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2022年8月18日 (木)

2022/8/15 北陸の山歩き・銀杏峰

福井県大野市の銀杏峰へ。

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ガス多めの生憎なお天気でしたが、種々の花々に癒されました♪

===銀杏峰(げなんぽ)===
2022/8/15(月):小葉谷登山口(6:30)~▲銀杏峰(8:45-9:00)~小葉谷登山口(10:35)
歩行距離:4.8km
累積登高:690m
累積下降:690m
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まきchin隊の北陸夏休み(8/11-16:詳細は速報)。
なんとかお天気もちそうなこの日は、福井県大野市西南部の銀杏峰(げなんぽ)に登ります。
この難読山名にかなり興味をそそられる!

四季を通じて地元の方に愛されているお山、7月にはオオヤマレンゲが咲くなど花いっぱいでもあるそうで。
晴れていれば、山頂からは荒島岳や白山が一望だそうだけど、まぁこの日は展望は無理かな。
登山口はいくつかあるみたいですが、今回は一番短距離の小葉谷登山口からの往復です。

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登山口の一つ、宝慶寺いこいの森(休業中)から林道を上がっていくと、小葉谷登山口に到着。
登山口の道路挟んだ向かい側の駐車スペースに車を停めて出発です。
#トイレなし。10台くらい駐車可能。林道は、工事の為ここで通行止めになってました。

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鳥居をくぐって登山道へ。
ちょっと可愛らしい鳥居ですな。

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鳥居をくぐってしばらくは緩やかな道でしたが、すぐに急坂に突入。
朝イチの急坂、しかも朝イチだけど既に暑く、早速汗が吹き出します。

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クサギ、ホツツジ
2日前に歩いた取立山に続き、ここもホツツジがいっぱい咲いてます♪
白い小さな線香花火みたいで可愛い(^^

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100mほど急坂を登り上げていくと、未舗装の林道に出てきました。
車を停めた所から更に進んでいくと、ここに出てくるみたい(この時は、登山口から先は通行止めでしたが)。

林道を左に進むと、すぐに登山道があり再びそこから山中へ。

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少し登ったところには鉱山跡の石垣がありました。
銀杏峰の「銀」は、昔ここに銀鉱山があったことが由来となっているという話もあるそうで。

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石垣を過ぎると、山頂台地まではひたすら尾根上の急坂を登ります。
斜度が緩やかになるところは全くなく、ひたすら直登!な勇ましい道。
こういう道、嫌いじゃないな。

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木の根や岩が絡み合って階段状になっている道には、所々ロープもかかってます。
いやはや、急だなぁ。。。
登山口からのこの急坂っぷりは、朝日や飯豊を彷彿とさせるような。

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ツルリンドウ、ヤマジノホトトギス、オクモミジハグマ、カニコウモリ
汗だくで登る道の足元には、こんなお花たち。
特にオクモミジハグマ(クルマバハグマも結構咲いてた)の群落があちこちにあり、このひょろひょろした花びらがなんだか面白くて何度も足を停めて見入っちゃいました(^^

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急坂続きにコッテリ絞られる道ですが、ブナ主体の雑木林はとってもキレイ。
これ、芽吹きの頃や紅葉期も相当キレイだろうなぁ。

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"ブナの木"なる看板がつけられた、大きなブナも。
ここらあたりで、所々で木立が開けて背後の展望が望めるように。

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振り返ると、天空の城・越前大野城近くの飯降山が雲海に浮かんでます。
山間にたなびく雲がいい感じ。

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ぐい~っと登り上げていくと、標高1,200m地点にこんな標識が登場。
此より急登要注意って、ここまでは急登じゃなかったのね。。。

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若干がっくりしつつも、気を取り直して急登に取りつきます。
確かに斜度は増した気がする。
しかも足元ザレ気味で滑りやすい。登りはいいけど下りは足元注意だな。
そして相変わらず吹き出す汗で全身びっしょり、こんなに汗かいたの久しぶり。

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オトコエシ、ソバナ、シロヨメナ、クサボタン
花もいろいろ咲いてます♪
頭上の木立が少し開けた所にぶわーっと密集して咲いてて、癒される(^^

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この辺りは雪も多いのかな、曲がりくねった幹の木立も多い。

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ノリウツギ、オオカメノキ
もさもさ咲いている花もあれば、いち早くたくさんの実を付けている木々もあり。
まだまだ暑いけど、だんだん秋が近づいているんだなぁ、なんて思いつつ。

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えいやぁ、と登り上げていくと、標高1,200m付近でガスの中へ。
ぎりぎりガスかかるかかからないかくらいかな、と思っていたのだけど、やっぱり上のほうはガスってたか。

ガスの中に入ったからといって涼しくなることはなく、むしろ湿気タップリで更にびっしょり感が増した気が(笑)
そんな道を登り上げていくと

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ようやく斜度が緩やかになり、極楽平と呼ばれる山頂台地に到着。
あとは山頂まで緩やかに歩くのみ!

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シモツケソウ、アザミ、アキノキリンソウ、オトギリソウ
開けた草原の中の道かと思いきや、山頂直前までは灌木や背丈の高い笹原の中の道。
7月にはオオヤマレンゲも咲くという極楽平、この日は晩夏の花々がいっぱい。

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回り道で歩ける道もついていたけど、寄り道せずにまっすぐ歩いていくと山頂直前の草原へ。

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オヤマソバ、アザミ、ハクサンフウロ、キンミズヒキ
地元の方が植生保護されているという草原にも、いろいろな花が咲いてます。
春先からずーっと、いろんな種類の花が入れ代わり立ち代わり咲いているようで。

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そんな道を気持ちよく歩いて、銀杏峰山頂に到着。
木枠で覆われた祠の中には、二体のお地蔵様が祀られてます。

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晴れていれば、お隣の部子山(へこさん)や荒島岳、白山が一望だそうですが。
この日はガス多めにて展望はナシ、辛うじて雲の切れ間から荒島岳を拝むことができました。
ガッスガスかと思ってたので、ほんの少しでも展望得られてよかった!

山頂はそこそこ風があり、汗とガスでぐっしょり濡れた体が冷える。。。
一息ついたら、早々に下山開始です。

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花々に見送られて、来た道をそのまま戻ります。
急坂の道なので、足元に気を付けつつではありますが下りは早い。

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しっとりした緑の林の中を一気に下って終了。
この日、途中で出会ったのは1組のみ、静かな山を満喫です。

急坂続きながら、とっても歩きやすい道でした。
花の時期はもちろん、新緑や紅葉の季節もかなりよさそう。
積雪期や残雪期に歩く方も多いそうで、確かに晴れた日に雪を踏み踏み登ったら最高だろうなぁ。
積雪期には、お隣の部子山まで尾根伝いに足を伸ばすこともできるみたい。

ここもまた、ぜひまた来たい山であります。
いいお山でした!

下山後は、道の駅越前大野荒島の郷で腹ごしらえしてから、大野市健康保養施設あっ宝んどの日帰り入浴へ(600円)。

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あっ宝んどから見上げる銀杏峰と部子山。
昼過ぎまでいれば山頂部のガスも晴れたのね(^^

温泉ですっきりサッパリしたら、翌日の山に備えて富山に移動、です。

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