくり。
これは意外と展望も楽しめそう(^^

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というわけで、展望を楽しみにウバメガシと岩の稜線を辿ります。
細くうねったウバメガシが、なんだか魔女の森みたい(^^;

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岩に彫り込まれた階段もあったりして。
古くから歩かれている道なんだろうな。

稜線の道は強風吹き抜けて寒いかな、と思っていたけど、みっしり生えた木立のおかげで強風はそれほどでもなく(でも寒いし風の音がものすごい)。
こんなアップダウンの道を辿っていくと

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大岩を回り込んで下ったところで多比峠に出てきました。
ここから100mを一登りで、沼津アルプス最高峰の鷲頭山です。

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そしてその一登りの道は、ロープのかかる急坂。
しかも足元ぬかるんでいて落ち葉も積もっていて、かなり滑る。
ちょちょいと一登りと思いきや、結構手ごわいぞ。

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高度を上げていくと、背後には今歩いてきた稜線と大平山が。
こうやって見ると意外と急なアップダウンだったんだな、と思いつつ、ぐい~っと登り上げていくと

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山頂手前で立派な石灯籠が登場。
何やら由緒ありげな感じ。

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石灯籠を過ぎた先が、鷲頭山(わしずやま)山頂です。
沼津アルプス最高峰(標高392m)。

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山頂広場の片隅には、鷲頭神社の石の祠がありました。
江戸時代に、干ばつや水害の難を治め五穀豊穣を祈って祀られたそう。
山頂手前の石灯籠が由緒ありげだったのも、そういうわけだったんだな。

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鷲頭山を過ぎると、ロープのかかる急坂を50mほど急降下。
いったん斜度が緩やかになると

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小鷲頭山手前で、平重衡(清盛の五男)終焉切腹之場に出てきました。
一ノ谷合戦に敗れた後、捕らえられた平重衡が伊豆に送られた後、いろいろあって源氏の追手を逃れて隠れていたのが小鷲頭山、そして最終的にはここで切腹したという言い伝えがあるそう。

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切腹之場を過ぎるとすぐに、小鷲頭山山頂に到着です。

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ここは結構いい眺め♪
木立に隠れてしまっているけど、山頂直下は旧沼津御用邸。
その先に弓なりに伸びる海岸線が美しい(^^
海の奥に連なる山並みは、篠井山や七面山、安倍奥東山稜の安倍峠や大光山、十枚山。
あちらもすっかり冠雪してますねぇ。そして割と最近歩いた山々なので、なんだか親近感もって眺めちゃう。
その奥には南アルプス南部の山並みが連なっているはずだけど、今日はさすがに雲かかっていて見えず。

鷲頭山よりも小鷲頭山のほうが展望良かったです(^^

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さて、ではまたここから志下峠に向けて急降下。
ロープがかかってかなりの急坂、そして例によって足元は湿った落ち葉と岩と土がずるずる滑る。。。
いや、なかなかの道が続くな。

そんな急坂をずるずると一気に100mほど下ると

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中将宮の岩窟に到着です。
小鷲頭山の山頂で切腹した中将さんこと平重衡は、ここに隠れ住んでいたそう。
中将さんが潜んでいた岩窟には、今は阿弥陀如来像が祀られていました。

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中将宮から先は尾根を巻いて緩やかに下って、志下峠(しげとうげ)に到着。
丸標識の色は黄色、ようやくアルプス中盤の黄色エリアに入りました。
志下峠から徳倉山の先の横山峠までが黄色エリアみたい。

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この志下峠には、ぼたもち岩なる大きな岩が。
確かに岩肌がつぶつぶしていて、つぶあんに包まれたぼたもちみたい。
美味しそう♪

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志下峠から志下坂峠までは、しばらく穏やかにアップダウンを繰り返す道が続きます。
足元は相変わらずちょっと岩っぽいけど、明るく緩やかで歩きやすい道。
ここまで険しい岩尾根や急坂続きだったので、ようやく心穏やかに歩ける道にホッと一息。

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木立の向こうに、鷲頭山や小鷲頭山を仰ぎ見つつ。

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のんびり歩いていくと、木立が開けた展望地に出てきました。
眺めはすこぶるいいけど、爆風がまともに吹き付けてきて立っていられない!
久々に耐風姿勢取っちゃいました(笑)

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その名も"き★らら展望台"。
伊豆半島や煌めく沼津湾が一望。
稜線上の風もすごいけど、海上の風もすごいようで、海面一面に白波が立っていてなかなか壮観。

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振り返ると、鷲頭山と小鷲頭山が聳えてます。
さすが急坂続きの山だけあって、なかなかの聳えっぷり。

いやぁいい景色だなぁ、なんてのんきに眺めていたら、なんとごろ太君のニット帽が爆風で飛ばされるというハプニング!
ニット帽って風で飛ぶんだ。。なんかコントみたいで大笑い。
完全に吹き飛ばされて、しかも飛ばされた先は崖になっていたので、残念ながら帽子の回収は断念。
お気に入りのニット帽だったようで、ごろ太君がっかりしてました。。。

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気を取り直して、まきchinの控えのニット帽をかぶって縦走続行。
背後に広がる駿河湾と伊豆半島、麓の集落の景色に、傷心のごろ太君も癒されます。

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爆風に煽られつつ稜線上を歩いて、志下山(しげやま)に到着です。
ここは海側の木立が開けていて、沼津アルプスの中では一番海に近い感じ。

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山頂からは、こんな景色が広がります!
海辺の山ならではの景色ですな。
堤防に打ち寄せる波や白波立つ海面を眺めていると、時がたつのを忘れちゃう。

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志下山から先も、こんな感じで穏やかな道。
のんびり景色を楽しみながら歩きたい道だけど、風が強すぎてのんびりできないのが残念。
穏やかな天気の日だったら、ここらでかなり時間使っちゃいそうです。

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前方の稜線の先には富士山が。
山頂部には雲がかかっているけど、ちょっぴり山頂が顔を出してますね~。

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富士山の左手には、天子山地最高峰の毛無山。
もうすっかり雪山ですな。

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そんな道をのんびり歩いていくと、志下坂峠に到着です。
ちょうどこの辺が全体の中間地点かしら。
後半戦も頑張っていきましょー!

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志下坂峠からは、少し岩がちな急坂を100mほどぐい~っと登ります。
岩が階段のようになっていて歩きやすい道を登っていくと

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千金岩の見晴場に到着。
視界が開けた見晴場からの景色は

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このとおり!
何度眺めても素晴らしい、駿河湾の景色。
山を歩いているのにこんなに何度も海を眺めてるだなんて、なんだか面白いですな。

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歩いてきた鷲頭山も黒々と聳えてます。
海からそのままぐい~っと立ち上がっている山なんだな。

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展望台を過ぎると、徳倉山南尾根の緩やかな象の背をのんびり歩きます。
象の背というだけあって、常緑樹多めな木立の中の穏やかな尾根道がなかなか気持ちよい。
さきほどの志下峠~志下坂峠間と、この象の背~徳倉山間は、沼津アルプス中盤にしてとってものんびりした雰囲気で、癒される。

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シダ?苔?な小さな葉っぱに一面覆われた大木があったり。

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馬頭観音の石碑があったり。
なんと江戸時代のものだそう。

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そうかと思えば、太平洋戦争末期の機関銃座や対空壕の跡もあったりして。
途中にあった広場は、戦時中はここで芋を作っていた、なんて看板もあり。

いろんな自然や歴史を感じつつ、のんびり歩いていくと

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徳倉山(とくらやま)に到着です。
広い山頂では何組か休憩中。
この徳倉山周辺だけ歩いている人も多いようで、徳倉山前後は結構人多め。

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木立の隙間からは富士山が。
ってか、強風に煽られて空中に舞飛ぶ木の葉がすごいんですけど(笑)

それでもしゃがめばいくらか風を避けられる、というわけで、陽だまりの草地に座ってしばし一休みしたら出発です。

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徳倉山の下りも、鎖のかかるかなりの急坂。
段差も大きく、足元湿って滑りやすい所も多く、かなり手ごわい。
登ってくる人達みんな息を切らしていて、さもありなん。

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そんな急坂を横山峠まで200mほど一気に下ると、再び100mほど登り返し。
いやほんと、急坂続きですな。
木の根が階段のようにからまりあった道を登って

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横山に到着です。
丸標識の色は赤、ここからはいよいよ沼津アルプス終盤!

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横山からは再びロープのかかる急坂な道を一気に下って

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車道に出てきて八重坂峠に到着です。
ここでいったん車道沿いに歩いていくと

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すぐに香貫山登山道入口に到着。
道路を渡って、ここから再び山道へ。

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・・・と思いきや、少し山道歩いたら再び舗装路に。
香貫山への登りは半分以上が舗装路歩きで、ちょっと拍子抜け。

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道路を歩きつつ振り返ると、歩いてきた横山、徳倉山、志下山がずら~り。
歩いてきた山々を眺めるって、なかなかいいですな(^^

2022121864
纏リスも登場。
あんまり可愛くないぞ(笑)

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そして香貫山へ向けて最後の100mくらいは、キレイに整備された公園緑地?の中の階段をのんびり登ります。
草地の斜面に、桜や椿がたくさん植えられていて、春はお花見ができそうな感じ。

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陽だまりの中の椿の木々には、椿が咲き始めてました。
赤と白と黄色の鮮やかな花を見ると、なんだかホッとする。

そんな道をのんびり歩いていくと、香貫山山頂部に広がる香貫山公園に到着。
まずは展望を楽しもう、と山頂をスルーして展望台へ。

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思った以上に立派な展望台。
早速階段登って上に上がると

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沼津の街並みの向こうには富士山!
なんともグッドタイミングなことに、山頂にかかっていた雲もすっきり晴れてくれてました。
手前の山並みは愛鷹山かな、こちらも山頂部は白くなってますね~。

2022121869
富士山の右手には箱根連山。
その奥は丹沢の山並み。
箱根や丹沢がこんなに近いんだな(当たり前ですが)。

2022121870
富士山の左手には天子山塊と安倍奥東山稜。
安倍奥って、静岡東部からこんなによく見えるのか。

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もちろん駿河湾も一望。
この弓なりの浜がなんとも美しい。

2022121872
輝く駿河湾の向こうには伊豆半島。
今年は伊豆半島入口の山を歩いたので、来年のこの時期は伊豆半島の中の山も歩きたい。

2022121873
歩いてきた沼津アルプス。徳倉山、志下山、鷲頭山と連なってます。
最初に登った大平山は、徳倉山の陰になっているらしい。

2022121874
ぐるりと眺めて戻ってきました、富士山。やはり大迫力。
前日結構雪が降ったはずだけど、意外と黒々して見えるのは、風で雪が吹き飛ばされちゃったのかな。
今山頂付近に行ったら、木っ端みじんになって吹き飛ばされるんだろうなぁ。

展望台の上はかなり風が強くて寒かったけど、ぐるり景色を楽しめて満足。

2022121875
景色を楽しんだ後は、いよいよ最後の一座、香貫山へ。
展望台から戻って少し登ると

2022121876
香貫山(かぬきやま)の山頂に到着です。
大きなアンテナ?レーダー?が立っていて、木立に囲まれて展望のない山頂でした。
フィナーレにしては、なんだかそっけない山頂(笑)
でもまぁ、展望台からの景色が素晴らしかったのでヨシってことで。

2022121877
香貫山山頂を過ぎたら、あとは黒瀬のバス停に向けて下るのみ。
途中の香陵台までは、歩きやすく階段がつけられた道を下ります。
道はいくつも分岐していて、いろいろ歩けるようになってました。
トレランの人も結構いて、地元の方に親しまれている山なんだなぁ、と思いつつ。

2022121878
香陵台まで下ってくると、再び富士山の展望が開けます!
この香陵台には駐車場もあり、ここに車を停めて歩く人も多いようで。

2022121879
香陵台からは再び山道を7分ほど下り、最後は道路に下ってきて終了。
うまい具合に黒瀬から沼津駅に行くバスにもすぐ乗れて、無事周回完了です。

最高峰の鷲頭山でも標高392mと、標高低い山並みが連なる沼津アルプス。
ですが稜線上の道は岩場も多く、ロープや鎖のかかる急坂も多く、アップダウンも多く結構手ごわい道でした。
それでも稜線上からは駿河湾を間近に眺め、富士山や箱根、丹沢、安倍奥の山並みもずらりと眺めることができて、なかなかの好展望。
この時期に縦走で歩く人や、一部のみ歩く人も多いと見えて、すれ違う人も意外と多く、人気の沼津アルプスでありました。
縦走で歩くのは、やっぱり楽しいですね♪
沼津アルプス、歩きごたえもあり、かなり楽しかった!

下山後は、沼津港の"沼津かねはち"で新鮮な魚介に舌鼓♪(詳細は速報
その後は三島極楽湯(900円)でお風呂に浸かってから帰宅、でありました。

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コメント

お疲れ様です
いいコースですね
多方向からの富士山素敵です
私は西の方なので、富士山にお目にかかれるのは
本当に年に1,2回あればいい方です
これから雪山シーズン楽しみましょう。

投稿: たむ | 2022年12月25日 (日) 20時19分

たむさん>
はい、海も山も見えて、楽しいコースでした!
富士山が見えると嬉しくなりますよね。

これからはいよいよ雪山シーズン、気を付けて楽しみましょう。

投稿: まきchin | 2022年12月26日 (月) 19時22分

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