2022/8/20 福島お花見山行・天狗山
お盆から引き続き、この週末も北陸中心に不安定な天気。
どこに行こうかいろいろ迷いましたが、わずかな晴れ間を狙って福島・白河市の里山、天狗山へ。
早春にはカタクリなどの花々が咲き乱れるという天狗山ですが、この時期はレンゲショウマの群落に出会えるとのことで、午前中にさっくりお花見山行です。
登山口には、100台くらいは停められそうな広大な駐車場。
短時間で歩けるということもあってか、早朝はまきchin隊以外の車はなし。
#簡易トイレあり
登山口には、立派な案内看板も立ってます。
花畑コースや登山コース、その他にも尾根コースなど、いろんなルートが整備されているようで。
今回はお花見山行なので、お花畑コース&山頂往復でのんびり歩きます。
というわけで、誰もいない静かな山へ、出発。
お花見山行は、人が少ない早朝出発に限りますな(^^
歩き始めは、さらさらと流れる沢沿いの道をゆる~りと。
春にはカタクリやニリンソウ、キクザキイチゲがいっぱい咲いているそう。
フシグロセンノウ、ツルボ、ツユクサ、ツリガネニンジン
この時期もいろいろ咲いてます♪
特にフシグロセンノウは、緑の中にひときわ鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていて、遠くからでもよく目立つ(^^
沢沿いの道には、こんなししおどしもあり。
林の中に、カコーンと風流な音を響かせてました(笑)
遊び心たっぷり(^^
何度か沢を横切りつつ歩いていくと、いったん沢を離れて明るい雑木林の中へ。
オクモミジハグマ、オトコエシ、ヤマジノホトトギス、ツルリンドウ
夏休みに福井や富山の里山で見た花々が、ここにもいっぱい!
どの山でも、同じ季節には同じような花が咲いてるって、当たり前のようでいてなんだかすごいな。
のんびり歩いていくと、出会いの鐘が。
ガランガランと打ち鳴らして先へと進みます。
出会いの鐘を過ぎると、再び沢沿いの道へ。
しっとり穏やかな道を歩いていくと
レンゲショウマの群落が登場!
沢沿いの斜面に、白くて大きな花がうつむき加減にいくつも咲いてます。
まん丸な蕾もまだたくさん、そして咲いたばかりのレンゲショウマもいっぱい♪
白い透き通った花がいくつもついていて、重そうにしなってます。
こんなにたくさん咲いてるのは初めて見たかも。
レンゲショウマを間近に見ながら歩けるように、群落をロープで保護した上で遊歩道が整備されてました。
これなら踏み荒らされることもなさそう(^^
ほの暗い林の中に、透明感ある白い花がいくつも咲いている様は、なんとも幽玄で涼し気で可愛らしい。
花びらを縁どる紫色も雅な感じ。
花びらが少し茶色くなってるのは、つぼみの名残なのか、それとも終わり間近なのか・・?
早朝で誰もいないのを幸い、心ゆくまでゆっくりと花を眺めちゃいました。
眼福ですな。
さて、ではレンゲショウマの群落を後にして、天狗山の山頂を目指します。
沢沿いの道を離れて登っていくと、"天狗の庭"なる広場には、天狗さんを呼び出す板木がありました。
傍らに立つ看板には、"天狗さんは全国を飛び回って忙しく、いつも留守をしているけど悪しからず"との但し書きが(笑)
確かに、板木を打ち鳴らしてみたけど天狗さんは現れず。
天狗の庭から雑木林の中をゆる~り歩き、天狗の清水なる湧き水を過ぎると、階段混じりのやや急な道に。
細かく九十九折りに一登りで
尾根上の道に出てきました。
風が通って涼しい道を辿っていくとほどなく
天狗山山頂に到着。
立派な山頂標識と登山者ノートの入ったポスト、そして三等三角点がありました。
山頂の木立の隙間からは、那須連山がずら~り一望。
白河から那須って、こんなに近いんだな。
山頂の少し先には、北~東側が開けた展望地が。
眼下には里山ならではの景色が広がります。
スッキリ晴れていれば、遠方には大滝根山など阿武隈の山々や霊山、安達太良山が見えるそうだけど、この日は靄&雲であまりよく見えず。
秋から春にかけては景色もキレイに見えるかも。
それでも、スカッと開けてなかなか気持ちのよい展望でありました。
さて、では下山開始。
シラヤマギク、ツリフネソウ、キンミズヒキ、ボタンヅル
沢沿いの道はアブが多くて煩わしいけど、花もいろいろ咲いていて和みます。
こんな怪しげな赤い実も!
ごろ太君は、これ食べれるかなぁ、と(笑)
・・・あとで調べたら、ツチアケビというみたい。
アケビとは全く別の種類で、食べ物というよりは薬用や漢方として使われるようです。
のんびり歩いていくと、またまたレンゲショウマ登場♪
先ほどの群落には及ばないけど、ここもいくつも花が咲いてます(^^
それにしても、この花の涼やかさにはほんと癒されますね。
最後まで楽しませてくれたレンゲショウマの道でありました。
駐車場に戻ってきたら、登山道を管理されている方たちが、駐車場に建つ小屋を整備中。
他にも登山者の車が数台停まっていて、これから賑やかになりそうな感じでありましたが、この日山中で出会ったのは1~2組のみ。
静かな早朝の山をのんびり歩けて、レンゲショウマも心行くまでタップリ眺めることができたので良かった♪
すたすた歩けば1時間半ほどの道のりを、倍くらいかけてのんびり歩いて満喫です。
早春の花の時期、秋の紅葉、冬の陽だまりハイクも楽しそうな天狗山でありました。
下山後は、近くの白河小峰城に寄り道してから、二本松の"麵処 若武者"でラーメンに舌鼓(詳細は速報)。
ドライブがてら、安達太良山の"あだたら山奥岳の湯"の日帰り入浴(650円→JAF割で600円)にのんびり浸かったら、翌日のお花見山行に備えて北上、道の駅室根で車中泊です。
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