2022/7/23 長野高原お花見山行・八島ヶ原湿原
山沿いは雲多め、昼から夕方にかけては不安定な天気のこの週末。
下界は暑いので、長野の高原でお花見といきましょう♪
土曜日は、霧ヶ峰の北西に広がる八島ヶ原湿原へ。
霧ヶ峰の車山周辺はニッコウキスゲ目当ての人で混むだろうし、ニッコウキスゲはもう終盤だろうから、いろんな花が楽しめそうな八島ヶ原湿原をのんびり歩きます。
八島ヶ原湿原もこの時期はかなり混む(駐車待ちの列もできる)ので、早朝行動が吉。
というわけで朝6時半にビジターセンターの駐車場に着くと、既に6割くらいは駐車場うまってました。さすが霧ヶ峰。
#駐車場は100台駐車可。キレイな水洗トイレ完備。
早速湿原へと向かうと、朝靄漂う幻想的な景色が広がってました。
霧の霧ヶ峰♪
ノリウツギ、モミジカラマツ、ホソバノキリンソウ、キバナノヤマオダマキ
反時計回りに歩く木道沿いには、早速いろんなお花たちが登場。
霧が晴れて明るくなった湿原にも、淡いピンクのハナチダケサシや、イブキトラノオ、モミジカラマツがいっぱい。
白っぽくてふわふわした花がいっぱいで、ちょっとメルヘンチックな景色(^^
カワラマツバ、キンバイソウ、ノハナショウブ、カワラナデシコ
オレンジや紫、ピンクと色とりどり、夏の花々は華やかでいいですね♪
大きなシシウドもにょきにょきと。
湿原の夏を彩る花々の中、木道を辿っていくと
ちょうど咲き始めたばかりのヤナギランが!
今回は、この花がお目当てにて(^^
鮮やかなピンク色の花は、存在感タップリ。
縦長の花穂が、あちらこちらににょきにょきと。
木道の両側に広がるヤナギランの群落。
まだ咲き始めだけどこの賑やかさ、もっと咲き進んだらすごいことになりそう。
ヤナギランの群落に夢中になっていたら、バズーカ砲みたいなカメラでカシャカシャとシャッターを切る人達が何人か。
何撮ってるのかな、とレンズの先を見てみると
黒い頭と茶色の胸が特徴的なノビタキが、ヤナギランにとまってました。
茶色のよだれかけをかけてるみたいで、可愛い(^^
(ピント合ってないですが、うちらの一眼レフではこれが限界。。)
鳥のさえずりを聞きつつ花々を眺めつつ、のんびり歩いていくと湿原南端の旧御射山に到着。
平安から元禄年間にかけて、諏訪大社下社の御狩神事の御射山祭が行われていた場所です。
湿原歩きの人たちはほとんど、旧御射山はスルーしてたけど、遺跡モノ好きなまきchin隊はもちろん寄り道です。
早速、旧御射山神社にお詣り。
四隅に建てられた柱は御柱かな、今年は御柱祭の年だったからか、柱が新しくなっている気がする。
神社の周りには、階段状の斜面が広がります。
御射山祭では、鎌倉時代には信濃や甲州、鎌倉の豪族がここに桟敷を設けて神事や武芸奉納を行っていたとか。
案内板には、鎌倉武士として北条殿や和田殿、梶原殿、佐々木殿などが名を連ねていて、リアル鎌倉殿だ!と盛り上がっちゃいました(^^
神社の周辺は少し湿地帯のようになっていて、メタカラコウの黄色の群落が。
鮮やかな黄色の花がいっぱい咲いていて、辺り一面明るくなるような。
そんな静かな草原で賑やかにさえずっていたのは、ホオアカ。
ふくふくで可愛い(^^
祭事は毎年7月26~29日に行われていたそう。
古のこの時期は、きっと祭りの準備で大賑わいだったんだろうな、と想いを馳せてみたりして。
今は、鳥のさえずりが響き渡る静かな草原でありました。
さて、では湿原巡りに戻ります。
ここからは湿原の東側の砂利道を歩きます。
砂利道とは言えど、ここも花いっぱいの道。
コウリンカ、ノアザミ、コオニユリ、ツリガネニンジン
巨大なコオニユリにびっくり。
シシウドごしに眺める八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰。
鷲ヶ峰も歩いてみたいんだよね~、とごろ太君。
道沿いには、ハナチダケサシやアカバナシモツケもいっぱい。
淡い色合いのほわほわした花の群落があちこちに広がっていて、これはこれで華やか。
そしてノアザミには蝶がいっぱい!
何匹も止まって一生懸命蜜を吸ってました。
そんな道をのんびり辿り、物見石や車山に続く道を右に分けて歩いていくと、再び湿原の中の木道へ。
いよいよラストの湿原歩き、ちょうど青空も広がってくれていい感じ♪
ハクサンフウロ、アサマフウロ
淡いピンクのハクサンフウロの群落の中に、濃いピンクで花の大きなアサマフウロが混ざっていて、アクセントを添えてます。
池に点在する池塘を眺めつつ。
ひときわ大きなこの池は、鎌ヶ池かな。
鴨の親子がのんびり泳いでました。
振り返ると、物見石、蝶々深山、車山と続く山並みがずら~り。
車山にはさっきまで雲がかかっていたけど、雲も晴れて山頂のレーダードームが見えてます。
あっちは人いっぱいかな。
シシウドやノアザミ、アカバナシモツケ、イブキトラノオなどなど、夏の花々が咲き乱れる湿原。
ほんと豊かな湿原です。
歩いてくる方達とすれ違いつつ、木道をのんびりと。
花があれば立ち止まり、開けた景色にも立ち止まり。
贅沢に時間を使いながらのんびり歩いていくと
ここは、さっきの群落よりも密集してて面積も広い!
お日様に照らされてキラキラ輝くヤナギランの花が、なんとも華やか。
咲き始めのヤナギランもいいですね~
色がまだまだフレッシュで。
車山と八島ヶ原湿原とヤナギラン。
ヤナギランは、花の百名山では霧ヶ峰の花として紹介されているそう。
青空に、鮮やかなピンク色の花が映える!
この色合い、夏だなぁ。
濃いピンク色も、日を透かすと淡くかわいらしいピンク色になって面白い。
見る角度によって、いろんな表情を見せてくれます(^^
見事なヤナギランの群落に、長いこと足を停めて見入っちゃいました。
途中、少し雲が広がったので晴れ待ちしちゃったりして。
この日は時間がタップリあったので、ゆっくり時間かけて贅沢に見ることができてよかった♪
ヤナギラン、これからもっともっと咲きそうです!
いやはや、大満足。
先週まではニッコウキスゲが結構咲いていたそうだけど、この日はちらほらと咲き残ってるのみ。
ニッコウキスゲと入れ替わるように夏の花々がたくさん咲いていて、高層湿原の夏を満喫です。
湿原と池塘には、やはり青空が似合いますね。
雲多めながら、これぞ湿原、な景色。
コバギボウシ、クルマユリ、クガイソウ、ヤマホタルブクロ
最後までいろんな花々が目を楽しませてくれます♪
久しぶりにこんなにたくさんの花々を見たかも。
夏はほんと花の種類がいっぱいで、色も形も様々で楽しめます(^^
八島ヶ原湿原、この時期ののんびりハイクには最適!
静かな湿原をぐるり周回して、夏の花々を満喫です。
駐車場に戻ると、満車で整理員の方が何人も出ておられて、駐車場待ち行列も10台以上。
そこそこ回転は早そうだったけど。
やはりここは、早め行動が吉、でした。
下山後は、茅野の"ベーカリーレストラン エピ"で早めのピッツァランチ。
尖石縄文考古館で国宝の土偶2点をゆっくり鑑賞したら、北信に移動して"まだらおの湯"の日帰り入浴へ。
そしてこの日は、小布施のイタリアンに舌鼓、であります(詳細は速報)。
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