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2022年11月 2日 (水)

2022/10/29 岩手紅葉山行・遠島山

岩手沿岸北部、久慈市の遠島山へ。

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山麓は素晴らしい紅葉!

===遠島山(とおじまやま)===
2022/10/29(土):遠島山荘(7:50)~▲遠島山(9:20-9:45)~遠島山荘(10:50)
歩行距離:4.9km
累積登高:470m
累積下降:470m
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紅葉もそろそろ終盤な今日この頃。
今年はなかなかドンピシャな紅葉楽しめてないけど、そろそろ山麓~山腹の紅葉を楽しめる時期、ということで、この週末はブナ林の紅葉狙い。
そんな時期に歩こう、と計画を温めていた、岩手北部の久慈市と岩泉町の境に聳える遠島山へ向かいます。

登山口は、県指定の天然記念物の鍾乳洞、内間木洞の前からスタート(ここが一合目)。
でも、ここから林道を辿って、四合目手前の遠島山荘まで車で行けるとのことなので、今回はそこまで車で入っちゃって楽々登山です。

内間木洞から先は、未舗装の狭い林道で斜度も割とキツく、路面が荒れている箇所もあり。
四駆じゃないと厳しそうな道を走っていくと、遠島山荘に到着です。
#道が崩れて通れないこともあるそうなので、登山口から歩くのが無難かも。

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山荘の前はかなり広い草地になっていて、幕営も可。
#水場は小屋の裏、トイレは小屋の中(土足厳禁!)にあり。

この遠島山荘は、薪ストーブや囲炉裏、流しまで付いてるとってもキレイな2階建ての小屋。
午後に登って小屋に泊まったり、逆に前日小屋泊して翌朝にのんびり登ったり、という人も多いそう。
いいな~、泊まりたい!

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なんて言いつつ、出発。この日はまきchin隊が一番乗り。
そして内間木洞からの林道沿いもかなり紅葉してたけど、小屋からの道も紅葉が素晴らしい!

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小屋から少し林道を辿り、標識に従って山道へ。
控え目な矢印の標識が、手作り感満載でなんだか可愛らしい。

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紅葉のトンネル♪
ごろ太君が小人のように見える(^^

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道沿いには、クマよけの缶カラもぶら下がってます。
もちろん、ガンガンと打ち鳴らしてクマよけ祈願。

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のんびりと歩いていくと、すぐに四合目の竜ヶ平に到着。
大きなミズナラの木が迎えてくれました。

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竜ヶ平付近の紅葉は終盤、ということで、足元には落ち葉がタップリ積もってふっかふか。
ざくざく落ち葉を踏みながら歩くのが、なんとも楽しい♪
一足ごとに落ち葉の香ばしい香りが漂ってくるのもいい感じ。

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ブナやミズナラ、カラマツの混生林は、あまり下草もなく見通し良好。
なんだかキレイな自然林だな。
所々に横たわる古びた倒木も、いい感じのアクセントになってます。

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年季の入った切り株も。
苔むしっぷりもなかなかのもんですな。

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穏やかな竜ヶ平を過ぎると、やや斜度を増した道を登ります。
とは言っても段差もほとんどなく歩きやすい道、落ち葉踏みつつ登っていくと

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五合目に到着。
紅葉は四合目までがピーク、そこから急速に終盤になって、五合目はほぼ終了、な感じ。

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五合目から六合目までは、カラマツやシラカバの多い道。
広葉樹の紅葉はほぼ終了してたけど、カラマツは黄金色の黄葉が残っていて、そんな明るい林の中をのんびり歩きます。

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そして六合目を過ぎると、立派なブナ林の中へ。
ブナ大木がゲートのように聳えてて、まるで登山者を迎えてくれてるみたい♪

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存在感ありまくりなブナ大木に、思わず足を停めて見入っちゃう。
いや、すごいな。

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落葉したおかげでごつごつとした幹や梢があらわになったブナ大木は、それだけでもう迫力満点。
こんな大木があちこちににょきにょき立っていて、ちょっとびっくり。
こんな沿岸近くに、こんなすごいブナ林があったとは。

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ブナ大木の梢を見上げます。
晩秋のブナの梢がまるで毛細血管のように広がっていて、面白い景色(^^

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ブナ林の中の山歩きは、どの季節でもほんと癒される。
芽吹きの頃、新緑の頃、盛夏の緑、秋の紅葉、落葉の晩秋、そして積雪期。
ここもいつ歩いても楽しいだろうなぁ、と思いつつのんびり登っていくと

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八合目に到着。
ここから先は木立の背丈も低くなり、イチイやシャクナゲなどの灌木混じりの道を歩きます。
いよいよ山頂が近くなってきた雰囲気満点。

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足元には、数日前に降った雪も登場。
木立を吹き抜ける風も冷たく、晩秋というよりも初冬な感じの木立の中をゆる~り歩いて

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遠島山山頂に到着。
山頂は少し開けた広場になっていて、三角点や小さな石の祠もありました。

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山頂は木立に囲まれていたけど、東側は開けていて展望良し。
遠くに見えている海は久慈の海かな。

山頂から南へと続く道を辿っていくと、南側と西側が開けた展望台に到着。

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南側には、穴目ヶ岳や堺ノ神岳、峠ノ神山など、北上高地の山並みが連なります。

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南西側には、早池峰や姫神山。
この更に右には、天気よければ岩手山も見えるらしい。

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姫神山、アップ。
その手前に見える風車は、葛巻の風力発電かしらん。
最近はあちこちに風力発電ができてるんだなぁ。

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山裾の紅葉は、ちょうどカラマツ林がピークかな。
落葉が進んだ広葉樹林と、まさに黄金色のカラマツ林とのコントラストがなかなか鮮やか。

風が冷たくて結構寒かったけど、展望も楽しめて満足!
存分に景色を楽しんだら、そそくさと下山開始です。

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登ってきた道をほぼ一直線に下るのみなので、帰りは早い早い。
落ち葉ざくざく踏みつつ、明るい林の中を一気に下ってあっという間に竜ヶ平まで下ってきちゃいました。

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竜ヶ平まで下れば、あとはのんびり時間をかけて紅葉を楽しむのみ。
色とりどりの梢を見上げてみたり

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木漏れ日にキラキラ輝く葉を眺めてみたり。

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紅葉の林の中に射し込む日射しが、色の陰影を際立たせてなんだかステキ。
写真というより絵画みたい。

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朝はまだなんとなく薄暗かった四合目も、昼近くなって日が高くなるとこんな感じ。
柔らかな色合いと光がステキ♪

さぁ、そしてここから遠島山荘までは紅葉真っ盛りの道。
〆の紅葉の道を、存分に楽しみます!

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木立の隙間から仰ぎ見るお隣の小山もこのとおり。
カラマツ多めなのか、黄色が鮮やか。

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キラッキラの紅葉のトンネルをくぐって林道に出ると

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濃いオレンジ色のブナやミズナラの紅葉が素晴らしい!
この濃い色合いが見たかったんだよね~(^^
やっぱり昼近くなると、紅葉鮮やかだな。

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そんな紅葉の道を歩くごろ太君も、オレンジ色に染まってます♪

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林道がこんなに紅葉してるなら、一合目から歩いても良かったな、なんて思っちゃったりして(^^
それほどに素晴らしい紅葉です。

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ブナやミズナラだけでなく、カラマツも混ざっているので、紅葉も様々な色が混ざっていて面白い。
そこに木々の白い幹が映えて、これまた良き♪

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この日の山歩きの〆はこんな鮮やかな道でした。
素晴らしい紅葉を満喫です。

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夢見心地で遠島山荘に戻って、この日は終了。
山中で出会ったのは単独の方お二人のみ、静かな紅葉山歩きでありました。

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下山後、平庭高原へと向かう道沿いにもこんな紅葉が広がってました。
手前の草原は牧場かな、放牧されている牛がのんびりまったり草を食んでたり。

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麓は、ちょうど広葉樹の紅葉がまっさかり。
立ち寄った平庭山荘も、紅葉狩りの人たちでそこそこ賑わってました。
(平庭山荘の"レストランやまぼうし"でジンギスカン定食、そして日帰り入浴にも立ち寄り。詳細は速報へ)

そしてこの日は、翌日に備えてちょっと南下して、道の駅花巻西南で車中泊です。

> 10/30 仙人山へ

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